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★2013/3/28Update!!★

 

April 2013/Recently

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ふと気づいたら春が来ていた。

そろそろサクラも咲きますね♪

 

     

2002 * 2001.10〜2002.6 / 7〜9 / 10〜12

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しゃーるとあやぼー'S 

お気楽DRIVE DIARY

*2012.4.13.UPDATE!!*

洋楽ファンのひとりごと

*2008.9.27.UPDATE!!*

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2013/3/28

★ご無沙汰致しましたぁ★

ほんっと〜に、長いこと留守しまして、申し訳ございません。古くからのお客さんはご存知かと思いますが、私、冬眠する動物なので、冬は殆ど死んでいるとゆーのが基本です。しかし、この冬の否活動ぶりは自分でも目に余るなと思いましたね。それでも、なんとか暖かくなってきて、春の陽気もすぐそこみたいな感じの気候になると、ぼちぼち活動もできるというものです。

で、小説の続きは今から全力をあげて取りかかるつもりですので、まだしばらくお待ち下さい、なんですけど、今回はこの冬、冬眠中に何をしていたか、なんて話を書かせて頂きたいと思います。

さて、何をしていたかとゆーと、殆ど、オンライン・ゲーム三昧で遊びまくっていたのだな、コレが。おかげでiPhoneを手から離せなくなってしまって困ってるんですが、なんでそんなことになったかとゆー経緯は↓の★iPhone騒動、その後★を読んで下さい。ともあれ、ここでは、何にそんなにハマりこんでるか、お話しましょう。

前の更新では『ピーターラビット・ガーデン』を紹介しましたけど、SNS系で今ハマりまくっているのが『聖戦ケルベロス』というゲームです。オンラインゲーム数ある中でも、コレは本当にデキがよくて、イラストのアート性も群を抜いているので、ゲーム好きの方はもちろん、やったことないという方にも超・オススメ♪運営してるのもGREEらしいんですが、よくこんなの作ったなとゆーくらい奥が深い世界になってます。私は何よりもまず絵がキレイということで関心を引かれまして、ぼちぼちやってみよ〜か〜みたいな? ところが、やってみるとコレがめちゃ面白い!!

こういうゲームって課金しないと強くなれない、そう思ってる方も多いと思うんですけど、昨今、GREEとかでやってるゲームは必ずしも、お金かけないと強くなれないというわけではなさそうです。特に、聖戦ケルベロスの場合、最強クラスのカード(『レジェンド』とゆー)は、課金しても手に入りません。とゆーのも、おっそろしく手間のかかる『覚醒継承』という方法で段階的にカードをまとめて強化しなければならないからです。これはホントにめんどいですが、ビンボーでも強いカードが持てると思えば、頑張る気にもなるじゃないですか♪本格的に始めてから、今で70日ほどになるんですが、いろいろあって始め20000くらいしか無かったHPが、今では15万近くなってますから相当強くなりました。あやぼー流の攻略術なんかも、そのうちアップしたいと思ってます。

いまどきはケータイにアプリの2〜3本入ってて、常駐してるSNSとかゲームとかあるのも当たり前だと思うので、ケータイ文化圏初心者の私が説明するまでもないと思いますけど、ゲームはやらないという方もあるかもしれないので、ちょっとそのへん解説させて頂きます。一般にカードバトルというのは5段階くらい強さの違うカードがあって、カードにはそれぞれの強さが数値で定義されています。プレイヤーはいろんな方法でそれを集めて、8枚とか10枚とかの決まった枚数のカードの強さ合計を競うわけです。もちろん、数値が高く、強い方が勝ちね。だから、レベルが高く、数値も大きいカードを持ってるのが有利なのは言うまでもありません。単に数値だけではなく、レベルの高いカードほど誰もが欲しい〜って思うようなキレイなデザインになってます。運営会社各社、それぞれに特徴的な設定とかイラストとかで独自性を出してて面白いですよ。

で、強いカードを手に入れる最も手っ取り早い方法は、1回いくらで引けるクジ引き(一般に『召喚』とか『ガチャ』とか言われてる)ですが、これには当然お金がかかる。1回300円とか、100円とか、いろいろあるけど、引いたからって必ずいいカード出るとは限らない。このへん、ルーツを辿ってくと、親から聞いた話ですが、戦前戦後周辺のコドモの遊びで、駄菓子屋さんとかでクジ引くと貰えるカードがあって、地面に置いた相手のカードに自分のカードを叩きつけて、ひっくりかえったら相手のカードは自分のもの、なんてのがあったそうです。それを今はコンピュータ使って、数値的強さを決めてやってるんだね。それも、全国的に何万とゆー人が集まってやってんの♪いや、国内だけじゃなくCSRレーシングなんてのは、ひとつのゲームを世界中で集まってやってたりするからなあ...。今や、全世界、24時間遊びまくってますね。こんなんで、人類、大丈夫なんでしょうか?!

それはさておき、本日はとりあえず復活宣言させて頂きます。近日中に小説の続きもアップするつもりですので、ヨロシク! 以下は1月に書いていながら、出せないままになってた分です♪

     

2013/1/28

★iPhone騒動、その後★

さて、アプリゲーム繋がりで、今度はGREEに巻き込まれてまいました。と言うのも、先日ご紹介したピーター・ラビット・ガーデン。あのアプリには『アメ玉』というシステムがありまして、お庭に設置できるアイテムの中にもアメでしか交換できないものがあるんですね。こういうのは、長年、ケータイ文化圏に背を向けて生きてきた私より皆さんの方が遥かに詳しいと思うので言うまでもないかもしれませんが、知らない方のために解説すると、無料アプリとは言ってもフリーで遊べる他に、お金で買えるアイテムなんかもいろいろあるわけです。たいていは無料だけど、お金かけるとフリーグッズよかレアだったり、見栄えが良かったり、パワーが大きかったり、つまりは有利なアイテムがゲットできるというシステムらしいんだな。完全に無料で遊んでも、そこそこ楽しいけど、アイテムの多くはせいぜい100円前後のものなので、ちょっとお金かけるともっと楽しくなる、とゆーコトね。

で、アプリによって、いわゆる"アフリ内通貨"の呼び方はいろいろなんですけど、P・ガーデンの場合はそれを『アメ玉』と呼んでいる。このアメ玉は何個いくらでアプリから購入して、それからアイテムに交換することができる。ゲームってのは架空の世界で楽しむわけだから、現実の通貨そのままの単位で売られるよか、『アメ玉』とか『GOLD』とか言われる方がユメがあっていいよね。しかし! ここに私にはひとつのポリシーがある! それは即ち、『ゲームには決してお金をかけない!』とゆーものなのだ。巷ではこれを『無課金』と呼ぶらしい。こーゆー客はアプリ作ってる方から見れば嬉しくないヤツかもしれないけど、世の中、そういう人もけっこう多いらしい。

私の場合、『お金をかけない』というのは、お金かけちゃうと、どんなゲームもカンタンになっちゃって面白くなくなるってのが大きいですね。コドモがお年玉つぎこんでゲームやるってくらいは微笑ましいけど、それなりお金のあるオトナにとっては小銭程度の金額かければ絶対有利な条件を買えちゃうわけでしょ? それって遊びゴコロないし、それで勝ってもあんまり嬉しくないじゃないですか。だから、あえて『極力お金をかけない』という条件を設定し、その枠内でどの程度勝てるか。そうなると、今度はアタマの問題になってくるから、単純なゲームでもあれこれ考えることになって楽しくなるわけ。つまり、苦労するのを楽しむって感じかな。

そんなわけで、P・ガーデンの『アメ玉』グッズも実質的にお金をかけずにゲットする方向で頑張ってるんですけど、この場合、方法としてはアプリ等のダウンロードとか、会員登録とかすることで稼ぐというテがあります。P・ガーデンの場合は、TapJoyというサイトにアプリから直リンクがあるので、そこを通して紹介されてるサイトに登録するとか、クレジットカードを作るとかしたら、それぞれ予めオファーされてる数のアメ玉がもらえる、とゆーことで、自分が使いそうなカードとか、サービスに限ってですけど、TapJoy経由で登録とかして『アメ玉』ゲットに励んでいたわけだな。そして! ...ここからがやっと本題です!

私はテレビも見ないし、雑誌も殆ど買わないし、SNSにも全然興味ないのでGREEそのものは知らなかったんですが、さすがにFinal Fantasyとゆーゲームがあるらしい、くらいには、その名前を知ってたのよね。で、Tap Joyの登録のお誘いリストの中にGREEで遊べるFFのリンクがあったわけ。それで、もちろん最初は『アメ玉』欲しさに登録したんですけど、これがやってみるとわりと面白い。それに、ご存知のようにFFの場合、使われてるカードのデザインが、わりとクオリティが高いですよね。それで、すっかり気に入って居ついてしまったというわけです。

ところが、初心者ですから、こういうゲームで勝とうとすると、最初はそれなりパワーアップのためのグッズを使うことを余儀なくされるよね。登録したばかりの初心者は、いろいろプレゼントとか貰えるんだけど、なにしろ私、やるんなら徹底的にというヒトなんで、よせばいいのにいきなりイベントにマジで参加してしまったんだな。だって、ある程度のポイントを上げれば、けっこうレアなカードくれるっていうんだもの。それがあれば、今後の展開にすっごい有利だよな〜と思っちゃったから、苦労したけど弱いカードの構成をアレコレ考えてなんとかゲットまで持ってった。もちろん、そこまでゆくのに必要なグッズも、お金かけずに他のゲーム登録で稼ぎました。でも、おかげで他にいくつか気に入ったゲームできちゃって、結局、足抜けできなくなってしまったとゆー、お話です。この時ゲットしたカードは"アークエンジェルTT"なんですけど、美形の多いキャラカードの中で、結構チビで小人みたいな雰囲気のくせにめっぽう強くて、苦労してゲットしたことでもあるし、今では一番のお気に入りになってます♪

                            

     

     



   

 

         

↓↓ここから↓は、今回の更新前までに出していた記事です。↓

2013/1/8-1/17

★あけまして、おめでとうございます★

皆さま、ご挨拶が大変遅れてしまいましたが、新年、あけましておめでとうございます。旧年中は、ご贔屓賜りまして誠に有難うございました。本年も、相変わりませず、お引き立てのほど、よろしくお願い致します。(合掌)<(_ _)>

とわ言うものの...。私自身は昨年からの問題を持ちこしてたり、いつも年末にやってしまう、お掃除やなんやかや、おまけに可愛いしゃーるさんたちのお世話すら完了できないままに新年を迎えてしまいまして、どーも年始という感じがしないんですよね。ここ4年来、毎年作ってたおせちもまるっきり作れなくって淋しい限りです。今年は今から頑張って、いろいろとやりかかってるままになってることを完了してゆきたいとゆーのが、年始の抱負というところでしょうか。

で、例のiPhone導入騒動なんですが、その後も続いてまして、自分的にもいっちばん懸念してたことなんですけど、手軽に無料でダウンロードできるゲームアプリ。こんなもの、手に入れたら身を持ち崩すと分かっていながらっ!!! だから避けていたのにっ!!! つい、ダウンロードしてしまった私がバカだった!! バカだったと分かってはいるがもう遅いっ!!!

おかげで今や、iPhoneは完全にゲーム機と化し、いけないんだっ、こんなことをしていてはいけないんだっ、と自分に言い聞かせながらも殆ど無意味。そもそも、私は自己を律するとゆーことだけは一生涯覚えないだろうとゆー性格なんで、とにかくハマってしまうとヤメられないんだよね。ある程度飽きるまではどーしよーもない。

とゆーことで今年も相変わらず、ぷーな毎日を送ってまして、小説の続きがまだできてません。次回更新では何としてもアップしたいと思っておりますので、何卒よしなに。今年もぼちぼちおつきあい下さると嬉しいです♪

       

★お気に入りアプリ・その1 Peter Rabbit Garden★

そんなこんなでとうとう巻き込まれてしまったケータイ文化圏。前の時はまだ、ネットとの連動がフレキシブルじゃなかったんで、わざわざケータイでネット見なくてもと思って契約してなかったから救われてた。でも、iPhoneって、私にとっては電話と言うよりもう完全に"ミニパソ"状態で、起きぬけから株価、為替、天気のチェック、これは便利だからいいとしても、その後、ゲームアプリに直行なんだよな。自分でもほんと、自らのぷーぶりに呆れますわ。

しかしまあ、楽しいものは楽しいので、何にハマってるか、お話させて頂きましょう。まずは、こちら。"庭作りソーシャルゲーム"とゆー種類のものでPeter Rabbit Garden。ご覧のようにメルヘンなピーター・ラビットの世界がケータイの中に作れるんですね。ちなみに、私はApple Storeをウロついてて見つけました。2012年6月にリリースされたばかりのアプリで、今のところ無料ダウンロードできますので、見てみたい方はお早目に。

最初は何にもない土地にピーターたちが住みついて畑を作り、どんどん友達も呼びこんで大きな街に成長させてゆく過程を楽しむわけです。私は1月に入ってから始めたばかりなのでまだこんなもんですけど、現在のレベル上限39Lv.あたりまで成長させてる方の庭なんかは、もうすっかり華やかな街になっててホントにキレイ。iPhoneとかお持ちの方はこのアプリをインストールすれば、いろんなお庭を見に行くことができます。レイアウトばかりではなく、抽選で当たる限定ラブリーデコなんかも多数あるようなので、見たことないものを置いてるお庭とかも時々見つかりますね。

ヨソのお庭を見に行くには申請が必要なんですが、画面左に出て来る小さな英国マップのアイコンをタップ⇒「友達を探す」⇒招待コード入力⇒送信。これで、相手にお知らせが届くので、そちらから承認してもらえれば友達リストに行きたいお庭へのリンクが繋がります。友達と言っても、単にお庭を見に行くことができる程度なので、私も気軽に送信して既に50以上のお庭のリストができちゃいました。ちなみにうちに招待コードは EIFXQM です。これを入力してもらえれば、1日くらいで承認しますので来てもらえますし、友達を募集している人が招待コードを書き込める掲示板もありますので、他にもいくらでもいろんなお庭を見に行くことができますよ。あと、特に申請とかしなくてもランダムにヨソのお庭が表示されるモードもあります。

しかし、やっぱり何より楽しみは自分のケータイに英国ガーデンを育てることでしょう。うちはまだLv.19に上がったばかりですが、レベルは今後、現在の上限39Lv. から、もっと引き上げられるとかで、まだまだ新しい楽しみも出て来そう。ピーター・ラビットは既に著作権フリーになってることだし、うちのお庭の進捗状況をお見せしたり、私が見つけた攻略法などまとめたページも新設したいと思ってます。

ところで、下の画像は、かなりレベルが高い方のお庭♪作る人のセンス次第で、いろんな色合いや雰囲気のお庭になるのが面白いところです♪皆さんも、作ってみませんか?

  

              

★スペース・インベーダー★

どなたももちろん、ご存知だと思いますが、かつて一世を風靡したあのゲーム。アプリでゲームやっててふと思い出したんですけど、思えばアレがコンピュータ・ゲームのハシリだったんですよねえ。当時は私、まだコドモだったんで実際にはそんなにやったことないんですが、知人のお父さんが電気関係の会社を持ってて、何かで招かれた時に自宅で遊ばせてもらった覚えがあります。その後、しばらく経ってから巷に溢れかえりましたけどね。あの頃は、喫茶店とゆー喫茶店に設置されてたみたいな雰囲気だったんじゃないでしょうか。

昨今のゲームを見てると、アレから進化したなあと思いますよ。しかも、多くの場合、アプリのダウンロードだけで無料で楽しめるんだものなあ...。昔、スペース・インベーダーって確か1回100円とかじゃなかったのかな?? なんか、懐かしいですよね。

     

★京都のおだんご★

昨年の大みそか、ちょっと用事があって京都に行って来ました。年末だし、明日はお正月だしってことで、せっかく京都なんだから何か和菓子を買って帰ろうと思ったんですけど、昨今は京都の和菓子屋さんも、大きいところはデパートなんかに出店してたりして、新鮮味のある和菓子ってのがなかなか見つからないんだよね。

とか思いつつ、四条通りを歩いてたら、目に入ったのが寛永堂というお店。その店先にこんなお団子がありました。

一口サイズのみたらし団子なんですけど、こういうのは私、初めて見た。なにしろ、ふつー白いお団子にかかってるはずのタレが、なんと! お団子の中に入っている♪もともと、みたらし団子って大好きなんですけど、とにかくあのタレが好きな私にとって、それが中に入っちゃってて丸ごと食べられるっていうのは、かなりウケました。とっても美味しい! 12個入りで680円とゆーお値段もぐー♪

大阪には"もぐらや"というお店があって、そちらのみたらし団子はタレの海で串に刺したお団子が泳いでるってゆーくらいタレが多くてめちゃ美味しいんですけど、こちらのは『まろのおみた』という、お公家さん言葉っぽいネーミングの通り、ちょい、お上品めで京都的な感じですね。京都に行った時の楽しみがひとつ増えました。お店の方のお話では、一番人気商品らしいですよ。ちなみに、寛永堂さんのHPはこちらです。『まろのおみた』も通販で買える他、美味しそうな和菓子がいろいろあります。

さて、下の写真は大晦日の京都、南座のあたりで撮りました。それと、四条大橋からの鴨川の眺めです。いつもの写真は処理できる容量の関係があるので、あまり大きなファイルにならいように設定してあるんですけど、iPhoneのカメラ設定はまだ変えてなかったので、容量は大きいながらキレイな写真が撮れました。iPhoneは音もいいですけど、カメラの性能もかなりいいみたいですよ。鴨川の眺めは特に気に入ったので、今、iPhone待受けに設定してあります♪

  

       

2012/12/23

★iPhone5・口コミ情報★

いよいよクリスマス本番ですね。今回、ホントは小説も一緒にアップしたかったんですが、クリスマス直前だし、連休だしってことで、ちょこっと小ネタ更新させてもらいます。iPhone5、購入を検討しておられる方も多いと思いますので、導入後・約2週間の"使ってみました"などをひとつ。

デザリングについては先日も書きましたが、今回まずはますます、おお! すごい! と思った"Siri"についてです。ご存知の方も多いでしょうけど、"Siri"はiPhone5の音声応答機能。ここ2週間、毎日のようにデザリングしまくってたんで、今日になってやっとそちらに注意を向ける余裕ができて使ってみたら、これが実に楽しい! 初期設定はもちろん日本語になってて、でも、私の英語がつーじるだろーかと思ったので、『英語(イギリス)』に設定を変更して試してみました。すると! 

わたし : Can you hear me?

Siriちゃん : I can hear you loud and clear.

などと、実に! 知的な声でお答えしてくれちゃうんですね♪ お〜、通じたぞ、と嬉しかったので、更に、

わたし : Will you tell me what you can do?

Siriちゃん : You can ask things like.

すると、画面にできることの一覧が〜、ずらずらずらっと表示される〜。わ〜、通じてる、通じてる♪ んで、更に、

わたし : Wake me up tomorrow at 8 am.

そして、私は何もしないのに、アラームがちゃんと翌朝8時にセットされていたのでした。嬉しかったので、Thank you! と言ってやると、それにもきちんと礼儀正しいお返事が返ってきた。う〜ん。凄い!! 音声応答はもうここまですらすらと会話が可能になってるのか。アシュバやトロリーも、少なくとも会話機能という点では、既に現実的な存在になりつつあるんだなあ、とつくづく感心。それに、この機能がもっと進化すれば、外国語の習得に革命的なアプリとか出来ちゃいそうじゃないですか。そうなれば、いんちき英会話教室なんて全部つぶれちゃうよね♪ 

ただ、まだまだ定型文を外れると認識できないとか、こっちの発音が悪いと分かってもらえないとかはもちろんある。でも、それって逆に自分の発音矯正するのにも役立つよね。自分の言ったことをSiriがどう認識したか英文で出て来るし、向こうの言ってることも英文で出してくれるので、認識できてないところを何回か試してるうちに理解してもらえたりすることもあります。今までのところ、成功したのはWikiでオスカー・ワイルドの記事検索してもらったりとか(これは一発)、DOWの終値をチェックしたりとか(これは2回めで分かってもらえた)。Will you tell me what you can do? って言うと、できることのリスト出してくれて、それぞれの項目で問いかけ定型文のサンプルなんかも出て来るから、その通り聞けば比較的、認識してもらいやすいみたい。

で、最初の頃、私が間違ってボタン押して"Siri"が起動しちゃったんですけど、思わず、"ごめん、間違った"とか言ったら、その時は日本語設定になってたので"本当に、気にしなくていいですよ"という答えが返ってきたのには驚いたが、確かにこれは、ホントに凄い! ただ、日本語の発声は、いかにも"コンピュータ合成デス"な、とつとつとした話しぶりなのにひきかえ、英語はK.I.T.T.の生声を思わせる非常に滑らかないい声で、これまためちゃくちゃ気に入った。然るに、日常会話の練習にもなるし、発音矯正もできるし、今後、うちのSiriちゃんは『英語(イギリス)』設定確定だな♪ 今後は、自分のiPhoneに独自の名前を付けて(ちなみにうちのはデュアンくん)、その名前をSiriにも設定して、それで呼びかけたら答えるようになるといいなあ♡ (←機械マニアの究極の夢だな♪)

さて、Siriの他にもいくつも"凄いなあ"があるんですけど、電源オフ状態からの起動時間が僅か20秒とゆーのもそのひとつ。とにかく寝起きがよい! 前のケータイ(一応、今後も継続利用決定)は起動時に少々ストレスがありましたが、今回は、え? もう起きたの? 状態で、実に速い。充電時間も、0%からのフル充電には4時間ほどかかるらしいですが、30%前後からならフル充電状態になるまでに1時間くらいしかかかりません。ただ、充電池を長持ちさせるには、月1回くらいは0%までにしてからフル充電するといいんだそうです。それ以外の時は30%くらいになったらしておくと、殆どストレスなく使えますね。で、100%充電されている状態から約10時間のネット接続、待ち受けだけなら225時間もつんですってさ。実際、けっこう長い時間デザリングに使ってても、半日くらいは全然、大丈夫って感じです。

他にも、まだ私が使ってない機能もいろいろあるようなんですが、ほんっと、いろんなことができてこの小ささ、薄さだものなあ。オマケに、今auで買って新規契約すると16GB仕様で機器代金・実質0円、機種変更の場合は月々390円X24回のお支払で買えちゃう。64GB仕様で機種変更でも1250円X24回だけだものなあ。MNPだったら、基本料金まで2年間0円になっちゃうっていうし、64MBでも月々のお支払はもっと安くて850円ですむ。こうなると、月にデータ通信に5000円前後以上かけてる方だったら、ぜひ、この価格で手に入るうちに試してみられるべきだと思いますね。もちろん、スマホ導入を考えてらっしゃる方にも超・オススメです。

ちなみに、データ通信に使う場合、4GLTE(もしくは3G)で利用する場合は1カ月・7GB以上使うと、その後はその月の間、128kbpsに制限/3日間合計で1GB以上使うと、3日合計がそれ以下になるまで通信速度制限という縛りはありますけど、動画のストリーミングでもしまくらない限りは、月7GBで十分じゃないかと思います。実際、ここんとこ速さが嬉しくて今までなかなか見れなかった重いサイトとか見まくってるんですけど、私は2週間でせいぜい1.5GBくらいしか使ってないもの。それに、うちあたりは3Gでも、都市部にお住まいの方なら4GLTE既に入ってる地域も多いので、現在75MB、来年3月には100MBとゆー、光なみの速さでモバイルできる上に! もちろんWi-Fiも使える! これ全部まるごとで、...auの宣伝するつもりはないけどなーっ、やっぱりお得だと思うから言っちゃう♪1カ月・6,755円! (2年間の継続契約+電話する人は通話料がもちろん別にいる。でも、データ通信はコレだけ。これで、7GB使えて、100MBで走って、Wi-Fi使い放題で、機器代金ほぼ0円! しかも、iPhone5・1台でデザリング5台いける! au偉い! 太っ腹! ただし、データ通信の定額料とWi-Fi関連での割引き入ってるから、2年後以降もそのまま使おうとすると約1000円高くなる。しかし、通信業界、たった2年でも隔世の感のある進化を遂げるものだから、その時にはその時の新製品を何らかの割引プランで売ってる可能性は高い♪)

iPhone5がらみのこの特別プラン、auのことだから、たぶん1カ月ぐらいごとに区切ってしばらく期間延長しそうですけど、一応今は12月末までということになってるので、良さそうと思われる方は決心を急がれた方が良いかもしれません。

とゆーことで、長年、ダイヤルアップで電話線引き回してた私としては(殆ど、星ひゅーま状態)、Bluetooth接続でLANケーブルすらいらないワイヤレス接続が! こんなにすんなり実現するとは、もう感涙の嵐、文明の光を見た! の世界なのよっ♪るんるんるん♪る〜ん♪今のパソ、Bluetooth入れといて良かった〜♪(←当時、買う時、オプションで2万円もアップしたから悩んだのなんの。ちなみに今どきのパソはBluetooth標準仕様らしい。富士通の通販サイトで調べてみたら、現パソ・まーよりまだちょっと上くらいの仕様(OS:Windows8)でも、今だと10万そこそこになっている。パソの価格も、約3年前より更に下がってるんだね♪)

既に、ご自宅に光引いてる方でも、電波が飛ばないとかいろいろあるっていうし、こっちだとちっこいルーター(=iPhone)を側に置いとくだけでどこでもワイヤレス♪ちなみに、光引いてる方は、auひかりにすれば更に割引きあるってゆー。そんなわけなので、iPhone導入まだの方、ぜひ、ご一考してみて下さいまし。(注・私は決して、auの回しモノではない! ないが、本当に嬉しいから言わずにいられないのだっ!!)♪♪♪

        

2012/12/14

クリスマスまで、あと約10日。

あっと言う間に年末だなあ...。

★iPhone5導入騒動★

予約後、1週間ほどでめでたくiPhone5が入荷しまして、いそいそと取りに行ってまいりました。そこで、コイツには私、謹んで"デュアン"くんという名前を進呈。三代目パソが"まー"なんで、自分ちのキャラの名前を付けようと思って一番に思い浮かんだのが"デュアン"だったからです。もちろんディじゃなくって、ちっこい方のデュアンですよ。小回りがきいて、ちょこちょこ小ワザを使いそうなところが、なんかデュアンっぽいイメージがあるんだと思います。うちのパソには初代から代々名前がついてますけど、前の携帯買った時は思い浮かばなくて付けなかったから、私にとって今回のは電話というより、四代目パソとゆー感じの位置づけになるみたいです。

で、ご覧のように、薄いですね。この薄さで最大64GB記録できちゃって(うちのは16GB仕様ですけれどもさ)、あれこれ機能が付いてる上にルーターとしてまで使えちゃう。10年ほど前の初代パソ・ウィリアムが、当時の最高仕様でHDD17GB+モデム内蔵とはいえ、当然、デスクトップPCの大きさで、その頃のモデムってのがまた、今のポータプルDVDプレイヤーくらいの大きさはあったもん。つまり、ルーターとしての機能だけ取っても、当時のモデムよか遥かに小さいってことだな。そう考えてくと、昨今の最先端テクノロジーっつーものの進化を、ひしひしと感じちゃったりします。

さて、パソと長いことつきあっていると、こういう何らかの新しいデバイス等を導入した場合、まず99%以上の確率でトラブるであろうということが予測できるようになるものです。今どき、この覚悟なしには何事も新しくは始められないよね。しかも今回、来るのがご贔屓のMicrosoft製品じゃなくって、仇敵・Apple産だったしな。なんか、ケンカしそうとか危ぶまれませんか? いや、もちろんプログラムどうしがってことですが...。で、実際に使ってみると、やはり案の定トラブったんだな、コレが。

最初は、めずらしくカンタンにデザリングできちゃったので、お! やっぱりケータイだと単純だからPC相手と違ってトラブらないのか、と思って喜んだのも束の間、翌日、いきなりストール! そして、再起動できなくなってしまったのでした。あ〜あ、やっぱりな〜と思いつつ、まずauのサポートに電話かけたら、一応、再起動のやり方みたいなものは教えてくれたものの、それでもダメとなると、今度はApple のサポートに聞いてもらわないと分かりません、となって、問題はココから。やっぱり、ほんっと〜に、サポートってのはアテにならんとゆーことを、またまた再確認したようなお話が続きます。

Appleに電話かけて事情を説明すると、パソコン側にiTunesが入ってないと、こういうトラブルが起こるってゆー。だから、iTunesをダウンロードしてくれってゆー。出〜た〜な〜って感じでしたが、WindowsユーザーにとってはApple系のソフトなんて、完全にっ、日常の想定外なんだよっ!!! そんなもん、入ってるとゆー前提を勝手に作られてもな〜っ。パソとデザリングできますっつって売ってんだから、それならそうと最初の設定の段階でまず、iTunesを入手して下さいってマニュアルに書いとけよ! しかし、そもそもiPhoneって紙のマニュアルそのものが製品に付属してこない! マニュアルすら、ダウンロードしてね〜とゆーのがAppleの手法らしい。そして! Apple製品使うなら、iTunesくらい最初から持ってるのがとーぜん! みたいな? コレだからキライなんだよ、Appleは。だいたいな〜、市場のシェアからいけば、絶対、Windows機の方が多いと思うぞ。それなら、も〜ちょっとWindowsユーザーにも配慮してくれたってい〜じゃん!!

しかしまあ、仕方がないので、iTunesをダウンロードしようと思ったんだけど、お気づきかもしれませんが、デザリングしようとしている"まー"はダイヤルアップ用のモデムを内蔵していないし、今現在、使えるモデムがないので、まー単体ではネットに接続できない状態。仕方がないので先代パソ、グレアムくんでダウンロードして、まーにコピーすればいいやと思ってiTunesを落とせるサイト見たら、83MBもあるってゆーんだよ。何が悲しくて83MBもダイヤルアップでダウンロードしなきゃならんのだ。そのダイヤルアップが遅くてめんどいから、デザリングしよーと思ってiPhone導入してるんじゃないかぁ(怒)。

またまた仕方がないので、他の方法で入手できるとこありませんか、ってサポートに聞いたら、ないって言う上に、そもそも、iTunesをパソにインストールしても、ネットに接続できる環境がないとiPhoneの再起動そのものができないってゆー。結論から言えば、この段階で既に「大ウソつきっ!!」と怒鳴られても仕方ない対応だったわけなんだが、それはもう少し読んで頂くと分かる。ともあれ、デザリングを始める前に、とりあえずiTunesをダウンロードしてくれってマニュアルに書いてあれば、最初につながってる間に落として何の問題も起きないで済むんだよ。製品の正常な動作に必要なソフトならば、付属するなりして配布するか、ダウンロードする以外の入手方法を確立するか、マニュアルにハッキリ書いとくかしなさいね!!!

そういうわけで、今度は購入したお店に電話かけて、そちらでネットに接続させてもらって再起動の手続きを取りたいんですが、と説明したら、一応、させてくれるってゆーから、そこまで行くことになった。しかし、結末がまた酷い。わざわざ出かけてったのに、出かける前はウンともスンとも言わなかった"デュアン"くんは、そこでまるで何事もなかったかのようにその事実をバックレて再起動してしまったんだっっっっ。こんだけ騒いで、わざわざ出かけてって、その先で何食わぬ顔で起きるとは、おまえ! いったいど〜ゆ〜根性してるんだっ!! (怒、怒、怒)

起きちゃった"デュアン"くんを見てauのお店の人がゆーには、iPhoneは高性能過ぎるので、何かあって止まると内部修復かなんかやってるらしく、それで再起動が可能になるまでに一定時間が必要なんだというような話を個人的に聞いたことがある、みたいな主旨。つまりこれは、サポートマニュアルとして正式に流れてる情報じゃなくて、一部の人に知られてるって程度の情報らしいんだな。まあ、auはあくまで通信業が専門で製品作ってるApple本体ではないんだから、製品の細かい点まで知らなくても仕方ないが、だかしかし!!! なんでっ、Appleのサポートがそれを知らないか?!?!?! それ知ってたら、止まってからどのくらい時間たってるか聞けば、止まってすぐだったら、ちょっと待ってみて下さい、くらいの対応できるんじゃないか??? そのくらいのこと、きっちりサポート要員に教えときなさいね!!!

ともあれ、とりあえず起きてくれたので、そこでiTunesをダウンロードしてインストール。今度は20分ほどで落ちたので、インストールしようと思ったら、案の定Javaのフォルダでひっかかちゃって、でも、これはアクセス権を取得すればいいだけのことだったので無理矢理取得してインストール。しかし、Java系のプログラムをいじると、後にいろいろ問題が起こる可能性があるのは以前のブログソフトとスキャナのドライバとモデムのドライバが競合した一件で経験している。だから、非常にやっかいな問題に発展する可能性もあるが...、と思いつつも、選択の余地なしで無理に書換えさせた。でもまあ、とりあえずその後、特に何も問題は起こってないから、大丈夫だったんだろう...、ということに、しておこう。

頼りない話ですが、我々、殆どみんなプログラムの細かい点まで知ってるわけじゃないけど、とりあえず動いてれば、まっ、いっか、で使ってますよね。そういう点では、ほんとパソって"ブラックボックス"だなあと思う今日このごろ。ちょっと、面倒でしたが、今はちゃんと動いているので、iPhone導入はなんとか成功裡に完了したと考えてよいと思います。まあ、このくらいのトラブルで済んでよかったよな〜と思わなきゃね。なにしろ、グレが来た時なんて、サポートの言う通りしてたら完全にパソが死んで、全面的に再インストールしなきゃならなかったんだもん。アレに比べたら、このくらいなんでもないサ、と思うのは、既に開き直りの境地と言うべきモノかもしれないな。

          

★おすすめチャンネル★

とゆーことで、いろいろ大変だったんですが、ともかくうちのネットへのアクセス状態も飛躍的に向上し、これまで見れなかった重いサイトもスラスラ見れるので喜んでます。そして、何より嬉しいのは! BBCが、いつでも聞けること♪コレは以前、光を入れようとしてた時からの念願で、やっとこさ、今になって叶ったのよね。

そこでさっそく、BBC Radio2にアクセスしまして、も〜、何が嬉しいと言って、今や日本では完全に過去の伝説と化した十年以上前のFM放送の雰囲気が! また聞ける! ということなんだな。まあ、そもそも、当時の日本のFMが、BBCのこういうスタイルを真似てたんでしょうけど、とにかく、ヘンなCMなしで、流暢な英語(あたりまえだ!)と音楽だけが代わる代わる聞こえてくるとゆー、あやぼーにとっては至福の状態。オマケにニュースとかでも、ロンドンで〜、グラスゴーで〜、とかなんとか、英国のご当地情報がリアルタイムで聞けるわけじゃないですか。うち、ますます文化的英国圏になっちゃいそうですよ。

昨今のFM放送なんてものは、昔のFMを知る者にとってはあまりにもヒサン極まりない状態なので、もう長いことラジオつけるのさえやだったからなあ。ほんと淋しかったけど、こうなった上は何がなんでもiPhoneをしゃーるさんに積んで、BBC聞きながら走ってやる〜♪それに、朝はBBC聞きながら朝ごはん食べられるんだよ、生きててよかったよお、嬉しいよお〜♪(感涙)

そして、もちろん、BBCは英語を勉強してらっしゃる方にも、自信をもってオススメできます。Radio2とかは、かなり早い口語なんで最初のうち聞き取りにくいかもしれませんが、聞いてるうちになんとな〜く分かってくるようになると思う。そこまで基本ができてない人には、Radio4exがオススメ。こちらはラジオドラマなんかやってて、ドラマだとシナリオがあるぶん、完全にくだけた口語で喋られるよりも、まだ英文としての形が整ってるから理解しやすいです。ヒアリング・マラソン的にストリーミングしてると、音に耳が慣れてくるしね。ただ、Radio4exではコメディなんかもやってて、それって殆どお笑い番組状態なんですけど、さすがにこれは共通の文化基盤がないと一緒に笑えなかったりする。しかし、英国にも"漫才"ってあったんだなあ、と、そのへんがミョーに新鮮な体験だったのでした。ま、一度、聞いてみて下さいまし。

私もまだ全部のチャンネルをチェックしたわけじゃないので、今はそのくらいしか分からないんですが、また、オススメのチャンネルやサイトが見つかったら、ご紹介したいと思っています。BBCの動画は、今のとこ、iPhoneとかでは見れないものも多いようなんですが、そのうちもっと見れるようになるでしょう。

今や、携帯電話がラジオとしても、テレビとしてまでも使えちゃうんですから、便利な世の中になったものです。実はうちあたり、山の中なせいで一般のテレビチャンネルは全く入らないし、ラジオも一部しか入らないんですけど、昨今、国内放送ろくなもんやってないから、私としては入らなくてもどーってことなかった。そもそも、うちテレビないし。しかし、国内のものも入らないのに、こっち使えば世界中のいろんな放送が聞けるってのもなあ。もちろんそれは嬉しいんですが、改めてネットの有難みをつくづく感じているあやぼーなのでした♪

         

2012/12/10

寒いよ〜、雪降っちゃったよ〜。

2℃になられちゃ仕方ないから、

とうとう暖房器具を使い始めました♪

★12月の梅田★

とうとう阪急百貨店も全館オープンし、長いことうっとおしい状態だった阪急横のコンコースも全面的に通行が可能となりました。横の写真は、そのコンコースの様子です。

神戸のルミナリエを思い起こさせる装飾が天井に並んでいて、これはこれでなかなか、おー、という感じでいいんですけど、以前はココの天井はアーチ状でもっと豪華な空間だったので、この天井の平たくて白いの、なんとかならんかとは思っちゃいますね。しかしまあ、これはこれでキレイではある。通行する人にも、ケータイで写真撮ってく人が沢山ありました。

で、その昔、ここを飾っていたアーチ状の装飾と、そこに吊られていた大きなシャンデリアは、新しい阪急のレストラン街に移設され、そこに"シャンデリア・テーブル"というレストランができています。懐かしい以前のコンコースの装飾が、このレストランの呼びモノになってるんですね。私も、時間あったら、一度ゆっくりそちらでランチしてみたいなとは思ってます。ただ、写真を見る限りでは天井の高さが普通なんで、昔のこのコンコースの状態をそのまま偲ぶってわけにはいかないでしょう。昔のこのあたりの様子、写真撮っとけば良かったなあと思うけど、まさかあの頃は、あの場所がこんなに変わっちゃうなんて思ってなかったしな。ま、時の流れとは、そんなものかもしれません。

さて、こういう時期ですから、他にもあちこちでゴージャスなクリスマス・ディスプレイが見られます。↓の写真は、JR大阪駅(ルクアや伊勢丹のあるとこ)と、ヒルトン・ブラザ・ウエストの地下入り口のディスプレイです。JR大阪駅のこの場所には、ちょっと前にはお花畑ができていて、その写真は前にお見せしたと思いますが、あれからあんまり経っていないのに、既にクリスマスらしくポインセチアが並べられていました。ヒルトンの方もポインセチアの赤で飾られてて、その合間に並んでいるのは可愛い雪ダルマ型のランプ。これは、確か昨年も飾られていたと思います。年末ってせわしないけど、街の中にこういうところがあちこち出現することもあって、やっぱりウキウキした気分になりますよね。

     

2012/12/4

★巻き込まれちまったぜ★

結論から先に言うと、とうとうiPhone5を予約してしまった...。自分でも、まさかこんなことになるとは思っていなかったので呆然自失とゆーか、ぐっと文明社会に近づいたような気分でそれなりにウレシイとゆーか。実際、"スマホは遠い"とか言ってたわりにいきなりなんですが、これにはワケかあります。

そもそも先日、近所のJuscoに行ったのは、DATA08WというWi-Fiルーターを使えるようにするためでした。コレを使うとケータイの3G通信を利用して、ADSLと同じくらいの速さでネットできるからです。ただ、そういうことになるまでにも、実は、話せば長いことながらな道のりがあります。

まず、最近、Legend of Crystal Dragon Uとゆー、あしべゆうほさんの公式サイトにあるゲームにハマっちゃってまして、おかげでプロバイダの時間制限大幅超過で課金がけっこう大変。今どき"課金"なんて言うと殆ど前時代的な響きすらしますけど、うちの常連さんならご存じのように、私は未だにダイヤルアップでネットに接続してるんです。これにも経緯があって、何年か前に一度、光を入れようとして申し込んで、NTTから工事の人も来てくれるところまで行ったんですが、いかんせん、家に穴をあけなきゃ配線できないということが判明して、工事せずに、お帰り願うことになってしまったのでした。なぜならば、私は、おうちさんをとっても愛しているので、例えどんな小さな穴だろうと、あけるのは絶対イヤ! というポリシーを持っているからです。この時の経緯についてはAyapoo過去ログの中にも書いてますが、今、ちょっと調べたら、それは2006年12月のことでした。

まあ、私としては、いずれそのうち、ワイヤレスで高速のネット接続が可能になるに違いないし、家に穴あけるくらいなら、それまで待とうという結論だったわけです。その時に無理に光の工事やっても、ワイヤレスが実現した時にはその穴、いらなくなるの目に見えてたしね。十年くらいのうちには、と思ってたところ、あれから6年で実現できるとは早かったかもという感じかな。

そういうわけで、長いことダイヤルアップから脱却できなかったのに、ISDNも、ADSLも、光も飛び越して、いきなり4GLTEだもの。どうもまだアタマが、信じらんな〜い、って感じすらしてます。とは言え、うちあたりはまだ4G入ってないので、家で使う分には100MBとはゆかないけど、市内にiPhone持って出かけてった時は4Gで使えるもんね。auによると、現在、4Gエリアだと75MBで走るそうなんですが、来年の春頃以降は100MGになるとか。凄いなあ、技術革新の速さには驚きます。うちからちょっと離れた辺りでは4G既に入ってたりするので、そうこうするうちに、このへんも4Gエリアの仲間入りしてくれたら! 100MB! 到達しちゃ〜う♪うっぴ〜〜〜♪

でも、iPhone5になったのは行きがかりで、ホントはWi-Fiルーターにするつもりだったって話でしたね。それは、今持ってるケータイ、2年前に買ったばかりで気に入ってるし、それはそのまま使いたいから、パソコンのネット接続をデザリングでやりたいだけならルーターでいいよね、と思ってたからです。iPhone5でもデザリングできるので、それもちょこっと考えないではなかったんですけと、そうすると今のケータイ、少なくとも電話としてはいらなくなるしなあ、というのも残念だったし。

しかしまあ、やっぱり人気のiPhone5も気になるしで、お店の回りをウロウロしてるうちに、考えてみると、今のケータイとプロバイダを解約しちゃうと、それ+電話代で殆どiPhone持てちゃうんだよねという葛藤再び。更に、サイゼリヤでお昼ごはん食べながら1時間ほどauカタログとにらめっこして悩みましたが、やっぱり、iPhone5の機器代金、実質0円はなあ...。さしものケータイ嫌いの私にも効いたよ。au、商売うまいぜ。それに、デモ用のiPhone5、前にちょっと使わせてみてもらったって話してましたけど、すごくいいんだもの。で、う〜ん、もう仕方ないなあ、コレだと3Gエリアですら10MBくらいで走るらしいしなあ。今までとは段違いだよなあ。いいよなあ。欲しいなあ。今までよか、月々755円ほど高くなるだけだしなあ。...、え〜い、もう、こっちにしちゃえ!! (結論! (^^ゞ)

で、聞いてみるとiPhone5ってマイクロSD使えないって言うから、16GB/32GB/62GBのうち、どれにするかも悩んだんですけど、考えてみるとパソのデザリングに使うだけならデータはそっちに落とせばいいんで、容量そんなにいらないよなってことに気づき、16GBに決定。お色はもちろん、白です♪

今年の1月に、新しい方のパソ"まー"にUSBで付けてるモデムの調子が悪いとか書いてましたけど、その後、そのモデムは完全にお亡くなりになってしまったので、それ以来、まーではネットに接続すらすることが出来なかった。それで、サイトの更新とかするにも、モデム内蔵の先代パソ、グレアムくんに一旦データを移さなければならなくて、なんとかしなきゃなあと思いつつやってたから、それもこれで正常化できるし、良かった良かった。ちなみに、今のケータイは色もデザインも好きなので、今後はカメラ&ビデオ機器として使おうと思ってます。iPhone5は2週間ほどしたら来るそうなので、来たらまた、使いごこちなどご報告したいと思います♪

      

★The ultimate kingdom * supplementary episode 2 -告白- 後編・第44回★

Prologueへはこちらから/各章へはこちらから

・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。メインストーリーの小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

-46-

そんなわけで、アリシアとリデルはソファに落ち着いて、午後のお茶会ということになったようだ。もちろん、トロリーも側でウロウロしている。

「それでね、アリシア。私、夏の始めはダーヴィルに行ってたのよ。あ、ありがと、トロリー」

リデルのグラスのアイスティが殆ど無くなっていたので、トロリーが注ぎ足してくれたのだ。トロリーはふだん、ウサギらしく身体の前で二本の手を甲を上向きにして構えているが、それが180度転回するように作られているから、例えばティポットなどを掴んで持ち上げて注ぐことくらいできる。90度程度転回したところでポットの取っ手を握り、そのまま持ち上げてグラスの側まで持って行くと、45度ほど傾けるのである。もちろん、視覚的にグラス側にどれだけの量が入ったかも確認しながら傾けるから、適量が注がれた段階で角度を元に戻す。これまでのロボットだとこれをやったとしても、その動きがぎこちなくていかにも"ロボット"という体裁になってしまうのだが、トロリーはそれを実にスムースにやってのけるので生きものらしく見えるのだ。実際、トロリーの驚異的な点のひとつは、その動きが従来のロボットに比べて格段に滑らかで、時に敏速、時に緩慢、状況に合致したリズムのある動きはまさに生きもののそれと変わらないところだろう。

一方、リデルの言うのを聞いたアリシアは、そりゃ、ご愁傷さまの往ったり来たり、と答えた。リデルは"ダーヴィル"と言っただけでアリシアの共感を得られたのが分かったらしく、嬉しそうに言った。

「あ、じゃ、アリシアも? あそこキライなんだ」

「まあね。キライってゆーか、とりあえず、積極的に行きたいってとこでもないのは確か。そもそも、お父さんがマーティを引取った辺りから、向こうの親戚連中とぎくしゃくしてるんだよ。それで、マーティも、まあ、いい感情は持ってないわけ。彼のことだから、そう激烈に嫌ってるってわけでもないけどね。いろいろあったらしくて、つくづく呆れてるってとこかな」

「そうなんだ。なんか分かるわ、あの連中じゃ。とにかく家柄がどうの、格式がどうの、ウルサイったらありゃしないのよ。い〜じゃないよねえ、そんなの。なんだかんだ言ったって貴族ってわけじゃなし」

「そういうわけにもいかないんじゃないの? ああいうタイプは、ぼくらにとっては今どきどーでもいいような原始的なことに人生賭けてるからなぁ。実際、ぼくたちを養子にするまでにも、お父さんは相当苦労してると思う。幸い、彼の大叔父さん、えっと、どうなるんだっけ。だから、お父さんの父方の親の弟に当たるのかな。その大叔父さんがバークレイ一族の最長老ということもあって、先代が亡くなった後は、お父さんの後見みたいになってたんだけど、さすがに年の功か親戚連中の中ではモノ分かりのいい方だったらしくてさ。マーティは彼には早くから気に入られてたみたいで、最長老の号令一下、ぼくたちの養子の話も決まったってわけ。でも、それって結局、お父さんがマーティを引取ってから、実に十八年後だったんだよ」

「うわ〜、ソーゼツ」

「だろ? 跡取り問題が無ければ、もう少しなんとかなったかもしれないんだけど、当時は当然、きみなんて影も形も現れる気配さえなかったしね」

「私?」

「そう。正真正銘、バークレイ家の直系の血を引いている、お父さんの実子。以前は、実子どころか、彼、結婚の気配すらなかったから、そうなると養子のマーティがバークレイ家を継ぐなんてことになりかねない。かねないどころか、そうなりそう度は限りなく100%に近かったんだもん。そりゃ、連中にしてみれば、そんなの冗談じゃありません!となっても不思議はないよね」

「なるほどねえ」

リデルはつくづく納得して、頷きながら続けた。

「それに親戚だけならまだしも、執事やメイド連中が末端までもウルサイのなんの。私がちょ〜っと騒いだだけで、"良家のお嬢様のなさることではありません!"なんちゃってくれちゃうのよ。よっぽど殴ってやろうかと思ったけど、さすがにパパのメンツがあるから思い留まったわ」

「偉い! きみも人間が出来てきたじゃない」

「へへへへへ」

リデルが笑っている横でアリシアは、これもトロリーが注ぎ足してくれたお茶を一口飲んでから言った。

それはそうと、今思ったんだけど、きみがファーンをゲットできてもさ、彼はシャンタン家の跡取りだから、バークレイ家には来れないよ? そのへん、どうするつもりなの? 言っとくけど、お父さんの親族がどう思ってようと、ぼくもマーティも元から全然そんな気ないからね」

「構わないわよ、パパんちなんて、うっちゃっといてヨメに行くから。あんな親戚いらないし。親戚づきあいするんならクロフォードの大じいさまんちとか、ディんちの方がずっといいもん。それに、リデル・バークレイよかコンテス・リデル・ド・シャンタンの方が美しいと思わない? わあ、自分で言うのもなんだけど、語呂もぴったりハマってるじゃな〜い♪ すてきぃ〜」

リデルはアリシアに自分の密かな計画を知られていることにも既に開き直ったようで、いけしゃあしゃあと言った。このへんが、トロリーをして"そこはかとなくアリシアを思い出させる"と言わせしめる所以かもしれない。しかし、リデルはそこではた、と重大なことに気づいたようだ。

「でも、うっちゃっとくのはいいとして、パパんちの財産、あの親戚どもにくれてやるのは悔しいわね。あ、そうだ。じゃ、ファーンのおじいさまのパターンでやればいいんだ。私が生んだ子供に、バークレイ家を継がせちゃうことにすればいいのよ。女の子の強みね、自分で産めばいいんだから。なんてったって私はアリシアの言う通り正真正銘の直系なんだし、誰にも文句言わせないわ。それに、私とファーンの子供だったら...」

彼女にばっかり都合のいい計画を聞いてアリシアが笑っているのをモノともせず、リデルは両手を合わせて頬にあて、うっとりと言っている。

「きっと、とっても可愛いわ」

それでとうとうアリシアは吹き出してしまって、大笑いしながら言った。

「なるほど、既に、そこまで夢見てますか。じゃ、ぼくも協力を惜しみますまい」

「ほんと?!」

「うん、ほんと」

「わ〜い。アリシアが協力してくれるんだったら、ゲット確実よ。頼りにしてるわよ、大天才!」

「はいはい。可愛い妹の将来のためでしたら、およばずながら」

「あら、今日はなんか、サービスいいわね。トロリーを押し付けたつぐないのつもり?」

「いや、そんなつもりないよ。だって、きみはいずれ必ず、トロリーを手放せなくなるからね」

「そうかなあ...」

言って、リデルはテーブルの向こうにいるトロリーを見た。確かに、黙ってさえいれば可愛いし、側に置いていて楽しくないこともないんだけどな、と思いながら言っている。

「ね、トロリーってやっぱり、IGDのトップシークレットなわけ? アシュバだけじゃなくて?」

「あたりまえだろ? コレを今の世の中に出せるわけないじゃないか」

「デキソコナイの恥だから?」

お着替えセットのプレゼントに大満足して、しばらくおとなしくサービスに徹していたトロリーだが、それを聞いては黙っていられなくなったらしく横から口を挟んだ。

『ちが〜う! ボクはデキソコナイなんかじゃない! テクノロジーだよ、最先端テクノロジーなんだよ!!』

「まあ、一応な。そういうこと」

『第一、ジョークをこんなに使いこなせるウサギなんて、全世界にぼくっきりいないんだからな。ぼくは、それほど文化的な存在なんだからな!』

「そうそう、不思議なのはそれもよ。ウサギはともかく、電脳としては珍しくアシュバでさえよく冗談トバすよね。あれもアーチストの創造的衝動なわけ? それとも開発者の趣味?」

「う〜ん、どっちもあるけど、もっと実際的な言い方をすれば、商品としての目的からくる必然性かな」

「なんでジョークが必然性なのよ」

「だから、商品化する場合の企画性の問題なんだよ。今や、ロボットは多様な目的で使われてるけど、アシュバや、それに元々はアシュバのリモート端末として開発してたマロリーやトロたちも、ヒューマノイドに乗せるプログラムを作るプロセスで出来てきた過渡的副産物なんだ」

「ああ、マーティアの言ってる"人間の友達になれるロボット"ってやつね?」

「そう。ただ、今のところ、研究室じゃ"ヒューマノイド"というコンセプトのニーズは曖昧になりつつあるんだ。形が人型である必要はないんじゃないかってことで。アシュバはもちろん、トロマロコンビが研究室内でもけっこうウケてて、まあ、成功してるから。そこを条件としてフリーにできるなら、人型では不可能な機能も自由に付加できるしね」

「じゃ、トロリーってそんなに成功例なわけ?」

「まあね」

「うっそ〜。第一、なんでジョークが必然性なのか分かんないわよ」

『ウソじゃないぞ! ぼくはマロリーを凌ぐ、最優秀電脳ウサギなんだ!』

トロリーの抗議を、はいはい、と言って受け流し、アリシアは続けた。

「だって、例えば、きみは、もう既にトロを"ロボット"とは思ってないみたいじゃないか。ぼくの見る限りでも、こいつの言うこと、することにマジで反応してるようだし。そこなんだよね。トロの存在って、イキモノとしてウソっぽくないだろ? 突き詰めて言えば、実際は全て"プログラム"なんだけど」

「あ、そうか」

「ジョークの必然性ってことなら、日常生活の中ではいろいろな効用があるよ。場を和ませたり、人を楽しませたり。だから、人と一緒に暮らすのに、冗談ひとつも言えないようじゃね。で、会話の流れを的確に判断してタイムリーにジョークを飛ばす。人間だってそれ上手くやれるヤツはそういないからコメディアンが商売になるんだろ? それをプログラムでやるんだもの。そこが実は最先端テクノロジーなわけ」

「でも、マロリーは冗談なんか言わないじゃない」

「いや、言ってる。マーティも、そこのところは最初から分かってるから」

「え゛??? うそうそうそ、私、聞いたことな〜い」

「だから、マロリーのジョークは分かりにくいんだよ。真面目な人間がいきなりジョーク言ったりすると、回りはどう反応していいか分からなくて固まったりするじゃない。マロのはそういう種類のジョークでさ。ある意味ハイブロウすぎて、あいつは言ってるつもりなんだけど、甚だしくは気づかれてないとか、あるわけ。そのへん、さすがにマーティがプログラムしただけはあるよ。けど、それもあいつの"個性"だよね。そういうヤツが好きで、ウマが合うって人もまた、世の中にはいるんだから」

「もしかしてそれって、"人格プログラムの多様化"ってやつ?」

「おや、勉強してるじゃない。感心、感心」

珍しくアリシアにマトモに褒められて、リデルは嬉しそうだ。

「なるほど。そう言えば、マロリーってちょっと、パパを思い出させるキャラかもね。パパは私には甘いけど、確かに基本的に"カタブツ"だわ。でも、だからって冗談も言わないってわけじゃないし。じゃ、マロリーって、あのタイプに近いのか」

「きみは正真正銘、お父さんの娘なのに、そのへんは継いでないね。なんでかな」

「言ってなさいよ。それじゃ、それってママの血筋でしょ? 私に責任ないじゃない」

「テディも立派なレディだけどね」

「なによ、じゃ、私はレディじゃないって言うの? それに、おじいさま、言ってたもん。今の私って、ママの子供のころそっくりって!」

「容姿が? 性格が?」

「どっちもよ! ママだって私の頃は、相当なオテンバだったのよ」

「リデル、自分で自分のこと、"相当なオテンバ"って認めてるって分かってる?」

リデルは自分が口を滑らせたことに気づいたようで、はっとして言っている。

「いぢわる〜。やっぱりアリシアって意地悪だあ」

「今更知ったかのように言うなよ」

「分かってるけど! でも、ママだって今でもいい根性してるんだから。私のことダミアン以上の悪夢とか、口だけじゃなくてアタマも達者だから始末が悪いとか、散々なこと言うのよ。実の娘に向かってよ。それってレディの発言じゃないじゃない」

「でもそれ、ホントのことじゃないの? 言ったとしても、事実なんだからテディに罪はないと思う」

「ひっど〜い! アリシアまでそんなこと言うの?! ほんっとにアリシアのそういうとこ、世間に見せてやりたいわよ。な〜にが、無口な美青年よ、現代のアルフレッド・ダグラスよ。激しく実態と違うじゃない、ねーっ、トロリー?」

『そーだ、そーだ! あんまりボクたちをいぢめてると、身内として実態を世間にチクるぞ!』

「トロ、おまえ、IGDのトップシークレットの分際で、そんな目立つことしていいと思ってるのか。ホントなら研究室監禁は免れない身の上なんだからね。それが親にそうまで逆らうなら、開発者権限で分解してやる」

さすがに"分解"というコトバはトロリーに効いたようで、多少、逃げ腰になって言っている。

『ちっ、とーちゃんマジでやりかねないからな。立場、弱いぜ』

「こら、とーちゃんとはなんだよ、とーちゃんとは。アリシア博士と言え」

「自分でやったプログラムなのに、マジ怒れるって凄い。さすが天才」

「だから言ってるだろ、それが最先端テクノロジーだって」

自分の皮肉に動じる様子もなくアリシアがしゃあしゃあと言い切るので、さすがのリデルもお手上げだ。ご本家にはやはりまだまだ敵わないらしく、腕を組んで唸っている。

「う〜む...」

「と、いうことで、ズバリ、言うけどさ。ぼくはトロが気に入ってんの。だから、プログラムに手を加えたくないわけね」

その結論を聞いて、リデルは不満そうに言い返した。

「だったら、なんでわざわざ来たのよ」

「そりゃ、トロもきみも可愛いからだよ。だから、仲良くして欲しいってことさ。分かる?」

聞いて、リデルは話の流れとは別に何か嬉しい気分になったらしく、ふいにさっきまでとは打って変わってニコニコしながら言っている。

「ね、ね、ほんと? ほんと?」

「何が?」

「さっきも言ってたけど、私のこと、ほんとに可愛い?」

今度はアリシアが口を滑らせたことに気づいて、一瞬、固まった後に、あっかんべをして見せた。

「なによお、その態度。こら! アリシア! 白状しろ。可愛いよね? 可愛いよね? 私のこと、可愛い妹って思ってるよね?」

「・・・、その問題に関しては未だ明確にする段階に至っていないため、本日のところは言明することを控えさせて頂くべきであると・・・」

「こら〜、どっかの政治家みたいな逃げかたするんじゃな〜いっ」

「とにかく!」

「勝手に話をまとめないでっ!」

「だーかーらー。いいじゃない、もう分かり切ってることを今更言わせるなよ。今は、トロの話をしてるんだよ」

「ぶー」

「それにね。ぼくが世間に"現代のアルフレッド・ダグラス"なんて言われて喜んでるなんて思わないで欲しいね。実際、ぼくはその称号だけは、諸悪の本家本元ディにノシつけて進呈したいと常々思ってるんだから。彼こそまさに、今も昔もダグラス卿を凌ぐロクデナシってだけじゃなく、子供の頃の写真を見比べてごらん。ほんっとーに、他人とは思えないくらい似てるんだよ」

「そうなの?」

「うん」

ふと、美形って似るものなのかしら、と考えているリデルに、どうやらそちらに注意が行ったらしいと見て、アリシアはすかさず話を引き戻した。

「それはともかく置いといて、そもそもぼくたちがきみにトロを押し付けたっていう、きみの考えも間違ってるよ。トロをきみに預けるまでには、こっちにもいろいろ経緯があったんだから」

アリシアの性格をそれなり理解しているリデルは、それ以上さっきの件を押すのも可哀想かと思って不承不承ながらもはっきりさせるのは諦めたようだ。一応、ごまかされといてやるかと思いながら尋ねた。

「じゃ、どんな経緯があったのよ」

「例えばね、トロとマロはまるっきり性格的基盤が違ってるもんで、意志の疎通が殆どできないみたいでさ。それで、不用意にあいつらを一緒にしとくと会話がかみ合わなくなるもんだから、ケンカを通りこしてボケつっこみ状態になるんだよ。おかげで研究室内、爆笑の嵐で仕事にならない。それって、作ったぼくらは全然予測すらしてなかった事態だったんだけど、結果的にそれはそれでいいじゃないってことになって、だから、今のところ、ぼくだけじゃなく、開発陣全体としてもトロのプログラムをいじるつもりはないんだ。たださ、どっちも一緒にぼくとマーティの側に置いといてごらん。どういうことになるか、想像つくだろ? リデルだってマロリーを知ってるし、トロとはしばらく一緒に暮らしてるんだから」

「それ、ありありと想像できるわ」

「だけど、研究室に監禁しといちゃ実際的なデータは取れないし、だからと言って、めったなところに預けるわけにもいかない。で、ぼくらの考えるところ、一番妥当なのはお父さんのところだと思ったんだよ。彼の意見も聞きたかったし、それに、きみはマロリーみたいな電脳ウサギを欲しがってたしね」

確かにそれは、リデルにも納得のゆく理由だったが、その他にもアリシアたちには、リデルがまだほんの子供なので順応力が高く、日常的にトロリーの存在に馴染みやすいだろうということも大きかった。今、実際に彼女が無意識のうちにやっているように、トロリーを"生きモノ"として反応してくれると、それに対してトロリーのプログラムがどう対応してゆくかの実際的なデータも集めやすいのだ。ちなみに、トロリーは自分の回りで起こる事を視覚、聴覚に相等するセンサーでエンドレスに採取していて、一定量のデータが蓄積されると古い内容の中でも不要と判断されたものから自動的に圧縮、もしくは消去してゆく。その辺りは人間の記憶と似たようなものだが、それらはリアルタイムでラボにも送信されているから、ラボ側では全ての記録が残っていることになる。ただ、今の段階ではリデルのプライバシーに配慮して、個人的な会話や生活状況の詳細などまで送信することはさせていない。それでもトロリーの日常的行動記録は、今後の研究に大いに参考になるだろう。もちろん、そういった事情は既にバークレイ夫妻には話してあるし、限定的なデータ送信に関する了承も得ている。

「きみはトロリーをなんとかしてくれと言うけど、でも、その"ままならない"ってところも、現実感なんだよ。例えば、きみはぼくに意地が悪いの、性格が悪いの、歪んでるの、好きなこと言ってくれるよね。だけど、それでもやっぱり、ぼくといたがるじゃないか。きみにとっては、ぼくは"ままならない"けれども、だからってキライってわけじゃない。トモダチとか家族って、そんなもんじゃないの? 単に都合がいいだけの友達ならそれはバーチャルでしかないし、でも、リアルなら、"ままならない"という要素も必要だと思うわけ。ぼくはね」

「お〜、なるほど! アリシア、やっぱりダテで博士号いくつも持ってるわけじゃないのね。今の発言、なんか学者っぽい。説得力ある」

「ぽい、じゃなくて学者なんだよ。 天才科学者!」

調子良く念押ししたアリシアに、横からまたトロリーが茶々を入れた。

『自分でゆー』

「トロ、ちょっと来な」

『やだ』

「親をからかうようなことを言う奴は、ぶってやるからちょっと来な!」

『や〜ん。ごめんなさ〜い』

アリシアが立ち上がろうとしたので、トロリーはまた危険を感じたのかすっとんで逃げて行った。それを見てソファに腰を降ろしたアリシアに、リデルが尋ねた。

「それはまあ分かったけど、じゃ、マニュアルは? 持って来てくれたの?」

しかし、アリシアの答えは素っ気ない。

「あるわけないだろ、そんなもの。攻略本片手にゲームやって楽しいか? そもそも、友達だの家族だのの攻略本なんて、なくて当然なんだから」

「ゲーム?!?!?! これってゲームなの???」

「そういう見方もできるってこと。だからメールで言ったじゃないか、"健闘を祈る"って。頑張って、自分で手なづけておくれ。生きてるペットと同じで、教えれば覚えるから教えてやればいいんだよ」

「もしかしてそれ、あの伝説のたまごっち状態?」

「未来派三次元進化版かもね。だから、お世話が大切。トロを歪んだコにしないよーに」

「アリシアみたいに?」

「きみはね、どうしてそう、未だにぼくのことを誤解してるかな。第一、もしぼくが歪んで見えるとしても、それはぼくだけのせいじゃないぞ。一度は、お父さんのおかげで更生しかかってたとこ、ディのおかげでブチ壊しにされたんだから。彼さえいなきゃ、ぼくは少なくともこうはなってなかったと断言できるね」

「でも、そのディと今だってつきあってるんじゃない」

「それはそうだけどいろいろあるんだよ、オトナの世界は」

「ふうん、いろいろねえ...」

言われてリデルは首を傾げていたが、話の流れに別な興味が湧いたらしい。

「あ。で、そのディは? アリシアがわざわざ私のところに来れるくらいヒマしてるって、考えてみれば珍しいじゃない」

「ああ、ディなら今、ローデンで子守やってる」

「じゃ、マーティは?」

「アレクんとこ」

「わ〜い、じゃ、二人にふられたんだあ」

「何言ってんの、残念でした。ここんとこぼくは、ディと地中海にいたんだよ。それで、王子サマ暮らしに飽きたからきみが淋しがってるだろうと思って、わざわざ時間作って来てやったんだろ? ディは、ぼくにヒマさあえれば、側から離したいとは思わないからね」

リデルはディの、アリシアが可愛くて仕方ないぶりをよく知っているので、その言い分も自信過剰とは思えなかった。

「ちぇっ。でも、じゃあ、アリシアにとって私の優先度はディとマーティの次くらいなわけ?」

「ま、そんなとこかな。妹なんだから妥当じゃない?」

「う〜ん」

リデルはちょっと考えてから、ま、いっか、と、まんざらでもない様子で言った。それへアリシアがまた意地悪く言っている。

「パパとママ以外に一番に思ってくれる人が欲しければ、そのうち恋人見つけるんだね」

「言ったな。いずれゲットしてやるわよ! とびっきりのやつ!」

「で、伯爵夫人の地位も一緒に手に入れる計画なわけだ」

「必然的に、そうなるわね。仕方ないじゃない、狙ってる相手が相手なんだから。悪い?」

「いいえ。大志を抱くのは、いいことだよ。実現するかしないかは別として」

「私を甘く見ないでよね。きっと、実現させて見せるから!」

自信満々で言ったリデルに笑いながらアリシアはアイスティのグラスに手を伸ばしたが、中身は殆ど無くなっていた。さっき、トロリーが注いでいたから、ポットの方にももう全く無い。それでアリシアは、安全距離を保ちつつ遠目でこちらを見ながらウロウロしていたトロリーに言った。

「トロ、お茶がない。マジェスタに頼んできて」

アリシアが機嫌を直しているのに安心したのか、トロリーは嬉しそうに答えた。

「ヘイ、合点承知だ! 待ってな、ひとっ走り行ってくるぜ!」

言って、イエ〜イ! と叫んで飛びあがり、部屋から駆け出して行ったトロリーを見送って、リデルがまた溜め息交じりに言っている。

「だーかーらー。なんで、"はい、行ってきます"程度にしとかないのよ、お返事のプログラム」

「言ってるだろ? アーチストの...」

「創造的衝動?」

「そういうこと!」

そうこうしているところへ、アリシアの携帯電話に着信音が聞こえた。それに気づいて、彼はジーンズのポケットにつっこんであった携帯を取りだして、はい、と言っている。この若さではとてもそう見えないだろうが、円卓会の中枢に籍を置くともなればIGDでもエグゼクティヴ中のエグゼクティヴ、立場が立場だからオフでも何でも、あらゆる場合を想定して常に所在を明らかにしておかなければならないのである。しかし、かけて来たのはマーティアで、どうやら仕事の用件ではないようだ。

― アリシア? おれだよ。もう、うち帰ってるの?

「マーティ? うん、今、リデルとお茶してるとこ。マーティは? 明日あたり、こっちに戻ってくるって言ってたよね」

― そう。きみがそっちにいるんなら、おれも寄ろうかなと思ってるんだ。仕事に戻る前に、もう、二、三日、クランドルでのんびりしようよ。今のとこ、有り難いことにいずこも平穏無事みたいだから

「大賛成。ぼくも、そのつもりだったし」

電話の相手がどうやらマーティアらしいと知って、リデルが横から言っている。

「マーティ、わたし、わたし。聞こえてる〜?」

それでアリシアが携帯をハンズフリーにすると、マーティアの声が聞こえてきた。

― リデル? ああ、聞こえてるよ

「ねえねえ、マーティも、うち帰って来なさいよ。パパ、相変わらず淋しがってるしぃ」

リデルの言うのへ、マーティアは笑って尋ねた。

― パパだけかい? きみは?

「もっち、淋しいわよ。アリシアもマーティもうちに揃うなんて、めったにないもん。私はいつも、ひとりだけ置いてけぼりなんだから」

― はいはい。今、アリシアにも言ってたとこなんだ。明日には、そっちに戻れるって。夕方頃には行くよ

「ほんと? わ〜い。やた! パパたちにも言っとくわね、喜ぶから」

― うん、よろしく。じゃ、二人とも明日ね

二人がそれぞれ返事すると、マーティアは通話を切ったようだ。マーティアが来ると知って、リデルは大はしゃぎしている。それからしばらくして、外からトロリーの声が聞こえてきた。

『おふたりさ〜ん、お茶だよ。開けて、開けて』

どうやら、マジェスタに入れてもらったお茶をトロリーが運んできたらしい。アリシアは立ってゆくと、ドアの方へ歩いて行って、扉を開けてやった。

original text : 2012.11.23.-12.9. 

         

2012/11/30-12/1

いよいよ12月。

クリスマス・シーズン到来だ♪

★その後のパセリちゃん★

ちょっと前に、葉が茂り始めている写真をお目にかけていたパセリちゃんですが、寒くなってからは室内温室に専用の一段を設けて入れてあげてるので、その後も順調に成長しております。そろそろ、食べられるかな〜ってくらいには大きくなってきたので嬉しい。

それにしても、植物の生育には時間のかかるもんですね。8月末頃植えて、9/4の段階では双葉、10/26頃にパセリらしい葉が出だして、↓の11/19に撮った写真では、まあ食べられるかなってとこまで成長してますが、この間、約2カ月半。それ考えると、お皿に残ってたら、やっぱり食べなきゃ〜という気にもなります。買ってきたのをパパパって食べちゃうと有難み湧かないけど、自分で育てると、それだけ時間かかってるから、値打ちが強く感じられるようになるよね。

ご家庭でも、お子さんに食べるものを育てる大変さとか、食べ物の有難みとかを実感してもらうために、野菜を育ててみるというのも良いかもしれません。こういうのって、理科の授業でやらされたりしてもダメなんだよなあ。身近で、自分のものとして育てないと、なかなか親近感って持てないから。ま、小さいお子さんがおいでのおうちは、家庭菜園とまではゆかなくとも、ベランダ菜園など作ってみられると、ついでに実益なんかもあって宜しいのではないかと思います。

↓の写真は、3週間くらい前の状態との比較です。今は、更に大きくなって、ますます食べごろとなっております♪

 10/26 ⇒ ⇒ ⇒  11/19

      

★ペアプレート★ 

さて、先日お話していたモンブラン・ハウスのクリスマス・スペシャルセットですが、まず、第1弾としまして、スヌとウッドストックのペアプレートをゲットしてまいりました。なかなか、良いでしょ? 実は、マグは別のお店の方でもう予約してあるから、取りに行けばいいだけなのだ♪

しかし、ココで悩むのは、1セットずつ揃えただけでいいのか? という点なんだな。まあ、ノベルティとしてはそれでいいようなもんなんですが、今年は、セットになるのがモンブラン系だからなあ。モンブランハウスそのものは、クリスマスまでにまだ何回も買うと思うので、ついでだから、マグとプレート、もう1セットずつ揃えておこうかなとか考えてるところです。

それはまだ楽しく悩むとして、セットにした場合の箱ですけど、ご覧のようにモンブランハウスがちょうど4コ入る大きさで、柄がスヌたちなのは当然として、Merry Christmasの文字も鮮やかに金で印刷されてます。今の時期は紙袋とか、ドーナツ5〜6コくらい以上買った時に入れてくれる長箱にもスヌやピーナッツの面々がミスドの制服を着てるイラスト入ってて、そっちもカワイイ。でも、こちらはケーキの箱みたいで、ちょっと豪華な感じになるから、クリスマスなんかにコドモが喜びそうだよね♪お土産にも最適かも?!

で、今回は、ニューテイストのブルーベリーもチョイスしてみたんですが、こちらもなかなか美味しかったです。"ブルーベリー"と言われて、誰もが想像する、あのお味ですね。とゆーことで、果たして、クリスマスまでの限定発売期間中に、私はいくつ、モンブランハウスを食べてしまうでしょうか? ちなみに、現在既に、4コ食っております♪

     

★ランボルギーニ★

前回出した連載小説で、アリシアがディアブロなんかに乗って来ちゃったりしてましたが、好きなんですねえ、ランボルギーニとか、80年代あたりのフェラリとか。ただ、好きなもんだから、ディアブロって私の他の小説にも出て来てて、今回、また同色のを登場させるにあたって、ワンパターンにならないだろーかと、ちょっと悩んだ。でも、幸いそっちの小説は80年代くらいが舞台で、アリシアたちの時代よか、だいぶ昔になるので、もー、この際、同色同型じゃなくて、そのものスバリの同一のクルマってことにしちゃったらどうかということになったわけです。

そう考えると、元々のこのビーストの最初の持ち主ってのが、けっこう普通じゃない一生を送ってる天才ヴァイオリニストだから、アリシアたちの時代になると伝説的人物とかなってても不思議はない。旧車コレクターで、ましてや、元の持ち主のファンだったりすると、その愛車を手に入れたいとか思うのは自然だよね。

今既に、峰岸達哉って出て来てますけど、彼のお父さんと、このディアブロの最初の持ち主も十代の頃の友人だったりとかする。なんか私の話って、こういうふうにどんどんどんどん繋がっていっちゃうんですが、実際、私は外界を完全無視して"その世界の中"に住んでますから、それって当然と言えば当然かもれません。

ところで、ランボルギーニと言えば、やはり一番有名なのは、かのカウンタック。あれのドアって、皆さん、ガル・ウィングと言うと思ってませんか? 私も、なんか漠然とそう記憶してて、でも、今回、ディアブロを描写しようとして、そのドアってやっぱりカウンタックと同じタイプなんですけど、でも、あれ〜??? と思って、よく考えてみると、あのドアの開き方ってガル・ウィングじゃないよな、という気がしてきたんです。

ガル・ウィングというのは、クルマの屋根の中央部分にヒンジがあって、開くと、ちょうどカモメが翼を広げたような形になるヤツのこと。しかし、ディアブロやカウンタックのドアの開き方はそうじゃない。ドアの前部分にヒンジがあって、後ろ部分が上がる形になるから、形としてはカブト虫とかの昆虫の羽根が開くような感じなんだな。で、こりゃ、おかしいぞ、なんでだ? と思って調べてみたら、やっぱり、ディアブロとかのドアをガル・ウィングというのは間違いだそうで、ただ、発売当時から、ランボルギーニ自体が、このドアについて正式な固有名称を付けていなかったみたいだから、それで、ガル・ウィングとか、スイングアップドアとか、好きなように呼ばれてたんでしょう。 そこで、更に調べてみると、このドア形状は一般にシザー・ドアとされるもののようで、ハサミ型ドアってのが正しいらしいです。

ということで、そこまではいいんですけど、この開き方を"スイングアップ(ハネ上がる)"と言うのは、これまた違うんだなぁ。ランボルギーニともなれば、バン! と勢いつけてハネ上がるような不粋な開き方はしないんだ! それはもう、きっちり制御のきいた、未来的なというか、実にスマートにスイっと持ちあがる感じなんですね。だから、どうしても"スイングアップ"とは言いたくなくて、"スライドアップ"という言い方にさせて頂きました。

さて、このビーストの最初の持ち主。彼は、私が自分の全キャラの中でも最も身近に置いてて、日常的に殆ど実体化しているようなヤツなんですが、そちらの話も、実はもうストーリーの流れそのものは出来上がってて、すっごく気に入ってるんです。ここんとこ、まーとかディ回りの話を書くのに追われて、なかなかそっちが書けないんですけど、そのうち、お目にかけることができればいいなと思ってます♪

       

2012/11/23-11/26

冬到来、

いよいよ、寒くなってきました。

★Juscoの朝市★

Juscoってゆーか、最近はイオンって言わないといけないのかもしれないけど、どうもJuscoの方が馴染みあるなあ。だから、うちでは当分そう書いておこう。ともあれ、最近、近所のJuscoは朝7時から営業してます。この夏くらいからじゃなかったかと思いますが、Juscoだけじゃなく、24時間営業しているコンビニ状態の西友もあったりするし、スーパーマーケットの営業時間はますます延びてる感じですね。

で、先日、早起きしてその朝市に行って来ました。今回行ったのは2度目なんですけど、最初の時は駐車場が1F、2Fともに満車状態だったから、しかたなく屋上に止めなきゃならなかったのだ。しかし、雨は降っていなくとも、真夏でなくとも、露天に可愛いクルマさんを止めて待たせるなんて私にとっては論外なんで、今回はそういうことにならないよう更に1時間早く行ったのに、それでもやっと2Fにギリギリ止められたとゆーくらい人が多かった。その日が、お客さま感謝デーだったからよけいだったのかもしれないけど、もうかってんなあ、Jusco。でもまあ、Juscoの好きなとこは、儲かってるのをそれなりお客さんに還元してくれるとこだな。

そんなわけで、それくらい早い時間に行くと、パン屋さんは焼きたてをどんどんお店に並べてる最中だから、すっごくいい匂いとかして朝だなあという感じだし、お惣菜なんかも出来たてで、まだあったかいのを売ってたりする。今、オススメ本にしている"病気にならない体をつくる本"の根来先生によると、揚げものの油は時間とともにどんどん劣化してゆくそうで、どうせ食べるなら揚げたてに越したことはないんですってさ。そもそも、揚げものそのものが身体にはあんまり良くないらしいんですが、それでも私、好きだからなあ。自分ちではキッチンが汚れるので揚げませんが、お惣菜は好きでよく買っちゃうから、できるだけ揚げたてをって考えると、こういう時間に買ってくるのがベストでしょうね。

そんなわけで、揚げたてほかほかで美味しそうな匂いが漂ってたこともあって、買ってきたのはアジと白身魚のフライ♪ ちょっとあっため直して、キャベツの千切りと一緒にオシャレなお皿に盛ると、あら不思議、ランチ定食の雰囲気が♪ 写真では分かりにくいですが、盛ってあるお皿にはCOSTA NOVAというメーカーの型押しが入ってて、これに盛ると何でもカフェめしっぽい感じになるので気に入っているのだよ♪

それと、残りもののご飯もあっためて、ココ! ココがポイントなんですが、すりごまと小魚をパラパラっと乗せるわけね。白いご飯だけよか見た目がいいってだけじゃなく、ゴマと小魚でカルシウムたっぷり、もちろんセサミンも摂取できるわけだな。それで、最近、私は白いご飯だけじゃなく、ヤキソバ、ヤキメシなどにも必ず、ゴマ&小魚を振りかけることにしているのであった。

とゆーことで、揚げたてで衣もサクサクのアジ&白身魚フライと、ゴマ&小魚かけごはんでブランチ。もちろん、これに定番の紅茶も付けて、小さなシアワセの出来上がり♪

ちなみに、この小魚なんですが、Top Value製品で"食べる小魚"という商品名が付いてます。そもそも私は、カルシウムをもっと取らなければと思い立った時に、一番てっとり早い方法として煮干しを食べることにしたんです。煮干し10gほどで200mg前後のカルシウムが摂れますからね。しかし、煮干しってのは、それだけ食べようとするとけっこう食べにくい。よく、カルシウムを摂るというと魚を食べるという発想と結びつきますが、実際は大きな魚の白身部分をいくら食べても、大してカルシウムは摂れないんです。だから、骨ごとたべる小魚、特に煮干しみたいなのが有効ってことになるんですけど、そうこうするうちに見つけたのがこの"食べる小魚"でした。こちらは、一般の煮干しに比べて小ぶりな魚が主流で、しかも、ちょっと塩けを足してあるので、これだけ食べても美味しいし、写真のようにフリカケ状態にしてもぐー。で、以来、コレ使ってるんですけど、ココで疑問がひとつ。なぜ、"食べる小魚"なのか??? 

例えば、"飲むヨーグルト"と言うと、ヨーグルトって元は一般に固形だから、"飲む"と結びつけることによって意外性あってインパクト出て来るし、商品名になるのも分かる。しかし、"小魚"ってふつー、"食べる"よね? だから、"食べる小魚"には商品名として、どうも「食べる+小魚」の必然性が感じられないわけです。それで考えたのは、あくまで私見ですが、たぶん私と同じようにカルシウムを摂ろうとして煮干しを食うという発想を持つ人が多かったかなんかして、本来は"食べる煮干し"的発想で、この商品名が付いたのではないかと。煮干しってのはダシ取るために使うもので普通は食べないから、"食べる煮干し"には"飲むヨーグルト"的なインパクトってありますよね。でも、"煮干し"と言ってしまうとイメージ的にいまひとつだから、ちょーっち苦しいけど"小魚"にしたのでは? 実際にはどうなんだか分かりませんが、少なくとも"食べる小魚"って、商品名としてあまりにもストレートすぎないか?って感じしませんか?

ところで、話は飛びますけど先ほど言ってたサラダオイル、これってバターに比べて比重が軽いのか蒸散しやすいみたいで、サラダオイル使ってるとそれだけでキッチン回りが著しく汚れるんです。うちは元々、炒め物とか全般に渡ってバターを使ってたのに、一時期、何かの関係で買ったサラダオイルを漫然と使ってたら、どーゆーわけか、油が直接かかる場所に置いてあるわけでもないステンレスボールとかが油でギトギトしてくるし、甚だしくは出窓の白いカーテンが変色すらしてきちゃったりした。バターだけの時はそんなことなかったから、これはも〜しかしてサラダオイルのせい? とか思って使うのヤメたら、それ以降は同じことが起こらなくなりました。とゆーことは、やっぱりサラダオイルのせいだったわけだけど、元々、自分ちで揚げものはしないから大量に使ったわけじゃないし、せいぜい炒め物にちょろっと使うくらいだったのにその有り様。以後、我が家ではサラダオイルは全面禁止となりました。リヴィングにもウサとかファビ、いっぱいいるしね。カバーはかけてあるけど、蒸散した油ってその中にも入り込みそうだから、万一にも、それで汚れるようなことがあってはならないのだ♪

とゆーことで、Juscoの朝市、何の変哲もない朝のスーパーマーケットの光景ですが、でも、これも平和だからこその光景で、それ考えると不況のなんのと言われても、まだまだ日本人、シアワセだよなって思います。

    

★年末年始の小さな幸せ★

揚げたてほやほやのアジ&白身魚フライの他に、出来たてほやほやのミスドのパイ&モンブランなんかも買ってまいりました。特に、このモンブラン! 一昨年は"モンブランツリー"でしたが、今年は"モンブランハウス"というネーミングで、クリスマスまでの限定品として登場しています。しかも! 今年はピーナッツ・キャラと組み合わせて、おそらく史上最強ではないかと思われるカップリング!! ミスドさん、狙ってますねえ、年末商戦♪

昨年末も、キャラ的にはピーナッツだったんですが、クリスマス限定品は雪んこだるまちゃんだったので、クリーム大好き派にはちょっとモノ足りなかったんじゃないでしょうか? 私も、昨年はモンブラン系が出なかったので残念だったんですが、復活してくれて嬉しい限り。これからクリスマスまで、けっこう頻繁に買っちゃうと思います。

ハウスを取り除くと、こんな感じ。↓↓

スヌやCBたちのイラスト入りチョコ付きだぞ!!

↑↑こちらは2010年の"モンブランツリー"と、2011年の"雪んこだるま"ちゃんです。

モンブラン・ツリーの時は、マロン/ストロベリー/チョコ/メロンの4種類でしたが、今年はメロンの代わりに新フレーバー・ブルーベリーが加わってます。で、恒例のセット売りにはスヌ&ウッドストックのマグとお皿が付く!! コレがひじょ〜に、よい!! 私などは、見本見て思わず予約してしまいましたからね。う〜ん、抗しきれない可愛さのスヌーピーとウッドストック。やっぱり、ピーナッツって世界のアイドルだよね♪

     

★The ultimate kingdom * supplementary episode 2 -告白- 後編・第43回★

Prologueへはこちらから/各章へはこちらから

・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。メインストーリーの小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

-45-

リデルのところにアリシアのからかうような返信メールが届いてから、一週間も経ったろうか。バークレイ家の屋敷に鮮やかなイエローのランボルギーニ・ディアブロが凄まじい爆音とともに乗りつけた。エントランスの前に停止するとエンジンが沈黙し、ランボルギーニ伝統の前ヒンジでスライドアップするシザー・ドアがしなやかに片翼を上げる。降りて来たのはアリシアだった。アシュバはテスタロッサのレプリカという外観を持ってはいるが、その中身は最新のシステムを搭載している。しかし、こちらは正真正銘、本モノの古式ゆかしい5.7L12V・DOHCだ。

アリシアはマーティアと一緒に行動する時はアシュバに乗せてもらうことが多いが、最先端テクノロジーの開発に自ら携わって来た本人であるにも拘わらず、なぜか旧式のガソリン車をこよなく愛していて、既に30台以上コレクションしている。その中でも、一番のお気に入りがこのディアブロなのだ。春にウィルたちが乗せてもらっていたモンスター・ボートにもビーストという名前がついているものの、元来、その名前は先にこのディアブロにこそ付けられていたもので、だから、アリシアも、それを知っている周囲の人間も、コイツのことはディアブロとは言わずに、今でもビーストと呼んでいる。なぜならば、それはアリシアがこの車を手に入れるずっと以前、その最初の所有者が付けたものだからだ。そして、同型のディアブロの中でもビーストだけは、気の利いたコレクターなら必ず知っている非常に特殊な来歴を持っているからでもある。

ともあれ、今どきでは、エンジン音はやかましいわ、排気ガスは撒き散らすわ、ましてやディアブロのガソリン消費量ときては反社会的ですらあるのだが、古いものを大切にする気質が強いクランドルでは、今でもこういった歴史的、美術的価値を有する旧車が決して少なくない数生き残っていて、日常的に走ってもいる。しかも、その絢爛たる美を競う優雅なレースやコンクールなどが年間を通じてあちこちで開かれ、その人気も高い。

アリシアは助手席から夏の花々をまとめた涼しげな色合いの花束を二つと、大きなギフトボックスを取り出すと、それらを抱えてポーチの階段を軽く駆け上がって行った。すると、タイミングよく扉が開いて家政婦のマジェスタが姿を現し、アリシアを見てニコニコしながら言っている。

「おかえり、アリシア。車の音ですぐ分かったわ」

「ハイ、マジェスタ。ただいま、元気だった?」

「もちろんですよ」

「これ、ひとつはマジェスタに、ひとつはテディに」

「あら、有難う」

マジェスタは、花束を受け取りながら嬉しそうに言った。彼女はマーティアがマリオに引取られる以前からこの家にいるから、マーティアにとってもアリシアにとっても、家政婦とか使用人というレベルの存在ではなく、母親代わりと言ってもいい人だ。そして、世界中に豪奢な邸宅をいくつも所有する今になっても、二人にとってここは"ただいま"と言って帰ってくる場所なのである。中に入ってゆきながら、アリシアが尋ねている。

「お父さんは?」

「今日は、奥さまとご一緒にお出かけですよ」

「そう。じゃ、お姫さまは?」

「リデル? お部屋だと思うわ」

アリシアが頷いてリデルの部屋がある方へ歩いて行こうとするのへ、後ろからマジェスタが声をかけた。

「すぐ、お茶を持って行くわね」

「うん、お願い!」

リデルの部屋の前まで行ってノックをすると彼女の声では〜い、という返事があったので、アリシアはそれ以上待たずに、扉を開けて顔を覗かせた。

「入っていい?」

「アリシア!」

言うと、リデルは座っていたソファから飛び上がり、嬉しそうに駆けてきた。メールでからかわれた一件などは、めったに会えない大好きな兄の顔を見たとたん、ふっとんでしまったらしい。

「きゃ〜、入って、入って。いつこっちに帰ってきたの?」

アリシアは妹の招きに応じて中に入ると、手に持っていた箱を床に置いて扉を閉めながら、昨日、ギリシアからねと言った。

「モニターユーザーからのクレームをたまわりましたので、商品のメンテナンスに伺わせて頂きました」

バカ丁寧に冗談を言って一揖したのはいいが、その後がいけない。

「大天才さま自ら、わざわざ来てやったんだから有り難く思え」

「IGDじゃ、顧客相手にそういう言い方するわけ?」

「無償配布品をお使いの場合には、恐れ入りますが、これが標準でございます」

言っているところへ、奥から出て来たトロリーがアリシアを見つけたようだ。

『わ〜い、パパだあ』

嬉しそうに走って来て飛びつこうとしたトロリーのアタマを、しかし、ばしっとはたいてからアリシアが言った。

「誰がパパなんだ、誰が」

『ひど〜い、パパがぶったぶったぶった』

「パパじゃないって言ってるだろ!」

『じゃ、ママか?』

アリシアは今度はモノも言わずに手を上げたが、トロリーはその反応を予測していたらしく、ぶたれる前に身軽く飛びのいて言っている。

『だって、アリシアはボクの生みの親じゃないか。だったら、パパかママだもん。ホントのこと言っただけなのにぶつなんて、ドーブツギャクタイだあ。抗議! 抗議!』

「何が"動物虐待"だよ。おまえは動物ですらないんだから、対象外!」

『ぶー』

言って、今度はこにくったらしくあっかんべのマネをするなり逃げたので、今度こそ、アリシアは怒ってトロリーを追いかけようとした。しかし、さすがにウサギだけあって逃げ足が速い。

「くっそ〜、あんなにジャンプ力つけるんじゃなかった」

それ以上追いかけてもトロリーを楽しませるだけなので、アリシアはすぐにバカバカしくなって追いかけるのをヤメた。その側へ、くすくす笑いながらリデルが近づいてきて言っている。

「ね、アリシア」

「ん?」

「トロリー、パパとママの意味よく分かってないみたいよ? さすがの天才も、プログラムをミスったな?」

「バカ言わないの。ぼくにミスなんか、あるわけないだろ? これは、故意」

相変わらず、口先だけは平気で大言壮語のアリシアだが、本来、彼が探究心の強い研究者、学者でこそあれ、口で言うほど自惚れが強いわけではないことくらいリデルはとっくに知っている。それでまた笑いながら、冗談を言った。

「それは、失礼いたしました。でもさ、世紀の大天才、今日はなんか珍しくカッコがぢみじゃない?」

リデルの言うとおり、ふだん、特にメディアを通して見かけるアリシアは、たいていその金色の髪と繊細な美貌をイヤが上にも引き立てるスタイリッシュなコーデを見事に着こなしていた。それもたいてい、その類まれな美しさに心酔している当代随一のデザイナーたちが、アリシアのためにデザインしたような、素材もスタイリングも最上のものばかりだ。その上、冬ともなればミンクだのセーブルだの、ゴージャスな毛皮を無造作にひっかけていたりして、どこからどう見ても彼をよく知らない者たちが信じている通り、現代のアルフレッド・ダグラスを地でゆくワガママ美青年にすら見えている。実際、ディをいいように引き回せるのがアリシアだけなのは事実だから、それも由ない評価ではないし、少なくとも、どこからどう見ても本来は地味な存在であるはずの学者に見えないことは確かだった。

一方、今日のアリシアは彼には珍しく、フィッシュボーンが描かれただけのシンプルなTシャツに、ジーンズと履き古したようなスニーカーという何の変哲もない恰好をしている。それでも長身でスタイルのいい彼が着るとカッコいいのには違いないが、いつもとは比べものにも何もならない。もちろん、オシャレするのは嫌いではないし、今日はただいても人目を引く派手なビーストをガレージから引き出す都合上、あまりに決まり過ぎないように逆バランスを図ったということもあるが、今日こんなスタイルになったのは、ここしばらくディと一緒に今年もフィディウスのところに遊びに行っていて、招待者である主の好みに応えて"ワガママ王子サマ"役を悪ノリで楽しんでいたことも原因の一端だった。その結果、今のところそういうのにきっちり飽きたということである。なんだかんだ言っても容姿や恰好にばかり拘って生きるには、アリシアもマーティア同様、知的レベルが高過ぎるのだ。

背の高いアリシアが立っているとリデルは見上げて話さなければならないので、その背丈に合わせるように床に腰を降ろすと彼は妹を見て言った。

「うち帰って来る時くらい、気を抜かせてよ。いつもは立場上、世間の期待を裏切るわけにいかないんだから」

「ま、いいけど。それに、アリシアのそんなとこ見れるの、プライヴェートだけだもんね」

「そういうこと! で、その無償配布品の件なんだけどさ」

「そうそう、それよそれ。トロリーのおかげで私の夏休みは無くなるわ、お勉強ははかどらないわ、散々なのに、よくもあんなメールでからかってくれたわね。とにかく、来た以上は、なんとかしてくれるんでしょうね」

言いながら、リデルもアリシアの側で床に座り込んでいる。

「そうねえ、どうしたもんかな」

言って、アリシアは部屋の中で遠目にこちらを見ながらウロウロしているトロリーに声をかけた。

「トロや、ちょっとこっちおいで、こっち」

『やだ。ぶつ』

「軽くハタいただけだろ? そのくらいで、どうかなるような造りしちゃいないから大丈夫だよ」

「ね。ちょっと聞くけど、トロリーって、どのくらい頑丈なの?」

「ん? そうだね、耐衝撃性は高いよ。例えば、蹴っ飛ばすくらいではこわれない。普通のクルマならハネ飛ばされても大破とまではいかないだろうな。ただ、継続的な荷重となると条件が違ってくるんで、ダンプに轢かれるとか、ゾウに思いっきり踏みつけられるとかしたら、ボディ的にはかなりヤバいと思う。もちろん、オートでリアルタイムセーブはかけてるし、データはラボでもセーブしてるから再生はきくけど」

『ゾウなんかに踏まれたら死ぬじゃないかあ。怖いこと言わないでくれよ。それでも親か?!』

「心配するな。おまえは絶対、死なないから。壊れるだけ」

『ボクにとっては、壊れるだけでも死ぬのとおんなじだい!』

拗ねているトロリーに笑いながら、リデルが言った。

「トロリーって、アリシアがプログラム組んだんでしょ? あんなにデキのいいマロリーがいるのに、なんで、わざわざあんなの作ったのよ。モロに3月系ウサギじゃないの」

アリシアはちょっと考え、それから真面目な顔で答えている。

「アーチストの創造的衝動に理由なんかない」

「ほ〜、アーチストですか」

「そ。アーチスト」

頷いて言ってから、アリシアは笑って続けた。

「ま、ホントのとこ、きみも知ってる通り、マロリーはああだろ? アレとずっと一緒に暮らすのは、ふつー、人間にとってある意味、辛いもんがあると思わない? マロリー相手じゃ、リデルなんて1時間に1回は説教食らいかねないよ」

「う〜ん...。ちょっと腹立つけど、それはあるかも」

「人間で言えば、"カタブツ"ってやつでさ。何と言っても、あいつをプログラムしたのはルーク博士だからね。ぼくも当然手伝ったけど、元々のコンセプトはマーティが作ったんだよ。分かるだろ? あのかた、未だに根のとこでムダに生真面目なんだよね。東洋のことわざに"三つ子の魂、百まで"ってのがあって、でも、マーティの場合、三才どころか、十才超えるまでお父さんに囲い込まれて育ってるから、どうグレようが、ワルぶろうが、根のところで人格固まっちゃってて変われないわけ」

「ちょっと待ってよ。じゃ、ウサギなのもマーティアの趣味?」

「あれ? 知らなかった? マーティによると、ウサギは非常に哲学的なイキモノだとかで、だから好きなんだってさ。賢人会のシンボルもウサギだろ?」

「あ〜っ、ホントだ!!」

「ウサギってのは、見た目、まるでケンカするようには見えないけど、実は草食獣の中でも、かなり気が強い方なんだよ。マーティは、そのへんの見た目と本性のギャップが逆説的で好きなんだって言ってた」

「わっかんないな〜っ。天才の考えることって、ホント分かんない!」

「マーティは特に、と言うべきだね。マーティにできることで、ぼくが唯一、しないことがあるとすれば、それは哲学的に物事を考えることくらいだけど、ただでさえ哲学者って、ふつう、人類の中でも最も分かりにくい人種だろ?」

「それはそうだけど、アリシアって哲学博士号も持ってなかった?」

「持ってるよ、行きがかり上な。賢人会のメンバーだし。ただ、マーティがぼくにはそういうこと、考えるなって言うから」

「なんでよ」

「だって、ぼくが考えると、地球のより良い環境のためには人類を滅亡させるのが一番手っ取り早いってことになるんだもの。マーティは、それって危険思想だって言うんだけど。だから、考えなくていいって」

「そりゃ、言うわよ。アリシアって、そんな危ないヤツだったの?」

「今頃気づくなんて、迂闊だねえ。だって、ぼく、人間なんか大っキライだもん」

「だったらどうしてIGDの顧問なんかやってるのよ」

「やってないと、あまりにヒマで犯罪に走りそうだから。それと、マーティと一緒にいたいしね」

「え、そんな理由でやってたの?!」

「当たり前だろ? それ以外に何があるよ? そもそもの始めはマーティがアレクの仕事に協力するんで家空けることが多くなって、それでぼくは、おいてけぼり食らう格好になったわけ。マーティはもちろん、そんなつもりなかったんだけどさ。それって、IGDが成立するずっと前のことで、ぼくはまだ子供だった頃の話だよ。で、ぼくはマーティの側にいたい一心で、お手伝いすることにしたんだ」

「ふうん、そんな経緯があったんだ」

「そう。ところが、どんどんどんどん事業の規模が大きくなって、結局、マーティ一人では面倒みきれなくなって、おかげでぼくはIGDの設立騒ぎだの、なんだかんだで完全に巻き込まれることになっちゃったのさ。一旦そうなったら、もう足抜けできなくなってこの始末」

「マーティア、言ってるもんね。今、万一にもアリシアに何かあったら、IGD崩壊するって」

「それはマーティにも言えることだよ。ぼく一人では、今の規模になったIGDを取りまとめるなんてこと、まず無理。マーティであれ、ぼくであれ、能力的にじゃなくて時間的にね。だから、ぼくら三人のうち、誰が欠けてもIGDは成立しないのさ」

「アレクがいなければ、そもそもマーティアが動かないし?」

「そういうこと。それに、アレクの求心力っていうのは太陽並みだからね。彼がいなければIGDは太陽のない太陽系みたいなもので、最初から存在すらしないだろ。ぼくだって、アレクじゃなきゃバカバカしくてって感じだもの」

「でもさ、アリシア。じゃあ、円卓会はしかたないとして、なんで賢人会にまで籍置いてるの? ただでさえ、忙しいのに」

「ああ、それはね、ぼくの危険思想が賢人会の重石になってるからだよ」

「重石って?」

「なにしろ、賢人会の他のメンバーはやたらめったらボランティア精神旺盛で、理性値の異常に高い人間ばかりなわけ。だからこそ、社会的には尊敬されてるんだけど、ぼくに言わせればアレだって立派に人外だよ。マーティはディのおかげでかなり矯正されてるとは言え、根がお人ヨシでキマジメだしね。彼らだけに任せておいたら、どういうことになるか考えるのも怖い。マーティにもそれが分かってるから、ムダに理想論へ暴走するのを防ぐために、わざわざぼくを在籍させてるんだ。他の連中のアタマに、たまには水ぶっかける必要があるからさ。哲学博士として言わせてもらえば、だいたい、古来からヘタな思想家ってのは理性値ばっかり高過ぎて、大半の人間が自分たちより遥かに獣性が高いってことをまるっきり計算に入れずに演算してるから、現実世界で機能しないような思想体系しか構築できてないんだよ。たまにそのへんクリアしてるヤツが出て来ても後継者がバカだったりして、いいように曲解された挙句、180度まっさかさまのリクツになってたりするしね。で、またそれが、世の争いを引き起こす禍根にすらなってる」

リデルには非常に興味深い話題だったので、考えこむ様子になって言っている。

「う〜ん、哲学か。それって、まだまだ専攻外なのよね」

「あ、だからって、勉強するのはヤメようね。きみは女の子なんだから、それ以上、人外側に逸脱するとますますヨメのもらい手、無くなるよ」

「うるさいわね!! いいわよ、いいわよ。私がどんなに賢くなっても、もらってくれる人、みつけるもん!」

「例えば、ファーンとか?」

意地の悪い微笑を浮かべてアリシアが突拍子もなく言うのを聞いて、リデルはふいをつかれた恰好でかなり驚いたようだ。

「なんで知ってるのよ? あ〜っっっっ、マーティアのやつ、喋ったな〜っ」

「こらこら。楚々たるレディの言葉使いじゃないぞ、それ。ファーンに嫌われてもいいの?」

「お黙り、アリシア! それ、言いふらしたら許さないからねっ」

「ほ〜、弱み握られてるわりに強気じゃん。第一、きみ、マーティに口止めしなかったんじゃない?」

「それはそうだけど、女の子の秘密なのよ! 言わなくても黙っててくれるのが紳士ってものじゃないの!

「い〜よ〜。ぼくは紳士じゃないからな、ど〜すっかな〜」

「や〜ん、アリシア。だめだめだめ、言っちゃだめ〜、絶対、だめ!」

言いながら、リデルはアリシアにジャレついている。顔を合わせるなり仲良く兄妹げんかもたけなわとなったところで、いきなり部屋の向こうから盛大な泣き声が聞こえてきた。トロリーが泣きだしたのだ。二人もさすがにびっくりして、そちらを向いた。

『わぁぁぁぁ〜ん。わぁぁぁぁ〜ん。なんだい、なんだい、二人だけで仲良くして。ボクだけ、おいてけぼりだあ〜』

それを見て、リデルが言っている。

「あら、またスネてるわよ?」

「だから、トロも参加すればいいだろ? こっち来な」

『ぶつもん』

「あんなの、冗談じゃない。ぶたないから来いってば。ぼくは可愛いトロに、お土産まで持ってきてるんだから」

ホントか?』

半信半疑で警戒しているらしいトロリーにアリシアは頷いて立ちあがり、ドアのところに置いてあった大きな箱を持ってくると足元に置いて言った。

「トロの好きなものが入ってるよ」

『なになに?』

「追加のお着替えセット。お待ちかねの秋冬ものね」

『わ〜お!!』

聞くなりトロリーは、それまで泣いていたのもすっかり忘れてすっ飛んで来た。よほど、オシャレが好きと見える。

『開けて! 開けて!』

ハコの回りを飛び回ってはしゃぐので、アリシアはリデルに開けてやって、と言った。リデルは頷くと、リボンをほどいて箱を開けた。中は色とりどりなトロリーサイズの服でいっぱいだ。それを見てトロリーは大喜びだが、リデルはすっかり呆れて言っている。

「どこから持って来るのよ、こんなもの」

IGDのネットワークを甘く見ないでくれる? あるブランチじゃ、有名デザイナーズブランドの、正真正銘、ぬいぐるみ用お着替えセットだって売ってるんだから。そのルートで作らせた。マロリーとお揃いでね」

「有名デザイナーズブランド〜、って、なによ、それ〜! なんで、ぬいぐるみがデザイナーズブランドなのよっ」

「あれ? リデルともあろうものが知らなかったとはね。売れてるんだよ? 上流階級のお子さまの間で人気なんだってさ」

「信じられな〜い! 第三世界の貧困が、いまだ根本的解決を見ていないこの世界で?! こともあろうにぬいぐるみの着せ替えに、大金払うバカ親がいることに怒りを感じるわ! しかもそんなことに、IGDまで加担するなんて! 世の中、絶対、まちがってるっ!!! 」

「それ、既に少女の発想じゃないと思う」

「悪かったわね! どうせ私も生まれつき人外よ! いいわよ、アリシアを見習って強くあつかましく生きるから!」

アリシアはとうとう大笑いしていたが、それがおさまるとまだくすくす笑いながら解説を加えた。

「でもさ、その収益の大半は、いろんな児童救済団体に行くことになってるんだ。うちの大将はアレクなんだから、そのへんはちゃんと考えてるよ。気持ちよく余ってる大金払って頂いて、それを必要な所に持っていく。きみも知ってる通り、IGDは流通機構だからね。モノだけじゃなく、金も淀ませずに回流させるシステムそのものなのさ」

言われてリデルはふいに納得させられたようで、う〜む、なるほど! そう来たか、と言った。先ほどとは一転して感心した様子のリデルにアリシアはまた笑い、それから続けた。

「それだけじゃなく、慈善基金の投資チームなんかもあって、そこでは資金を投資することによって収益を上げて、それを慈善団体に回すようなこともやってるしね。つまり、元金はそのまま、それが生み出す利益を世間に回すわけ。うちの情報網がバックアップしてるんだから、最強だろ? 年間収益は倍じゃきかない。もちろん、IGD内部でそれやっちゃインサイダー引っかかりかねないから、投資チームそのものがIGDとは完全に無関係の存在として確立してあるし、投資先も公明正大に他の企業に対するものだよ。IGDは慈善目的で妥当なレベルまでの情報を提供してるだけ」

「お〜、元金そのままで倍々ゲーム? それは美味しい方法ね」

「だろ? ま、金が回れば、世の中も回るってわけさ。お分かり?」

リデルはそれにとうとう、まいりました、考えが足りませんでした、と言ってアタマを下げた。

「おや、素直。実に、よろしい。女の子は、そうじゃなきゃね」

「言ってなさいよ」

そこへドアの向こうから、ノックと一緒にマジェスタの声が聞こえてきた。

「お茶を持ってきたわよ。入っていい?」

「あ、は〜い」

「ところで、なんで、ぼくたちはこんなとこで床に座り込んで話してるわけ?」

「あら。いつの間にか、話に夢中になってたわ」

「じゃ、お茶でも飲みながらソファで話そうよ」

言って、アリシアは立ち上がると、入って来たマジェスタからお茶とお菓子が乗っているワゴンを引き継いで、ソファの側のテーブルまで押して行った。リデルはそれからグラスやお菓子のプレートをテーブルに並べるのを手伝っている。トロリーはもらったばかりのお着替えセットをあれこれ吟味するのに夢中のようだ。マジェスタはその様子を笑って眺めながら、扉を閉めて戻って行った。

original text : 2012.11.4.-11.22. 

       

2012/11/18

★小説の続き★

紅葉が美しい、今日この頃♪

でも、今年も残り少なくなって

きましたね。

かなり寒くなって来て、巷ではそろそろクリスマスグッズの売り出しが始まっているようです。うちも、部屋の中にいろいろクリスマスっぽい飾りものを増やしつつ、来週あたりはサイトのトップページも冬仕様にしようかなと思ってます。こういうの、冬のお楽しみだよね♪

さて、小説の続きですが、沈没しているデュアンはなかなか浮上してきてくれないものの、代わりにリデルとトロリーがやたらに元気。そこへ、次章では意地悪兄ちゃんアリシアも加わって、ただでさえ微笑ましいまでにソーゼツな兄妹愛+冗談うさぎトロリーの組み合わせで、笑っちゃうシーンが私の目の前で展開しています。実は、彼らの会話を書いてるだけで1万字近くなってしまい、どうにも1章でまとめるには長すぎるので、2章に分けなきゃならなくなって現在、調整中なんです。

その上、リデルがダーヴィルから逃亡してきた経緯とか、気に入らない子に、いきなり往復ビンタ喰らわせたとか、彼女のオテンバぶりも続々と見えてきてて、作者としては楽しくてたまらない。いずれ、またどこかでそういうシーンも、お目にかけれればいいなと思ってます。そんなわけで、小説の続きは今しばらく、お待ち下さいませ。

で、バークレイ家の本拠があるダーヴィルターンシャーという地名。これは私、考え抜きました。ローデンとかイレーネとかはわりとすんなり出て来たんですけど、こういう架空の地名も、わざとらしくなく実際にありそうなものを考えるってけっこう難しい時がある。今回は〜シャーという、英国によくある、伝統があって古めかしっぽい雰囲気の語尾を使いたくて一生懸命考えていると、ダーベルターンというのがなんとなく浮かんで来た。でも、このダーベルって響きがなんかドイツ語っぽくないか? と思いまして、じゃ、ダーヴィルじゃどうか、となり、ダーヴィルターンシャーとしてみると、今度はヴィルターンシャーでも良さそうと迷って、両方を文字に書いてみた結果、ダーヴィルにすることにしたんです。で、実際に本文に乗せてみるとすんなり収まり、その地名をよく口にする人なら"ダーヴィル"だけになっちゃうだろうなと考えると、ヴィルターンより、やっぱりダーヴィルターンだろう、と結論。出来上がってみると、響きがキレイなので気に入ってます。そのうち、本編にもこの場所、登場すると面白そうですね。

         

★紅葉★

この季節、どこの山でも紅葉が美しくなりまさる時期だと思いますが、うちの回りでも、日々、色が濃くなってゆく感じでキレイです。写真ではちょっと分かりにくいですけど、雰囲気だけでも、お伝えしたい。

ところで、このページにうちの周辺で録音した取れ取れ新鮮な鳥の声をBGMにしたくて、WAVEでファイル作ったんですが、いかんせん、これが30.5MBもある。3分ほどで、実に美しい鳥の声が入っててフェードイン&アウトも完璧出来てるんですが、30.5MBじゃなあ...。BGMとしては、容量大きすぎ。仕方がないので、それはとりあえず諦めました。でも、私のパソで見るとそのファイルがあるので、ほんとにいい雰囲気なんです。で、今、こういうのを小容量のファイルにする形式を探してます。見つかったら、そのうち新鮮とれとれの鳥の声とか、ひぐらし、カエルなんかの合唱もBGMに出来ちゃうかもしれません。

          

★門扉の塗装★

11月に入ると、うちでは大掃除年末進行が始まります。年の瀬に向けて、いつもお世話になっているおうちさんに、ふだんできないところのお掃除をして感謝の気持ちを捧げるとゆー、ま、イベントですね。一年に一度やっていると、それほど手間はかからないんですが、これをオサボリしてると、蓄積した汚れでやってもやってもキレイにならないなんてことになってしまいます。

そういうわけで、まず恒例の門扉あたりから始めてるんですけど、今の家に越してから、もうかなりな時間が経っているので、最初は新しかった門扉も彫刻部分の塗装がハゲてしまって久しい。塗りたいなあと思いつつなかなか出来ず、昨年、ちょっと試し塗りはしたものの、結局、片側塗っただけの状態でそのままになってしまってました。↓の写真、見て頂くと分かりますが、ハゲちょろけになってる方が未塗装、色ムラはあっても一応、緑になってるのが、昨年塗った部分です。

 

そして、こちらの写真は裏側。表側と違って、直射日光が直撃しないので、元の状態がまだかなり残っています。上のハゲた写真と比較すると、雨とか、他の気象条件は同じですから、長年のうちに直射日光が物質の表面に及ぼす影響が歴然と分かると思います。これだから門扉だけじゃなく、家も十年に一度くらい、塗装し直す必要があるんですね。

裏側に残ってる元々の青緑色は、とても好きな色味なので、表側の塗り直しも同じ色にしたかったんですが、こういう色の塗料ってなくて、たぶんブルーを混ぜたりして調色しなきゃ出て来ない色なんだと思います。調色してもよかったんですが、実は私、こういう塗装を自分でやるのは初めてで、どのくらいの分量を用意したらいいかも分からず、仕方がないので今回はハゲてる表部分だけ、とりあえず緑で塗っちゃおうということにしました。裏側はまだそんなに傷んでないことですし、表がまたハゲてきたら、今度は色作って裏表共に塗ればいい。

で、キレイに拭いた門扉に、彫刻回りだけマスキングテープを貼り巡らし、ぺたぺたと塗ってみました。すると、おや、なかなか美しく出来上がったじゃありませんか。塗りムラもなく、下の写真のようにパーフェクトに仕上がりました。すると、あ〜ら不思議、門扉全体もまるで新品のよう♪ 

この成功に気を良くして、今度は門扉の白い部分やベランダの手すり、それに雨戸なんかも自分で塗ってみようかなと思ってます。うちの雨戸って特別仕様で、裏側がおうちのカントリーな雰囲気にぴったりのステンシルブルーに塗ってあるんです。昨今は電動シャッターが主流になってるし、今どき、こういう雨戸の特注ができるものかどうかも分からないので、できるだけこのまま使いたいんですよね。それに、家自体の塗装をやる時も今度は私も参加して、ぜひともぺたぺたと塗り塗りしたいなとゆー壮大なユメも抱いています。これで結構、ペンキ塗りって楽しいもんなんですよ。DIYを趣味にしてるヒトが多いのも分かるなあ。

とゆーことで、今年も残り43日。あちこちのお掃除に励みたいと思います。一年って、ホントに早いですね。

       

2012/11/11

あのタネは、コレでした♪

皆さん、野菜、食べてますか?

★お詫びと訂正★

先日の梅田関係のお話で、一部、記述に誤りがありましたので、お詫びして訂正させて頂きます。まず、阪急周辺の大改造工事が始まったのは2007年ではなく、2005年でした。それから、ハービスENTは今年で8周年だそうです。

今は、ちゃんと書き変えてしまいましたが、そういうことで宜しくお願い致します♪

    

★パセリ★

さて、先日、9月頃にあるモノのタネを撒いたという話をしてましたが、コレがそのタネの正体です。正解は、『パセリ』でした♪

なにしろ、買うとパセリってけっこう高い。簡単に育つのは知ってたので、以前から家で育てれば安上がりだよなあと思ってたんです。それで、タネは買ってあったんですけど、なかなか撒いてるヒマないままに来てたんだな。

写真は10月頃、つまり撒いて1カ月くらいの状態ですが、今はこれから更に育ってて、この秋冬は自家製パセリでグラタンやスパゲティなどに彩りを添えることが出来そうです。一応、収穫期は11月頃までだそうなんですけど、うち、室内温室あるんで、そこに入れといて冬越しできるかどうか見てみようと思ってます。

ちなみに、パセリは単なる"彩り用の添えモノ"と思われがちな頼りない外観ながら、パソに付属のソフト"血液サラサラ健康辞典"によると、栄養素的にはVA、鉄を豊富に含んでいて、たった1本(約10g)で、以下の量を摂取することができるそうです。特にVAなんて、パセリ1本でコレだけ含まれてると考えると、お弁当なんかに付いてたら、残さず食べちゃわないともったいないって気になりませんか? 


栄養素 パセリ1本(約10g)の含有量

一日の摂取量の目安

(30〜49歳)

一日の摂取量に対し

パセリ10gで摂取できる割合

VA 120μg 540μg 約22%
0.75mg 12mg 約6.25%
VC 12mg 100mg 約12%

以下は、"血液サラサラ健康辞典"からの引用です。

『β―カロテン(VA)の含有量は青じそに次ぐ多さで、ガン予防に強力に働きます。またビタミンCの含有量は、野菜のなかでもトップクラスです。抗酸化力の強いβ―カロテンとビタミンCがともに働いて、活性酸素を抑制し、コレステロールの酸化を防いで動脈硬化を予防。免疫力を高め、美肌づくり、老化防止にも有効に働きます。

パセリの濃い緑色に含まれる葉緑素と、香り成分のアピオール、ミリスティシンが脂質の酸化を抑制し、細胞を若々しく保ちます。これらの香り成分は、ガンの発生やガン細胞の増殖を抑えるだけでなく、発汗・利尿・保温作用にも優れています。』

とゆーことで、健康のためにもパセリちゃん、お皿に残っていたら残さず食べてやって下さいまし♪

      

★The ultimate kingdom * supplementary episode 2 -告白- 後編・第42回★

Prologueへはこちらから/各章へはこちらから

・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。メインストーリーの小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

-44-

『リ〜デル! リデルってば、ねえねえねえ』

「なんなのよ、うるさいわね」

『あそぼ〜、あそぼ〜よお』

「あ〜、もう。遊ぶんなら一人で遊んでなさいよ。私はいそがしいのっ」

『やだ! 一人で遊んだって面白くないもん』

言って、トロリーはリデルのいるデスクの端に、ちょんと飛びあがって腰かけた。しかし、言葉を話してはいるものの、それは人の姿をしていない。なにしろ、見た目はまるっきりウサギなのである。いや、ウサギを模しているということは誰にでも見れば分かるだろうが、それは実物のウサギとも違った形をしていた。大きさはリデルより、ふた回りくらい小さいだろうか。キレイな薄茶の毛並みをしていて、リデルが座っていると床に立っているトロリーの顔の位置は彼女より少し低いくらいだから、本モノのウサギよりかなり大きい。決定的に実物と違うのは、いつでも二本足ですっくと立っていることで、しかも、こともあろうにその二本足でスタスタ歩くのだ。もちろん、けっこう高くジャンプもする。そんなわけで、つまりはトロリーは二足歩行うさぎ型ロボットなのだが、その見た目は一般的なロボットというイメージからまるっきり逸脱していて、じっとしていれば非常に精巧に作られたぬいぐるみに見えたし、動いていればいるでイキモノにしか見えなかった。

『何やってんの?』

リデルの手元にある本を覗きこみながら、トロリーが尋ねた。

「お勉強。本読んでるんだから、邪魔しないで。今、めんどくさい化学式を覚えてるとこなんだから」

『ふ〜ん、人間って不便だよね、いちいち苦労して覚えなくちゃならないなんて。こう、ちゃっちゃっとコピペでセーブといかんのかね』

「バカ言わないでよ。あんたとは違うんだから」

『だけど、マーティアやアリシアは何でもすぐに覚えちゃうよ? あれって殆ど、コピペでセーブの世界だもん。だから、人間ってボクらとそんなに変わらないと思ってたんだ。でも、リデルは違うんだね』

「あの人外の兄たちと、一緒にしないでもらいたいわね。私はこれでも、ふつーに人間なのよ」

『あ、そんなこと言うとチクっちゃうぞ』

トロリーの言うのへリデルは大きな溜め息をついて言った。

「あんたは、パパと話してるとおとなしいじゃない。ママには礼儀正しいし。それなのに、なんで私にはそういう態度なのよ」

『タメだもん。バークレイ博士は敬意を持って接するべき年長者ですけれどもさ。それにテディは美しい上に尊敬すべき淑女なんだから、あれは紳士として当然の態度だよ』

「ちょっと待ちなさいよ。タメって、それは私とあんたがタメだと言ってるの?」

『もっちり〜ん! もう、おトモダチでしょ? キミとボク』

「いつから私とあんたが、おトモダチになったのよ」

『これは心外な。キズつくなあ、そういう言い方。ボクはこれでもデリケートなんだから』

「バリケード?」

『おや、これは一本取られた。なかなかやるね、リデル。うん、キミ、素質あるよ。さすがボクの相棒さ』

「何の素質なのよっ、相棒ってなんなのよっ、いつからそういうことになったのよ〜っ!!!」

叫んでいる横で、側のパソコンからメールの着信チャイムの音がした。リデルはそれに気づくと騒ぐのは一旦やめ、そちらに向き直って受診したメールを開いている。それは今朝、リデルがマーティアとアリシアへC.C.で送信したメールへの返信だったので、件名は"Re: トロリーのプログラム修正について"となっていた。実は、もらった時からトロリーにはマニュアルが付いていなかったため、プログラムの変更やメンテの方法なども分からず、それでリデルは制作者であるアリシアとマーティアに尋ねてみることにしたのだ。なにしろ、トロリーはその言動のテンションがちょっとばかり高過ぎて、はっきり言って"ウルサイやつ"なのでなんとかしたかったのである。送信したメールでは、その辺りのところを切々と訴えたのだが、アリシアからの返信は極めて簡潔だった。

― いいじゃない。自分とそっくりで気が合うだろ? ヘンピンフカ、ケントウヲイノル (^_-)(-。-)y-゜゜゜

読んだ途端、リデルの血相は最悪のところまで変わり、再び、両手を振り回して大騒ぎを再開した。

「なんなの、これ〜っ!!! くっそ〜、カオ文字まで付けて悪質〜っ! 完全にバカにしてるわね、私のこと。それじゃ、なに? 私とトロリーがそっくりだってことは、アリシアと私の性格もそっくりだってことじゃないの! 冗談じゃないわよ。私は、まだああまでひねくれちゃいないわよ。それって、言いがかりってもんよ!」

『まあまあまあ』

「おまけに何が、"返品不可"よ。アリシアってば、失敗作の不良品だから私に押しつけてよこしたわねっ。第一、マニュアルもなきゃ、メンテのリクエストも受け付けないってどういう料簡してるのよっ。顧客に不良品押しつけて知らん顔って、IGDって、そおいう企業だったのっ?!?! き〜っっっっっ!」

『だーかーらー。いや、ともかくね、ボクもリデルとは相性バッチリだと思ってるんだ。それに、リデルにはそこはかとなくアリシアを思い出させるところも...』

「なんですって?!」

『リデル。既に、アリシアに人格形成上、影響されちゃってるんじゃない?』

「それこそ、冗談ポイよ。じゃ、とにかく、あんたはこれからもこのままココに居座るつもりなのね?」

『もちろんさ。ボクはココが気に入ってるんだから。リデル、キミのこともネ』

言ってトロリーは器用にウィンクした。

『ボクのことは、おしゃべり天才ウサギと呼んでくれてよい。Trolley, the great genius!』

言って、デスクから飛び降りると、イエイ! と言ってポーズを決めた。リデルは、深い深いため息をついている。今や、トロリーは、ある晴れた日、突然にリデルのもとへやってきて居座った災難そのものになりつつあったからだ。

夏の始め、しばらくリデルは両親と一緒にバークレイ家の本拠があるダーヴィルターンシャーへ出かけていた。クランドル南西部にあって風光明媚な土地柄でもあるので避暑にも最適で、本拠ともなるとリデル好みのクラシックで贅沢な大邸宅だってあるのだが、いかんせん、現当主であるマリオが戻っていると聞くとカタブツの親戚連中が続々と集まってくる。その上に、使用人たちも先代からの名残りでやたらに堅いので、彼女にとっては窮屈この上ない場所だったのだ。2週間近く我慢したものの最後にはブチ切れて、とうとう父にねだって早々に引き揚げてきてしまった。その辺りからしてオテンバ娘にとって既に災難だったと言えるが、戻って来てみたら、それ以上の災厄が待ち構えていたのであった。

リデルは夏生まれの獅子座なので、ちょうど今頃が誕生日にあたる。それで、兄たちからメッセンジャーに託されて5回目のバースディを祝うプレゼントが送られてきた、のはいいが、それがトロリーだったのだ。以前、兄たちのところにマロリーなる、トロリーとそっくりの電脳ウサギがいるのを見てめちゃくちゃ気に入り、欲しい欲しいとねだっておいたのだが、一見したところトロリーはマロリーそっくりだったので大喜びした、のも束の間の夢だった。マロリーは礼儀正しく、紳士なキャラの優等生ウサギなのに、トロリーはそれとは全くの正反対で、やたらめったら騒ぐしワガママ。おまけにあっと言う間にリデルに懐き、迷惑な話だが所かまわずついて回ろうとするのである。おかげでリデルは朝から晩までつきまとわれっ放しで、い〜かげんキレて兄たちに助けを求めたのに、アリシアからはからかうような返信が返ってきただけだ。マーティアに至っては、忙しいのは分かっているが、まだ返信すらくれていない。

親たちはと言えば、トロリーは外ヅラがいいのですっかり二人に気に入られているから既に生きたペット扱いで、ダーヴィルから戻った後、別の場所に避暑へという計画もあったのに、"トロリーを置いてゆくのは可哀想だから"という理由で取りやめになってしまった。なにしろ、トロリーはIGD内部では未だトップシークレット扱いのテクノロジーを山ほど搭載しているので、不用意に連れて回るわけにはゆかない。それで、あんたのおかげで、私の夏休みが無くなっちゃったじゃないのと思いつつ、こんなものねだるんじゃなかった、とつくづく後悔の嵐な昨今のリデルなのである。

そんなこととは少しも考えてすらみないトロリーが、呆れるリデルの横で言っていた。

『ね、ね、リデル。ぼく、また着替えたいな。お着替え! お着替え!』

トロリーは今、ネイビーのセーラーカラーのトップに、おろそいのズボンをはいている。今朝、着替えさせてやったばかりなのだが、気分が変わったのかまた着替えたいらしい。なにしろ、マーティアたちのメッセンジャーは、ついでにトロリーお着替えセットも山ほど置いて行ったのだ。中には、アリシアが自ら編んでやったというカギ針編みのニットボレロまであって、トロリーがまだ袖を通していないものも多いから、オシャレさんな彼はやたらと着替えたがる。着せ替えも楽しめるおしゃべり冗談ウサギだなんて、あの天才どもは何を考えてこんなものをテマヒマ大金かけて作ってるんだろうと、リデルはその人外ぶりにさすがにアタマの痛くなる思いがするのであった。

しかし、まあ一応、この世の他の誰も持っていないスーパー電脳ペットではあるし、可愛くないこともないので、リデルは仕方なく立ちあがって、ウォークインクロゼットの方へ歩いて行った。そこに、トロリーの服も入れてある。トロリーは嬉しそうにスキップしながら後からついてきた。

ウォークインクロゼットとは言うが、リデルのそれは普通の子供部屋ひとつくらいの大きさはゆうにあった。ヒラヒラと可愛らしいのやら、キラキラと豪華なのやら、彼女の父であるマリオは、マーティアやアリシアが幼かった頃も彼らの服をあれこれ選んでオーダーするのを大の楽しみにしていたが、今や、自分の実の子供、しかも女の子ともなるとその楽しさもひとしおのようで、妻が止めるのも聞かず、次から次からオーダーし続けているのだ。ちなみに、今日のリデルは夏らしいさらっとした花柄生地のハイウエスト・ドレスを着ている。相変わらず、彼女の方こそ人形か、どうかするとロボットかと思えるくらい非現実的に可愛らしかった。そのクロゼットの一画にトロリーの小さな服が沢山かかっているラックがあって、トロリーはそこへ飛んで行くと中の一枚を引っぱって言っている。

『コレコレ。前から着てみたかったんだよね』

トロリーが引っ張っているのは、アリスうさぎ仕様の上着だ。ハートやスペードなどのトランプマークが前にも後ろにもアップリケしてあって、襟元に金銀ラメ入りのチュールで作った大きなフリルも付いている。それを見て、リデルはまたまた呆れて言った。既に、声が疲れている。

「...お願い。もうちょっと、ぢみなのにして」

『なんでよ』

「クリスマスじゃないんだから。第一、見てて暑苦しいじゃないの、この真夏に!」

『ぶー』

トロリーは不満なようだったが、他にも着てみたいものがあったらしく、おとなしくそれは諦めて別のを引っぱった。

『じゃ、コレならいいでしょ? シンプルだし、夏向きだよ?』

今度のは、涼しげなボーダーのシャツだったので、リデルも納得したようだ。胸のところに錨マークのワッペンも付いている。ズボンもそれに合わせてきれいなブルーに変えてもらって、仕上げに海賊帽をかぶるとトロリーは満足した様子で鏡の前に歩いて行った。

『やっほ〜い♪決まってるぅ〜。どう? リデル。カッコいい?』

振り返って尋ねるトロリーに、リデルは諦めてとりあえず頷いてやった。彼女の肯定にトロリーは嬉しそうだ。

『よっほほほほ〜い♪ ボクは海賊だぞぉ。七つの海を渡り、宝物を強奪! 大艦隊と戦争だ! 野郎ども! ついてこ〜い!!』

言って飛びハネながらクロゼットを出て行ったのを見て、リデルは、ホントにこれからずっとアレと暮らすわけ? 、と思いながらトロリーの後をついて部屋に戻った。つくづく呆れて、尋ねている。

「あんたってば、なんでそうムダにテンション高いのよ?」

『ムダ? そんなことないよ。ボクはウサギなんで、人間のように表情で喜びや笑いを表現することができないんだもん。だから、それを表現する別のプログラムがいろいろと組込まれてるんだ。それに、ボクの最優先の使命は世界に笑いと元気を運ぶことなの。知ってる? 笑いは福音、健康にもいいんだよ』

「・・・・・」

おや? もう、こんな時間だ。お茶の用意、頼んでくるね。お着替えも済んだことだし、お茶しよう、お茶しよう。よっほほほほ〜い♪ ほいほいほい♪』

歌いながらトロリーは、軽いステップで扉の方へ歩き出した。

『ボクはぁ〜、陽気な〜、気まぐれうっさっぎ〜♪るんるんる〜ん♪よっほほほほ〜い♪』

トロリーが部屋から出て行くのを呆然と見送って、どっと疲れた様子で肩を落としてリデルが言っている。

「悪夢...。悪夢よっっ。悪夢なのよ〜っ。私の静かな生活を返して〜っっっっ!!!」

そこへ再び、デスクの上のパソコンからメール着信のチャイムが響いた。歩いて行ってみると、どうやらマーティアからの返信が届いたらしい。まさか、マーティアまでアリシアと同じじゃないでしょうねと思いながら、リデルは椅子にかけてメールを開いた。

― ハイ、リデル。苦戦してるみたいだね。でも、トロリーの真価は、きみに何か万一のことが起こったときにこそ分かると思うよ。そんなことは、起こらないことを祈ってるけどね。まあ、もう少し、様子を見てやってよ。きっと、あいつの良さがきみにも分かるから。

日がな一日忙しいマーティアにしては、早い返信だ。だから、これでも精一杯、気を使ってくれているとリデルにも分かっている。しかし、何の解決にもならないなあ、と思いながら、またまた溜め息をついた。

「あの冗談ウサギが、私に何かあった時、モノの役にでも立つっていうのかしら。わっかんないな〜」

リデルは腕を組んで首を傾げ、それから仕方なさそうに続けた。

「それはまあ、可愛くないこともないですけれどもさ」

トロリーの口グセをマネて言ってから、更にプンスカと唇を尖らせて付け加えている。

「お調子ノリで、騒がしいけど!」

しばらくそのまま考えこんでいると、廊下からまたトロリーの声が聞こえてきた。家政婦のマジェスタと一緒に、午後のお茶セットを運んで来たようだ。

『リデル、リデル〜、ケーキだよ。リデルの好きなアイスクリーム・ケーキだよ! ねえ、マジェスタ、早く、早く!』

「はいはい、トロリー。ちょっと待ってね」

それを聞いてリデルは、また溜め息をついて言った。

「あの、のべつまくなくうるさいとこだけでも、なんとかしてくんないかなあ...。あれさえなきゃな!」

どうやら、リデルのこの夏の苦難はまだまだ続きそうだが、とりあえず、マジェスタ特製のアイスクリーム・ケーキとアイスティの慰めが来たようだ。

original text : 2012.11.4.-11.11. 

      

2012/11/3

阪急百貨店、二期棟オープン!

う〜む、阪急は、

コレに社運をかけてるなあ♪

★今、梅田がおもしろい★

小ネタがたまっちゃうので、ブログっぽく連続更新いっちゃうぜ♪三連休にはなってないけど、祭日だしねっ♪

さて、昨日、ちょっと用事があって梅田に出たんですが、折しも10/25に阪急百貨店が大々的に新装開店したばかりでした。この後、これまで一時的に営業していた部分も改装されて全館オープンに漕ぎつけるわけですが、あのあたりの工事が始まったのは2005年頃だったそうです。Ayapooでも、阪急の横のキレイな天蓋が無くなって、なんだかうっとーしー工事をやってるなんて話を2007年の秋頃に書いてましたから、それからでも実に5年。その間もずっと、Ayapooって続いてたんだなと思うと、なんか、ある種の感慨を感じますが、ともあれ、昨年は5月にJR大阪駅が新装なってルクアとか出来たし、今年は年末商戦に向けて阪急が大々的にオープンとゆーことで、大阪・梅田はなかなか賑々しくやっております。

ハービスENTが、もう八周年だそうなんですけど、ENTとかHilton Plaza West がオープンした辺りから、梅田にはゴージャスな内装がウリの建物が次々と建ってきました。今回の阪急もそうで、おっ、社運賭けてるな! とゆーのが一目で分かる頑張りぶりです。長いこと、工事でマトモに道歩けないの我慢させられただけのことはあったな、といちおー納得。ちなみに、以前、阪急横のコンコースを彩っていた例の豪華な天蓋は某有名建築家の作品だったそうで、着工時に取り外して保管してあったらしく、新装される阪急のレストラン街に移設されるという情報も入っています。完全になくなっちゃうんじゃなくて、また見れると思うと嬉しいですね。

さて、上の写真ですが、こちら新装開店したばかりの阪急百貨店二期棟内、9Fに設けられた広場。マスコミなんかでも報道されてるだろうから、もう皆さん、見てらっしゃるかもしれませんが、この広場は9Fから12Fまでの四階分をぶち抜いた吹き抜けになってまして、非常に快方感が大きくて明るい。そして、広場内ではショーやパフォーマンスなども行えるように、階段状の観覧席が設けられています。実際、開店直後ということもあるのか、ストリート・パフォーマンスやコーラスなども披露されて沢山の人を集めていました。その横には、もう一枚の写真のようなカフェも設けられており、もちろん、周辺には様々なショップが軒を連ねています。このあたりには、今のとこ雑貨系のお店が多かったかな。8Fまでは、まあ、わりとふつーに百貨店の品ぞろえで、お洋服あり、ブランド品あり、食器あり、寝具あり、etc、ってとこです。

11Fは子供服が売り場のメインになってて、カジュアルからドレッシーまで、幅広く取り揃えておりますって感じで、いろんなお店が入ってますね。あやぼー的には、この子供服売り場がけっこうウケました。なにしろ、折しも今、リデルが出て来るシーン書いてるので、わ〜い、こんなのリデルに着せちゃお〜と思うようなのがいっぱいあったのだな。まあ、リデルこそ、まさにまんまロリなので自分のセンスだけで書けないことはないんですが、大人サイズのロリ系お洋服と子供サイズのではまた可愛さが異なっている。やっぱり子供サイズのを実際に見ると、イメージの湧き方が違います。マリオが激甘パパの上、なんだかんだ言いながら兄ちゃんたち二人も甘やかしまくっているので、リデルの部屋は殆ど遊園地だし、ワードローブも豊富そうだし、書くのが更に楽しくなりそう。それに、オシャレな女の子というとエヴァもいるから、幼児サイズからコドモサイズまで、いろいろ見れて楽しかったのであった♪あと、こ〜んなお洋服なら、ウサにも着せたいぞとか思ってしまった...。ああ、もうビョーキ♪

そして、その上の12F、13Fは言わずとしれた百貨店の定番、レストラン街。新装してもそこ変わらないのは伝統なのでしょうか?! 私は今のとこヒルトンのThe Grand Cafeがご贔屓なんで、ランチといえばそこになっちゃってますから見物だけですが、お、ココ入ってみたいぞというお店がいろいろありました。既に行列のカレー屋を始め、お昼時ということもあってフロア中、活気に満ち満ちて呼び込みもたけなわ。

そこからも、まだ上へゆくエスカレーターがあるので乗ってってみると、そちらはなぜか一転してし〜んと静かなのよね。ビジネスマンらしきオジサンたちが、すみっこでヒソヒソやってたりして、大きな声出したら叱られそうな雰囲気なので、なんだ?なんだ?と思っていたら、それはどうやらこの階から上がオフィスになってるからのようで、14Fは入ってる会社の総合ロビーみたいな感じで使われてるらしい。でも、一般のお客さんも入れて、↓の写真のような展望を楽しむことも出来るし、カフェなどのお店を利用することもできます。ちなみに、私ちょっと気になってフロアガイド板を見てみたんですが、最上階をかなりの面積、占拠していると思われるのはクラレさんでした。儲かってんだなあ...。いや、家賃がね...、ヒトゴトながら凄いだろうなと。(笑)

     

んで、午前中はこうして新装の阪急見物を楽しんだ後、いつものThe Grand Cafeでランチしてまいりました。ココは既に私の梅田でのリヴィング状態になってまして、なにしろ、ウレシイのは雑誌も各種、置いてくれてるとこなのだな♪だから、一人ランチでも退屈しないし、のんびりできる♪オマケに、どこも混んでる正午前後のランチ時こそ、お客が少ない! 夏休み時期は、さすがに混んでましたけど、秋以降またいつもの雰囲気に戻ってて、たいていの場合、待たずにすんなりお気に入りの窓辺のソファに陣取れるのもぐーなのだ。混むのはむしろ、ランチ時の終わった2時以降のようで、ランチよか、お茶しに来るヒトの方が多いのかもしれませんね。でも、あやぼー的にはランチ・メニューも気に入ってて、スープも、サラダも、お茶も、一般にランチのセットに付いて出て来るものと比べて遥かに味がしっかりしてて美味しい。ま、サンドウィッチやサラダがメインになるので、ランチとしてはちょい軽いかもしれませんけど、私としては今のところココのパストラミビーフサンドに思いっきりハマってるので、このくらいの量でも十分満足できる。しかも! 最後で出て来るアイスクリームが、行くたびコロコロ種類変わってて美味しいのよ〜♪ ちなみに昨日はピスタチオでしたが、ストロベリーの時もあったし、塩アイスとかの時もあった♪

その後、今度はルクアにも寄ってきました。写真は、JR大阪駅の真上にあるフロアですけど、大丸からルクア方向に抜けることもできるところです。かなりだだっ広いんですが、今は、そのフロア全体にお花畑が出現してました。年末商戦始まると、いろんなことが起こるんだね。

ふだんは、こんな感じ。↓↓

今年は、昨年までと比べて、お洋服の購入量が激減してて嬉しいんですけど、そろそろこういう時期だしキケンだとは思ってたんです。秋冬ものって、特に好きだからなあ...。

そう思いつつルクアをウロウロしてたら、きゃ〜、かわい〜い! と思うエミキュ風のコートを見つけてしまったから、さあ、困った! コートといってもロリ系の、これでもかってくらい布使ってあるやつじゃないから、お値段的には大したことないんですけど、グリーン、ワイン、キャメル、アイボリーの4色展開で、どれも欲しーっ、となって、まず、お色が選べな〜い! どうしよう、どうしようと思いつつ、他のも見てると、今度は千鳥格子のJSKが〜、あ〜、別珍のスカートが〜、しかもこんなお値段だし〜! 

思わず買いそうになりましたが、実は私、先月、再販されたPrettyさんのWonder Party柄JSKを黒とブラウン、2色も買っちゃったとこだったんです〜う。まだ、クレジットのお支払い、これからなんですね〜っ。その上、コレ買ったら、お支払いの桁がヒトケタ上がるじゃないかっっっ。困った困った困った、と思いながら、更にウロウロしてると、今度は別のお店にもステキなコートが〜っ。あ〜、こっちもいい〜。でも、これも4色展開だ〜。こちらは、黒、淡いピンク、キャメル、ベージュ。特にこのピンクがよい!

この状態では、さすがにどれにするか思考がパンクして即座には選べず、とりあえず、一旦引き上げて、冷静になって考えなければという事態に陥ってしまいました。しかも今、ジェーンのバッグとメタモルさんのコードラッセルドレスと別珍のバッスルドレス。どれもこれも欲しくて、懸命に物欲と死闘中だったんです。そんな状態で、更に悩むネタになるよーなもん見に行くな! ってなもんなんですけど、これもビョーキだからなあ...。しかも、不治の病だし。

秋冬もの商戦の真っ只中ともなると、私のアタマは簡単にデータ処理能力を超えてしまうのでついにストール! とゆーことで、とりあえず、何も買わずに帰ってきました。...でも、たぶん、結局は何か買うな、これは。しかし、せめて、クレジットのシメ日済んでからにしよう...。(泣)

ま、そんなこんなで、楽しい今どきの梅田です(←懲りとらんのか! )。なにはともあれ、関西在住でない皆さまも機会がありましたら、ぜひ、おいでになってみて下さいまし♪

            

2012/10/29-10/31

偉大なり、癒し系キャラ。

可愛いコちゃんたちには、

こんな科学的効用もあったのだ♪

★ウサちゃん・ぽってりティポット★

なかなか更新できないでいる間に小ネタがたまってるので、先日に続いて小ネタ更新させて頂きます。まずは、ウサちゃんグッズの話題から。

ご覧の通りティポットなんですけど、こちらの柄は2年ほど前にマグが先に発売されて、その後、おそろいティポットが出ていたようです。確かに、通販サイトでかすか〜に見た覚えがあるような気もするんですけど、なにしろ、ウサのティポットももう既に2種類持ってるので、欲しくなるといけないから予防的に見ないよ〜にしてたんでしょうね。それで買わずに済んでたんです。でも、先日。近所のJuscoで、それもいつもの雑貨屋さんではなく、食器売り場の方に出ているのを見つけてしまった! 

ウサちゃんたち、とうとう雑貨屋さんばかりではなく、大手スーパーの食器売り場にまで進出しちゃいましたよ。できれば、ホントに好きな者だけで密かに愛でていたいと思うので、あんまりそういうところでは売って欲しくないんですが、進出しちゃったものはしかたない。で、実物を見たら、きゃ〜、かわい〜い♪となってしまって、案の定、購入。もともと、セットのマグはゲットしてあったので、めでたくオソロとなりました。写真ではイエローとブルーしか写ってませんが、もちろんピンクも買ってあります。

こちら、以前ココでもお見せしていたセットのマグカップ。ピンクの柄は、こんな感じです↓↓

ティポットとしては小ぶりで、ちょうど一人分用というくらいの大きさなんですけど、ル・シュクルちゃんのティ・ポットは、これまでのもだいたいそんなくらいの大きさです。いつものティポットとちょっと違った雰囲気が楽しめるので、こちらは美味しいドーナツでもある時の専用にしようかなと思ったりしています。

それにしても、既に暖かい紅茶などが美味しい季節になってますね。そろそろ、コタツも使えるようにしなければならない時期です。あったかいコタツに入って、ウサちゃんポットでお茶。考えるだけで、キモチがぬくい。ああ、シアワセ...♪

     

★癒し系キャラの効用★

とゆーことで、シアワセについてなんですけど、この"小さなシアワセ"が、健康によい! という科学的根拠があるのを、ご存じでしたか? 私も、先日ご紹介した根来先生の本で知ったんですが、笑うとセロトニンが分泌されるんですって。セロトニンというのはホルモンの一種で、メラトニンの原料になるものだそうですが、"幸せホルモン"とも言われているそうです。笑ったり、目を楽しませるものを見たりすると、分泌されるものだからだとか。

『セロトニンはセロトニン神経という脳の中の神経から分泌され、脳全体を活性化させ、また脳を調整してその働きを安定させます。そして、心に元気をもたらすホルモンとして「幸せホルモン」と呼ばれています。この「幸せ」を感じるのは脳です。そして、感情や気分が生まれるのも、心の動きが生み出されるのも、脳内物質と呼ばれる、脳の中で神経細胞から神経細胞へと情報を伝える働きをする「神経伝達物質」が関係しています。脳内物質の分泌は、私たちの心や性格に影響しますが、そのひとつがセロトニンなのです。

セロトニンは、例えば絵が好きな人が美術館でゆっくり鑑賞していると心が満たされる、そんなときに分泌されます。好きなことをしていると、ほっとして幸せな気分になるものですが、その気分をつくっているのがセロトニンです。』

- 根来秀行著・「眠っているうちに病気にならない体をつくる本」p93

『アメリカの研究では、これからコメディ映画を見る、と分かっただけで、アンチ・エイジング・ホルモンの分泌が高まることが確かめられています。つまり、笑うだろうと予感するだけで、私たちの脳は反応しているわけです。実際に笑うとどんなことが起こるか、アメリカでも日本でも、さまざまな研究報告があります。

●脳の前頭葉が活性して脳トレ効果がある

●免疫グロブリンAという免疫物質が多くなる

●NK細胞という免疫細胞が活性化する

●自律神経のバランスを整え、副交感神経が優位になる

●セロトニン神経が活性して、セロトニンが分泌される

笑いがすぐれているのは、例えば心の底からおかしいと思っていない時でも、つくり笑いをしただけで、セロトニンの分泌などの効果が現れることです。』

- 根来秀行著・「眠っているうちに病気にならない体をつくる本」p163〜164

逆に、気分が暗くなるような不幸な状態が続く時には悪いストレスがのしかかっているわけですが、この"ストレス"も老化や病気の原因になる活性酸素を代表とするフリー・ラジカルというものを体内に大量発生させてしまうそうで、これが命に関わる物質なんですね。

『フリーラジカルは、呼吸や食事で取り入れられた酸素が細胞の中でエネルギーに変換される過程で、細胞内のエネルギー工場であるミトコンドリアで作りだされてしまう有害な老廃物です。ですから、生きている限り、どうしてもできてしまうことを避けられません。特に心身にストレスがあるとフリー・ラジカルはどんどんできてしまい、また、紫外線を浴びることでもフリー・ラジカルができてしまいます。フリーラジカルは体の内部で作られるばかりでなく、外からも入ってきます。排気ガスや煙草の煙、化学物質などにはフリーラジカルが含まれていて、浴びたり吸ったりすれば、それが体の中に入ってしまいます。

「フリー」と聞くと「自由」を思い浮かべますがその通りで、フリーラジカルは安定していない分子や原子なので、勝手気ままに回りの細胞にどんどんとりついて、酸化という化学変化を起こすのです。酸化が起こると、ものはサビたり、腐ったりします。細胞レベルでサビや腐敗が起こると、どうなるでしょう。皮膚の細胞なら、それがもとでシワやシミができます。同じようなことが脳で起きると、アルツハイマー病の原因にもなります。血管の中では、どんなことが起きるでしょうか。血液中の悪玉コレステロール(LDL)がフリーラジカルによって酸化されると、「酸化変性LDL」という超悪玉コレステロールになって、血管を傷つけ、動脈硬化をすすめます。動脈硬化が更に悪化すると高血圧、脳卒中、心筋梗塞の発症につながり、命にもかかわります。また、内臓の細胞のDNAが酸化されると、そのDNAがこわれて、異常な細胞を作ってしまいます。これがときには、がんの素になることもあります。それだけではありません。フリーラジカルは細胞内のエネルギー工場であるミトコンドリア自体も破壊し、結果的に細胞自体をもダメにしてしまいます。老化の出発点は、ここにあると考えられています。つまり、フリーラジカルは、病気や老化の大きな要因となっているものなのです。』

- 根来秀行著・「眠っているうちに病気にならない体をつくる本」p82〜84

そして、こういうフリーラジカルを無害化するのに強力な役割を果たしているのがメラトニンなんですが、これはセロトニンを材料にして作られるそうです。夜、眠くなるのもこのメラトニンの作用によるものだそうで、昼間に作られたセロトニンが夜になってメラトニンに変化、そして人間が眠っている間に体内のフリーラジカルにくっついて別の化合物に変え、無害化するというのが、おおまかな図式らしい。メラトニンには他にもいろいろな効用があるようですけど、そんなわけで昼間にセロトニンを沢山作っておかないと、メラトニンも十分に作られず、睡眠は取りにくくなるわ、不眠になるわ、フリーラジカルも退治できないから病気にはなるわ、老化するわ。⇒ 不幸は、こうやって増殖してゆくんだなあと、私、改めて納得致しました。怖いですね...。

だから、起きている間に折にふれて、笑えるような楽しい気分やいい気分になることは、科学的にも健康によい! ということなんでしょう。よもやまばなし・第8回「遊びゴコロのおはなし」で、私は

『どこかで「コーヒー1杯の効用」について書いたことがあったような気がするんですが、それはかつて私がめちゃくちゃ忙しい仕事をしていた時、殆ど夜中と言えるような時間に帰途につき、「なんでこんなに働かなきゃならないんだ、ヤメてやる、あんな会社、絶対ヤメてやるぞー」と悲壮な気持ちになってた時に、たまたま入った喫茶店でコーヒー1杯飲んでる間にそういう気分に浸ってたのがアホらしくなったという話ですが、「癒し系キャラ」たちには、これと同じ効用があるものと思われます。余裕の無いときに余裕を取り戻してくれる。ガチガチ堅いばっかりだと、そういう時にヘンに思いつめちゃって、すっごく不幸な気分のまま生きてかなきゃならないんじゃないか。挙句に「疲れた」とか遺書残して自殺したりとか。

そう考えると癒し系キャラに限らず、何かしら自分の好きなものだとか、日常から離脱できるような遊びを感じさせてくれるものを身近に置いておくことは、いわゆるところの「ストレス」からの防御にもなる。』

などと書いておりましたが、癒し系キャラというのも、それが好きな人間にとっては絵を見たり、音楽を聴いたりするのと同様の効果を齎すわけで、従って、それを毎日見えるところに置いておくと、科学的にはセロトニン生産に役立っているとゆーことに! このヨモヤマを書いたのは5年ほど前で、その時は単に気分的なものと思っていたんですが、このたび、それにはこんなに深遠な科学的根拠があったのだと知って私は嬉しいぞ。なにはともあれ、人間、やっぱり苦境にあっても笑って生活しなきゃ、悪循環でどんどんダメになってくってことなんでしょうね。ポジティブ・シンキングを持つことも大切です。

で、もうひとつ重要な点なんですが、そのセロトニンを作るにも原料がいるそうで、それがトリプトファンという物質。これは体内で生成されるものではないので、食品から摂取しなければならないんですけど、含まれているのは納豆やチーズなんですってさ。こういうところで、睡眠学と栄養学が連携してくるということで、食生活改善、睡眠改善は健康やアンチ・エイジングに繋がり、結果として"限りなく不老長寿"を実現することに繋がる。従って、それをどのくらい熱心に実践するかってとこにかかってくるんだけど、実践するにはまず、そのための知識が必要でしょう。

ところで、気分によって体内で発生する物質が体調や身体機能に影響するとか、『脳内物質の分泌は、私たちの心や性格に影響します』とかいうことが分かって来てるということは、精神と肉体の関係も科学的に解明されつつあるのかなという気がしますね。なかなか、面白いです。

          

★スマホでも、どうぞ!★

iPhone5が出回りつつあるようですが、先日、近所のJuscoでデモンストレーション用に置いてあるiPhone5を見せてもらって来ました。で、3月頃に、"スマホの解像度がiPhone5あたりから飛躍的に伸びそう"とか書いてたと思いますけど、それで試しに、このサイトを表示させてみたんです。すると、確かにけっこうちゃんと見れる。トップページは横スクロールが必要になりますが、それもあのサイズで見ることを考えれば、それほど見にくいってわけでもない。Ayapooなんかは、狭い横幅でも見れるように敢えて内容の横にリンク作らずにトップに持ってっておいたから、文章を横いっぱいで表示できてるのもぐーだった♪当然、小説とか、他のページもそのノリで見れると思います。

一応、これまでのスマホでも見れてましたし、iPhone5でも見れるようなので、お持ちの方はそちらでもチェックしてみて下さいまし。私自身は、まだしばらく、スマホは遠いけどなあ...。

     

2012/10/27

この時期、

やっぱりコレですかねえ。

巷はカボチャだらけだぞ♪

★ご無沙汰いたしました★

どうも、このところ調子が出そうでいて出ない状態が続いてまして、ぼちぼちの更新になってしまい、申し訳ありません。とりあえず、今回もなんとか小説アップできるところに漕ぎつけましたが、デュアンに元気がないと書きにくいのなんの。そもそも、三兄弟が出て来る話を連載するまでになったきっかけは、このコがあまりに元気にアタマの中を駆け回ってくれるので、それがそのままお話として外に飛び出したという感じだったんですよね。ま、道ならない恋煩いなんですから沈むのが当然なんですけど、どうなるんでしょうね、これから...。

しかしまあ、私は体質的に思い煩うシーンというのを書き続けられないタイプでして、沈んでるデュアンはしばらくそのままおいといて(本人が何らかの結論に到達するまで置いとくしかないのだが)、次回はちょっと、元気娘のリデルの部屋に飛んでみたいと思っています。彼女のところには、最近なにやらおかしなモノが住みつくことになったようで、けっこう賑やか。デュアンが知ると欲しがること確実なニュー・キャラ、トロリーくんも登場します。ちなみに、お気づきの方もあるかと思いますが、リデルはヴィジュアル的にはQuo Vadisのフレイア教授がモデルなんだな。あのイメージで読んで頂くと一層楽しいかもしれません。

      

★久々の手芸作品★

そんなこんなの毎日ですが、気分転換にちょこちょこ手芸作品を作ったりはしています。↓の2点は、のーくんシリーズ9月と10月のきめ込み歳時記です。それぞれ、画像をクリックして頂くと、大きな画面で細かいところまでよく見ることができます。

9月のテーマはお月見で、10月は言わずと知れたハロウィーン。まず、9月の見どころは飛んでるトンボと本モノそっくりのススキですね。作るのに一番テマがかかったのはトンボで、布を貼り合わせて胴体と羽根を作り、その先端にビーズの目玉を2個貼り付けてあります。本体が2cmほどなので、作業が細かいのなんの。特に、目玉をくっつけるのは、殆どピンセット作業のような状態でした。ススキの方は曲げたグリーンのワイヤーにベージュの刺繍糸を挟みこんであるだけなんですが、確かにススキの穂ってこんな感じですよね。あとは、のーくんが持ってる梵天3つがお団子、月の出に雲がかかり、背景は山、中央あたりは田んぼを表現してあるんでしょう。定番のリンゴも2個入っています。

10月はカボチャカラーも鮮やかに、写真では見えにくいですけど月の横にコウモリが飛んでます。大きなカボチャの他にも、絵の中には3つのカボチャがあるの、分かります? それぞれにアイビー状の葉っぱが付いている。他に、耳の長い方はもちろん、のーくんうさぎですが、短い方はお友達のネコらしい。ネコは魔女帽子をかぶって、黒いマントを着ています。あと、可愛いキャンディもいくつか。特に難しい所はなかったものの、パーツが多かったので、けっこう手間かかりましたね。

今、この2点を寝室のランプのところに飾ってるんですが、色がこうなので秋〜という感じで、なかなか良いです。特に、ランプの灯りで見ると、トンボやコウモリなどを支えているゴールドのワイヤーが光ってキレイですよ。

そして、↓の写真の方はドールハウスのパーツです。これまで、このショップシリーズのドールハウスは4点作り上げて、それらはここでも写真をお見せしていたと思うんですが、今、残り2点を作り上げてシリーズをコンブすべく頑張ってます。写真のは残ってるうちのひとつ『カフェ』のパーツで、テーブルとイス、観葉植物、テーブルの上にはコーヒーポットとカップやケーキなどが乗っています。もう一枚の写真のテーブル上に写ってるのはケーキケースですね。チーク材を切って削って木枠を組み上げまして、中にホールケーキとカットケーキ(これらはフエルトを切って貼り重ねたものの上に、アートフラワーの花芯に使うペップというものの先端を切り取って貼って作ってあります)を入れ、最後に木枠に透明シートを貼り付けて、ガラスケースの雰囲気を出してあるんです。

透明シートは、よくテレカなどのカードが入ってる透明のカードケースを切ったもので、角の部分に元々折ってあるところを使って合わせてあるので、キレイに折り目が出ていてケースらしく見えるようになってます。見本では、折り目部分は使わず、ドーム状にカーブさせるような感じで作ってあったんですけど、こちらの方がキレイなような気がしてそうしてみました。自分的には、やっぱりそれで成功したなと思います。

これらは最終的には他のパーツと一緒にひとつのBOXに収まることになりますが、まだ組み上げていないので、出来上がったら改めてアップしましょう。どんな"カフェ"になるか、それは出来上がってからのお楽しみ、ということで。

       

★パンプキン・クリーム★

とゆーわけで、ハロウィンです。しばらく前からミスドでもハロウィーン仕様のドーナツ各種販売されてますけど、皆さま、もうお試しになりましたでしょうか? 私はカボチャな雰囲気に引かれて、パンプキンクリームを買ってみました。1個買ってみたら美味しかったから、先日はリピート購入で2個。ハロウィーンまでの限定販売だと思いますので、お試しになりたい方はお早めに。私も、もう1回くらい食べたいです。

で、このパンプキンクリームの入ったやつですが、中のカボチャ風味のクリームはさっぱりした味わいがぐー。全体としてはエンゼル・クリームの中身をパンプキンクリームにして、上半分にカボチャ色のチョコを薄くコーティングしたという感じでしょうか。

これも含めて、ハロウィン仕様のドーナツどれでも7個+スヌーピーのミニぬいぐるみ(こちらもハロウィン仕様)がセットで1000円! というのもやってて、スヌーピー好きだから、う〜ん、欲しいけどなあ、とは思ってるんですが、ほんと、うち、その後もウサぬい増えちゃって、今や260匹もいるんですよお、もお、ウサウサウサウサウサの毎日で、完全包囲されてます、私。い〜んですけどね、好きで集めてんだから。なにしろコイツら、正真正銘手作りらしく、一体として同じ顔をしたヤツがいないんだもの。普通、大量に製造されるぬいって、布のカットは機械で一気にやっちゃうんだろうし、企画から外れないように作るよね? でもウサたちは、メーカーさんが特にそれをウリにしてないものの、実際、全て、手作り1点モノ! 状態なんで、お店に出ているコを見るたび、連れて来てしまうんだ。おかげで、増えて増えて。それで、この上、他のぬい増やすのもなあ...、と思うものだからスヌは足踏みしてるんです。しかし、あと4日だけなんだよな、販売期間。どうしよう、どうしよう...。(←私、ぬい好き体質は生涯治らないと思う)

ところで、最近はドーナツ100円セールをやってることが多いからか、今年はけっこうミスドのポイントがたまってます。私のカードは12/8がポイント期限なので、それまでにグッズと交換しなきゃなんですけど、例年は100ポイントたまればいい方なのに、今年は今、224pで、最終的に250ポイントくらいたまりそう。それ考えると、ミスドとしては100円セール効果って凄くありそうですよね。で、今年も29日からスケジュール帳の販売が始まるようで、昨年に引き続きこれもスヌーピーなんですってさ。見本で中身見てみると、昨年のやつの方が各ページ全て絵が違ってたりして良かったように思いますが、それでもスヌだし、ドーナツ&ドリンク割引券付いてるし、やっぱり買っちゃうだろうな。それに、今年はクリスマス仕様のドーナツ、どんなのになるんでしょうね。そちらも、楽しみです。

     

★なんでしょう★

確か、この9月頃に、あるもののタネを植えてみました。始めは発芽用の小さい土パックに植えて、双葉が出たところで植え替えたところが写真の状態です。さて、何のタネだったでしょーか? そのうち、現在の状態をアップしますので当ててみて下さい。

タネは4個撒いて、発芽したのは3個だったので1個ダメかなと思いつつも、先に出た3つが成長して来てしまったから植替えました。すると、驚いたのは、その後にどのへんに埋まってたのかすっかり分からなくなってたもう1個のタネが、根性で発芽したことです。最初は雑草でも生えたかと思いましたが、成長して来てみるとやっぱり残りのタネだった。出遅れてて、植え替えた時に発芽しかかりだったんでしょうね。

それはさておき、昨年、ミニトマトを植えた時に悟ったのは、植物の成長にはビシバシ直射日光を当てることが必須らしいということ。そんなの植物を育てる方には常識なんでしょうけど、日当たりの良い窓辺に置いてあったのになかなか実がならなかったトマトが、外に出すようにしたらとたんに実がなりはじめたので、窓越しの光ではダメなのか? と思って、今度のヤツは毎日、外に出すようにしてるんです。そうすると、かなりドコドコと成長している。知らなかった、直射日光と窓越しの光がそんなに違うなんて...。

          


★The ultimate kingdom * supplementary episode 2 -告白- 後編・第41回★

Prologueへはこちらから/各章へはこちらから

・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。メインストーリーの小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

-43-

その晩のディナーをどうやってやりすごしたのか、デュアンは殆ど覚えていない。皆がテーブルに集まる頃になっても彼が現れないのでメイドが呼びに来て、ドアの向こうから聞こえて来た声で我に返ったデュアンは、もうすっかり日が暮れているのに気づいたのである。

いつも元気で一番に食卓について席を盛り上げるデュアンだけに、夕食に出て行かなければロベールあたりが具合でも悪いのかと心配するのに決まっている。そうすると、祖父自ら様子を見に来るだろうし、その結果、引かなくてもいい兄たちの関心まで引いてしまうだろう。

そうなってはよけい困るので、呼びに来たメイドにはすぐ行くからと言っておいて、デュアンは急いでベッドを降り、バスルームに駆けこんだ。どうやら自分はずっと泣いていたらしいので、ひどい顔になっているだろうと思ったからだ。案の定、自分にこんな顔ができたのかと思うほど、どっぷり暗い表情で泣きはらした目はすっかり赤くなっていた。それを見て、ぼくはこんなにお父さんのことが好きだったんだなぁと改めて実感し、深いため息をついている。それに、それをとうとうお父さんに知られてしまった ― 実際には、当の脳天気親父は気づいてさえいなかったのだが、少なくともデュアン自身はその時、そう信じていたのだ。

それでもとにかく、今はなんとか夕食のテーブルについて、ふつうに振舞わなければならない。父とは、また後でちゃんと話さなければならないが、彼だって、そんな話を祖父の前でするわけにはゆかないだろうから、とりあえずは黙っていてくれるはずだ。

食欲なんかまるっきりなかったが、さっさと行かなきゃと思ってデュアンは顔と手を洗い、鏡に向かってにっこりしてみようとした。しかし、自分でも大丈夫か?! と言いたくなるくらい不自然だった。いつも前向きな爆弾っ子のサバイバル少年をして、今回のことはかなりなダメージになっているらしい。それでも、ことさら元気よく振舞おうとして、返って部屋を出る時につんのめってコケかけてしまい、ああもうぼく、どうしたらいいんだか、とパニクりながらもなんとかダイニングに辿りついた。

既にみんな揃っていて、そろそろ食前酒を楽しみ始めていたようだったが、デュアンの姿を見た祖父はにっこり笑い、では、始めようか、と側にいたクロードに食事の開始を告げた。クロードは頷いて、ダイニングを出て行った。

「なんだ、どうした? 食事に遅れるなんてデュアンらしくないな」

「あ、ええ。今朝、早起きしたら今頃ねむくなって来ちゃって、ついうとうと」

ロベールに尋ねられて、席につきながらデュアンは調子よく答えた、つもりだったのだが、そうなっていたかどうかは自分でも分からない。それでも、祖父は特に気に留めた様子がなかったから、たぶん、うまく取り繕えていたのだろう。

「ああ、そうか。今日はファーンと朝駆けに出かけてたんだったな」

「はい」

横から、これもデュアンに何も変わったところを感じているようでもなく、ファーンが言った。

「爽快だったよね。デュアンもすっかり上手くなってるから、思いっきり飛ばせたし。どう? ここにいる間に、もう1回くらいやらない?」

「うん、いいね」

「さてさて、食事が来たぞ」

そうするうちにも、クロードがアルベールやメイドたちに手伝わせて最初の皿を運んできている。料理がサーヴされるどさくさにデュアンはちらっと父の方を見てみたが、ディは横の席にかけているメリルにちょっかい出して遊んでいるようで、これもいつも通りで特に変わったところはない。メリルは未だに父と話すことに違和感があるらしく、ちょっと困ったような顔をして受け答えしていた。ディはディでその反応が楽しいのか、こうして何かとメリルにかまっているのを、よく見かける。

「デュアン?」

祖父に呼ばれてデュアンは、はっとしてそちらを向いた。どうやらぼーっと、ディの方を見たままだったようだ。

「え?」

「皿が来てるぞ。なんだ? まだ寝ぼけてるのかい?」

「あ、はい。わあ、美味しそう!」

言ったはものの、食欲なんかまるでない。いつもなら、どんな時でも美味しそうなものが目の前に出てくればそれだけで元気が出るのに〜、と思いながら、デュアンはナイフとフォークを取って、一応、食事にかかった。いつでも、皿の上のものを残したことがないという自分の食いしんぼぶりが、今日ばかりは恨めしい。なにしろ、全部食べなければ、たちまち祖父が身体の調子でも悪いのかと気にするに違いないからだ。そんなデュアンの考えにはまるで気づかず、ロベールが言っている。

「今、ちょっと話していたんだが、前に、みんなで一度一緒に旅行しようと言っていただろう?」

「ええ」

「地中海はどうかという話になってたんだ。ファーンが行きたいと言ってね」

「地中海ですか? ギリシアとか?」

「そうだ。今から予定を立てるとして、秋冬はいろいろとみんな忙しいから、春ならどうかと思ってな。時間的に余裕もあるし、スケジュールも合わせやすいだろう。春のギリシアも、なかなか美しいぞ」

「でしょうね。ぼくはまだ、そっち行ったことないから行ってみたいです」

「そうか? メリルも、あの辺りの絵を描いてみたいと言うし、それなら決まりだな。あちらにも、うちの別荘があるから都合もいい。それに、お披露目の時に呼びきれなかった友人たちが沢山いてね。きみたちを紹介する良い機会にもなる」

「え〜、おじいさま、地中海にも別荘持ってるんですか? ね、一度聞いてみようと思ってたんですけど、いったい、全部でいくつくらいあるの?」

「別荘か? う〜ん、いくつだっけな。ディ、覚えてるか?」

「分かりませんよ。自慢じゃないですけど、うちの所有になってるのがいくつあるかも覚えてないのに、お父さんのまで分かるわけないでしょう? 元々、お父さんが先代から継いだものがいくらもある上に、昔、一時期、これと思う物件があれば見境なく買ってたことだってあるんだから」

「最近はそんなに増やしてないぞ。しかし、私にもいくつあるかよく分からんな。よく使う所だけは覚えているんだが、この際、どこに何があるかはファーンにも教えておかなければならないんだから、リストでも作るか。いや、そういうリストが確かどこかにあったはずじゃなかったかな」

デュアンは自分の問題で上の空になりがちながらも、祖父と父のこの会話に心底呆れたのだけは後になっても覚えていた。なにしろ、二人ともそんなに特別なこととも思わずに話しているようなので、これには兄たちも同じ気持ちだったようで、絶句して口を挟む者すらなかったほどだ。ケタはずれの贅沢に馴染んでいるはずのファーンですらそうだったのだから、メリルに至っては、"お金持ちって、ほんっと〜に宇宙人!"とつくづく思ったのは当然だったかもしれない。そんな子供たちの呆れ顔をヨソに、こともなげに二人は会話を続けている。

「確かに、それははっきりさせておかなければならないかもしれませんね。お披露目のどさくさで忙しかったんでそこまで気が回りませんでしたけど、我々に何かあった時のことも、そろそろちゃんとしておかないと」

「だーかーらー。私は以前から、その同じことをお前に何度言ったと思ってる。おまえより私の方がいつどうなるか分からんのだから、さっさときっちりしておきたいのに跡取りは決まらないしで、私がどんなに焦っていたか....」

「いいじゃないですか、もう決まったんですから。いい加減、その愚痴は勘弁して下さいよ。お願いしますよ」

「ああ、分かった、分かった。とにかくな、デュアン、そんなわけだ。その質問については、そのうち調べて回答しよう」

「はい。でも、要するに、数えきれないくらいあるってことですよね」

「ま、そういうことだな」

デュアンのちょっと呆れ顔にロベールは内心笑っている。数え切れない別荘だの、それを支える莫大な財産だの、手に入るとなれば普通の人間なら目の色が変わるような話だが、いつものことながら、子供たちのうち誰ひとりとしてそういう種類の反応を示さないのが嬉しいからだ。

「じゃあ、とりあえず地中海ということで計画を進めるぞ。いいかな、みんな」

ロベールに尋ねられて三人ともそれぞれに頷いているが、デュアンには先のことより今のこと、だ。話を合わせて話題をやり過ごしながらも、誰も自分の様子がおかしいのに気づかないうちに、どう言えば早々に部屋に戻れるかしらと考えていた。それに、もうひとつ気になったのは父のことだ。自分が気にしまくっているわりに、ディの方はまるでいつもと変わりがない。彼らしいポーカーフェイスと言えば言えるし、だとしたらさすがだなあという気もする。本当は何も気づいていないのだから変わりようもないが、デュアンにしてみれば、でも、実際はどう思ってるんだろうと不安が募るのも無理はない。

それからも、なんとか普段通りに振舞って食事が終わるまでは持って行ったが、そこで彼の努力も限界だったらしい。いつもなら、さて、サロンに席を移して今夜はチェスかビリヤードかというところなのに、おなかがいっぱいになったら、また眠くなってきたと言い訳して、早々に部屋に下がってしまった。朝早かったことが都合のいい口実になって、誰も疑う者がいなかったのは幸いだった。

部屋に戻ると、扉を閉めるなりどっと気が抜けた様子で深いため息とともに床に座りこんでいる。相当に気疲れしたらしくそのまま動けないほどだったが、しばらくしてやっと立ち上がり、とぼとぼ寝室に入って行った。着替える根性すらすっかり死んでいて、そのままベッドに潜り込むと、今日のところはなんとか誰にも気づかれずに済んだけれど、明日からもずっとコレだとたまったもんじゃないよと思っていた。せっかくの夏休みも、すっかり台無しだ。道ならない、しかもデュアンにとって生まれて初めての恋煩いは、彼をかつて経験したことがないようなどっぷり暗い気分に沈ませていて、あ〜、恋って切ない、とつくづく思いながらも、確かに朝早かったせいもあるのか、気疲れのせいか、いつの間にか眠ってしまったようだった。浮上してくるまでには、さすがにかなり時間がかかりそうである。

original text : 2012.10.11.-10.27. 

            

2012/10/4

すっかり秋になりました。

毎夜、月明かりが明るいですね♪

★カシ伐採★

一昨年の夏、庭に勝手にはびこってデカくなりすぎた松やヒノキの大群に、コードレスチェーンソーを武器に死闘を挑んだという話がありました。その時、ひと夏がかりで殆どは退治したんですが、そこで根性が尽きて、一番問題のカシの木はそのまま放置されてたんです。なにしろ、こいつはあまりにも大きくなりすぎていて私の手には負えず、植木屋さん頼まなくちゃどーしよーもないぞ状態だったんだな。それなのに、そもそもその植木屋さんを探す根性すら死んでたんです。

そして、その次の夏、つまり昨年。やっと探し当てた庭師さんに見積りに来てもらったら、カシの伐採をやるなら2月くらいの方がいいですよ、と言われ、では、その頃にまた改めてお願いします、という話になってしまった。で、その時期にさっさと頼めばいいものを、なんだかんだでまた期を逸し、そうこうするうちにもカシちゃんはどんどん伸びてとうとう2階の屋根を上越すまでにっ! のべつまくなく撒き散らす葉っぱも問題でしたが、それより更に切実だったのは根っこの方。これだけデカいと根っこもハンパじゃなくて、早急になんとかしないと家の土台を突き破るとこまでゆきかねないのが一番心配だった。それで、ベストの時期ではないけれど、とにかく成長だけは止めないとということで伐採を断行。幸い、庭師さんのスケジュールが空いていたので、9月の始めに伐採できたから、今のとこ枯れる気配はないようです。↓今、こんな感じ。

  ⇒ ⇒ ⇒ 

よく、春先に街路樹がこんな風に丸ハダカにされてたりしますが、あれってカシなんですね。カシというのは相当に強い植物だそうで、春先なんかだとかなり切り戻しても幹や枝からまた葉が出てくるものなんだそうです。うちも本当はこの半分くらいに切り戻したいんですけど、今そこまでやっちゃうと枯れちゃうかもしれないから、とりあえずこのくらいにしといて様子見ようってことになりました。

このカシは私が今の家に住み始めた時からうちにいて、最初は私の身長とあまり変わらないくらいの高さしかなく、幹も細かったんです。ところが、いつのまにやらどんどん太り、デカくなりまくり、植えられてたのが円筒形のブロックで仕切った花壇の中だったんですけど、そのブロックを根っこでぐいぐい押して移動させてしまうくらい強力になってしまった。こういうの見ると、本当に植物の力ってのは凄いもんだなと思いますよ。ブロックだからいいようなものの、家の土台にコレやられちゃなあということで、とにかく根がこれ以上成長しないようにコントロールしなければならないわけです。

切り倒してしまえばいいんでしょうけど、長年うちに住んでるもんだからそれも可哀想って気になっちゃって、家に影響出ないようにできるなら生かしておいてやりたいと思ってしまうのよね。まあ、今の半分くらいに切り戻せれば、根もこれ以上活発に成長しないだろうし、切らなくてもいいかもしれないんですけどね。

さて、参考までに、伐採の費用は12000円(+TAX)くらいで、葉っぱとか枝とかの処分費用は18000円くらいかかりそうだったんですが、庭師さんも大量に持って帰るの大変だったみたいだから、それはこちらで処分するということにしました。それで、比較的お安く済ませることができてぐーだったのだ。一昨年、私が切った葉っぱと枝は、燃えるゴミの日に少しずつ出してって半年がかりくらいで全部処分したんですが、葉っぱなんかは干しとくとかなり嵩が減るので、そんなに大変でもなかったしね。今回のは庭師さんが細断してってくれたし、今干してあるから、春先までには全部なくなるんじゃないかな。

こうして、とりあえず2年に渡る植物との死闘にやっと一段落がつくことになりましたが、ただ、もうひとつの問題は、植物の根には水分が含まれるので、その周りにはアリの巣が広がりやすいんだそうです。それでここ数年は、花壇回りとか床下とかに強力なアリよけを撒くようにもしてます。植物が多いお宅は、そのへんも気をつけられた方がよいと思いますよ。アリは白アリでなくても、家の壁とかに穴掘っちゃうやつがいるみたいですから。

切り落とした枝の山。葉っぱもけっこう凄い。↑↑

      

★10-12月のオススメ本★

オススメ本というといつも漫画なんですけど、今回はちょっと教養講座っぽいところをひとつ。

ここんとこ、なんだかんだで睡眠学についてのレポートみたいなものを書かなければならなくなり、それ関連の本を漁っていたら、いくつか非常に勉強になる本に遭遇しました。

● 「万病をふせぐ眠り方」 宮崎総一郎著 (滋賀医科大学・睡眠学講座教授)

● 「眠っているうちに病気にならない体をつくる本」 根来秀行著 (ハーバード大学医学部客員教授)

以前、アンチエイジング全盛の現代では栄養学が重要になってるとか書いてましたが、それに加えて睡眠学も現代医学の最先端なんだなあということがよく分かる本です。栄養と睡眠。コレが今や"健康と長生き"というテーマにおいてはキーワードなんですね。昔から言われて来たことではありますが、今や、これは医学的かつ科学的に立証されてアンチエイジング理論の基本になっていて、そして! 不老不死までは無理でも、"限りなく不老長寿"は運ではなく努力で実現できる!!というところまできている。これらの本を読むと、きっとなるほどなあと思いますよ。

これまでの医学は"病気を如何にして治すか"だったんですが、これからの医学は"病気にならない身体は如何にして作れるか"、そして、"老化を如何にして防ぐか"、とゆーことみたいです。つまり、"病気を如何にして治すか"を研究してゆくと、原因が分かりゃ治しようもあるだろというわけで、どうして病気になるんだろうという疑問にゆきつく。それを研究してゆくと原因か分かるから、そうするともう一歩踏み込んで、そもそもの原因を取り除くことによって病気にならずに済むんじゃないかというところまで来ちゃうということでしょう。そこに、今の最先端医学のポイントがあるんでしょうね。実際、今や既に人生百年時代と言われ始めているし、実際に百歳前後でそれなり元気に生きてらっしゃる方も決して少なくないようです。しかし、問題は老化。これまでは、年取れば外見も身体も老いて当然だったんですが、どうせ長生きするなら、できるだけ若い容姿と身体を維持できた方がいーじゃないか。そこで、アンチエイジング対策が重要になってくるわけだ。しかし、アンチエイジング対策と病気予防は根のところで繋がっていて、その根っこのところが睡眠と栄養ってことです。どっちも、物質としての人体を維持するのに重要な要素であるということですね。

まあ、食べるものについては、実際に人体を作っている物質そのものなんですからイメージしやすいとして、睡眠がどうこれに関与しているかというのは分かりにくいところかもしれません。しかし、人間の身体は、眠っている間に昼間の活動によって疲弊している内部を修復する作業などを進めていて、そのためには体内で分泌される様々な物質が必要。その中には眠らないと出て来ないものとか、眠るにしても体内時計の周期に従って、ある程度規則的に行動しないと十分に得られないものとか、いろいろあるんだそうです。また、規則正しい生活と睡眠の連携が重要なのは、睡眠中に必要とされる物質の中にも、朝何時に起きたかによって得られる時間が決まってくるものなんかもあるかららしい。人体というのはそういう様々な物質を巧妙に使って維持されている精密機器みたいなもので、だからそのバランスが崩れると正常に作動しなくなっちゃうんですね。で、また、そういう体内で生成される物質も、外から取る栄養素を原料としていたり、ビタミンやミネラルなど、外からのみ得られる栄養素によって正常に機能したりなど、体内で生成できないけれども機能の維持には必要というようなものがヤマとあって、従って、栄養学とも関連してくるってことなんです。

また、"食べ物は多品目をバランスよく取るのがよい"ともよく言われます。これは、食べ物はサプリのように特定の栄養素だけが多いわけではない代わりに、多種類の、しかもその食品にしか含まれていないような微量の栄養素がいろいろと含有されていて、それらが相互に作用しあってそれぞれの役割りを果たすようになっているという科学的根拠に基づいています。サプリは目的の栄養素だけは十分に入っているから、特にそれが不足している状態のときにサプリメント、つまり栄養補充の目的で使うにはいいけど、それだけに頼ってちゃ、他の大事なものが入って来なくて、結局、サプリの効果も半減してしまう。人体はそんなふうに想像を絶するほど複雑かつ巧妙ににできているので、メンテにも気を使ってやらなければならないんですね。

で、日本人の死因ワースト3は、どれも生活習慣病なんだそうですが、睡眠とか食事というのは悪い方向へ習慣化しやすいもので、しかも、現代の生活、つまり、交通の便がよくなったために歩く必要がなくなったことで慢性的な運動不足を招いたり、いつでもどこでも、美味しいものが手に入るので漫然と食べることにより肥満や偏食を招いたり、こういうのが習慣化して、生活習慣病の蔓延に繋がっているという背景があります。そればかりではなく、あるアメリカの研究では、今や睡眠不足が80種以上の病気の原因になりうるという結果まで出ているらしいですから、適切な睡眠が人体にとってどれほど重要かということでしょう。ただ、昨今では寝過ぎも良くないということが分かってきているようで、睡眠時間として一般にベストなのは7時間前後。それより多くても少なくても、死亡率は増加するという統計も出ているそうです。ただし、適切な睡眠時間には個人差があり、80%くらいは7時間平均がベストらしいんですが、中には5時間前後とか、逆に10時間前後とか、平均からハズレてるタイプの人も20%くらいはいて、一概に言えたものでもないらしい。いつも一定の睡眠時間を取っていて、それでも毎日の生活が辛いと感じるなら、平均睡眠時間を1時間ほど多くしてみると劇的に楽になるなんて場合もあるそうです。そのへんは、実際に7時間睡眠を続けてみて体調がどうなるかを見ながら、調整してゆけばいいんじゃないでしょうか。

個人的には、私は絶対10時間睡眠型だなと思うんですが、とにかく昔からほっとくとよく寝ます。私の脳は、よほど外因がない限り野放し状態の好き放題させてますから、動きたい時に動いて、寝たい時に寝ます。昨今では、過眠症とかいって、突発的に居眠りしてしまったりとかの障害もあるそうなんですけど、どうも私のはそういうのとは違って脳が必要としてる時に寝てるって感じなんですね。それで長年きてますが、寝てりゃ体調いいんだから、やっぱり長時間睡眠型なんでしょう。

今回、オススメしている本は、どちらもこういったことを分かりやすく解説してあって、どちらを読んでも睡眠の重要性や理想的な睡眠の取り方など、生活習慣を改善するための知識を沢山得ることができると思います。どちらかというと根来先生の解説の方が、読んで楽しい程度にはですけど、より医学的かつ科学的という感じがしますが、分かりやすさという点では宮崎先生の本の方が理解しやすいかもしれません。

とゆーことで、22世紀を見てやる! と宣言している私としては、当然これから90年以上は生きなきゃならないわけで、いや、この際、目標200歳くらいまで持ってってもいーんじゃないかという気もしてるんですが、そこまでなるとたぶん、どこかで生きるのに飽きるかもなあという気はしないでもありませんね。ともあれ、何を言うにもやはり健康な身体は大きな財産ですから、皆さまも睡眠や栄養についての知識を増やして、元気で長生きしようではありませんか。今や、"限りなく不老長寿"は人類の見果てぬユメではなく、現実のものとなっているのだ!!

ちなみに、古来からのもうひとつの見果てぬ夢"錬金術"ですが、こちらも科学的には現実のものになってるそうです。でも、人工的に金を作るためには物凄い費用がかかるらしく、しかも、作るのはいいけど、なんぼでも作れるってことになれば金の価値はかつての鉄やコショウ同様、まずまちがいなく暴落するでしょうな。人間の価値観なんて、いーかげんなもんですわ(わはははは)。やっぱ、手に入れるなら金よか健康の方がいいよね♪

          

★The ultimate kingdom * supplementary episode 2 -告白-