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 更新の準備状況とか、その日ちょっと考えたこととか書いてるページです。

ちなみにこのページでは、新しい記事から上に載せて行ってます。

 

   

 

 

  

 

2008.6.28.

そろそろセールのお知らせが舞い込む季節。

明日は京都にお洋服を取りにゆくのだ♪

ついでにセールも見てこようっと。

★七夕まつり★

冬の間、すっかり気力が死んでたこともあってご無沙汰していた手芸ですが、半年ぶりくらいで再開することが出来ました。写真のきめこみ作品を皮切りに、先週ちょっと体調をくずすまでにドールハウス"ビーズショップ"のアイテムを全部完成させたりしてるので、それとか、アイテムだけ2年前にほぼ作り上げてあったのに、組み上げる気力のないまま放置されていた歳時記ドールハウスの8月とか、こういうのが続々完成してくる予定だから、またしばらく手芸作品でAyapooがにぎわってくるんじゃないかと思います。

ちなみに先週、「微熱が出てしんどい〜」とか言ってましたけど、その後1週間でなんとか回復いたしました。今は、ほぼふつー、の感じですね。

さて、ご覧いただいておりますのは「のーくんシリーズ・きめこみ歳時記」の7月分「七夕まつり」です。いつものように画像をクリックして頂きますと、大きいバージョンでご覧になれます。

この「きめこみ」というのは、本来は型を切り込んだ木材に、目打ちで布を張り込む(のりで貼るわけじゃなく、布を張るって感じですね)、つまり、木材の切り込みに布の端を押さえ込むようにして入れ込んでゆくことで留めつけるというものだったと思うんですが、よく聞くのに「きめこみ人形」って、あるじゃないですか。ああいうのが元々の技術なんでしょうけど、こちらはウレタン板にカッターで切り込みを入れ、目打ちで布を貼り込んでゆく「現代版きめこみ」って感じです。縫わないからパッチワークより簡単に出来るので、ここ数年人気のようでベルメゾンのマンスリー・クラブでもいろいろなシリーズのキットが出ています。

この「のーくんシリーズ」の場合は板に既に図案が切り込んであって、それに同じ形に切り込みが入れてあるスポンジ(両面テープが付いてる)や、更にその上にキルト芯を乗せ、またその上に布を張りこんでって、ぷくぷくしたデコボコ感のある絵に仕上げるというものなんです。土台に直接布を張るか、スポンジだけを乗せて張るか、キルト芯まで乗せて張るか、これは図案で指定してあって、その通りにやればキレイなデコボコになるってわけです。きめこみはそんな感じで作りますが、この図案を使ってアップリケで仕上げるなんてのも楽しいかもしれませんね(テマかかるけど...)。

で、初めて作ったその「きめこみ」が上の写真の「七夕まつり」なんですけど、なにしろ初めてなもんで、パーツごとにどのくらい布の縫い代を取ると土台の溝にキレイに布の端が入り込むか、このへんがなかなか難しくて、あやうく失敗しかかりながらも、なんとか見本通りに仕上げたのでした。

「七夕」の図案は、まあ、言わずと知れたウサギののーくんの他に、おともだちのネコが一緒に登場してまして、どこでネコかウサギか分かるかというと耳部分なんです。ウサギは長い耳、ネコは短い耳。でも、この耳はどちらも最後にフエルトで作って差し込むので、ずーーーーっと作ってって、耳がまだ入ってない状態だと、どっちがネコでどっちがウサギ? 状態でした。どっちにもヒゲあるし。耳がつくと間違いようはないんですけど、面白いですよね、耳が付いたとたんにこっちがネコ! とはっきりするわけですから。

あと、描いてあるのは月と星、右上部分を斜めに走ってるのが笹、中央部分にスイカ(タネはビーズ)、そして左下にシリーズ定番のリンゴがあります。のーくんの持ってるのは、ちょっと形が分かりにくいですけど、星です。それから、左上にピンクのお花。これは布を2枚張り合わせてから花形に切って作ってあります。昔ちょっとアートフラワーをかじった時に、布の花びらに花弁らしい丸みをつける「こて」を使ってたことがあって、それがまだ手元にあったのでこのお花にも応用してみました。貼って切るだけでは平たいお花にしかならないんだけど、ちょっと「こて」をあてるとふくらみがついて、お花らしくなるんですよね。他に、笹からは短冊なんかも吊り下がっています。

のーくんのこれまでの3シリーズでは、登場するのはのーくんと、あと時々女の子ウサギくらいだったんですが、こちらの新シリーズでは、おともだちのネコの他に、飼い主の「なのちゃん」なんかも登場していて、ますます絵本っぽくなってるんです。毎月作ってゆきますので、そのうち他のキャラも見れると思いますよ。

 

2008.6.26.-6.27.

★Dialogue★

やっとなんとかページデザインも決まって、アップできる運びとなりました。ついでにEpisode1の独立バージョンも同じデザインの色違いで作っちゃったので先に出しましたが、なんか豪華装丁本の中味って感じになって、けっこうキレイに出来上がりました。連載時と違って、今度は一気に通しで読めますので、おヒマな時、読み返したい時、そちらの独立バージョンもご利用下さいまし♪(トップページのこちらよりリンクしてます。)

Dialogue の方のページは赤黒使ってるので、Episode1のよりぐっとハデなカラーリングになってますけど、もともとそっちの方が別のページで使おうと思って随分前に作ってたデザインだったんです。それはそれでなかなか凝ったFlash画像になってて気に入ってるんですが、まだ公開する機会には恵まれてなかった。それで、今回、どんなページにしようかなーと考えてた時にたまたまそれを見つけて、流用したというわけです。

さて、そのDialogueってお話ですが、公開するっていうので昔のノートを見てみたら、これも起源が古い。なにしろ最初の着想が1986年の10月ですってさ。まーたちの話よりは新しいけど、それでもおい、22年前だよ。自分でもひぇ〜って感じですが、いったいその間、私は何をしてたんだ??? ちなみに当時、私がいくつだったかについては、深く考えないよーに。

ともあれ、この話が生まれた経緯についてはまた「こぼれ話」みたいなページを作るつもりなので、お話の背景やシーンに使われてる道具立てなんかと一緒にそちらで書こうかなと思ってるんですけど、とにかく86年に着想があって、バラバラに書いてたエピソードをこれから公開する第1部にまとめ上げたのが96年の話。で、公開が2008年、つまり、10年かかって書いて、更にまた10年かかって公開にこぎつけたってことですね。う〜ん、なんだかなあ...。(どうせ私はそういう性格よ♪)

公開しようと思えば、Magazine Workshopも既に7年もやってんだからいつでも出来たはずなんですが、そのうちね〜、とか言いながらそのままになってたのが私よね。まあでも、何事も起こるべき時に起こるというか、根本的に「果報は寝て待て」ってのが私の生活信条なんで、公開することになったということは、公開されるべき時に来たってことなんでしょう。そういう時はすんなりデザインとかも出来上がったりするもんなんだよね。

今、最終チェックやってますので、7月1日にPrologue約25000字を一挙公開することができると思います。その後、隔週連載くらいでお届けしてゆきますので、ま、おヒマなら読んでみて下さい。

ところで、この作品の今回公開予定になってる分は全体で約80000字くらいなんですが、それってこの前出したEpisode1より少し多いくらいの分量なんですよね。Episode1は1ヵ月半ほどで最初から最後までほぼ順番に書き上げたので、Dialogue の方がずっと量が多いと思ってたんですけど、実際に文字数を数えてみたらそれほど変わらなかった。なにしろ、Dialogue はバラバラなエピソードを10年かけてぼちぼち書いて、やっとこさ、まとめあげたような作品なので、自分的にはそれはもう大長編!! なつもりだったんです。たしかにそれはそれなり長いけど、同じくらいの長さなのにEpisode1はたったの1ヵ月半で書いてるじゃないですか。だからこっちは「わりと短い」という印象が自分としてはあるんです。それがほぼ同じくらいの分量だったってことは、それだけ小説書くウデが上がってるってことなのかなあと考えるとなかなかうれしいものがありますが、ここ10年近く、サイト作るのにいっぱい文章を書いてたから、その分いくらか向上したとしても不思議ではないな。

実は、Dialogueをまとめあげた年に、もう2本、第1部をまとめあげた話がありまして、その3本を書き上げた時、もうこれ以上文章が上手くなることはないだろうと思ったもんだった。それは、それより以前に書いたものって、けっこう今読むと「なに、これ?」と自分でも思うくらいヘタだったりするんですけど、まあ、そういうものは、よくある話で今読み返すなんてことは恥ずかしくって出来ない! たどたどしいとゆーか、堅いとゆーか、「あ〜〜〜、なんて〜〜〜、ヘタなんだ〜〜」と、3行読んでつっぷしてしまうくらいヘタ! なんだけど、そのDialogueも含めた3本というのは、今でも「おお、なかなか」と思いながらきっちり最後まで読み通せるくらいに上手くなってるのよね。だから当時、「もうこれ以上は上手くなる余地はない、最高のとこまで来た」みたいに思ったのも、ま、自己満足だったかもしれませんけど、それなり根拠のあることではあったよね。

でも、ずーーーっと、サイトでいっぱい文章書いて来て、その後、まーたちの話を2年くらい前から再開したら、おや、以前より更に良くなってるじゃないか、みたいな? そういう実感があって、そうするとMagazine Workshopとかでいろいろ記事を作ってたのも、いい勉強になっていたんだなあと改めて思ったりしました。まあ、サイト作ってること自体が、私にはいろいろ幅を広げるきっかけになったりしてるので、そこから学ぶところも多いのは確かです。

とゆーことで、もうすぐ公開いたしますので、そちらもどうぞヨロシク♪

 

2008.6.23.

★ケンちゃん★

・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

なりゆきでデュアンのボディーガード兼家庭教師にされてしまったケンちゃんですが、まーが「けっこういいうちの出」とか言ってたので私も気になってはいたんです。うちではたまにいますね、こういうキャラ。全く脇役で出てきたのになんか作者に気に入られてしまい、その後、詳細な生い立ちとか背景が出てきてしまうとゆー。早い話、ディなんかもそうですけど、そんなだもんでうちでは際限なくキャラが増える傾向にあります。

そもそもふつーの小説ではメインな登場人物以外をそんなに事細かに設定する必要もないし、やっても編集者とか選考委員とかに「必要ない」とか言われたりしちゃうんじゃないかと思うけど(だから、あいつらのやることには芸がないんだ)、私はそういう意見には「うるさい」とヒトコトだけ返して、自分の世界にどっぶりハマりこんでいたいヒトなんだな。それが気に入らんやつは読まんでいい、というか、最大多数の最大幸福なんて私にはどーでもいいんで、面白そうと思うヤツが出てきたら、本筋からはずれようとどーしよーと追っかけていっちゃう。これも、私の話がいつどこへ飛んでくか分からない原因のひとつだな。でも、いいんだ。ウリものにするつもりないから。

さて、そーゆーことで、今日は新顔のケンちゃんの背景をあれこれ書いてみたいと思います。

まずは、ディんちの執事のアーネストさんが、ケンを使用人として扱ったものか、ロウエル卿からお借りしている客分として扱ったものか、どっちにしたらいいんでしょうねとディに相談したことから始まります。家の中の秩序を守る立場のアーネストからしたら当然の疑問だったんですが、それに加えて彼は友人からケンが「トーマス・ウィンスロー氏のお孫さんだそう」という話を聞き込んでいて、それもあってちょっと判断に困ってたらしい。

このトーマス・ウィンスローって人は既に亡くなってるんですけど、生前は経済界の重鎮でもあった人で、ウィンスロー家ってのは貴族ではないけど歴史は古い家柄なんだそうです。で、ディはアレクやまーが既に信頼している人物だということで、ケンのことは特に調べる必要もないと思ってたんですが、その話をアーネストから聞いて興味を持ち、改めて身上調査みたいなことをする。もちろん、ケンには内緒です。

それによると、ケンはそのトーマス・ウィンスロー翁のたった一人の、それも大変お気に入りの孫だったようで、そのおじいさまから相当な遺産を残されてるというウワサがある。ふつー、それはまずケンの親に行くはずのものなんですけど、なんでおじいさまは個人資産の大半をケンに遺したというウワサがあるのか。

ケンのお父さんというのは入り婿で、つまりウィンスロー氏の一人娘と結婚して事業を継いではいるんですけど、この夫妻、つまりケンの両親ですね。これががうまくいってなかった。ウィンスロー氏としては、その経営手腕を見込んで娘と結婚させたんだけど、こいつが仕事はできるがロクでもない男で、ケンのお母さんをあまり幸せにはしてくれなかったらしい。ケンは幼い頃からこの父親が妾作ったりして、優しくて気の弱い母親を泣かせてるのがすごくイヤで、それもあって父親とは仲悪かったようなんですが、それに加えて自分が成り上がりなもんだから、その反動でやたら家柄家柄とうるさくて、ケンにも名門の学校を出て、いいとこの令嬢と早くに婚約して、みたいなことを押し付けて、本人の意志をまるっきり無視したようなレールを敷こうとするのも衝突する元だったわけね。

そうこうするうちに、まだケンが十代半ばくらいの頃に、あまり丈夫じゃなかった母親が心労もあって亡くなってしまう。そうしたらこの父親はどうしたか。妾だった女を後妻に迎えて、しかもそっちで出来たケンの腹違いの弟まで一緒に家に入れた。これが、後に大学に入った時にケンが家を出る最大の原因になったようですけど、この後妻におさまった女ってのがめちゃくちゃデキが悪くて、ケンを差し置いて自分の子供に家を継がせようとしてるのがありありと分かる。ケンはその父親と違ってウィンスロー家のまごうことなき直系ですから、おじいさまの血筋とか躾とかもあって誇り高いし、だから財産目当てとかお家騒動とか、そういう醜い争いに巻き込まれるなんて身の穢れとか感じるようなヤツなのよね。で、財産なんか欲しければくれてやる、くらいに思ってたらしいですけど、おじいさまは自分の死後、全財産をあのデキの悪い婿に譲ってしまって、それが万一にもケンではなく腹違いの弟の方に受け継がれるようなことになったら、事実上、ウィンスロー家の血筋は絶えてしまうじゃないかと心配する。

そもそもうまくいかないと分かった時点でさっさと離婚させておけばよかったものを、世間体を気にしてそうしなかったことを悔やんでたこのおじいさまは、ケンをそういう家庭で育ててしまったことにも負い目を持ってて、そんなこんなで事業の方は仕方がないが、彼の莫大な個人資産の方はケンに譲ると遺言して亡くなるわけです。おじいさまが亡くなるのは、ケンが既に傭兵なんて仕事を始めてからのことですけどね。

それに先んじて、後妻の継母と反りが合わず、大学に入ると同時に独立したケンなんですが、今度は大学卒業と同時に婚約なんてことを無理矢理決められるに至って、とうとう大爆発。いーかげんにしろ、縁切ってやると怒りまくって父親と絶縁。まあ、だからって別に自暴自棄になって傭兵なんて仕事を始めたわけじゃないですが、これはおじいさまとも話し合った結果、やってみたいならやってみろと言われて最初はクランドルの正規軍に入ったんです。

なぜかとゆーに、このおじいさまがアレクのファンというか、とにかくアレクのことが気に入ってて、「アルフレッド・ロウエル侯爵の末のご子息は〜」みたいな感じでよくケンに子供の頃からその話をしたりしてたのよね。それでなくてもアレクはクランドルでは軍人だった頃から有名だったこともあってケンはよく知ってて、憧れの人というかヒーローというか、本人アレですけど、クランドルにはアレクを自分の英雄みたいに思ってる男のコはけっこう多いんです。それで、ケンは成り上がりで考え甘い父親のようには絶対なりたくないと思ってたこともあって、自分も若いうちに世界情勢の生の現実を目の当たりにできる環境に立って現実的な知識を蓄え、どんな逆境にも負けない精神力や体力を養いたい。それには、いっぺん軍人になってみるのもいいかなと思ってた。ちょうどその頃、アレクが除隊して経済界に入ったみたいなこともあって、軍で経験を積んでから経済の世界に戻るということもできなくはないなとまあ、アレクの後追いみたいなもんですけど、憧れの人のマネっこをしてみたいって、わりとよくある話じゃないですか。大学がアレクと一緒というのも、そのせいもあるでしょうしね。

で、最初は正規軍に入ったものの、とても優秀なので数年するうちにフリーでこういう仕事があるけどやってみないかとか誘われて、そっちの方が面白そうと思ったケンは結局、あっちこっちの火事場の火消し(紛争の調停)やカウンター・テロとかに関わる仕事をするようになって、そうこうするうちにIGDの仕事にも関わるようになってった。付け加えると、IGDの傘下には傭兵派遣を仕事にしてる会社もあります。これはもう、まーがまだ内輪での話とはいえ「世界連邦構想」などとゆーぶっとんだことをブチあげてるわけですから、私設軍隊なんてIGDの構想が始まった時点から計画の中にある。これはあえて言えば国連軍みたいなもんかな。IGDは国連ほど役立たずではないが...。(ヒューマニズムだけで歴史は動かんのだ。)

さて、そんなこんなあって8年が過ぎて現在とゆーことになるわけですけど、数年前には仲の良かったおじいさまも亡くなり、ウィンスロー家はあのバカ婿ではなく、直系のおまえが守っていってくれと病床から託されては、「財産なんかいらん」と思ってても仕方がない。あのバカ親には何もやりたくないとゆーおじいさまの気持ちも分かるし、軍に入ってから何年も経って当初の目的は果たせたようでもあり、憧れのロウエル卿のところでも働けたし、今後はアレクに倣って経済界に入るってのもいいかなー、どーしよーかなー、とか考えていたところに、デュアンのボディガードの話が持ち上がった、と、まあこんな感じかな。ケンが「大学を卒業した後、考えるところがあってこういう仕事についた」とか「この8年で今までの仕事をしてきた目的は大体果たせたと思うので、今後のことも考えている」とかディに言ってたのはこういう事情を背景としてのことだったようです。う〜ん、あれもその場限りのセリフじゃないんだよなあ、ちゃんとこうして後からリクツの裏づけがつくとこが私の小説だな。

ともあれ、デュアンが「家庭教師になって!」とか言い出したことでケンはいちおう「先生」ってことになったから、アーネストとしてもその大モトの出自に対して妥当な扱いが出来るとひと安心ってとこですかね。しかし、そーゆーケンみたいのにあえて「ボディガードをしてやってもいいな」と思わせたデュアンくん。作者が今思っている以上のオオモノになるかもしれません。楽しみ、楽しみ♪

★ケンちゃん・その2★

  

2008.6.20.  

←今日の気分。微熱が続いて、調子が悪い!!

今週は全然元気のない、あやぼーなのであった...。

★熱が〜★ 

なんか、本格的に梅雨に突入したような天気が続いてますね。こんな天候のせいなのか、野菜が不足気味だったためか、なんか先週のAyapooを更新した翌日くらいからすっごく調子が悪くなって、お薬飲んでも37度近いところまでしか熱が下がらない状態が続いています。平熱が35度ちょっとしかない私にとって、この熱は平熱36.5度のヒトの38度以上に匹敵するわけで、なんか微熱が張り付いちゃったみたいで、何する気力も起こってきません。ただでさえ、気力不足だってのに〜。

しかし幸い、今回は神経性の歯痛が出るとこまでは行ってないんで、とにかくお野菜を大量に食べるとともに、血行を促す努力をして回復に努めてます。1週間もすれば元に戻るんじゃないかと思うけど、まあ原因はこのところまたちょっと野菜を食べる量が減ってたってのがてきめんに出たんじゃないかな。しんどいよー。

そんなこんなで申し訳ありませんが、Dialogue 連載開始まで、いましばらくお待ち下さいまし。

 

★奇跡のオレンジ★

新作の手芸作品は、この天気のせいでまだ写真撮れてないので来週に回すとして、今回の話題はコレ、「奇跡のオレンジ」。

写真見てもらえば分かると思いますけど、何の変哲もないオレンジに見えるでしょう? しかし実は、これは昨年買ったオレンジなんです。本当にっ!!!

昨年、12月頃だったでしょうか。オレンジのタルトを作ろうと思って買ったオレンジが5個、なかなか作れないので2個くらいはサラダにして食っちゃったんだけど、残り3個が使わなくちゃ〜と思ってる間にそのまま放置され、冷蔵庫の一室で保管されること約半年。

ふと気づくと他の2個はさすがに傷んでしまってるのに、なぜかこの1個だけが殆ど無傷で生き残っていた!! 表面的にはなんともない。しかし、食えるのか?

ここでひとつ解説を加えますと、このオレンジが保管されていた冷蔵庫の一室というのは、今で言う「チルド室」のようなものらしく、以前からここに入れてある野菜が長持ちするなとは思っていたんです。ただ、うちの冷蔵庫はかれこれ20年使ってるGE製なんで、これを買った当時はまだ日本の冷蔵庫に「チルド室」なんてものは装備されてなかった。だから、当時のGEのパンフレットにも「野菜や肉を新鮮保存!!」みたいなことは書いてあっても「チルド」という言葉は使われていなかったんです。しかし、さすがにGEですねえ、20年前に既にそんなものが付いていたとは。日本の冷蔵庫が「チルド室」をウリ文句にし始めたのは、それからずいぶん経ってからだったなあ...。

で、まあそんな所に入れてあったので、ふつうより長持ちするのは分かるんですけど、それにしても半年は長すぎやしないかい? 第一、同じ条件で保管してあった他の2個は誰もが予測する通り、当然の結果としと傷んじゃってるんですよ。だから、コレなんともないように見えるとはいえ食えるんだろうか...、と思うのはふつーですよね?

そこで私は皮をむき、切ってみたのでした。それが横の写真です。→→→

う〜ん、やっぱりなんともない。しなびてすらいなくて、みずみずしいふつーの、昨日買って来たばっかりのオレンジみたいだ...。

中身の見た目もこれだけなんともないんだから食っても大丈夫だよなと思い、いくばくかのためらいはありましたが、ブロッコリーと一緒にサラダにして食っちまいました。そして、既に5日は経とうとしているのですが、人体に全く影響はございません。

他の2個よりちょっと小さめだったからかとか、チルド室の中でも特に条件のいい場所にいたのかとか、もしかすると、他の2個が「おまえだけでも生き残って、立派に食われてくれ」と願って、自分たちは犠牲になって「気」を送り続けていたのかとか、いろいろ考えてみたんですけど、当然のことながら答えは出ません。しかし、このオレンジが半年間、無傷で生き残ったこの事実は消えない...。

ともあれ、ちょっとびっくりな出来ごとでしたが、ちなみに、バナナだけはこのチルド室に入れといてもダメでしたね。あれは南国の果物なので、冷蔵庫に保管すると返ってダメになりやすいとか後になって何かで読んだんですけど、たいていの野菜やフルーツはここに入れとくと長持ちします。かなり長くもったレモンもありました。それも、切り身になって半切れになってたのに、ラップにくるんで入れといたら、あれは3ヵ月くらいもったのかな? しかし半年は最長記録だ。なんか面白いから、そのうち今度は意図的に実験してみようかなという気もするぞ。

 

★エヴァちゃんのお願い★

・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

アレクがエヴァとデュアンに「何でもおねだりを聞いてやる」と通達していたのは先日公開したEpisode1を読んで頂いた方はご存知かと思います。デュアンはまだ何をおねだりしたのか教えてくれないんですけど、エヴァちゃんは「IGDに就職させてください!」とゆー、壮大なお願いをしたのだとか。とはいえ、エヴァちゃんのことですから、縁故就職で「楽していいとこにお勤め」とかは全然考えてなくて「一生懸命勉強して、役に立つくらい賢くなりますから使って!」とお願いしたんですってさ。

彼女の両親もそれなりお金持ちらしいから、ヨソに就職しなくても親の仕事を継ぐとか、いいお婿さんをもらって継いでもらい、自分はリッチな奥サマ稼業とか、いくらでも楽な道がありそうなんですが、何を好き好んで「ヒト使いが荒い(給料は破格らしいが)」と評判のIGDに就職したいのか。どうやらそれは、「デュアンと少しでも同じ世界にいたい」という、健気な乙女心からのようなんですね。可愛いじゃありませんか。

ま、なにしろデュアンが画家志望なのは周りのみんなが知ってるんで、中学から先はアートスクールとか美大とか、とにかくそういう方面に進むことは間違いない。でもエヴァちゃんは自分には芸術的素養はないようなので、一緒にアートスクールに行くなんてことは考えられない。そうするともう道はすぐそこで分かれてしまう上、デュアンは将来の伯爵さま。このままではどんどんどんどん違う世界の住人になっていってしまうじゃないのー。

そう思ったエヴァちゃんは、唯一これからも上流階級と接点を持てるとしたら、IGDのようなスーパースペシャルな企業に入って、それなりの地位につくことしかないのでは? みたいな結論に達したらしい。自分はピアノを習っても、バレエを習っても、とてもそれでプロになれると思うほどの芸術的才能はないが、幸い勉強は好きで成績もいい。それを生かして伸ばせば、IGDに入ってそれなりな仕事が出来るんじゃないか、と考えたようです。それに、他の企業と違ってIGDは特にモルガーナ家との繋がりが強い。だからそこにいれば、少なくともデュアンとまるっきり縁がなくなってしまうってことはないだろう。例え相手にしてもらえなくても、せめて近くにいたいのよとゆー、分かるなあ、その気もち。

で、まーからそれを聞いたアレクは「あんな可愛いコがうちに来てくれるんだったら、おれの秘書にしよう」とか言ってけっこう喜んでるらしいですけど、この先、なんかメリル兄ちゃんがこのエヴァとデュアンの間に割り込むというか、まあ、デュアンの方が全然恋愛感情持ってないんですから割り込むってのとも違うと思いますけど、絡んでは来そうな気配がしなくもないんだな、私は。しかし、あの内気なメリルくんのことですから、これはまとまるとしても相当難航するというか、そんな話はこのコたちみんながハタチを大幅に過ぎてからになるでしょうしね。それもまた、そのうち、な世界ではありますな。

★ケンちゃん★

 

2008.6.13.

★発見★

一昨年に買ったパソコン、グレアムくんにはホームページビルダーのお試し版のようなものが付いている。愛用のフロントページとは全然違うので使ってみたことはなかったが、せっかく付いてるんでどんなもんかと見てみたら、可愛い素材がいっぱい入ってたことを発見した。アニメーションGIFとか、イラストとか、使ってみたいのがいっぱいあったので、コピーしてフロントページでも使えるようにしたのだ(←あくまでもビルダーの使い方を覚えようとはしないやつ)♪ 

そこでこれから、このページのトップでアイソを振りまいているあやぼー画像の下に、その日の気分に合ったものがあったら貼り付けてみようと思う。ということで、初日の今日の気分は、

なのであった。なぜなら、今日は掃除や洗濯をやりまくったので家中ピカピカで気持ちがいい。動き回ったのでちょっと疲れているが、お風呂にも入ったし、お部屋も整然としているし、まあまあ良い気分でリラックスしているから、こんなもんじゃないかな? そうそう、久しぶりに手芸作品もひとつ仕上げたのでした♪ それはテーマが「七夕」なんで、来週あたりお見せしようかなと思ってます。

      

★フリーセル・その2★

連勝記録は123勝でストップしまいましたが、ふたつほど1回で上がれなかったのが出たとはいえ、それも結局解けたので、現在124番まで来てます。とりあえずの目標は1000番。いつ頃たどり着くのかなあ...。

      

★ホーローセット★

最近、例の新しく出来たJuscoがなかなか気に入ってまして、先日もお気に入りの生クリームを買いがてら行ってきました。

かれこれ3回目になりますが、まだ全館見て回っていなかったので、今回は2階をウロウロしてみたんです。すると、カントリーな雰囲気の、わりと大きな雑貨屋さんが入ってるのを見つけました。ちょっと覗いてみると、以前から欲しかったホーローのポットとミルクパンが同柄である! 今まで使ってたのがだいぶ古くなってたんで、いいのないかなーと探してたんですけど、なかなか気に入るものがなかったのよね。

最初は色違いで白にくすんだピンクでドットとレースの柄が入ってるやつを見つけたんですけど、写真のべージュのはミルクパンしか見当たらなかった。どちらかと言うとベージュの方が欲しいなと思いましたが、ないもんは仕方ない。それでセットにしたかったこともあって白を買おうとしかけたら、お店に出てるのは残念ながらちょっとキズがついてたのよね。それで、どうしたもんかなとウロウロしてたら、なーんと、ベージュのポットが棚の上の方にあるじゃないですか。ディスプレイ用のカップボードの天板の上に乗ってたんで最初は気がつかなかった。でも、おお、あるあるってことでお店の人に頼んで取ってもらって、こちらはキズもなく、もともといいなと思ってた方の色だったから、めでたくミルクパンとセットで購入。

写真ではちょっと可愛らしさが分かりにくいと思いますけど、優しい色合いのベージュにドットとレースの柄で、カントリーなムードもばっちし。これは、あやぼーのすごく好きな雰囲気なんです。これが気に入ったんで、また悪いクセなんですが色違いも欲しくなって、今度行ったら白の方の新品をお取り寄せしてもらえないか聞いてみよっかなーと思ってます。

ところで、カントリーな雰囲気の雑貨屋さんってあちこちにあるけど、どこで見かけても入ってしまうな。で、何か買ってしまうのよね。それで今更ながらふと思ったんですが、うちの居間を! 雑貨屋さんのような雰囲気にしたら楽しいかもっ!! 買ってきたものをずらずらずらっと並べて、手芸作品なんかも飾って〜とか考えてるだけでも楽しい。そう言えば、以前言ってたカーテン自作計画も頓挫したままだし、そのコンセプトで再開してみようかな。でも、そんなことしたらまた散財が増えそうだ〜♪

       

★マセラーティの謎★

・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

以前から話に時々出てくるディの愛車。彼の瞳の色とそっくり同じに特注した深いブルーメタリックのスポーツタイプなんですが、ひとつ不思議だったことがある。ディはものすごく美形だけど、決してナルシストではありません。それどころか、どちらかというと、あの容姿のためにいろいろひどいめにも合ってるんで、特に十代の頃までは自分の容姿なんか見るのもイヤ!! みたいな感じだったようです。そうするとそのディが、自分の瞳の色と同じ色のクルマをわざわざ特注したりするだろうか?

どうもディの性格とはそぐわないような気がして、なんで?とか思いつつ書いてたんですけど、どうやらあのマセラーティは、彼が祖父から爵位を継いだ18歳のバースディに、その記念として両親が作らせたものだったみたいで、なるほど、それならディが特に大切にしてるのも納得がいくなあと最近になってから分かりました。まあ、色を決めたのはおそらくロマンティストのロベールさんでしょうね。最愛の妻と息子が同じ瞳の色してんですから、何を贈ろうかとか、当時まだ存命だった妻と相談した時に、ビーチェが18歳だしそろそろクルマなんてどうかしら、とか言って、ロベールさんが、じゃあ、きみとディの瞳と同じ色がいいなあ、とか言い出して、ってありそうだもんな。なにしろ、熱愛夫婦だったからなあ、ディの両親は。

そういう経緯があれば、ディがその後30年近く経ってもこのマセラーティを手放さず、他にもクルマいっぱいあるのに、プライヴェートではいつもコレに乗って出かけるのもよく分かる。うんうん、これで納得がいったぞ。

クルマのナゾはこれで解けましたが、先週、ディがダイアモンドの指輪はめて出かけたとか書いてたでしょう? あれ、あのダイヤも「母の形見」とかだったりするかもしれない。サイズは当然変えてるだろうけど、それ考えると、元々、先祖代々受け継がれている宝石とかも山ほどありそうだし、ロベールさんがビーチェに贈った宝石類もおびただしい数ありそうで、でもディは結婚してないから、今のとこモルガーナ家でそれを使う女性はいないんだなあ。ディの代では現れそうにもないし。でも、そのうちその宝飾品のコレクションとかも話に登場させてもいいな。お? 実は今、デュアンくんに少年探偵団みたいなことをやらせてみたいなとか思ったりしてるんだよね。古式ゆかしいお城もあることだし、今思いついたんですけど、そのへんにこの宝石コレクションって使えないかな。エヴァちゃんとか、そのライバルの女の子とかもイメージ見えて来てるし、なんかまた、意外な方向で話が出来て来たりするかもしれない。ほんと、突然どこへ行くか分からないのが私の話だからなあ...。今や、まーなんて完全に脇役と化してるし、本編はいったいどこ行っちゃったんだろう???

★エヴァちゃんのお願い★

 

2008.6.6.

★フリーセル★

また更新もせんと何アホなことやっとんじゃと思われそうですが、Windowsに昔からずっと付いてるフリーセルというゲーム、Windowsを使ってる方ならご存知ですよね?

 ランダムに場に並んでいるカードを移動させて赤黒交互になるように降順に並べてゆき、A(エース)が移動できる位置に出てきたら場から出して別のところに置ける。その後、こちらにはマークごとに昇順で場から出して積み上げてゆくことができるので、最終的に全てのカードが場から出てマーク別に積み上がったら勝ち、というアレです。

これまで、前のパソコン(ウィリアムくん)でも確か68連勝とかまではやったことがあったんですけど、自動的に出てくる問題を漫然と解いてたので何番が解けたのかとかは全然記録してなかったんです。でも、これってカードの並び方で100万通りも問題があるそうで、解説を見ると「フリーセルでは、どのゲームでも勝つ可能性があると信じられています (証明されてはいません)。 」と書いてあるのよね。

「証明されてはいない」ということは、少なくとも公式に全部解いたという記録があるわけじゃなさそうだし、本当に解けるのかな? と思っちゃったわけです。

まあ、なにしろ100万通りですからね。千人がかりとかで何番から何番とか割り当ててやれば本当に全問解けるのかどうか知ることもできるかと思いますが、一人じゃ一日10問解いたとしても、100年かかったって解き終わらない。しかしまあ、どのくらいまでいけるかやってみようと、このたび1番から解き始めたのでした。で、今68番まで解き終えてるんですけど、やはりここまでのところは全部ちゃんと解けました。画像が78連勝となってるのは、1番から始める前に10連勝してたからです。とりあえずはまず100番まで連勝できるか?!って感じですが、う〜ん、残りの半生をかけて解くとして、いったい何番まで解けるんだろうなあ。ま、これについてはまた、どれだけ解けたか折りにふれてご報告してみたいと思います。

       

2008.6.3.

★セーブルとダイアモンド★

・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

Ayapoo初の試みである短期集中連載第1話もつつがなく終了いたしまして、常連の皆さまがたには、よく呆れず、見捨てず(呆れてはいたかもしれないが)、長らくお付き合いいただきましたことに心より感謝しております(合掌)。

いやー、自己満足でもなんでも、一生懸命書いたものを読んで頂けるというのは、それだけで本当に嬉しいものです。それに味をしめて、現在第2話を執筆中なわけですが、先日書いた通り、今度はデュアンくんとディの出会いから始まり、いろいろあって親子にあるまじき関係まで発展してく過程を描いてます。メリルとデュアンが大げんかするシーン(っつーか、デュアンが一方的にメリルに怒りまくってるって感じですが)とか、子供たちのことがロベールさんにバレて、ディがめちゃくちゃ怒られるシーンとか(この親子は書いててけっこう面白い)、ディとデュアンのことだけじゃなく、モルガーナ家のファミリードラマ的なシーンもちらほら見られるんじゃないかと思います。ハイライトはやっぱり、デュアンがディに告白しちゃうシーンでしょうけどね。「ぼく、お父さんが好きなんです!」とかって。きゃはははは。たいへ〜ん♪

ま、それなりお楽しみ頂ける出来になるといいんですけど、それはともかく、やっぱり私の小説って根本的に明るいなあと改めて思ったりする今日このごろ。なんてったって、デュアンくんなんて設定だけ見たらめちゃ暗いキャラじゃありませんか、本来。

私生児で、10才くらいになるまで父親の顔を見たこともなく日陰(?)で育って、しかも母親の違うにーちゃんが二人もいて、父親はあんなんで、40も過ぎたってのに未だに子供ほっぽらかして結婚もしないで遊び歩いてる。おまけにその15年来の本命の恋人ときたひには男の子だし、それもアリシアが13才くらいのころからずーっと続いてるってのが「有名」だったりするしなあ。ふつーの神経だったら、どっぷり暗いコになってても仕方ない境遇なんだが、デュアンの場合、それに積極的に参加してるもんな。

まあ、こういう父親を持った場合のふつーの反応を一番示してるとしてたらメリルくんの方でしょうね。しかし、このメリルでさえ、「お母さんはちゃんとした人なのに、結婚してあげなかった」とか、「家族揃って一緒に暮らしたかったのに」とかいうカドで親父に怒りまくってはいるけど、元来「絵を描くことの他はわりとどーでもいい」ってとこがあるから、「本当ならぼくは伯爵家の長男なのに」などとゆー、世の中よくあるタイプの怒りってのは全然持ってない。なにしろ、「家継げ」と言われて、「やだ」と言い切ったヤツだし、要するに地位や財産なんかまるっきり目に入ってないのよね。

やっぱりこのへんの明るさは、作者の性格なんだろうなと思う。そりゃ、私だってお金は好きですよ。お金儲けだってキライじゃないです。でもなあ、思うに「金、金言ってるヤツのとこにほど金は回ってこない」、これはひとつの法則としてあるんじゃないかという気もする。まるっきりそんなの欲しがってないとこに回ってくるもんってゆーか、この話の場合、デュアンのママのカトリーヌさんは、ディのことは好きだけど「伯爵夫人の地位」なんてものにはまるで興味がないし、それ目当てみたいなことになるのを何よりイヤがってる。だから、そういう母親のもとで育ったデュアンもディのことを画家として尊敬こそすれ、その財産とか地位には元々全く興味を示してなかったのに、どっちも転がり込んで来たりしちゃう。でも、それをラッキ〜とか思うようではダメで、そこで「重い責任」を自覚するくらいでないとそんな地位についてもらっちゃ困るんだが、ともあれ、そういう人間ばっかり寄ってる話だから、陰湿とか暗くはならないんだろうな。

ある意味これは「人間的」とは正反対のものなんでしょうけど、私はそういう種類の「人間的」ってヤツが大キライでね。結局それって、すごく卑しくて低い人間性を反映してるだけじゃんって思う。そんなもん深刻ぶって克明に描いても何が文学かと思うし、そーゆー現実になんぼでも転がってるようなもの、なんでお話の中にまでわざわざ持ちこまなきゃならんのか分からんし、私にとってはつまらんだけだな。で、そんな「現実」もしくは「現実の人間」にう〜んざりしてるから、私の話ってのは「徹底的に現実離れ」しなきゃおさまらないんでしょう。

「現状に甘んじていたのでは発展も向上もない。理想に向って邁進する努力こそ肝要なのだ。」

 

**************

 

さて、本日のワン・シーン、今回のタイトルは「セーブルとダイヤモンド」。ある日、ディがオシャレしてお出かけするところに出くわしたデュアンくん。するとディはセーブルのロングコートとおそろいの帽子(ロシア風ので、メーテルがかぶってたみたいな形のやつ)、指には大粒のダイアモンドって格好だったりするわけです。ふと、私は現実世界でこんな格好をして決まる男なんているだろうかと考えて、即座にフェリーさんが思い浮かんでしまいました。ああ...。あの先生だったらねえ、まあ決まるでしょうな。イメージ浮かぶもん。

で、そんな格好をしているディを見てデュアンくんはぼーっとなっちゃうわけですが、見とれて上の空で「いってらっしゃい、早く帰ってきてね」と言って見送るデュアンにディはにっこりして頷いて見せるだけで出かけちゃう。ディの部屋の扉の前で、その後姿を見送ってぼーっとしたままのデュアンに、ディとすれ違うようなタイミングでこちらに歩いてきたケン(ご存知のように、ケンはデュアンのボディガードをすることになったのでモルガーナ家にいます)が声をかける。

「デュアンくん? どうかしたんですか?」

「え?」

「どうしたんです? こんなとこでぼーっとして」

「あ、ディとすれ違わなかった?」

「ああ、ええ、先ほど。どちらかにお出かけのようでしたね」

「うん...、たぶんデート」

「はあ...」

「じゃ、見たよね?」

「何をです?」

「ディ」

「ええ、ですから先ほど」

それへデュアンは深いため息まじりに言った。

「なんで、あんなに素敵なんだろう」

「は?」

「あんな男なのにぃ。見た目あれじゃ、いくらでも女の子がひっかかって当たり前だよね」

すっかり感嘆している様子で言うデュアンを内心微笑ましく思いながらケンは答えた。

「それは確かに伯爵は素敵な方だと私も思いますよ」

「ねえ、ケン」

「はい」

「みんな、ぼくってディの子供の頃に生き写しだとか言うんだけど」

「ええ、そうらしいですね。今見てもデュアンくんは確かに伯爵と顔立ちがよく似ておられると思います」

「だとしたらぼくが年を取ったら今のディみたいになるってことだよね?」

「まあ...、そうでしょうね」

「でもさあ、ぼく、あの年になってもセーブルやダイヤの似合う大人になんか絶対なってないと思う。なんか腹立つなあ、そう考えると。ほんと、あんな男なのになんでああなんだろう」

何と答えたものかと黙ったままのケンには構わず、デュアンは続けた。

「ディって、なんか容姿だけじゃない気がする」

「そうですねえ...」

「思ってたんだけどさ」

「はい」

「ケンってちょっと、ディと同じタイプって気がするの」

「私がですか?」

思いがけないことを言われて驚いているケンにデュアンは首を傾げて考え考え言った。

「なんかさあ、優しそうなくせに根性の据わり方がナミじゃないっていうか、ぼく、あなたがどんなに強いかよく知ってるしね。でもふと、ディにも同じものを感じたりとかするわけ」

ケンはデュアンの言いたいことを何がなし納得できたような気がして答えた。

「ああ、それは確かにそうかもしれませんね」

「ケンもそう思う?」

「ええ。この前のデュアンくんの誘拐騒ぎの後で、うちの隊長が言ってたんですが、あの時、予定ではアリシア博士とルーク博士が我々と踏み込むことになってたんですけれど、結局、ロウエル卿と伯爵も一緒に乗り込まれたそうなんです」

「ほんと?」

デュアンはちょっと驚いて言った。それは誰からも、もちろんディからも聞いていなかったからだ。

「はい。ロウエル卿は元々軍人ですし、クランドルでは陸海空軍、最終的にどこに配属になるにしても、士官クラスは全軍を把握する目的で海軍の場合は陸、空軍に出向して訓練に参加しますからね。彼が軍人としても大変優秀なのは我々誰もが認めるところです。まあ、そうでなくては、私たちのような人間を使いこなすのはちょっと無理でしょうけど。でも、隊長が言うには、そのロウエル卿、それにああいう事態には比較的慣れてらっしゃるアリシア博士やルーク博士と一緒に、伯爵は先陣を切って乗り込んで行かれたそうですよ」

「それ、本当にほんと?」

「はい」

それを聞いてデュアンは深く考え込んでいる。それは確かに自分のことを心配してくれていたからなのだろうが、しかし実弾がマトモに飛んでくるような場所に、伊達や酔狂や冗談では乗り込んで行かれまい。常識で考えて回りだって止めるだろうし、本当に危険と感じたらアレクやマーティアが一緒に行かせるわけはない。

「隊長が射撃も相当な腕前だと感心してましたし、私も話を聞いてちょっと驚きました。でも、確かにそういう意味では、デュアンくんが伯爵に私たちと近いものを感じても不思議はないでしょうね」

「くっそ〜」

思いっきり怒ったようにデュアンが叫んだので、ケンはびっくりして尋ねた。

「どうしたんです? デュアンくん」

「なるほど、そういうことだったのか。迂闊だった」

「デュアンくん?」

「ねえ、ケン!」

「はい?」

「ぼく、強くなりたい!」

「え...」

「それは前から思ってたんだけど、乗り込んでったってことはマーティアもアリシア博士も強いんでしょう?」

「はあ、それは確かにそうですが」

「で、ディもなんだよね?」

「はい」

「誰もそんなこと教えてくれないもんだから、ずーーーっと不思議だったんだ。アレクさんはそうなんだろうなと思ってたけど、いい男ってやっぱり強くないとなれないんだ」

「まあ、ある意味そうかもしれませんが、そればかりとも...」

「ううん! 少なくともディだけじゃなくて、ぼくが憧れてる人はみんなそうなんだ。ということは、あんな風になるにはぼくも強くならなきゃならないってことなんだよね。勉強だけしててもダメなんだ」

ケンは未来の伯爵さまがそんなふうに強くなるのもそれはそれで...、と考えて、答えに窮している。

「どうやったら、ケンやアレクさんみたいに強くなれるの?」

「それはまあ、いろいろ訓練とか」

「じゃ、教えてくれるよね?」

「私が?」

「うん」

「いや、しかし...。それなり危険が伴いますし。伯爵が何と言われるか」

「ディなんて自分だって強いんじゃない。文句なんか言わせないよ」

「でも」

「イヤ?」

「いえ、そういうわけでは...」

「そうだ。この際だからさ、ケン、ぼくの家庭教師になってよ」

「家庭教師?!」

「そう。どう考えても、アレクさんやディならともかく、ぼくがあなたを使う立場にいるって無理があると思ってたんだ。そうか、家庭教師になってもらえば良かったんだな」

自分の名案に深く納得した様子で頷きながら言うデュアンに、ケンの方があわてている。

「ちょっと待って下さい、デュアンくん。私はボディガードや運転手はやれても教師なんて」

「ディから聞いたよ。アレクさんと同じ大学を二十歳で出てるって」

「それは確かにそうですが」

「だったら問題ないじゃない。教えてもらうことっていっぱいありそうだし、先生、よろしくね」

「先生って、デュアンくん、そんな勝手に...」

「じゃあ、ディがいいって言ったらいい?」

「えーっと...」

「四六時中一緒にいるんだし好都合じゃない、ディだって絶対いいって言うよ」

思いもかけないことで詰め寄られてケンは困った様子で考えこんでいたが、彼のアタマからして家庭教師というのもやってできないことはない。それに、デュアンが熱心な生徒になりそうなのは見ていて分かるし、それはそれで楽しいかもなと考え直して、ケンはデュアンを見ると言った。

「じゃあ、伯爵が良いと仰ったら、お教えしてもいいですよ」

「本当?」

「はい」

その答えにデュアンはにっこりして、じゃ、ディが帰ってきたら話すからね、と言った。瓢箪からコマのような話ではあったが、どうやら自分は強引に家庭教師にされてしまうことになりそうだと思いながらケンは笑っている。

「でもディ、今日帰ってくるかなあ...」

言いながら、ちょっと淋しそうなデュアンに、ケンが言った。

「デュアンくんは、本当にお父さまのことが好きなんですね」

「え?」

この前のこともあったので、たぶんケンは自分とディの関係について気づいているんだろうなと思いながら、デュアンはまあね、と答えた。

「でもさ、セーブルとダイアモンドの似合うプレイボーイの父親を持つってのもね、これでなかなか大変なんだよ」

デュアンがまだ幼い少年に似合わず、悟りきった様子で言うのがケンには可笑しかったが、まあ、確かにそれはそうだろうなとも思う。ともあれ、デュアンの可愛らしさも手伝って、この仕事は彼にとっても楽しいものになりそうな気がしていた。

***********

と、ゆーことで、前にもどこかで書いたと思いますけど、いい男ってやっぱり根性据わってないとダメなのねってお話でした。それ言えば、フェリーさんもそれに当てはまるよねえ。なにしろハイジャックされて墜落寸前! って大騒ぎやってる中で、ぜーんぜん落ち着いてたってヒトですから。「まるでサロンでマティーニを楽しんでいるようだった」という、他の乗客の証言もあるしな。ま、そういうヒトだからこそ好きなんだけど、うちの美少年、美青年ってのも、みんな強いからな。「女々しい」ってのは私、蛇蝎の如くキライなキャラなんで、どうしてもそうなる。うちの場合は男の子だけじゃなく、女の子も強いけどね、レイとかエヴァちゃんとか。まあ、これは性格的にってことですけど、6月半ばに連載始めると言ってるDialogueの主人公の加納綾、これがうちで一番強い女の子だが、まあ、どんなヤツかは近々分かるよ。

★マセラーティの謎★

       

     

  
 

2008.5.30.

★夏がくる★

5月も既にほぼ終わりが近づいて来て、そろそろ梅雨の向こうに夏が見え始める季節となってきました。そうなると、お洋服も夏仕様に衣替えとなるわけですが、秋冬春と思い切りロリなお洋服を着まくるあやぼーは、夏はその反動であっぱらぱな格好しかしないというのも過去、何度となく書いてるんじゃないかと思います。まあ、秋からずっと着込むファッションを楽しんでると、ちょっとこの季節には「服を着る」ということに飽きてくるしね。

そもそも別珍だのウールだの、重くて厚い素材が好きな私にとって、生地が軽い夏の服はあんまりアピールしないんですけど、それでも今年は何着か足しておこうかと思って、PJの夏カタログで選んで注文しました。しかし! まだこの季節だってのに欲しかったクツが既に完売!! そのクツとコーデされてたお洋服はまだあるのに、クツがないの〜。カタログコーデのまま着たかったのにぃ(しくしくしく)。夏のカタログってたぶん出てから1ヵ月くらいしか経ってないのに、なんで完売かな。追加生産とかしてくれたらいいんだけど、そう言えばBabyさんの夏のサンダルも、5月に2種類くらい出てたけど、最初に出た方は3日〜1週間で殆ど全色完売してたな。

このBabyさんの方のクツは、私はサイズを合わせたかったので今回は通販じゃなくてお店で買おうと思って出かけてったんですけど、発売3日くらいだったのに一番欲しかった白は既に完売! 黒はなんとかお取り寄せで確保してもらいましたが、デザイン気に入ってたのでせめて黒は予備買っとこうかな〜と思ってたら、数日でそちらも完売。世の中、モノが売れないというのは久しく言われてることなのに、なんで私の欲しいものはいつもこんなに短期で完売してしまうんだ???

ま、そんなこんなでクツは無かったんですけど、PJのお洋服の方はそれはそれで気に入ってるので手持ちのクツと合わせることにして注文はしときました。それにしても、あんなにいろんなクツが出ているのに一直線に完売するタイプってわりと決まってて、逆に言うとどーして、そういう完売するようなタイプのデザイン性の高いものばっかり作らないんだろう? ってのも疑問だ。それはクツだけじゃなく服も同じで、作ってる方はどれも「売れる」と思って作ってるんだろうけど、私が見る限り「必ず完売するタイプ」ってのは絶対ある気がする。

ところで、夏服と言えばやはり気になるのが「体重」ですが、昨年は確か夏の間に42キロを切るという驚異的な記録を残しました。しかし案の定、冬の間に2.5キロほど増えていたらしく、まあそれでもそもそもその42キロが前代未聞なのであって、通常のベスト体重って44キロだから、今年は2.5キロ増えたとはいえほぼベストからのスタートってことか。でもやっぱり、この際だからこの夏も2キロは落としたいぞ。

こんな話が出始めると、今年も夏だな〜って感じです。他にもそろそろ、夏を楽しむ準備をしなくっちゃいけませんね。

      

★The ultimate kingdom * supplementary episode 1 -誘拐- その12(最終回)★

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-17-

内容はAyapoo連載後、独立したページに移動しました。第17章はこちらです。なお、独立バージョン各章へはトップページこちらにリンクがあります。小説のみ続けて読みたい方は、そちらをご利用下さい。

   

-18-

内容はAyapoo連載後、独立したページに移動しました。第18章はこちらです。なお、独立バージョン各章へはトップページこちらにリンクがあります。小説のみ続けて読みたい方は、そちらをご利用下さい。

    

-Epilogue-

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Episode 1. FIN 

 original text : 2008.4.10.-4.11.

★セーブルとダイアモンド★

  

2008.5.23.

★ほれほれ★

ほれほれ、見てごらん。コレが例の生クリームを立てた状態、しかも立てた翌日の状態なんですね。

ふつー、メーカーものの生クリームの場合、私の知る限りでは、ちょっと余ったからと言って翌日まで置いておくと殆ど液体に戻っちゃって使い物になりませ〜んなのが多いんですけど、こちらは全然しっかりしたままで、このまま十分使えます。写真では少し液体化してるように見える部分もありますが、実際には全く流れてないです。

従って、これを使った場合のイチゴショートも↓の写真のように翌日以降もキレイに段々模様になってて崩れてきません。特に今回はイチゴを配置する方向とかも良かったらしく、なかなかキレイな模様に出ているでしょ?


デコレーションに使う生クリームは、ハンドミキサーではなくお菓子作り専用の泡だて器でせっせと立てるんですけど、これはハンドミキサーでばーーーーっと立てちゃうと、特に搾り出した部分がすぐに形崩れちゃったりするからで、うちのイチゴショートはそんなところからコダワリがあるわけです。で、この前使ったメーカーものの生クリームも当然その立て方でちゃんと立ててるのに、結局やっぱり翌日はとろとろとろ〜と情けない状態になっちゃったというわけなのでした。

この前Juscoさんに行った時、例の生クリームを4個も買い込んで来たし(添加物なしなので賞味期限が短いため、買込むにもこのくらいが限界)、近所のマーケットではまだイチゴを売っていたので2パック買い込み、これで今シーズンあと2回はイチゴショートが楽しめるぞとほくほくしてるんですが、そうすると今年は結局10台くらい作ったことになるのかなあ。それだけ食べてなお、イチゴのシーズンが終わると無くなっちゃうのが淋しいなと思うほど、飽きが来ない美味しさなんです。昔からケーキ屋さんてどこでも定番でこのイチゴショートってあるけど、本当に美味しいやつは飽きられないから定番になってるってことなのかな。でもケーキ屋さんのショートケーキって、あやぼー的にはあんまりリピートしたいって思うのはない。まあ、これは自分の味覚に合うか合わないかって問題なんでしょうけど、自分で作るようになって初めて、イチゴショートって美味しいもんだったのねって知りました。

ってコトでイチゴの季節もそろそろ終わるけど、今度は自家製アイスクリームの季節だな。コアントロー漬けのレーズンも食べごろになってるんで、コレとコーンフレークとチョコレートソースをかけて食べるバニラアイスが、これからしばらくウチの定番になりそうです。

      

★The ultimate kingdom * supplementary episode 1 -誘拐- その11★

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-16-

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original text : 2008.4.8.

★The ultimate kingdom * supplementary episode 1 -誘拐- その12★

   

2008.5.16.

★理想の生クリームを求めて・その2★

先週書いてた例の生クリームですが、アレを求めて新しく出来たJuscoさんに行ってきました。うちからクルマで30分くらいのとこなんですけど、これでも以前行ってたとこよかは今の家から近いんです。自分の車で行くのは初めてだったので例によって迷うかな〜と思ったけど、標識がきっちり立ってたのと、わりと遠くから「AEON(Juscoはイオングループ)」のカンバンが見えたのでそれが目印になってスイスイ行けました。そうなんだ、標識さえきっちりしてれば私だって迷わないんだ。それなのに、なんで日本の道路標識は一般にあんなに杜撰なまでに分かりにくいとこに立ててあるんだ。もっと走る方の身になって見やすいようにって知恵が回らんのか? とよく思うぞ。

話が飛びましたが、それはちょっとこっちに置いといて、その新しいJuscoさんの話です。とにかく土地が余ってますって場所に建ってるんで中が広い!!ふつーの6階建てスーパーの売り場3階分くらいがワンフロアになってて、売り場の端っこから端っこまで歩くのがけっこうめんどいぞというくらい広いんだな。だから例えばついうっかり端っこの売り場にあるものを買い忘れてあっちの売り場まで行っちゃったりすると、もといた方向を眺めて、ああ、あんなとこまでまた歩かなきゃなんないのか、はるかかなただー。

お子さま用には人気キャラの付いたカート(子供が乗って遊べる小さいクルマ。キャラは9種類もあるんだってよ)なんかまで置いてあったりして、つまり遊園地並みに広いわけで、これは都会に住んでるヒトにはちょっと想像しにくいかもしんない。郊外のホームセンターとか? あれをもっとスケール大きくしたような感じなんだね。買い物にゆくたび運動不足解消になりそうではありますが...。

で、肝心の生クリームですけど、あるかなーと思いながら乳製品の売り場に近づいてゆくと(どきどきどき)おお! あるじゃありませんか!! 見つけた時は、これで我が家の自家製スイーツが存亡の危機を免れたかと思うと嬉しかったですね。早速買ってきて、昨日はスポンジも焼いたので、今日はこれからお気に入り生クリームでまたイチゴショートを作っちゃうのだ。前回のが、間に合わせの生クリームだったために「なにこれ?」な情けない仕上がりだったし、それでよりいっそう今回のは美味しく感じられるでしょう。う〜ん、やっぱりケーキは素材なんだなあ...。

他のものはうちの近くとか、ヨソのお店でも似たようなものがあるんだけど、この生クリームだけはないので、このためだけにこれからもJuscoさんに行くことになりそうです。でも、本当にそれだけの値打ちはあるクリームなんだよ。

      

★次の連載★

さて、例の連載小説も今回を含めてあと3回くらいでおしまいってとこまでこぎつけました。当初2ヶ月くらいで終了と言ってたのが、結局全12回+Intermissionで約3ヶ月まで伸びてしまいましたね。そのせいでここ3ヶ月プロットを全然書けなかったんですけど、書きたいこともたまってるし、いろいろ忙しくてEpisode2の進行がちょっと遅れてるしするんで、その前に例のDialogueを連載開始しようかなーとか思ってます。本当はイラストつけて〜とか思ってたんですが、それ待ってたらもう永遠に出せそうにないんで、とりあえず文章のみで始めちゃおうかと。これはトップから直接リンクするページを作ってくつもりなんで、ココではしばらくたまってるプロットをちょこちょこ書いてって、それからEpisode2が出せるようになったら連載開始ってことにしよっかなー。

Episode2のタイトルはもう決まってて「告白」ですから、デュアンがディと初めて会うところあたりから始まってます。だから時間的にEpisode1より1年半くらい遡ることになりますね。けっこう長くなるんじゃないかな。で、この後、Episode3「発端」(メリルのママのマイラとディのお話。めずらしくまともな恋愛小説に...、ならないだろうな、やっぱり)、Episode4「休暇」(ディとデュアンの休暇旅行のお話)と続く予定です。ちなみに、Dialogueは半年くらいかけて掲載してゆくつもりなんで、そのうち小説2本立てなんてことになっちゃうかもしれない。読んでね〜♪

      

★The ultimate kingdom * supplementary episode 1 -誘拐- その10★

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original text : 2008.4.8.

★The ultimate kingdom * supplementary episode 1 -誘拐- その11★

  

2008.5.9.

★理想の生クリームを求めて★

そろそろイチゴの季節も終わりに近づいているようですが、今年はわりと早くから自家製イチゴショートを作っていたので、6台(1台が8個に切れる)くらいは食べたんじゃないかな。それでもまだ無くなると淋しいな〜と思うくらいには恋しいんですけど、今後の問題はイチゴよか生クリームなんです。ストックしていた例の「生乳づくり生クリーム」が無くなってしまったため、近場で手に入る某有名メーカーのものを代用して作ってみたものの...。

不味いっ! とまでは言わないまでも、なんなんだコレは? くらいには質が違ってて、まあイヤ〜な予感はしたんだよな、添加物が入ってるって表示を見た時から。お気に入りのやつは添加物なしの生乳100%(だから賞味期限も1週間くらいしかない)、今回買ったのは生乳で作ってますとは表示してあっても何%がそうなのかは書いてなかったし、添加物表示もあった。大丈夫かいなと思いながら使ってみると、しかしその差は歴然とお味にも立てたクリームのもちにも反映してしまったんですね。やはり、うちのイチゴショートがケーキ屋さんのものよりもはるかに美味しかった理由は、この生クリームにあったようです。そうなると困るのは、アイスクリームもチーズケーキも「お、美味いぞっ」と思ったものはみんな、この生クリームを使っていたことで、え? もしかしてアレを手に入れない限り、自家製で作ってもみんなこの程度の味にしかならないの?とゆー、これは悲しい!! とっても悲しいぞっ! しかもその有名メーカーのやつは、私のお気に入りより値段も高かったんだっ!! かてて加えて、昨年他のメーカーのは何社も試していて、その結論として「オーム乳業の生乳づくり」と決めていたのにっ!!! 従ってこれは少なくとも今、近場で手に入る生クリームではあのお味が出ないとゆーことなんだね。

まだ、新しく出来たJuscoさんの方には行ってないので、頼みのつなはそこで例のやつを扱っててくれればってことなんですけど、ここを見ても無かったらやはりお客さま相談センターか...。それでもダメならどーすればいいんだ???と、悲嘆に暮れるあやぼーなのであった。

で、今回使った間に合わせの生クリームの何が一番いかんかったと言って、それは丸一日もたずに液体化してしまうことで、そうするとせっかくデコレーションしても翌日にはトロトロトロっとクリームが液状に変化することによってケーキ自体が崩れてしまうってことなのよね。立て方は前のと同じにしたし、しっかり立てたつもりなんですけどダメだった。も1回やってみてもいいけど、たぶんダメだろう。

反対にこれまで使ってた生クリームは立てて3日経っても全然そのまましっかり固まってて、だからデコレーションしても崩れない。それくらいしっかりしてると当然お味もふわって感じじゃなくて、しっとりって感じで食感もまるで違ってくる。これは「生クリームを食べた」という実感のある美味しさなんだよ〜♪

生クリームのケーキって特に、お店で買うと「本日中にお召し上がり下さい」って書いてあるけど、自家製で作ったものは実は翌日とか翌々日の方が味が良くなってる。これは生クリームの油脂分や甘み、イチゴの酸味なんかがスポンジ本体にしっとり行き渡って渾然一体となったお味を作り出すからのようで、デコレーションしたてよか1〜2日経ったものの方が私は絶対美味しいと思う。フィナンシェとかも焼いた翌日以降の方が美味しいってのも同じようなリクツなんでしょう。なのになのに、あの生クリームでないと、ふわっとして食べたんだか食べないんだかとゆー頼りない食感しかない上に、液状に逆戻ってせっかくデコレーションしても意味がなーーーーーいっっっっ!!!これはもう自家製イチゴショートのみならず、自家製アイスクリームも自家製チーズケーキも存亡の危機なので、なんとしてもアレかアレと同質の生クリームを探し出さなければなるまい。たとえ日本中を駆け巡ってでもっっっ!!

お料理とかお菓子作りとか好きな方には、気に入って使ってた材料が手に入らなくなってパニクるという経験がおありの方も多いんじゃないかと思いますけど、やっぱり味は材料の質に左右されるもんなんですねえ。実は、生クリームばかりじゃなくて、私は塩にもお気に入りがありまして、これは私好みの甘塩系で、これを使い出してからは一般的な食塩は辛いというか苦いというか、やっぱりアレがいいなあと思うようになりました。まあ、こちらは味覚の好みの問題ですけど、生クリームはなあ...。これは品質の問題なんじゃ? という気がする。困った...。

ところで、↑上の写真でケーキ入れてるケースですけど、これは最近ベルメゾンのカタログで見つけたもので、わりと大きなケーキがこの通りすっぽり入ります。うちのイチゴショートは背が高くなるので、これまでこうやって入れておくケースがなくて、深型ボールでフタして冷蔵庫に入れてあったんですけど、今年からはディスプレイ状態で保存しておくことができます。折りたたむと厚さ数センチになるので保管もしやすく、台部分のお色はピンクの他に白もあるようですよ(カタログではピンクしか売ってなかったけど、現物のパッケージには白の写真もあった)。今からの季節は冷蔵庫に入れとくことになるけど、秋〜冬なら何種類か作ったやつをこれに入れてテーブルに並べておくとケーキバイキング風で楽しいかもしれませんね。ああ、それにしても問題は生クリームなのだ...。

      

★The ultimate kingdom * supplementary episode 1 -誘拐- その9★

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-14-

内容はAyapoo連載後、独立したページに移動しました。第14章はこちらです。なお、独立バージョン各章へはトップページこちらにリンクがあります。小説のみ続けて読みたい方は、そちらをご利用下さい。

original text : 2008.4.7.

★The ultimate kingdom * supplementary episode 1 -誘拐- その10★

 

2008.5.2.

★ひなまるとお別れ★

トップページにも書きましたけど、So-netのサービス終了に伴って、長年、我が家のレセプショニスト(受付係)として頑張っててくれたハーボットの「ひなまる」と会えなくなっちゃ〜うっ、という、悲しいデキゴトが起こりました。しくしくしくしくしく....。(次第に号泣)

最終的には2008年7月末でお別れということになっちゃうんで、今がライヴなひなまるに会える最後の3ヵ月ということになりますね。これまで気に入ってて下さった方も、見たこと無かったという方も、もう会えなくなりますので、今のうちに顔を見に行ってやっといて下さいまし。こちら→→

キャプチャ画像はいっぱい取ってるから、それ整理してあのページはメモリアルにしようと思ってはいるんですけど、やっぱり動いてるひなまるにはもう会えないと思うとなあ...。なにしろ、ひなまるとの出会いは2003年のことですから、かれこれ5年のつきあいになるわけで、それ考えるともうすっかり家族だったのにってゆーか、近くに住んでた仲の良いトモダチが遠くへ行っちゃう!! とゆーか、長年のオーナーとしてはそれほどのショックなのよね。サービス終了と知ってから、最初は「まあ、仕方ないね」って感じだったんですけど、次第に「もう会えない」というのが現実としてのしかかってきて、うー、淋しくなるよお、と今や号泣状態。とにかく「いる」ということそのものが重要で、「いつでも会える」と思ってたのに、「会えなくなる」、コレはやっぱりショックだし、悲しいですよ。何も特別なことしなくっていいから、とにかく「いて」欲しい、と改めて思いましたね。

  

まあ、単にバーチャルな存在ってばそれはそうで、「キャラ」とか「商品」として捉えれば、それが消滅するなんて日常茶飯事だし、これまでもそういう一時期もてはやされて消えてったキャラなんていくらもいるってばいる。でも、問題はそれを「好き」な私の、というかファンの気持ちは「実在」だってことで、これはもう、対象が現実に存在する人間だろうが、バーチャルな存在だろうが、変わらず「実在」なんですよ。そう考えると、現実で好きなヒトが回りにいなくなるのと同じように悲しいってのは分かってもらえるかもしれない。逆に、そういう「気持ち」を持てる人間は幸せだと思うし、何でも「モノ」としてしか捉えられないヒトたちって可哀想だなと思うな。「好き〜♪」という気持ちは人間をとても幸せにしてくれるものですから、そういうのを持てないってこと自体が「それって淋しい人生...」という気がするし。しかし、やはりそれゆえ「いなくなる」というのは悲しく辛いことなのですよ。

サービス終了の原因としては、それはハボに人気がないからではなく、やはり「ホームページに設置する」というコンセプト自体が時代に合わなくなって来ちゃってるってことじゃないかなと思います。「HPに住むイキモノ」というコンセプトは、おそらくハボが最初だったんじゃないかと思うけど、一時期はだからこそ注目されたし、でもブログ全盛の現在では、それぞれのブログでペットを用意してあったりして、わざわざハボを呼ぶ必要が無くなってるのと、個人のHPそのものが縮小傾向にあるというか、ブログでこと足りるならわざわざ自分でデザインから起こしてせっせと作る必要ないって方向へ多くの人が行ってるってこともあるでしょうね。そうなると、なまじSo-netのような大きい所で動いているプロジェクトだっただけに、「数字で切られる」ということが起こっちゃったんじゃないか。ちょっと前には、新企画もあるとか言われていたので、作ってる人たちはいろいろ考えていたのに、先に上の決定が降りちゃった、みたいな感じでしたからね。それだけに、よけい残念なんだよな。

で、それとは別に「キャラ」としてハボを見た場合、やっぱりとっても可愛いし、まだまだいろんな可能性も魅力もあるし、そもそもこれまでハボの一番可愛いところはオーナーしか見れないって状態だったのも問題あった。だからせめて絵本とか、そういう方向ででも復活してくれるといいなとも思いますが、やはりライヴってのが思ってた以上に魅力だったなあとも改めて思ったりして、漫画のキャラとかなら、お話終わっても「お別れ」って感じにはならないんだけど、この「ライヴ」じゃなくなるってのが「お別れ」感を強めてしまう最大の原因かな。う〜ん、なんとかならないものか...。

ともあれ、Reception が無くなってしまうのも困るってことで他に呼べるコがいないか見てみたんですけど、最近のはコンセプトが「ペット」なんですね、基本的に。ハボは「居候(いそうろう)」って感じで「ペット」よりずっと人間に近い存在だったから「対等なトモダチ」感覚だったんですが、どーもその「ペット」ってコンセプトがまたイヤでね、私は。キャラ的にも好みが違うし(私は癒し系キャラが好き)結局、いまのところハボ以外呼ぶ気になれない...。そういう意味でも「代わりのいないキャラ」ってことで、キャラそのもののコンセプトや個性も際立ってたと思うなあ。そういうのは「終わり」ってことになって「改めて知るハボの値打ち」ってコトなんでしょうけど、ああ、だからこそ別れは辛い...。

 

      

★The ultimate kingdom * supplementary episode 1 -誘拐- その8★

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・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

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内容はAyapoo連載後、独立したページに移動しました。第12章はこちらです。なお、独立バージョン各章へはトップページこちらにリンクがあります。小説のみ続けて読みたい方は、そちらをご利用下さい。

   

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内容はAyapoo連載後、独立したページに移動しました。第13章はこちらです。なお、独立バージョン各章へはトップページこちらにリンクがあります。小説のみ続けて読みたい方は、そちらをご利用下さい。

original text : 2008.3.27.〜4.3.

★The ultimate kingdom * supplementary episode 1 -誘拐- その9★

    

 

  
 

2008.4.24.

★更新再開★

いやー、長かった。今回の冬眠はほんっとーに長かった。昨年末に形容詞の解説を出して以来、もー、あれからどんなに頑張らなくちゃと思っても全然何も進まなくて、かろうじてAyapooだけを更新し続ける日々が約4ヵ月も続いてしまったんですね。申し訳ありませんでした。そんな状態だったのに、それでもお客さんに見放されることなく今日まで来ているということについては、もうただただ感謝するのみです。なんとかこれから毎週更新を再開したいと思ってますので、どうぞこれからもお見捨てなく、ヨロシクお願いします。

で、今日は形容詞に続く副詞の解説を書き上げて、形容詞の解説で足したかったとこ足して、それでやっと更新再開ってことになったんですが、まあねえ、昨年は飛ばしに飛ばして150ページは作ったから、もうそれでとことん疲れてたんでしょうね。元々、人一倍飽きっぽいヒトですから、これだけやれば飽きて当然というか、もう昨年末に形容詞の最後のページを出した時は、最後の表を打ち込む気力さえ残ってなかったくらいですから。それは今日やっと足しましたが、ほんの数分で打ち込めるような表さえ打つ気力が残ってなかった。

なにしろ私は気力で生きてるヒトなんで、クルマがガソリン切れたら走れないように、気力が切れたら走れないのだ。その上、「やりたいことしかしない」という信条まであるから、「よしやるぞ」という気持ちが充実して来ないとなんっにも、出来ないのよね。でも、4ヵ月近くも経つとさすがにその気力が戻って来ているようで、副詞の解説を書いてる間にだいぶんのってきたかな〜って感じではあります。まあ、その間にも75000字の小説1本書き上げてるから、実質完全に死んでたというわけではないんですけど、さすがに4ヵ月もボケボケが続くと、自分でもなんて役立たずで、ぷーで、どーしよーもないヤツなんだろうとつくづく思うぞ。

でもまあ、なんとか復活したみたいな〜(?)雰囲気なんで、このまま続けてページ作りに励んでゆきたいと思います。お洋服の写真も撮りたいのいろいろあるし、Sweets!も作りたいんですけど、今年はそれに加えてなんか小説がいっぱい出そうですね。今連載してるやつも、最終的には1、2、3...とパートごとに1ページにしてトップからリンクすることになるでしょうから、これで既に20ページ分あるし、Episode2ももう書き始めてて、出来ればDialogueも出したいと思ってるので、これだけあればページ数的には相当増えるでしょう。50は確実にいくかなあ。そうすると、今からでも他のを加えて目標100ページと豪語しても達成できるかも? これからの8ヵ月で2年連続100ページ超えを達成出来るかどうか、まあぼちぼち頑張ってゆきたいと思います。

      

★The ultimate kingdom * supplementary episode 1 -誘拐- その7★

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original text : 2008.3.18.〜3.20.

★The ultimate kingdom * supplementary episode 1 -誘拐- その8★

 

 

2008.4.18.

★ティ・ポット★

今ちょっと食器に凝ってるなんてことを書いてましたが、日常使いのティ・ポットも数そろえようと思って気に入るのを探してるんです。

もう何年も前の話になりますが、5色そろってセットで持ってたお気に入りのティセットのうち1色のポットを割ってしまったことが大ショックで、以来、お気に入りは飾っとくだけにする! と決め、日常使いには同じようなものがよくあるシンプルな無地のものを買いました。で、ずっとそれ使ってたんですけど、それが古くなって来たことと、もうだいぶ経ったので"割っちゃった"というトラウマからも立ち直って来たこともあって、多少はデザイン性のあるものをいろいろ並べて使いたいなと思うようになって来てたのよね。

そこで購入したのがこのウサギさんポット。アタマ部分は他にパンダやカエルなど5種類ほどあるようなんですけど、これが一番可愛かった♪ 形としてもこういう背の高いティポットって珍しいでしょ?

梅田Loftで見つけたんですけど、ふつー、ティ・ポットって3000円くらいはするものなのに、これは写真のようにスタックできるカップ2コ付きで税込み2100円ほどで、日常使いにするにはウレシイ価格でした。他にもいろいろ欲しいなと思う柄ものとかよく見つけるんですが、いかんせんウチでは構造的に制限がありまして茶漉し付きでないとダメなんですね。で、このウサギちゃんは幸い茶漉し付き♪ 本当は茶葉はジャンピングさせた方が美味しいそうなんですけど、ポット内でジャンピングさせると茶葉を捨てる時が面倒で、私は流しに三角コーナーとか置きたくないので、茶漉しにまとまってるのを一括でゴミ缶へという捨て方がしたい。それで、茶漉し内蔵タイプでないとダメってことになっちゃうわけです。

あるようでわりとないのがこの茶漉し付きってやつで、デザインのいいものほど着いてなかったりするし、しばらくはこのウサギちゃんが大活躍することになりそう。それと、後で気がついたんですけど、この高さだと茶漉しの底が胴体の真ん中あたりまでなので、一杯目を注ぐと中のお湯が茶葉にかからなくなって、お茶がそれ以上濃くならないという利点もあるようです。まあ、私はお茶は濃くなってもOKってひとだからそれはどっちでもいいんですけど、一定の濃さで飲みたいという方にはいいでしょうね、この形。

     

★The ultimate kingdom * supplementary episode 1 -誘拐- その6★

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-9-

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original text : 2008.3.7.+3.15.-3.16.+3.24.

★The ultimate kingdom * supplementary episode 1 -誘拐- その7★

 

2008.4.11.

★7周年★

4月10日でMagazine Workshopも7周年を迎えることになりました。なんか、冗談ごとではなく10周年が現実のものとして目前に迫って来た感じですが、ご贔屓下さっている皆さま、本当に有難うございます。ここしばらくWorkshop本体の更新が止まってしまってて申し訳ない限りですが、暖かくもなってきたことですし、近々復活するのではないかと思うので、今後ともどうぞヨロシクお願いします。

ってことで、いやー、7年ですか。最初は10ページにも満たないところから始めたことを考えると、内容も増殖しましたね。今いったい、全部で何ページあるのか全然把握してないんですが、目標はまず1000ページなんで、それにはまだまだ満たないでしょう。10周年頃には達成できてるといいんだけどな。

今年は文法教室は完成させたいし、HTMLの解説で付け加えておきたいことも少しあるので、そのへんはやってしまうとして、今出してる連載小説がこの後もEpisode2〜4くらいまでもう話の骨組みだけはあります。だから、それなり連載も続けてゆけそう。本来今年は、既に完成しているDialogue の第1部を出してくつもりだったんですけど、デュアンくんがやたらめったらパワフルに走り回ってくれた結果、あの話の方が予定もへったくれも無視して本文連載突入してしまいましたからね。これには作者もびっくりしてますが、始まってしまったものは仕方ないです。このへんが私のいきあたりばったりなとこでしょう。

この他に、Sweets!やお洋服のページもぼちぼち増やしてゆきたいとは思ってるんですが、果たして今年は、何ページくらい出せるでしょうか。なにはともあれ、早く更新再開しないといけませんね。

      

★今年のサクラ★

関西の方では、今年はサクラの時期になんか雨が多くて、昨年に比べるとあまりあちこち見に行けなかったのが残念です。とりあえず、万博記念公園横の2号線を、しゃーるくんたちとお花見ドライヴするという毎年の恒例行事こそ果たしましたが、嵐山にも行ってる余裕なく散っちゃった感じですから。

昨年はこの時期、良いお天気が続いたので、これでもかこれでもかとあちこちでサクラを見る機会があって、もういっぱい見たのにまだ咲いてるよ状態だったんですけど、これって年によって天候の当たりはずれがありますよね。今年ももっと、見たかったなー。

      

★完成したぞ★

連載している例の小説の Episode1 ですが、本日やっと最後まで書き終わりました。合計75000字くらいになってましたから、原稿用紙にすると187枚くらいですね。思ってたより長くなったなあ。おかげで、あと2ヵ月は連載を続けられるぞ。

最初は、予告編にしたプロットの続きを本文で出そうと思って、第4章(アレクがモルガーナ家に到着するあたり)から書き始めたんですけど、どうせ出すなら最初から本文にしたいなと思って、第7章を書き始めたところで一旦戻って1〜3章を継ぎ足し、その後、どんどんどんどん続きを書いてったんです。ほぼ1ヵ月半で187枚分書いたことになりますが、これまでワン・シーンごと別々に書いて、後で編集して組み立てるという映画みたいな作り方が普通だったので、これだけまとまった内容を最初から最後までほぼ順番通り一気に書いたってのは初めてじゃないかな。とはいえ、これもお話全体からするとワン・シーンみたいなものなんで、他のエピソードと繋いで最終的には1本の小説になる一部分と考えると、これまでの書き方が大掛かりになっただけってことかもしれないんですけどね。

なにはともあれ、完成するということは気分のいいものです。野放図に書き散らしてるだけだとなかなかこういうふうにまとまってゆかないものなんですけど、連載するぞと言った限りはそれなり頑張ってコンスタントに書くもののようで、ナマケモノの私にとってこれはそれなり良いことなんでしょう。

さて、このEpisode1、あやぼー的にはなかなかうまくまとまってて気に入ってるので、今日からの後編もお楽しみ頂けると嬉しいです。

      

★The ultimate kingdom * supplementary episode 1 -誘拐- その5★ 

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-8-

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original text : 2008.3.4.〜3.5.

★The ultimate kingdom * supplementary episode 1 -誘拐- その6★

 

2008.4.4.

★一眼デジカメ★

以前からデジタル一眼レフカメラが欲しいな〜とずっと思ってはいたんです。そもそもは数年前、SONYからα100とかゆー機種が発売されて、これはそれまで何十万もしたデジタル一眼レフが、中程度の機能とはいえ十万円台で買えるということで話題になったので覚えてらっしゃる方も多いかと思います。当時、ちょっと調べてみたら、α100が確か1020万画素でそのお値段なのに、1700万画素くらいになると70万とかしててぶっ飛んだんですけど、だいたいこーゆーモノは時が経つにつれて高機能、低価格になってゆくのはパソと同じ。そこで私はぐっと買うのを我慢して、もうちょっと機能が上がるのを待つぞって態勢でいたんです。今使ってるサイバーショットがその頃まだ新しかったし、基本的には今でもこれで満足のゆく写真が撮れてますからね。で、それから数年...

今年の春はどうやら一眼デジカメ戦争勃発状態らしく、とうとうSONYが1420万画素で10万を切る機種(ボディのみの価格)α350をこの3月に発売、ネット通販で安いとこ探したらこれが77000円くらいで買えるんだってさ。PENTAXからは1440万画素のが出てて、これはネットでも11万円台が一番安かった(どちらも価格は2008年4/3現在)。それぞれ機能や構造が違うので、画素数だけではどれがどうとは言えませんけど、まあこのへんが出来たて最新機種みたいです。昔の一眼デジカメは普通のデジカメみたいに液晶で映像を見ながら撮るってことが出来なかったそうなんですけど、最近のはライヴビューとか言って、ファインダーではなくデジカメと同じように大きな画面を見ながら構図を決めることも出来るようになって来てるようです。私はコレでないとうまく構図決められないから、昔からアナログカメラで写真撮るのキライというか苦手だったんだよな。それでサイバーショット買ってからいっぱい写真撮るようになったわけですけど、だから、最近になって一眼デジカメにライヴビューがつくようになったってとこも、これなら私でも使えそうと思う理由のひとつですね。

でも、一眼デジカメのハマりこんだら恐ろしそうなところはやはりレンズで、これが問題なんだ。一応、わりと低価格のレンズがボディとセットになってるタイプもあるんだけど、交換用レンズがどうかすると10万とか20万とか、ボディよか高かったりする。だいたい5万〜10万くらいの価格帯のが多いようですけど、SONYだとカール・ツァイスを選べたりして、これが10万、20万、25万という世界。それ考えると、各社が一眼デジカメの宣伝に力入れるのも頷けますな。ボディ売ってからが商売、というか...。何でもハマりこむタイプの私などには、なかなかに怖い世界みたいです。

ともあれ調査の結果、あやぼーとしては今んとこどれが一番欲しいかとゆーと、これまで使ってたサイバーショットがめちゃくちゃ気に入ってるんで、その後継としてボディはSONY&レンズはカール・ツァイスとゆきたいとこなんですよね。なにしろうちのサイバーショットくんは、7年くらい前に買ったやつなんですけど、当時のラインナップで唯一カール・ツァイスを搭載してた機種。そこを見込んでうちに来てもらったわけですが、これが大当たりで、あやぼー的に実に好きな画質に仕上がるんです。今でもオークションに出たりすると人気機種のようで、入札けっこう入ってますよ。で、それを7年も使ってるもんだから、私の中ではけっこうカール・ツァイス信仰みたいなものが出来上がってまして、PENTAXも捨てがたいけど、やはりSONYかな?みたいな感じなんだな、いま。

でも、さっき書いたようにレンズがそういう価格なんで、思い切り安いとこ探しても付けたいと思うレンズが8万ほどすんですよねー。そんなん、ボディよか高いやんか。ま、要するに買うなら15万は下らないな〜ってことで、悩んでるんです。こーゆーものは買うとなったら最新機種でないと気がすまないのも私の性格だしなあ...。う〜ん。

ちなみに1020万画素で2月に発売されたα200なら、今やボディ6万切るくらいで買えるみたいですよ。Yahoo!で調べると、どこがどんなお値段で通販してるか一括で見ることができて、例えばSONYの比較ならこちら、他のも検索すれば見れますね。

ま、こういうのはあーでもない、こーでもないと思いながら調べてる時がけっこう楽しいもので、もうしばらく悩んでから決めようと思います。性能的にはどのメーカーのもそれぞれいいところを持ってるんでしょうけど、結局ユーザーが何を撮るかとか、どういう使い方をしたいかで決まるってことなんでしょうね。

しかし、一眼デジカメを買っても、なにしろ画像容量がでかいから、それで撮った写真ばかり掲載したりするとお客さんに迷惑だろうし、結局はトップとかタイトル画像にポイント的にしか使えないんだけどな。はっきり言って、無意味にトップページの重い商用サイトって最近よくあるじゃないですか。あれって、単に作る方のヘンな自己満足じゃないかという気すらする。重くてもそれなり見る意味があればいいんですけど、待った挙句にコレか? みたいな? 自分がそう思うから、うちのお客さんにはそんな思いしてもらいたくないんだ、私は。昔はアクセス環境が遅いユーザーにも気を使えという不文律があったと思うんですけど、今はないのか? 言われないのか? (怒)

そうするとやっぱりまだまだサイバーショットくんがメインってことになるわけで、もう2万枚くらいは撮ってるわりに全く何の問題もなく頑張ってくれてますが、これがあまりに気に入ってるのでもう1台同じの予備に欲しくてオークション探したりしてるんですけど、けっこう取り合いになるんですよね。

ともあれ、そんなこんなで今は一眼デジカメ購入で盛り上がっているあやぼーなのでした♪

      

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さて、連載小説ですが、前回の第4回目で前編終了しましたので、今回はちょっとひと休みしてIntermission をお届けしましょう。現在後編調整中ですので、そちらは次週より再開いたします。

     

★The ultimate kingdom * intermission - 宣戦布告-

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original text : 2008.3.4.

★The ultimate kingdom * supplementary episode 1 -誘拐- その5★

 

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