ああもう7月...。

今年も半分終わっちゃった〜あ。

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 更新の準備状況とか、その日ちょっと考えたこととか書いてるページです。

ここしばらく毎週更新してるのでたまに覗いてみてね〜。

ちなみにこのページでは、新しい記事から上に載せて行ってます。

 

 

 

 

 

 

2007.6.30.

★7月のタペストリ★

いよいよ7月。本格的な夏の到来となりましたが、その7月テーマの手芸作品、まず第一弾は「のーくんタペ」です。この前からAyapooをにぎわしている立体ウサギたちはウォールポケットにつくものなので、今回の写真にはまだ出ていません。でも、これにはのーくんアップリケが付いています。ちなみに、写真をクリックすると、大きい画像で細部まで見ることができます。

さて普通、パッチワークの継ぎ目には「落としキルト」と言って、継ぎ目ギリギリにキルティングを刺してゆくんですが、このタペシリーズでは、これが通常より継ぎ目から離れていて、結果として縫い目が刺繍みたいに見えるデザインになってるんです。

このシリーズは既に3月から6月まで完成させて来ましたけど、これまでこのステッチがどうしも継ぎ目ギリギリになっちゃって、どうもうまく見た目にキレイな点線状に刺せてなかったのよね。それがずっと気に入らなかったんだけど、今回は意図的にこれまでよりかなり離れた場所にキルト線を引いて縫ってったので、これまでで一番点線がキレイに出て、満足のゆく仕上がりとなりました。拡大写真を見て頂くと、どういうことか多少分かると思います。

で、付いてるアイテムですけど、アップリケはのーくん、リンゴ、短冊、花瓶などで、右上と左下には竹ビーズが花火状に付いています。短冊は、ベース布に刺繍してある笹に吊るしてある感じで、その笹がアップリケの花瓶にさしてあるのね。それと、のーくんの背景に紺の★柄がアップリケされてますけど、これは天の川なんだそうです。実はこの天の川がねー、氾濫してるんですよ。笑っちゃうけど、後になって気づいたんです、その失敗に。

そもそも作り方では、天の川部分を縫い付けた後、ベース布を切り抜くという解説になっていたのに、私はそれがどーして必要なのかその時は理解できず、通常のアップリケの付け方でつけて、そのまま仕上げてしまったんです。ところが、9月のタペを作ってる時に同じような作り方が出てきて、その時も一旦普通の付け方をしちゃったんですけど、見本写真をよく見ると、デザイン上その部分は窓になっているので、本来くぼんで見えないといけない所らしいんですね。だから、この天の川も川なんだから、本当はその部分がくぼんで見えなきゃいけないらしい。だから、アップリケした後でくぼむようにベース布を切り取らなきゃならなかったというわけなんです。でも普通にぷっくり浮き上がるように付けちゃったから、この天の川は氾濫状態なんだな。きゃははは。今更直せないしねえ...。

9月の方は気が付いた時点で付け直したので、ちゃんとその部分くぼんでますけど、これもけっこう付け方が難しかったです。いつものアップリケは織り込んだ部分のちょっと内側をまつるんですが、くぼませるためには、ちょうど折込んだ角のところをまつる必要がある。しかも、ベース布に対する付け位置がビミョーに普通の付け方と違う。だから、単にベース布を切り抜いたらいいという問題でもないしね。ま、勉強にはなりましたが、アップリケと一言で言ってもなかなか奥が深いものです。

あとけっこう苦労したのがビーズで作ってある花火。これは見本写真よりもキレイな仕上がりになってるんでとっても満足してるんですが、こうやってビーズを放射状に付けるのはわりと難しいんです。針の刺し位置でビーズが曲がって付いたりするとキレイな放射状にならないので、細かく印を付けながら一個一個付けてくわけですから、テマもかかります。

まあでもこのシリーズにも慣れてきたのか、この後作った8月、9月分ともにとてもキレイに出来上がりました。でもそれは、その月になってからお見せすることにいたしましょう。やっぱりこういうモノは季節感がウリですからね。

        

★約80ページ★

80ページって何が?

それは、驚いたことに今年に入ってから6月までに出した新作ページの数なんです。いやー、自分でもびっくりしました。

そろそろ今年も半分過ぎつつあるので、Notice Board を見ながら、何ページくらい作ったかなあと数えてたら、80ページを軽く超えてる。これは、写真集やHP教室のコラムなど、比較的テマのかかってないページも入れてのことなんで、そういうのを省くと70ページくらいかな。それでも大変な数ではある。月10ページを目標に作ってるんだから、最低60ページは出ていて当然なんですが、改めて数えると感慨すらありますね。半年で80ページ以上...。頑張ったなあ...。フェリーさんのインタヴューなんかは、2年も前にあらかた翻訳してしまってたものを最終仕上げで手を入れただけだから、そんなに時間はかかってないけどね。ともあれ、一年で100ページは出すぞと言っていた新年の誓いは、難なく達成されそうです。

CSSの解説ページとかが多かったから、そのへんに興味ない方はまるでカンケイないページも多かったかもしれませんが、ああいうのはサイトのベースとして出てなきゃならないと思ってる部分なんで、あのへんが片付いたらもっとオリジナリティ豊かなページも作ってゆきたいなあとは思ってます。4月くらいから自作の小説を連載し始めるとか言ってたのに、それもまだだもんね。そのへんは、後半に期待してて下さい。とはいえ、Dialogue の第一部は夏が中心の話だから、季節感合わせるためにはなんとしても7月中には出し始めなきゃならないんだけどなあ。挿絵描いてるヒマがないんだよー。

ところで6月は写真集入れてやっと10ページ出しただけだから(「だけ」というのが凄いが...)、ちょっと少なめだったかな。でも実は今、HP教室で作ってあったページが全て出てしまったので、完全にストックが尽きた状態なのだ。果たして、来週は更新できるのか?

       

2007.6.28.

★カーテン作るぞ★

あやぼーんちのカーテンがいよいよ古びてきて、いーかげん買い換えなきゃというとこまで来てるんですけど、既成のカーテンでなかなか気に入るものがないままだったんです。これはもう、オーダーするしかないかなあと思ってたんですが、いかんせんオーダーカーテンというのはけっこうお値段する。

もうかなり前になりますけど、フィスバのすっごいいいカーテンをオーダーしたら、3セットくらいで20万以上したとゆー、その記憶があるもんで、うーん、高いよなあ、どうしよう、どうしよう、と、迷いまくってたのよね。フィスバのは生地がスイス製で、めちゃいいやつだったからよけい高かったんだけど、国産の生地でもオーダーするとなると、それなりのお値段にはなっちゃう。じゃあ、いっそ自分で作っちゃどーだいと思い、ネットで生地を探したら、すごくいいサイトがあって欲しいと思ってた生地も見つかった。オーダーも出来るというんで参考価格を見ながら概算してみたら、だいたい10〜11万くらいで必要なのは全部作ってもらえそう。しかし、それでもやっぱり高いよなー。

考えてみれば、私はここ数年でカーテンなんかよかずっと複雑な形のものをいろいろ手芸キットで作ってきている。たかだかカーテンなら、絶対作れるはずだ。そう考えて、生地だけ買った場合も計算してみたら、オーダーした場合の約半分。出窓用のは凝ったスタイルカーテンにしたいので、作ってもらうと自分で見積もったより高くかかる可能性もある。それなら、やはりっっっっ、経験にモノを言わせて作ってみるべきというのが、最終的な結論なのであった。

ま、手芸修行という観点からゆくと勉強にもなるし、新たなる挑戦だし、それに作れるようになっとけばこの先ずーーーーっっっ、と、高いオーダーカーテンを買わずに済む。そのぶん、生地もいろいろ凝ったのが選べるし、スタイルも好きなのが作れる。とゆーことで、あやぼーんちのカーテンかけかえ計画が発動となりました。うーん、どのくらい時間かかるんだろうな。

寝室用のはそんなに大きくないんだけど、2種類作らなきゃならなくて、どちらも今かかってるのは凝ったスタイルカーテン。フリルが思いっきり付いてるので、これを作るのがまずめんどいな。今のところはまずこのへんから片付けて、次にリヴィングの大きい出窓(幅が約3メートル)と、掃き出し窓用2セット。これらは全部、寝室用より大きいので裁断が大変か。問題は出窓用で、スソをスカラップに切らなきゃならないんだものな。ああ、歪んで切ってしまいそうだ〜。

他の部屋はシェードとかブラインドとかが付いてて、窓にシャッターが降りたままのところが多いからまだあまり傷んでないので大丈夫なんですけど、それ以外のカーテン5セット。果たして計画完遂まで辿りつけるのでしょうか??? うまく作れたら、これはCraftworkコーナーのネタになるんだけどね。

      

2007.6.24.

★とりぷる★

のーくんウサギ増殖中のあやぼーんちですが、とうとうトリプルになってしまいました。きゃはははは。

いえ、何もムダに増やしてるわけじゃなくって、大の字になって寝てる3匹めは8月のウォールポケットにつくタイプなんですね。足の付き方とか耳の方向がちょっと違ってるでしょ?

実はこの8月分のやつは、6月のと同じにポケットに入るタイプなので、本当は足を付けなくても良かったんですが、前作ったタイプと大きさ同じなのでその型紙を使って足も作って付けてあげたのでした。そのうち、6月のコも足を付けてやろうかなと思ってます。

で、新しく作った8月分のコも、前の2匹と同じに手を前で縫いとめて、足元にあるリンゴをだっこする形にしなきゃならないんですけど、手を縫いとめるとなんか縛られてる〜、みたいな感じになっちゃうのよね。だから本体にくっつける時まで自由にしといてやろうということで、まだ留めてません。おかげでこの態度のデカいこと。しかも座らせとくと「お客サマは神さまです」ポーズだしなあ...。(笑えていいけどさ。)

それにしてもこのぶんでゆくと、12ヶ月全部作り終えたあかつきには、机の上がウサギだらけになってしまうな。そのうちうさぎ一族用の「うさぎ箱」を作ってあげなくてはなるまい。

↓↓「お客サマは神さまです」ポーズだっ♪

さ〜あ、みなさん、ご一緒に!! (何を?)

★9ヶ月★

何が9ヶ月なんでしょーか? 

昨年9月頃に思い切り体調を崩し、神経性の歯痛で辛い思いをしたとゆーよーな話を書いてたと思いますが、あれで相当懲りたんでしょーね、自分的にも。そこで、昨年から今年にかけて、冬は徹底的に身体を冷やさないという対策を講じて、おかげさまで以来9ヶ月、なかなか好調な毎日を送り続けています。

なにしろ体温が通常35.5度しかないとゆー、救いようのない低血圧なんで、たいてい体調を崩す原因は身体の冷えにあるらしい。そうと悟った私は、この冬、愛用のあんかさんは当然ですが、寝る時もしっかりアンゴラくつしたをはき、シャワーで済ませずきっちり湯船につかり、その上、ずーっとベルメゾンで買った下シャツを冬中ちゃんと着続けたわけです。その結果として、好調9ヶ月。やはり健康は守る努力をしなければならないんだなあと、改めて思いましたね。

で、その下シャツなんですが、これが特にアンゴラとかでもなくて、Tシャツ程度の厚さのシャツに過ぎないのに、とにかくあったかい!! しかもお値段も比較的お安い!!

なにしろ毎年、通常冬は必ずフリースのジャケットを着てないと寒くてたまらないというのに、今年は暖かかったこともあるでしょうけど、基本的にこの下シャツのおかげで暖房が入ってれば全く上着というものがいらなかったくらいです。思い切り気に入った私は、買えるうちにと山ほど予備を買い込んでおきました。(←このへん、いつものパターン)

今から考えると、あの神経性の歯痛に見舞われた時は、夏が今年とは比べ物にならないくらい暑かったのをいいことに、薄着も薄着で当然靴下すらはいてなかったし、そのままの状態で秋口まで引っぱったあげく、新しいパソコンを買いたてでゲームが面白かったから夜中までやってたし、おかげで身体は冷え放題に冷えてたってことでしょう。ああ、なんて無謀なことをしてたんだろう...。(←悟りの境地)

だからまあ、ああいう辛い思いはたまにしとくと自分の健康を振り返ることができて良いのかもと思いますね。万年健康というヒトほど病気に弱いともいいますし。

ところで、下シャツに加えてそのアンゴラ靴下なんですが、これもそんな高価なもんじゃなくて、お気に入りのJuscoで2足480円という何の変哲もない品ですけど、普通の靴下に比べてとてもあったかい。ただ、柔らかいので傷みやすそうだから、私は寝る時専用靴下として使っています。始めはなんか裸足の開放感がなくなっちゃって窮屈な感じしたんですけど、とにかくあったかいのですぐに慣れて、今では「はいてないと冷える〜」という恐怖感からか、6月になっても愛用している始末です。

思うに、このへんの「冷やさない健康法」っていうのは、低血圧のヒトならたいてい効くんじゃないかなと思いますね。高血圧からくる病気って命にかかわるけど、そのぶん低血圧なヒトってそういう病気にはかかりにくいから長生きできるとか言うし、そう考えると低血圧も悪いことばっかじゃない。要は、うまくつきあってくようにすることなのかもしれませんね。

      

2007.6.17.

★のーくん、虫とりにゆく★

先日、★を抱いていたウサギですが、今度は虫取りあみと虫カゴを持たせてみました。分かります?

実はこのアイテム、8月の歳時記ドールハウスにつくものでホントはのーくん用ではないんですけど、なんかハマってるでしょ? 大きさがピッタリ。さて、このアミとカゴを持って、ウサギはどんな昆虫を取ってくるのか???

ところで、のーくんタペやウォールポケット、それにドールハウスと、どれも今8月分を制作してるんですが、ヒマワリ、スイカは定番アイテムですね。スイカはドールハウスには付いてないけど、のーくんのには、どれもメインのモチーフとして用いられています。そこで疑問が...。ウサギはスイカを食べるのか?

のーくんシリーズでは、毎回リンゴは定番アイテムとしてくっついてる。あやぼー的にはこれはきっとのーくんの食べ物なんだろうなと思ったりするわけですが(ほんとか?)、ともあれスイカ、リンゴ、どちらも果物ですな。ウサギと言えばやはりニンジンだと思うんですが、ニンジン食うくらいだからフルーツなんて喜んで食べるんじゃないかな。どうだろう...。

それにしても、カワイイですね、のーくん。本名は「ノアくん」というのだそうですが、原作者は加藤厚子さんとおっしゃる手芸作家の方で、このキャラ、前にも書いた通りマンスリー・クラブで大人気を博してます。のーくんのポストカードとか、ノートとかあったら買っちゃうんだけどなー。作ってくんないかなー。自分で使う分なら作っても問題ないから、図案に色ぬってイラストにして作っちゃおうかなー。

この作者の方は、手芸作家というだけでなく、イラストレーターの才能もおありになりますよねえ。ぜひ、どこかでキャラクター商品化してもらいたいものだと思います。もっとも、原作に忠実な可愛さを再現してもらわないと困りますけどね。

      

★ひさびさの落札★

今年に入ってオークションでは3点落札しただけで、その後は何も買ってなかったんですけど、約4ヶ月ぶりに2点ほど落札しました。うーん、これがキッカケになって、また買いまくるようなことにならなきゃいいんだけど...。

最近、ジェーンさんのお洋服はオークション出品されても定価近かったりして、なかなか「お買い得」なんてものがないので、かえって買わずに済んでたのに、とうとう、お、これは、というようなお値段のものが出てきてしまった。ひとつはデニムのキャミとスカートのセットで1万円、もうひとつはロゴバッグが同じく1万円。これはやっぱり買わなくちゃ、なお値段でしょう? もちろんどちらも新品タグつき。

しかも、デニムセットを出してらした方が、トランプ柄の赤のJSKも出品しておられて、そちらはなんと新品なのに8000円から。これはもー、久々のヒットだということで、どちらも取るぞと予算組んでたんですけどさすがにトランプ柄は人気で、18500円まで競り上げたものの19000円入れられて仕方なく諦めました。でも、どちらかとゆーと私はデニムセットの方が欲しかったんで、こちらはさほど競らずに10500円で落札できたのは良かった。トランプ柄じゃないけど、赤チェックのロングのJSKって実は持ってるので、それよりは持ってないデニムセットの方がメインだったのよね。

ロゴバッグの方はブルーなんですけど、これはウォッチリストに入れてはいたものの、ロゴシリーズなんでたぶん入札入るだろうと思って最初から諦めてた。絶対欲しいというほどでもなかったし。でも、定価の半額、出品者さんの評価にも特に問題はないのにどういうわけか流れてたんだな。ふーん、1万円で競らずに買えるんだったら欲しいよなー、と思ってた矢先にさっきのデニムセットが出品されてて、これにロゴバッグ持ったらさりげにジェーンのセットですぅー♪って感じでいいよなと思ったもんだから、再出品されてたし買うことに決めた。たぶん、値下がりを待ってるヒトがいるだろうと思ったので、終了10秒前に入札してそのままゲット。お値段のことを言うのもなんなんですが、でもマトモに買ったら...。そう思うと、上下セット&バッグが2万円ちょっとで揃ったというのはやっぱりラッキ〜♪だよねーっ。(るんるん)

お洋服の方は、とても迅速な出品者さんだったので既に到着していて、実物を見ても保管状態の良い全くの新品。お安く買えて嬉しくてたまりません。トランプ柄を買い逃したのは残念でしたが、8000円のとこ19000円まで競り上げてあげたから、出品者さんも喜んでおられることでしょう。ちなみに、トランプ柄シリーズのロングスカートは、お洋服コーナーのSummer1で出ています。

      

2007.6.9.

★卓上のーくん★

7月のウォールポケットにつくウサギですが...。うっく、きゃわゆ〜い♪ちょうど、手のひらサイズのこの大きさ。あやぼー的にはハマりますねえ。

これまで、このウサギシリーズはタペ5つとウォールポケット3つを作ってきたわけですが、タペは平面的だったし、これまで作ったウォールポケットについたウサギは大きめだったり、ポケットに入れるので足を付けなかったりしたので、今回みたいに小さめでまるごと立体版は初めてでした。しかるにコレが出来上がったとき、なにげに机の上に座らせたら、なんか感動...。ちょうどタペに付いてるサイズと同じくらいの大きさだからか、平面的なタペから抜け出して、いきなり立体化したという感じがしたんですね。

しかも、白ウサギですから、抱いてる★がちょっと色付いてる感じでこれまたいー。それに今回は、ウサギの表情が一番原作に近い顔立ちに出来上がったのもポイント高かったと思います。

説明書に載ってる作り方だと、どうしても耳部分の縫い代が幅広く残ってしまうため、綿を入れた後のウサギの輪郭が元絵と変わってしまって、これまで完全に同じって顔立ちにはならなかったんだな。そこで、秘術を駆使して、..ってのは大げさですが、耳の付け方を変えてみたんです。本体の外周を縫ってゆく時に一緒に耳を縫いこみ、縫い線の丸みを崩さず縫いこんだ後で、余った縫い代部分を切り捨てたので、今回の輪郭はほぼ元絵通りになったというわけなのでした。

しかし、「秘術」というのはココのところで、縫った本体布をひっくり返して綿を詰めることになるため、耳を先に縫いこむと言っても、中表にした本体布の間に耳を挟んで縫うわけだから、縫ってる間は耳が全く見えない。従ってひっくり返した時に正しい角度に付いてるかどうか、ココの決めがなかなかムズいのだな。何回かやり直して、やっとなんとかご覧の通りにキレイな角度に付いたのであった。

これに気を良くした私は、この大きさがとても気に入ったこともあって、たまたま手に入った同じ布を使って既に増殖させてしまったのよ〜ん♪ 

のーくん本体に使われているのは、ただの白い布じゃなくて、パッチワークでよく使われるカントリー柄シリーズのやつ。これは半廃盤みたいになってるもので、全然出回ってないというわけではないんだけど、大きい手芸専門店でないとなかなか手に入らない。そこで今回のは、ちょうど神戸に行く用事があったのでユザワヤで探して、隅っこにあったのをゲット。この布って全く白だと思い込んでいたら、実は生成りだったのよね。お店には生成りしかなかったから、白の方がいいんだけどなと思いながら、とりあえず生成りを買って帰って色あわせしたら同じだった。ラッキー♪

で、もうひとつ後から作ったのには、違う柄のマフラーと★を付けてあげました。今は仲良く2匹で寝てます。そのうち、もっといっぱい増殖させてやりたいが...。ピンクのウサギとかね。しかし、問題は1個作るのに1日がかりだってことなんだよなー。

とゆーことで、このウサが付く7月のウォールポケットも既に出来てるんですが、それは7月になってからお見せしましょう。

      

2007.6.3.

★マジメなヤツほど恐い★

この話題について始めから読みたい方は、専用のSTORY INDEXをご参照下さい。

今ちょうど、まーがアリを好きになって、アレクに別れ話をしにゆく所をプロットから本文起こしてるんですけど、なんかこれに対するアレクの反応がディとは全然違うとゆーか、ディの場合はまーがアレクを好きになってるのを見て面白がって、二人をくっつけちゃったらどうなるだろう、とか考えて実行してしまうわけですが、さすがにアレクはそうはなりませんね。とんでもない。

アレクは、まーの15才の誕生日に、まーと博士が出向いて行ってる田舎の研究所までわざわざ出かけてって、そこでアリシアにも会うんですが、まーがアレクと自分の関係をアリに知られてパニクってるのを見て、もしかするとと不安になると以前も書いてました。そこでいよいよ、まーが本格的にアレクに話しに行った時、「話がある」って言われてアレクはもう大体何の話か見当ついてるんですね。実際、彼によると、それまでの二か月、そういうコトを言い出されたら、どうすればいいんだろうと、かなりマジメに悩んでたらしいです。

「15も年上の恋人としては、もっともの分かりがよくなってやるべきだとか、この前きみが同じように二人の間を右往左往した時、きみを手放す方だったディの態度はおれよりはるかにおとなだったとか...」

そうやっていろいろ考え抜いた挙句の結論が、結局「きみとは絶対別れない」だったようで、面と向かってその話を持ち出された時、まーの言うことなんか聞く余地なしで最後通告として以下のように言い渡す。「きみがアリシアの側にいられる選択肢なんかない。きみが選べるのは、おれと別れるのをやめるか、そうでなければおれの無理心中につきあうか、二つにひとつだ。どっちでも好きな方を選びなさい。」

これが単なる脅しとかだったら、そんなに恐いもんでもないと思うんですが、アレクの場合は本気。そもそも、こういうことを脅しや冗談で口に出来るタイプじゃなのは、二年もつきあってるまーにはよく分かってる。しかも、アレクの言い方が、怒ってる感じなんか全然なくてむしろ淡々としてるので、「決心はついてる」みたいなのがよけい恐い。

まーはアレクとつきあうそもそもの始めから、彼のとても優しいという側面しか向けられて来なかったから、一旦壁を立てたら、とりつくシマもないという反対の顔って初めて見せられるんですけど、ま、そういう所もないとね。キャラとしてはふつー過ぎてつまんないじゃないですか。

ともあれ、アレク自身もこの結論に到達するまでには相当悩んだようで、しかし悩んだ挙句にコレかとゆーか、コレしか考えられなかったとゆーのが、ある意味根本的にマジメなやつは恐いなあと。

なにしろ、アレクにとってまーは唯一無二で代わりがないので、それを失ってまで生きてたくない。よし、あの子を殺しておれも死のうってなっちゃうらしいんですね。本人も、「そんな非生産的な結論しか出せないなんて、気が変だとしか思えない。」と分かってながら、他に考えられなかったらしいから、思いつめるタイプの恋人って危ないなあとも思う。

で、そもそも、まーは別れ話をしに来たくせに、アレクの顔見たとたんに、ああ、そんなこととてもできない、と既に逃げ腰ですから、アリシアの手前もあって話を持ち出したものの、さっさと選べ、みたいに詰め寄られると、あっさり降参。これにはアレクの方が内心驚く。でも、まーが本当にアレクのことが「絶対、別れられないほど好き」と分かってくると安心することもあって、今度は生来の優しい側面が前に出てきちゃって、まーのどうしていいか分かんなくなってパニクってるのを見るに見かねるって方に行く。

アレクはもう、わりと最初から、自分がまーに「アリシアのことは好きなようにしてよし」と言ってやればいいと分かってはいるんです。そもそも、最初の最初から分かってるから悩んでたわけで、今のシチュエーションだと、例えそう言い渡したとしても、まず95パーセントまではまーが自分から完全に離れることはないとも思える。でも、もしモノ分かりがいいふりして、そんなことを言ってしまって、アリシアに完全にまーを取られるということになったら、と、自分でも狭量だとは思いながら決心がつかない。

まーが一週間と言いながら、三週間も帰れなかったのは、まー自身のせいというより、アレクの方が引っ張ったっていうのが真相のようで、そもそもまーは自分では結論出せなくて、もうただただパニクってるだけだから、何も自分では決められない状態。アリシアのことを思い出しては泣き、アレクと別れられないと言っては泣き、いつもの明晰果断な天才児とは思えないほどボロボロになってるのが、かえってどんなにアレクを好きかってことの裏返しだから、アレクの方も悩む。

まあ、こういう時に寛大なことなんか言えないのがふつーの人間だと思いますけど、そこを自分は狭量だって自分の方を責めるってのがやっぱりアレクがそのへんの男と違うとこだな。それがあるから、最後には見るに見かねて、しかもマリオとも話してアリシアが相当まいってるということも聞いてるので、「帰りなさい」と、彼の方が折れるとゆー、あの展開にもなだれ込めるってことなんだなあと、今更ながら、けっこう自分で改めて納得してしまったな。そのへんをこう、いろいろ構成したりして、登場人物の気持ちの変化をどう「お話」にしてくかが、書いてて面白いとこでもあるんですけどね。

アレクはまーとつきあい始める前までは、本当に恋したことなんかないやつだったから、嫉妬とか、猜疑心とか、こういう種類の悩みなんてぜーんぜん知らなかったんだけど(ディから見たら、単に天真爛漫なコドモ状態)、そのへんいろいろ感情的にまーに振り回されるから、この先、人間的に更に大きくなるのかなあという気もする。やはり、苦労しないと大成しないってことなんだろうな。

★ディの子供たち★

       

2007.6.1.

★修行の道★

なんか、あっというまに6月になってしまい、今年もほぼ半分が過ぎ去ろうとしてるんですね。

5月もなんとか毎週更新を成し遂げ、出したページもHP教室が5、英語が3、Sweetsが2、それにROXY関係と計11ページ(+ROXY写真集1ページ)で、目標達成という感じです。うーん、これで1月から5ヶ月に渡って、月10ページ以上出してるんですね。自分でも感心だ。

ところで、目標と言えば手芸の方もあるんですが、5月はのーくんタペの6、7月分と、ウォールポケット6月分、それに7月のウォールポケットもほぼ出来ているので、4キットは完成させたかな。

目標からはひとつ少ないんですが、そもそも5月に入ってすぐ始めたわけじゃなかったと思うから、今月はこんなもんかも。

ということで、写真はいよいよ6月、タイムリーなデザインのウォールポケットです。傘がさかさまになってるの分かります? 傘部分がポケットになっていて、中にのーくんが入っています。それに、りんごをぶらさげてるのはカエルね。あと、ピンクのあじさいが付いてる。このあじさいがとってもキレイなんで、そのうちこういうのを付けたバッグとか作りたいなあと思いました。実際、こういうアイテムを作るたびに、バッグに付けたら可愛いぞ〜♪とか思うんですが、なかなか作ってるヒマないんだよな。こういうののついた大きな手作りバッグを、ロリなお洋服に合わせて持ったら激カワだと思うんだけどなあ...。

ところで記録を数えてみたら、パッチワーク、トールペイント、ドールハウス、アイテムものなどの比較的テマのかかるキットを約5年で既に110くらいは仕上げていて、このぶんだと今年中で150には到達するんではないかと思われる。5年で110キットってことは、一年に約22ってことで、そうすると月に2つの計算になるのか。作りまくってる時と全然作らない時が交互にあるのが私のパターンだから、まあそんなもんなんだろうな。でも、110ってのはなかなかだよね。それなりに腕は上がってるような気もするし...。

手芸をやってると、ヒト針、ヒト針縫ってくじゃないですか。これって「修行の道」だよなあって思うんですけど、あやぼーにとっては、サイト作りもけっこうそういう所がある。お菓子とかもページにするために作ってるとどんどん腕が上がってくるし、CSSの解説、あれはやってるうちに自分が詳しくなったもんなあ。今では、外部ファイルすいすい書けるけど、始めた当初は「どーやって書くんだ???」だったもん。で、ネットで調べたけど基本からよく分かる解説が全然見当たらなかったので、どうせだったら徹底的にべんきょしてやろと思ったのがきっかけだったんだな。HP教室もやってたから、サイトでも紹介できるし。そう考えると、サイトやってること自体が齎してくれるものって私には大きいと思うな。

      

★ババロア並べたぞ★

できたもーん。実は、あのババロアのマーブル模様、お菓子の本に出ていたアレがキレイだったんでページにしたいなと思ったのよね。ところが、書いてある通りの手順で作ってもああはならない。それでかなり悩んで、どーやったらイチゴが混ざり過ぎずに柄になるのか。これを詰めるのに3回も作ることになってしまったのだった。

だから、いろいろ工夫して考えて作って、型から抜いてキレイに柄が出ていたのを見た時には、喜びの叫びを上げましたけどね。なかなか美味しくも出来たし、レシピそのものもオリジナルなんだぞ。

で、成功するまでに、前に書いてたように2回もババロアとゆーよりムースができちゃった。しかし、私は転んでもタダでは起きない。ババロア成功に気を良くして、今度は本格的にムースに挑戦し、これはもう当然のように一回で出来ました。ババロアより柔らかくてふわっとした感じで作るの簡単だし、これはこれで美味しいからページにしちゃう。失敗からも学ぶ、あやぼーなのであった。

とゆーことで、いちごもそろそろ出回るのおしまいになってきたようだし、今年のいちごフェアはババロアのついでにムースを出して打ち上げになるかな。まだひとつ、いちごをワインとグランマニエのシロップかけて食べるデザートが美味しそうだなと思ってるんですけど、これはこの後続けて「冷たいお菓子フェア」とゆーのをやろうと思ってるので、うまくできたらそっちで出そう。

それにしてもこの春は、本当にイチゴを沢山消費しましたね。20パック近くは使ったんじゃないかな。いちごの赤が入ったお菓子が増えたので、おかげでSweets!!のコーナーのミニ画像の並びが華やかな感じになったのも嬉しい。

いちごのお菓子は、どれもけっこうテマがかかるやつばっかりだったので、これからしばらくはちょっと簡単に作れるものをいろいろ出してゆこうかな。あまり手の込んだものばかりだと、お客さんに作るの億劫がられたりしちゃうかもしれないから、簡単なのもあった方がいいと思うしね。だから、ムースの次はコーヒーゼリーを作る予定。ゼラチンもまだ残ってるし、ゼリー系のお菓子はダイエットにも良いので、そのへんも追求してみたいんだけどな。さて、夏のお菓子はどんなのが出てくるでしょうか♪

        

2007.5.25.

★服を買った★

またかい、と思われたかも知れませんが、違うもーん。ほぼ、二か月半ぶりだもーん。つまり、二ヵ月半も何も買ってなかったんだい。あやぼー、偉い。

なんか最近、オークションでも出物ってほどのモノがなくて全然だし、どうせ秋物が絶対欲しくなるからと思って春夏ものはがまんがまんと思ってたし、だから二ヶ月半ももったんだな。

しかし、これだけ禁欲生活をしていると、一着くらい...という、魔もさすというもので、メアリさんのJSKを注文してしまった。なんかすっごい久しぶりだったから、これそのものはけっこう嬉しかったし、良かった良かったって感じで、まあ、買いまくってる時には得られない種類の満足感を得られたのは特筆すべき現象だったかもしれない。

でも、やはりコレがいけなかったな。結局、これ一着で済まず、受注してる時はダメダメと思って見ないふりしてたやつを、販売店さんの入荷待ちで〜♪、お取り置きお願いしてしまったわ。しかも2着もよっっっ。嬉しいような、困ったような。ああ、秋モノが...、秋モノが出始めるのが怖い〜♪

ま、お支払いはいつもながらしくしくしくなんですが、買う時はね、やっぱり嬉しいもので、またメアリさんのお洋服が3着も増えるわ。ミント地に大柄の花があしらってあるやつと、ローズベースで花柄のと、白地にオレンジの小花を散らしたサンドレス(同柄のキャノチェもセットよっ♪)。るんるんるん♪←懲りないやつ。

春夏はメアリさんで、秋冬はジェーンというのが、わりと最近の定番だな。そういえば、この春はお洋服のページを更新しそこなったんで、なんとか近々1ページは何か出したいんだけどな。夏はあまり複雑なコーディネートが出来ないんで、写真撮っても絵にならなかったりするのよね。ま、秋までにはなんとかしよう。

      

★それぞれの好み★

この話題について始めから読みたい方は、専用のSTORY INDEXをご参照下さい。

人間にはそれぞれの好みというものがあると思うんですが、小説の登場人物たちにもそれはやはりあるわけで、でもうちの場合「設定」とかであらかじめそういうのを決めてあるわけじゃなく、書いてると自然と分かってくるんだな。

と言うのは、あやぼーは小説のスジってものを「考える」と言うよりは「見て」書くヒトなんで、言ってみれば極彩色パノラマ大画面、もしくは3D映像で映画見てるようなもんなんですね。つまり、ストーリーがヴィジュアルで目の前をぶっとんでゆく。従って、シーンごとに背景なんてのもおぼろげに見えてるわけで、それを書きつけてゆくと、その中には登場人物たちの私室とか家とかも当然出てくる。現実世界でも私室なんか見ると、そのヒトの基本的な好みってよく分かると思うんですけど、それと同じですね。ディとかアレクとかまーの私室を見てると、本人の性格とかとけっこう合致してるのも自分的に面白いなあと思う。当然、書いてる時はそういうの全然考えてないんですけどね。見えてるだけだから。

で、ディの部屋は前も書いてたかもしれないけど、元がサンルームのアトリエの隣にあって、4部屋続きくらいの豪華なスイートになってる。インテリアはわりとアンティックな雰囲気で、プライヴェート・リヴィングだとか寝室だとかではよくお香とか焚いてたりもする。洗練されたヨーロッパ調で、かつ東洋趣味なんかも混じってる感じね。西洋人から見た東洋っていうか、東洋を西洋のテイストでおシャレに取り入れてあるんだな。例えばプライヴェート・リヴィング。ここには、まーみたいなごくごく親しい人しか通さないので、わざと狭く作ってあって、落ち着ける雰囲気にしてある。重厚なドレープのかかったカーテンとか、同じ布で天井に天蓋を作ってあったり、大きなソファにたっぷりラグがかけてあったり、そういうので空間全体が埋まってますね。ちょっと抜粋すると...

「ディの居間は、広すぎない空間に洗練された調度を並べた、基本的にはヨーロッパ調なものだ。庭に面したフランス窓には厚いびろうどのカーテンが重々しく引かれ、同じ深いボルドーの布が壁面をも飾っている。彼はここによほど親しい人しか通さないが、そのためもあってわざと比較的狭いスペースしか取らず、中央にはベッドになりそうなほど大きなソファを置き、テーブルやサイドテーブル、ドロワー、フロアスタンドなどは繊細な金の細工を施したものを配している。その深い赤と金の空間へ、花器や時計といった小物は、リモージュの濃い藍が選ばれ、結果として全体の醸し出す雰囲気は、どこか東洋的なものがある。香炉に焚かれた神秘的な香りがその印象を強めているのかもしれない。」

この他に、街中に持ってるハイダウェイも、元々古い建物を買い取って手直ししたもので、塗りなおしてはあるけど古い壁とか床とか、ムリに新しくしようとせずに元の感じを生かしてあって、こちらもアンティックな雰囲気がある。それに、湖の近くに城も持ってるんですけど、そこもけっこう気に入ってて、自分の代表作である、まーの絵を7枚連作で回廊に飾って喜んでたりしますね。絵そのものが、見た目はすごくクラシックな感じなんで、古城にぴったりなんだな。で、こういう私室とかのインテリアの好みと、彼の書く絵ってやっぱりテイストがぴったり合うから面白い。

翻ってアレクですけど、街中には当然両親の大邸宅がありますが、ココは使用人も何十人もいて彼にとっては煩わしい上、帰るたんびに両親やにーちゃんたちが、テニスだ観劇だ遠乗りだ、パーティだショッピングだなんだかんだと、かわるがわるに連れ出そうとしてウルサイので、休暇中はちょこっと顔を見せる以外、あまり長居はしたくない。それに20才も過ぎて久しいので、そうそう親の家に転がりこむというのもなというんで、ヨットハーバーの近くにボートハウスと、街中にペントハウスを持ってます。これがどちらも超モダン。めちゃ、いい趣味。ディの好みがちょっと重めで暗めだとすると、アレクのは軽め明るめですね。

ボートハウスって言っても、ハーバーの近くにある別邸だからそう呼んでるだけで、ちゃんとした三階建ての家です。ちょっと引用してみると...

「 三階建てで純白の瀟洒な外装、一階部分にガレージを配し、二、三階部分を居住スペースとしている。二階は仕切らず広々としたワンフロアのダイニングとし、三階は寝室とゲストルームだ。

ガレージから屋上にかけては、ポリカーボネイトの半透明な踏み板を持った螺旋階段が吹き抜けを構成し、昼は天窓から建物全体に明るい太陽光が惜しみなく降り注ぐようになっている。夜はガレージのライトをつけると、トップまで月明かりを流したような幻想的な淡い光に包まれる。ガレージも含めて壁面は全てアイボリーに塗られ、それへ洒脱なモダンアートの額が彩りを添えていた。」

とゆーよーな、感じですね。三階のゲストルームと寝室はそれぞれ半円に出窓を作ってあって、眺めもすごくいいし、床のフロリングも白で貼ってあったりとかする。とにかくぱーっと光があふれているってゆーか、明るいのよね。これってアレクの性格だよなあと思う。

最初こっちの家の方が話に出てきて、次に出てきたのがペントハウスなんですけど、そっちのリヴィングはこんな風ね。

「モノトーンでまとめられた趣味の良い居間だ。大理石の床に、白と黒で幾何学模様を織り出した高価なラグ。しなやかな革の白い大きなソファとアームチェアのセットに抱かれて、透明なガラステーブルが置かれている。壁面には40型の巨大なディスプレイと、それを挟んでJBLが据えられ、大きなガラスの器にはカラーを中心にシンプルにまとめた、瑞々しい生花のアレンジメントが生けられていた。一面のピクチャー・ウィンドゥの向こうには、クランドルの首都の、近代的ではあるが、どこか古風な香りのする美しい街並みが箱庭のように見渡せる。」

このへん書いてて、アレクのシュミってこういうのなんだなと分かってきたんだな。そういえば、まーの部屋もけっこうモダンだから、そのへんもシュミ合うのかな。でも、まーはアンチックなものも好きみたいですけど、自室はけっこうミニマルモダン的にまとめてたりする。

まーの話によると、8才か9才の頃にインテリアの雑誌で見て気に入って、こういうのがいいとマリオにねだって改装してもらったんですってさ。なっまいき。

それまではけっこう普通の部屋だったんですけど、新しくしてからは、部屋の中にロフト(室内の一部に二階をつくってあるやつね)あったりとか、その下の床を一段低くして、そこに机とハイバックチェアを置いて書斎にしてたり、ミニマルモダン調とは言っても、まーによると「シンプルすぎて冷たい印象になるのはイヤだったので、調度を基本的に黒にしてグリーンも入れてある」んだそうです。もう完全にオトナの書斎ですね、これは。ロフトが子供っぽい茶目っけかなあ。日本的に言うと20畳くらいはあるけっこう広い部屋です。ロフトが四畳半から六畳ってとこか。ベッドはちゃんと置いてるので、ロフトは気分転換用というか、私室内リヴィングみたいに使ってる。本読んだり、お茶のんだり。

アリシアは、元住んでたのは後見人が用意してくれたけっこう豪華なアパート(西洋風に言っているのであって、日本的に言えば豪華マンションとか、オクションとかいうやつ。)だったんだけど、マリオんちに来てからは、まーの隣の部屋を用意してもらってあったにも関わらず、まーの部屋に住んでる。

アリ用に用意してあった部屋も、まーのと同じくらいの広さがあって、豪華に整えられてあったのに、とにかくまーといたいアリは、そんなのそっちのけで、朝も昼も夜もまーの部屋にいるのよね。まーの手伝いしたり、自分の勉強したりとかしながら。で、まーが資料とか欲しがってるなと思ったら、言われる前にだーーーーっと書庫に走ってって取ってきたりとか、お茶がのみたいなーと思ってそうだと思ったら、すぐにキチンに行って、お茶とお菓子用意して来たりとか。かいがいしいというか、可愛いというか、まーは「昔、ものすごく忙しい時、身体がふたつあったらと思ってたもんだけど、今はアリシアがいるから、身体がふたつになったみたいでものすごく助かる」とか言って喜んでる。こいつらの場合、同レベルの思考ユニットがひとつからふたつになったよーなもんだから、この表現はかなり的を射てると言えるでしょうね。実際、まーはけっこう神経質なので、他人が自分の部屋に四六時中いるのは本当なら耐えられないと思うんだけど、アリはいても全然苦にならないらしいのよね。いないと淋しいとか言ってるし。

そんななんで、アリはこれまで自分の好みで私室というものを持ったことがないんだけど、そのうちもっとトシ取ったら持つのかな。ずーーーーっと、まーと一緒にい続けそうだけどな。

そんなこんなで、うちの連中は、みんなオシャレな部屋に住んでんだけどなあ。作者本人はファビ、ハボと同居だからなー。でも、実際こんな凝った部屋なんて、ちらかし魔の私にはあったっておんなじなんだよな。維持するのが大変だし。やっぱり、お話の中で思う存分書いてる方がいいな。

★マジメなヤツほど恐い★

      

2007.5.18.

★手芸復活★

ここ半年ほどやりたいなあと思いながら、なかなか出来なかった手芸なんですが、やっと復活を遂げました。10日ほど前からぼちぼちやってたんですけど、去年の6月に手をつけながらそのままになってたウサギのタペストリ、12ヶ月シリーズのうち梅雨がテーマになってるやつね。それが出来上がったんです。わーい♪

このウサギは「のーくん」といって、ベルメゾンのキットで大人気のやつ。最初このタペのシリーズが出て激カワだったんで私もすぐに注文しましたが、更にその翌年はウォールポケット、翌々年がポーチと三年連続カタログに登場し、今年もポーチが昨年に引き続きカタログに載ってるほど売れてるみたい。こういうキットで、デザインされてる動物とかがキャラとして人気を確立するようなことはあまりないんですが、この「のーくん」はキャラとしてもなかなかいいですよね。ほのぼのしててストーリを感じさせるし、映画とかあったら見に行っちゃうかもしれない。

で、もちろんウォールポケットもポーチもシリーズ注文して、続々来てたんだけどなかなか作れなかった。でもやっと復活を遂げたから、その後既に7月のタペを作り始めてもう半分くらい出来てます。この調子で、パッチワークやトールペイント、ドールハウスなどの、たまってるキットを月々5キットくらいづつ仕上げて、今年は手持ちを出来るだけなくすぞと思って頑張っているのであった。

ベルメゾンのマンスリー・クラブ「手作り号」というカタログは、以前もココで紹介したことがあると思うんですが、とにかく可愛いキットが多くてついつい買っちゃう。それで作ってないのがもうてんこもりに残ってたりするんだな。それで今はのーくんのポーチだけしか注文してないんですけど(マンスリー・クラブって、シリーズの中から毎月ひとつづつ届くようになってる)、今月は新しいカタログが一緒に送られてきてて、それ見てまたコレも作りた〜いとか思ったりしてるのよね。しかしまあ、ともかくたまってるのを作り上げる方が先だ。

手芸暦も2002年からだから約5年、クラフトワークのコーナーでは2004年に作ったものまでしか載せてないけど、その後もいっぱい作ってる。ただ、シリーズが全部作り上げられないとページにまとめられないので、そこで止まってるんだな。それにしてももうかれこれいろいろ合わせて100キットは作り、そろそろオリジナルを作りたいなと思いながらも、可愛いキットを見ると買ってしまうので、なかなか自分のデザインでってものには手が回らない。

ともあれ、2002年に初めて作ったのがファビベビ用におもちゃを作ってやろうと思って買ってみたもので、お菓子とかフルーツとかをフェルトで作るやつね。(どんなのかはこちらでご覧下さい。)

小学生の頃によく刺繍とかやってはいたけど、もう長いこと針なんか持ったこと無かったし、なにしろかんしゃく持ちなんで、ちょっと出来ないときーーーーってなって放り投げちゃう。それまでは、こういう性格にああいうのはムリだろうなと諦めてたし、キットって失敗したら材料が補充できないというのもあって足踏みしてたんだ。でもフェルトだったら失敗しても材料はいくらでも手に入るってこともあって、このくらいだったらと始めたのがきっかけでハマったなあ...。なにしろベルメゾンのキットは説明が丁寧なので、本当に分かりやすい。パッチワークなんて全然初めてやったのに、可愛いバッグが出来たりしたら、それはハマるよね。

で、今はアップリケとパッチワークを組ませた「のーくん」のタペとかを作ってるわけですけど、このアップリケというのもねえ、今でこそすいすいすい〜とやってますけど、最初やった時はもう、きーーーーーっっっっ、ってなりまくったな。しかし何事もやってれば、なんとかなるもんだ。

そういえば、カギ針あみを一瞬やりかかった時もあったんだけど、あれはそのままになってるなぁ。編み物もやってみたいとは思うんだけど、こればっかりはかなり自信がない。小学生とかの頃、ちょっとやってマフラーとか編んだことはあるが、目が勝手に増えたり減ったりするからな、私がやると...。でもカギ針編みの作品って質感が好きなので、せめてこれくらいはそのうちマスターしたいものだわ。

      

★ババロア★

「いちごのヴァシュラン」のページを出して、これでやっと「特選・いちごフェア」は終わりとか思ってたんだけど、お菓子の本に美味しそうなイチゴのババロアが載ってて、これも作ってみようと思ったんだね。なにしろババロアですから本来そんな難しいもんではないし、すぐできるかなと思ったから。しかしこれがどーゆーわけかしっかり固まらない。

フルーツをピューレにしてゼリーに混ぜこんだ場合、ゼラチンの固まりが悪くなることがあるそうなんで、そのせいかと思ってイチゴに火を通して作り直したら、いちおうは型からそこそこキレイに抜けるようにはなった。しかしまだ柔らかい気がする...。現在の状態はババロアっつーよか、ムースって言った方がいいかも。

味はいいんですよ、ムースとして食べるなら。でも、ババロアでしょ? 初志貫徹したいよね、やっぱり。それ目的で作り始めたんだから。それで今度はもうちょっとゼラチンの量を増やしてやり直してみようと思う。5月中に成功したら出すかもしれないけど、成功しなかったら来年だ。いちごフェアは楽しかったし、春っぽいから来年もその時期にやろうと思ってるのでそれでもいいんだけど、しかしくやしいな。ココまで5種類成功させて並べたんだから、ババロアも並べたい!! 頑張ってみよう。

      

2007.5.6.

★やはりタタリが...★

先日イチゴのお菓子作りに沢山の生クリームを使っているという話をしていましたが、やはり乳脂肪分のタタリが如実に現れて来てしまいました。なにしろ気に入って使ってる「生乳づくり」ってゆー生クリームの乳脂肪分はなんと48%!! コレを毎週2〜3個使ってお菓子作ってたわけですから、それ食べてれば当然こういうことになると予測はしていた。しかし...。

冬の間にベスト体重から2キロ太るのはいつものことなので、それはそんなに気にしてないんですけど、2キロ以上多くなってくるとこれはもう冗談ごとではない。しかも今の季節です。真夏になればたいていは自然と夏ヤセられるので体重も元に戻るんですが、それにしても今の時期に2.5キロ増というのはとんでもないんですね。ほっとくとこれが3キロ、3.5キロに〜。

冬の間はベスト体重超えてても、たいてい着るのがゆったりしたロリ系のお洋服なのでそんなに変わったという感じは出ないんですけど、今から夏に向けて私の通常スタイルというとチューブトップにショートパンツとゆー、これはオシャレでやってんじゃなくて、暑い時に服なんか着てられるかという実用性に基づいた選択なんですが、ともかくそんなカッコばっかするので、ベスト体重に戻しておかないと見栄えにかなり問題が出てしまうのであった。うわうわうわ。←あわてている。

そこで、ここ2週間ほど、たまに夕食をインスタントのお粥にするという方法で、1食カロリーオフダイエットしてたわけです。これだと無理なく自然に落ちてきますからね。で、おかげさまで1キロ落ちて、でもまだベストから1.5キロも多い。これをどうやって落とすか。野菜もっと増やして、お菓子食べるの減らす、そしてたまに1日のうちで1食をカロリーオフする。これで神戸にでも行って、そのへんウロウロ歩いて来たらかなり効果あるんじゃないかとは思うが、しかし...。

さてさて、5月中にどのくらいベストに近づくでしょうか。頑張らなくちゃ。

      

★時の経つのは...★

さっき Drive Diary を更新したんですが、その時Magazine Workshopトップの「ひとこと案内」も書き換えたんです。すると前の更新が「5/1」、今日が「5/6」、きゃー、きゃー、きゃー、5日も経ってるじゃないですかっ。

最近、毎週更新などという昨年の今頃なら考えられないような驚異的なことをしてるんで、昔に比べて「5日」というのはけっこう長い期間という感じがしてしまうんです。前なら、1ヵ月空いても「そんなもん? 」だったんですけどね。

で、3月末には4月に出すページはほぼ出来てて、1ヵ月先行してるとか喜んでたのに、4月の前半、あちこちお出かけしていたら後が続かなくて、今やすっかり追いつかれてしまった状態。せっかく今年に入ってからずっと毎週更新を続けてるんですから、作りたいページは山とあるし、このままのペースで続けてゆきたいんだけどな。一旦止まったらまたナマケぐせが出て、そのままずるずる1ヵ月とか更新できなくなりそうなのも怖い。なにしろ気分と勢いのヒトですからね、私は。そのへん、コントロールがきかない。

一応、HP教室の方が3回分くらいストックあるし、Sweets!も1回分は写真撮りまで出来ているので、5月も一応毎週更新はできるかなと思うんですが、あまり同じコーナーばかり続けるのもなんなんで、お洋服とかレヴューとかも織り交ぜるのが理想なんだな。それと、更に理想を言えば、そういう記事ページと日記モノ、それに「今週のフレーズ」とかってコーナーをトップページに作って、実用的な英語のフレーズを毎週2つ〜3つくらいずつ紹介するというのも加え、最終的には週三回更新を実現したいのだな。しかしそれよりまず、記事もののストックを取り戻すことが先決だ〜。ううううう。

ともあれ、これは3月末には分かってたこととはいえ、4月も毎週更新、10ページは新しい記事を出すという目標は達成されました。問題は5月なのだっ。

      

★生きてるうちに...★

さっきの「時の経つのは早い」みたいな話の続きになるような気もしますが、サイト作りに加えて小説も毎日一定量を書こうという目標を立てて既に3日続けています。

本当に私は気分屋なんで、書きたい時にはもうばーーーーーっと書き続けるんですけど、ぱたっと止まるとそのまま何ヶ月も、時には何年もまるっきり書かないってこともあって、ストーリーだけはアタマの中で進んでるのに、文そのものが書けてない状態なのが沢山あるんですね。ココでストーリーの断片をうだうだ書いてるまーたちの話もそういう感じで、しかしそもそもいーかげん長い話なのに、このままでは書き上げるまでに人生終わっちゃったら困る。いや、まだそれほど切羽つまってるトシってわけではありませんが、なにしろあれみたいに書いてない話ってのがやたらあるので、生きてるうちに仕上げたきゃ、やっぱり毎日コツコツ書いてくことも必要かなと。

ストーリーはかなり出来てんだから、要は書く時間を定期的に取ればいいだけの話なんですけど、私のナマケモノ体質は「先天性」なので、これを克服するのは容易なことではないんです。でもまあ、今度連載するって言ってる「Dialogue」は第一部出来てるからアップしてけばいいだけのことなんですけど、それを半年くらいかけて出したら、次は例のまーたちの話をぼちぼち連載してゆきたいしね。なんとかこっちも頑張ってみたいと思います。

       

2007.4.28.

★嵐山サクラ写真集・アップしました★

先週書いていた嵐山のサクラ写真集をアップしましたので、こちらでご覧になれます。それでちょっと思ってたんですけど、冬の嵐山もいいでしょうね。その頃にもまた行って、写真撮ってみたいと思います。

      

★春の村野さん★

以前、うちの玄関に住んでる「村野もみじ」のお話をしてたと思うんですけど、春になってまた葉がふさふさと茂ってきた村野さんの色はこんな感じです。始めはやはりこの色、えんじですね。昨年の秋にはこれがもっと真っ赤になってましたが、その途中で緑になるかどうか、今年はきっちり観察していたいと思います。

ところで、ちょっと気がついたんですが、村野もみじさんは色ばかりではなく、花みたいのが付くのも普通のもみじと違うところですね。

写真を見てもらえると分かるかと思うんですけど、葉の下に小さいカスミ草みたいな大きさの花(実?)が付いてるでしょ? ちょうどカスミ草をドライフラワーにして色付けたのと似てる。うーん、やっぱりもみじってもいろいろあるんだね。

実はうちには庭で拾って育てている普通のもみじもいるんですが、このコは全然普通で、色も最初は薄い緑から始まって秋には当然のごとく紅葉して散る。村野さんみたいな花も全然付きません。

この普通もみじは、あやぼーが田舎に引っ越した頃、庭に葉が一枚にょきっと出ていて、それまで生まれたてのもみじというのを見たことがなかったためにすごく珍しく感じて、拾って鉢植えにしたものです。そしたら、その後どんどんでかくなり、今では私の背丈くらいになってしまいました。でも、ずっと家の中で育った過保護もみじだから、今更、外の雨風に耐えられはすまいと思って、今も鉢植えのまま玄関で面倒みています。今年もまたコイツもすっかりふさふさと緑の葉を茂らせてますけど、こうして毎年、元気に再生する植物を眺めるのは、なかなか楽しいものがありますね。

      

★ディのフルネーム・その2★

この話題について始めから読みたい方は、専用のSTORY INDEXをご参照下さい。

ディの名前について、名づけたパパのロベールさんに経緯を聞いてみました。すると、そもそもクランドルでは「デュアン」というのは普通に男の子の名前なんだそうで、スペルも「Duane」なんだそうです。これはディのひいおじいさんの名前でもあって、おじいさんがそれを付けたがったんだね。しかし、それをそのまま付けるのも芸がないと思ったロベールさんは、それではスペルを「Diane」にしたらどうかと提案した。まあ、ロベールさんにしてみると、「月の女神」というのは最愛の妻ビーチェのイメージでもあって、それを息子の名前に重ねるのもシャレてるんではないかと思ったんだってさ。

ディのおじいさんもこのアイデアを気に入ったらしく(ということは、このおじいさんも相当ロマンティストだったんだろうと思うが)、じゃあそうしましょうということになったらしい。そもそも、「Diane」はロベールさんの国では当然女の子の名前なんだが、例えば、「アンリ」っていうフランスの名前はそもそも男の子の名前で、英語読みすると「ヘンリー」になる。でもこれが日本に来ると一般に女の子の名前になったりするじゃないですか。「アン」からの連想で「アンリ」も女の子っぽいイメージがあるからなんでしょうね。ちなみに「ヘンリー」がフランスでは「アンリ」になるのは、フランス人にとって[h]の発音って難しいからで(日本人に[r]の発音が難しいのと同じ)、例えば「Hello」がフランスに行くと「アロー」になる事情と同じなんだろう。ま、そういうこともあるので、こういうことがあっても不思議ではないな。「ディアン」を「デュアン」と読ませるのも、日本で言う「当て字」みたいなもんだね。もともとクランドルではそういう発音をするという習慣もあるし。

とゆーふーに、私の頭の中では、現実と、お話の世界がごちゃごちゃになってるわけですが、ま、本人それで楽しいんだから、いいじゃないですか。

ともあれ、こういうロマンティストの親父とじーさんと、人間的に芯は強いけどあまり丈夫じゃない母親に囲まれて育ったコドモ(ディ)は、おかげでけっこう現実的な人間に成長したみたいだな。ディは後々おじいさんの後を継ぐということが最初から決まっていたので、生まれた時からクランドルで育ってるんですけど、ロベールさんの両親は既に亡くなってたこともあって、お母さんも一緒に自分の国にいて、ロベールさんの方がそっちに帰ってくるという生活をしてたそうです。でも、ロベールさんは仕事が忙しくて世界中駆け回ってるような状態だったから、息子にはママとおじいちゃんの言うことをちゃんと聞いて、しかも私の代わりにママのナイトでいるんだよと言い聞かせてたらしい。ま、そのへんがディの苦労というか、強情で意地っぱりに育ったのも、お坊ちゃまとはいえ甘えてばかりいられない環境のせいもあったでしょうな。おまけにあの美貌のおかげで、しなくてもいい苦労しょいこまされてるし。

ディのおじいさんはロベールさんと同じように実業家だったわけですが、モルガーナ家の事業そのものは現在もそのままディが受継いでいて、ただ傘下の企業の経営はロベールさんと相談して選んだ人たちに任せてるんだな。とはいえ、ディが全然経済に暗いというわけではなくて、パパもおじいちゃんも優れた経営者なわけだから、ディも知識だけは幼い頃から教え込まれてるし、もし今、そっち方面の仕事もしなきゃならなくなったら、できないってことはない。ま、性格が性格だけに自分でも向かないとは思ってるようですけどね。

ちなみに、今更言うのもなんですが、ディは当然アタマはすごくいいです。大学は行ってませんけど(十代半ばには画家になることが決まってたから、行く必要がなかった)、学校行ってた頃の成績はいつでもアレクと張り合ってたし、このふたりに元はアレクの友人で現在はインテリアデザイナーとして有名なジェイムズ・アルジーっていうのがいて、あとふたりほど今では政治とか経済方面に進んでるのがいるんですけど、この5人が当時彼らのいた学校でトップグループだったんだな。ジェイはアレクに輪をかけたようなお人よしで、すごく美術方面に進みたがってたこともあって、当時からディのことは神さまみたいに崇拝してましたね。ジェイ自身が大成した今でも、そのへんあんまり変わってません。

アホではあんな理屈っぽい絵を描くようにはならないでしょーが、それはそれとして、こういうふうにどんどんどんどん、どんどんどんどん、世界が広がってしまうので、ますます収拾がつかなくなってゆくあやぼーの小説世界なのでした。

★それぞれの好み★

      

2007.4.22.

★嵐山に行って来ました★

4月の始め、サクラ満開なのに浮かれて常々行ってみたいと思っていた嵐山にお出かけしてみました。桂川(大堰川)沿いから渡月橋を渡って山手をぐるりと歩いて来たんですけど、本当に沢山サクラが咲いていて、キレイでしたよ。写真はその桂川の岸辺です。

元々は、Ayapoo でちょっとサクラの写真をお見せするくらいのつもりでいたんですが、けっこう沢山写真が撮れたので、「春の嵐山・サクラ写真集」というページを作ってリポートすることにしました。来週早々には出すつもりですので、いましばらくお待ち下さいませ。

ところで、今年はサクラ早いかなとか言ってたけど、結局、関西ではいつも通り4月の初旬が満開の時期となったようです。4月の初めにちょっと用事があって天満橋の方まで行ったんですが、このあたりって造幣局の通り抜けとかでも有名なんですってね。用事っていうのはパスポートを取りに行くだけのことだったので、それが済んだらそのまま地下鉄で帰ろうかなと思ったけど、あんまりよく晴れてて気持ちのいい日だったので、なんとなく梅田方面に歩いてたんです。そしたら、この辺にも大きな川が流れていて、川岸にもずーーーっとサクラ並木が続いてるのね。遊覧船も出ている川なので、それに乗って岸辺のサクラを楽しんだりも出来るみたい。それに、川に張り出したテラス・カフェとかもあったし。

おかげで思いがけずお花見してしまいましたが、これをキッカケにお天気も良かったので連日お出かけしていたらページ作りをオサボリしてしまい、「1ヶ月先行」とか言ってたのはすっかり過去の栄光と成り果ててしまった...。もうあと1週間分くらいしかストックがないので、月末までにもっと頑張って、せめて5月分を3週間先行くらいまでは戻したいんだけどな。うー、これは大変だぞ。

      

★6年か...★

毎年、1〜3月の分を過去ログに送る時に思うんですけど、また一年経ったなあって。そういうことを繰り返しながら、今年も気づくとページトップの過去ログリストが6段になっている。それより前に季節ごとの近況報告みたいなページを書いてた時から通算すると、2000年4月からなんで既に丸7年になるのか。う〜ん。

それにあちこち出かけて忙しかったので書くの忘れてたけど、Magazine Workshopそのものも、4/10で6周年を迎えたんですね。ご贔屓下さっている皆さま、本当にありがとうございます。実際、個人でブログとかホームページとかを更新し続けるのは、よっぽど好きでないと続かないだろうなと思うんですが、私の場合、本当に合ってるんでしょうね、こういうのが。

ともかく「お仕事」で文を書けと言われても、そんな器用なことをやり続ける才能なんか全くない。だからプロの作家になろうなんて大それたことは全然思ってみたこともありませんが、好きなことを書いてるのは楽しいんだな。それに日記をつけるなんて絶対続かないヒトだから、こうやって一週間に一回くらい、あんなことがあったとか、こんなことを考えたとか無責任にでも定期的に書き続けていると、なにかしらの記録にはなる。ここで書いてる間に、今度はあれやろうとか、これやろうとかアイデアがまとまってくるってのもあるし。

こういう、好き勝手やってる自己満足ページに来て下さる方があるというのは大変有難いことだと思ってますが、基本的に読むヒトがいるとかいないとか、そんなんわりとどうでもよくて、アタマの中にあることは書いて外に出してしまうとすっきりするとゆーか、なんか私には必要なことでもあるみたいです。それはAyapoo とかの日記ページだけじゃなくて、サイト全体そうかもしれませんね。

好きなことしかやりたくないというか、それも気の向いたことしかやりたくない。「やりたくない」程度ならやりたくないことでも無理押しして出来る可能性もあるが、私のはもう一歩突き進んで、気の向いたことしか「出来ない」。ものすごい気分屋で、気分が向かないのに何かをしなければならないなんて、これっっっほどっっっ、イヤなことはありません。気分さえ向けば、いくらでも頑張れるんですけどね。ま、そのへんがあやぼーのぷーたろーなところで、あるイミ、「私はぷーたろーですから」と宣言してしまうのは、本当にラクです。そういう人間には誰も期待しないもん。

そして、「私に指図するな」というのも、万人に対する私の究極の不文律だな。私に指図していいのは、この全世界で唯一人だけなのだ。従って、「好きなようにさせとかないと仕方ない」ヒトでもあるんだね。このへん、自分でもコントロールききません。しかし、こういう生活態度を貫き通していると、本当に生きるのがラクでいい。基本的に「人に好かれたい」という気持ちが全くないのも幸いしてるでしょうけどね。それよか「好きなようにやってたい」わけ。そのためなら全世界を敵に回してもかまわん。(う〜ん、考えようによっちゃ危ない性格かも。)

ま、そういう性格破綻してるヒトの作ってるサイトなんで、そのへんご了承の上、これからもご贔屓下さいますと嬉しいかもしれません。そもそもウチに居つくお客さんって、そのへん私と多かれ少なかれ似たり寄ったりだとは思うけどな。

      

★ディのフルネーム★

この話題について始めから読みたい方は、専用のSTORY INDEXをご参照下さい。

ところで、うちの性格破綻者代表と言えばディじゃないかと思いますが、彼も「好きなように生きるためなら全世界を敵に回してもかまわん」というヒトですね。やりたいことを邪魔するヤツは踏み潰してでも通るって性格だから。

そのディのフルネームですが、実はこれまで決まってなくって、いろいろ考えまくってたんです。出てきた始めからディって呼ばれてたから、あやぼー的にはものすごく凝ったフルネームにしたいなあといろいろ考えてました。だからファーストネームは「D」で始まる名前で、フランス的な発音の長い名前ってないかなあとかね。でも、イメージ的にずっと「デュアン」というのが候補に挙がってたんです。ただ、「凝った長い名前」という条件に合わないので決めかねてたんだな。

で、先日、なんとなくフランス語の辞書を眺めていて、「D」で始まる項目を見ていたら「diable」という単語があった。発音記号を見るとたぶん「ディアブル」と読むんだろうなと思うんですが、これはそのものズバリってゆーか、「悪魔」のことなんだって(♪)。きゃはははは、やっぱりそうだったか。ちなみに、ランボルギーニのディアブロってこれのイタリア語読みじゃないかと思いますが、それはともかく、[djabl]という発音記号なんで[j]は英語の[i]に近い音なんだそうですけど、半母音だから「ユ」に近く聴こえることもあるんだね。

しかも、「D」で始まる単語には「Diane」というのもあって、これは月の女神のことなんですってさ。ギリシア神話のアルテミスのことなんだけど、クランドルでは「ディアン(ディアヌ)」を「デュアン」と発音することもあるってことにしちゃえば、辻つまは一応あう。これはもうきっとロマンティストのロベールさんの命名だろうなと思いますが、そもそもは「月の女神」の方だったんだろうな。しかし「月」は「魔」にも通じるので、実際には「悪魔」も入ってきちゃったんだろう。更に「dieu」には「神」とか「神のごとき人物」という意味もある。ということで、ディの「Di」は、悪魔と神さまと月の女神の「Di」だったのだというお話ですね。うーん、そうだったのか。これが話のテーマにぴったり合ってるとこが凄いぞ。なにしろディって「光」と「闇」と「美」の象徴ですからね、この話では。「美」というのは当然、芸術的かつ哲学的な意味ですが、彼の美貌も多少は絡まってるかな。

とゆーことで、ファーストネームはこれで決まり。続いてセカンドネームですが、「月」からの透明感のあるイメージを重ねて「クリスタル」。これも決まり。これはダニエル・スティールのお話の主人公でそういう名前の女の子がいて、響きがキレイなのでいつか使おうと思ってたんだな。「デュアン」がわりと短い普通の響きになっちゃったんで、セカンドネームでちょっと凝ろうかと。で、この後に母方の姓が来て、最後が父方の姓ってことになりますね。お母さんの方の姓はまだちょっと決めかねてるので変わるかもしれませんが「モーガナ(モルガーナ)」、お父さんの方はもう決まってるから「シャンタン」。で、フルネームが「デュアン・クリスタル・モーガナ・ド・シャンタン」。おー、なかなか凝ってるではないですか。こういうの考えるのって楽しいんだよねーっ♪(でも、たいていは考える間もなく決まっちゃってるんで、こんなに名前決めるのを楽しむチャンスはあまりない。)

ただし、ディはこの大げさな名前、特に「デュアン・クリスタル」という美しすぎる名前があまり好きではないので、親しい人からは「ディ」と短く呼ばれるのを好んでるんだな。現在は母方の方の爵位を既に継いでるのでモーガナ伯ってことになります。ただ、以前も書いたように、クランドルでは爵位ってもう家柄だけのことになってるんですけどね。

あー、これでやっと主要登場人物のフルネームが決まったな。アレクは「アレクサンダー・フレデリック・ロウエル」でしょ。このフレデリックっていうセカンドネームはフェリーさんのお父さんの名前(「フレデリック・チャールズ・フェリー」)からもらいました。まーは「マーティア・メイ・ルーク」、アリはいずれバークレイ家に入るので将来的に「アリシア・バークレイ」になる。まーも当然一緒にマリオの養子になるんですけど、「バークレイ博士」が三人になっちゃややこしいというんで、もうそれで有名だし、表向きはその後もルークで通す。アリは一応孤児ということになってたので、それで意地になってそれまで姓をわざと付けてなかったんだな。だからみんな「アリシア博士」って呼んでた。でも、クランドルではそういう境遇の子は16才になるまでに自分で姓を決めなきゃいけないんで、丁度その頃、養子の話がまとまったこともあって、「バークレイ」という姓を名乗ることになります。

アリはずっと「マリオが本当のお父さんだったらいいのに」と思っていたので、養子になるって決まった時にマリオに「これからはお父さんって呼んでいい?」とか言うのね。これにはマリオの喜ぶまいことか。ま、そういう感じにまとまってゆくんだな。それと、この話のタイトルも大体決まったので、その話はそのうちしよう。ああ、これでやっと連載にできる目処が立ってきたぞ。

★ディのフルネーム・その2★

      

2007.4.14.

★今年も着れた★

今年一年もめいっぱいロリなお洋服が着れるかどうかのバロメータになるようなコーデがいくつかあるんですが、写真のチェリーちゃんJSKなんかもそのひとつですね。これは「ファッションはエンタテイメント」の春もの篇で紹介していたチェリーちゃんスカートのJSK版です。

ロリと言っても、無地とか黒、茶、ボルドーなんかはまだまだ全然着れると思ってるので特に気にしてないんですけど、こういう思いっきりロリータという感じの、しかも柄物というのはいずれどこかで限界が来るのは仕方ない。それだけに、「これが着れるんなら他はどれでも着れる」という、バロメータになってるわけね。

これ買った時も「無謀かな」と思いつつオークションで買って、結局着てるんだな。そして今年も違和感なく着れた。今どきの季節だと下にブラウスを着てJSKにしますけど、本来は普段用のサンドレスにしようと思って買ったんじゃなかったかな。

ともあれ、なんてゆーか、「そうか、未だにコレ着れるか」と、自分でもすごいなあと思ってしまいますが、何がすごいかとゆーと、ふつー、こういうのは十代のお嬢さんか、行って二十代前半までで着れなくなるような柄だからです。それを、未だに着るという根性が、いろいろなイミですごいというか、あつかましいというか...。

あやぼーの場合、何もロリな服ばかり着てるわけじゃなく、季節とか気分で全然違うものも着るし、そのへんの幅は広いから、こういうのもその一部として許容してしまえるのかもしれませんけどね。

しかし思うに、ロリータなお洋服というのは、実はわりと年齢関係ないかもなあと思うんですよ。十代だからといって着こなせるというもんでもないし、逆に二十代後半過ぎても着こなしさえうまければ全然似合っちゃうし、という服だから。

うまい女優さんが実際の年齢より遥かに若い役とかやってると、その年齢にしか見えないってことあるじゃないですか。それと同じで、こういう服にぴったりくる立ち居振る舞いとか言葉遣いとか、まあ当然、お肌が老化してちゃ、もう全然ダメなわけですが、ともかく長年着つけてると、それ着たとたんに顔変わるもんな、私なんか。赤の口紅つける以外は、お化粧って全然しないヒトだから(その代わり、基礎化粧品とサプリには思い切りお金をかけている)、別にそれで化けてるとゆーのではないけど、着ちゃうと違和感なくまとまってしまう。自分でも不思議だが...。

ただ、そういう風に自然にまとまる間は着れるけど、どのあたりでまとまらなくなるか、とゆーのが問題なんだな。でもま、とりあえず今年はまだ大丈夫なようだ。

冬の間はあまりこういうのを着たいと思わなかったので、これでそろそろメタモルさんも着なくなるかなとか思ったりしてたんですけど、それって結局、季節的なものらしくて、春らんまんの時期になるとアタマも浮かれてきて、こういうのが着たくなるらしい。

ところで、ちょっと思ってたんですけど、ロリな服ってけっこうキモノと似てるかもしれませんね。季節感とか、着るのに時間がかかって、一旦着たら容易には脱げないってとこなんかも。キモノにも、その季節とか、その時期しか着れない柄とか素材とかあるでしょ? このチェリー柄なんてのも、それと似たようなとこあって、今の季節だからコレ着よ!! ってイメージが沸いてくるんですけど、冬の間は全然思い出しもしなかったりするし。

思い切りハデな柄物と、思い切り地味な無地ものって、実は粋な着こなしの両極端ではないかと思うんですが、そのへんもロリな服とキモノって似てますね。どちらもあまりオシャレしつけてない人が着ると、ハデなのはハデすぎ、地味なのは地味すぎって感じに見えちゃうんじゃないかな。難しいのの両極端みたいな気がする。

それはそれとして、今年もコレが着れたからには、まだまだ思い切り可愛いお洋服が着れるってことで、めでたい、めでたい。

      

★いちごが安くなってきた★

いちごちゃんシリーズ、第4弾までがつつがなくアップされておりますが、前にお見せしていた「生クリーム坊主」は、第4弾の「いちごのボムグラッセ」になるのでありました。

この後、第5弾「いちごのヴァシュラン」で、「特選・いちごフェア」は一応終了ということになります。今、どんどんいちごのお値段が安くもなって来ていることですし、いちごのお菓子作りの参考にして頂ければ嬉しいです。

ところで、2月にこの企画をやり始めた頃は1パック600円もしていて、ちょーっち手が出ないって感じの「あまおう」でしたが、先日、398円になっていたので、ちょっと買ってみました。横の写真がそれです。他のタイプのいちごだと、既に300円を切ってるものもありますね。

で、この「あまおう」って、なんで今年そんなに話題になってたんだろう。よく分からないんですが、あまおうの入ったお菓子とかの広告が梅田で大々的に貼り出されていたのも見たし、他のいちごよかお値段高かったりもしたし。でも、食べてみた感じでは、特にこっちの方が美味しいってこともなくて、「さちのか」とかと、それほどお味は変わらなかったように思います。ま、美味しいのは美味しかったですけど、今年たぶん10パックくらいはいちご買ったと思うので、その中で一番美味しかったのは最初に買った「さちのか」だったな。同じ「さちのか」と比べても、それが一番美味しかったような気がするので、品種でどうとか言うより、それぞれのアタリなのかなとも思ったりしますが、何はともあれ、今年は本当にイチゴのアタリ年でした。

ところで、第3弾に出した「いちごのアイスクリーム」ですけど、あのレシピは正真正銘あやぼーのオリジナルです。何回も作って、これが一番美味しかった!! という分量なんですね、アレが。他のお菓子も納得がいくまで作りこんでるから、多かれ少なかれ分量とか焼き方とか、オリジナルと言ってもいいと思いますが、あれは特に分量つめるのに考え抜いたから、いちおー言っておこう。なんか最近、「お菓子研究家」になりつつあるかもしんない...。そういう細かいとこまで凝るのが楽しいんだもん♪

そして今、第5弾のヴァシュランの詰めに入ってるとこなんですが、これがもうめちゃ美味しいんです。使ってるシャーベットはボムグラッセと同じなんですけど、これを乾燥焼きしたメレンゲで挟んで、生クリームで覆ってあるっていうシロモノで、あっさりした中に乾燥メレンゲの甘みが効いてるとこが抜群にいい。全体にボムグラッセより清涼感がある感じですね。

前回作ったやつは最後の飾り付けがいまひとつだったので、もう一回デザイン考えて作って、それがうまくいったら出せるというのが今の状況です。その後は、もう一回くらいショートケーキ作って、それでイチゴのお菓子は打ち上げになるかなあ。

しかし、既にその後も考えていて、次は夏向けにアイスクリーム・バリエーションをやろうと思ってます。いちごとバニラは既に出したから、抹茶とかプラリネとかコーヒーとかのフレーバーをいろいろ作ってみようかな。これは去年バニラアイスのページを作った時からやりたかったものなんだけど、あの時はもう夏になっちゃってたから、他のフレーバーのページは作りそびれてたんだよね。

いちごのお菓子でもよく使った生クリームですけど、そんなこんなでアイスクリームにも欠かせないから、最近うちの冷蔵庫には3〜4個の生クリームが常備されるようになってます。上の写真はその空き箱ですけど、こういう空きパックが刻々と積み上げられる中で、あのようなお菓子ページが作られているわけです。確か一週間で4〜5パック空けたこともあったかなあ...。

まだしばらくは、生クリームパックを空け続けることになりそうですが、ちょっと体重が心配かも、な、あやぼーなのでした。

      

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