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 更新の準備状況とか、その日ちょっと考えたこととか書いてるページです。

ここしばらく毎週更新してるのでたまに覗いてみてね〜。

ちなみにこのページでは、新しい記事から上に載せて行ってます。

 

寒い毎日が続きますが、如何お過ごしでしょうか。

風邪などお召しになりませんよう、気をつけて下さいね。

 

 

2005.12.29.

★あぶないおねえさん★

以前、お話していた自分の小説の世界にあれからもどっぷりハマりこんだままのあやぼーは、最近マーティくらいの年頃の可愛い男の子(10歳くらい)を街でみかけると、おっ、かわいいじゃーん、と思ってついつい見てしまう。別にそれそのものは危なくもなんともないかもしれないが、あやぼーの場合、小説を書いてると登場人物に感情移入しちゃうというか、だからそういう時もついついディの視点で見てしまう...。これは危ない。

この前も、電車の中でハリー・ポッターみたいな雰囲気の、小生意気そうな可愛い男の子を見かけ、ついつい目が...。やっぱりヒトが見てたらヘンかもしれない...。気をつけなくちゃ。

     

2005.12.24.

★スクリッティの新作★

12月22日、BBC Radio 6でスクリッティの新作が流れたということで、ファンの間では大騒ぎになってます!! スロー・ナンバーですが、めちゃいい曲です。タイトルは"Boom Boom Rap"、聴きたい方はmp3のZip ファイルなら BoomBoomRapmp3.zip からダウンロードすることができます。こちらはZip ファイルなので、解凍が必要です。

解凍ができない、という方は、いまならまだ↓のサイトで聴けると思います。

http://www.bbc.co.uk/6music/shows/tom_robinson/guest.shtml

こちらでは右にある"listen again..."という枠の下の"Thursday"を選んで、プログラムを1時間20分くらい進めたところで出て来ます。プログラムのページを開くと、Microsoft Media Player のダウンロードを強要するメッセージが出るかもしれませんが、これは無くても聴けますので無視して大丈夫です。来週になったら聴けなくなるんじゃないかと思いますので、お早めに。

2006年に新作という話は、ぼちぼち入って来ないでもなかったんですが、なにぶんにもグリーンさんのことなんで、よほど確定的でなきゃ話題に出来ませんでした。でも、これはラフ・トレードの2006年新作ラインナップということで放送されたプログラムの中の一曲で、事実上の公式発表が出たと見て間違いないでしょう。この曲の前後では、ラフ・トレードが来年リリースする他のアーティストの作品も聴けるようですので、一聴の価値はあると思います。

ちなみに、あくまでこれはウワサに過ぎませんが、ニュー・アルバムが6月頃リリースという話も出ています。またハッキリしたことが判明しましたら、お知らせいたしましょう。ともかく6年半ぶりですからね、6年半ぶり。ぜひ、みなさまこの機会に久々のグリーンの声、聴いてみて下さいませ。

あと、ミュシャの特集の方ですが、最終調整に入ってますので、もーちょっとお待ち下さいね♪ それから、この企画のリリースとそれに続くRoxy Musicサイトのリリースを前にしまして、サーバーの容量調整の必要が生じました。それで、Magazine Workshop 内におきまして、一部の場所取りな古いページの削除を実行中です。もともとウチは「音楽サイト」なんで、スクリッティ関係等、あとファビ、ロードスターなどのメインものには手をつけるつもりはありませんが、あやぼー的に比較的どーでもいー、大勢に影響のないページが無くなると思いますので、悪しからずご了承下さいませ。

     

2005.12.11.

★アルフォンス・ミュシャ展★

緊急お知らせです。

1年前から、ウチでも特集をやるぞ!! と言い続けていたミュシャのホンモノが今、大阪で見れます。ご存知の方もあるかもしれませんが、11月19日から天保山のサントリー・ミュージアムで240点を集めて開催されているそうで、期間は来年1月29日まで。まだ1ヶ月以上もありますので、皆さまも是非お誘いあわせの上、華麗なるミュシャの世界に触れて頂きたいと思います。あやぼーも、たぶん一回じゃ満足できないと思うんで、開催期間中2回くらいは見に行っちゃうんじゃないかなっ。

ミュシャと言えば、やはりサラ・ベルナールのポスターとか、主に華やかなリトグラフがよく知られてると思いますが、なんと言ってもやはり油彩が圧巻で、こちらはなかなか本物を目にする機会もないことですし、ぜひとも皆さま、お見逃しなく!! とにかく色がいいんですよね、色が。リトグラフなんかは印刷される目的で描かれてるから、画集とかでもそれほど著しく本物と違うってことはないですけど、油彩はやっぱり色が印刷ではその通り出ませんからね。

数日中にはウチの特集もアップできそうですし、その折りも折りに本物が見れるとは、私としても大変嬉しい限りです。展覧会の詳細はサントリー・ミュージアムのHPでご覧下さいませ。

     

2005.12.2.

★あともう少し★

ミュシャ特集の話ですが、Magazine WorkshopのトップでComing Soon!!とか出してずいぶんになるんで、まだなんかい、とお怒りの方もあるかもしれませんが、今せっせとやってるとこです。いましばらくお待ち下さい。データの打込みと画像スキャンは終わってるんで、あと1週間くらいで出せるとは思うんですが、師走なんでねえ、やっぱり大掃除とかいろいろあるわけですよ、あっちこっち。だから、もうちょっとね〜♪

ザッハトルテの方も、あと写真そろえればいいだけなんで、ミュシャに続いて出るとは思いますが、そちらもいましばらくお待ち下さいませ。あ、それとROXYのサイトね、あれもやろうやろうと思いながら、止まってるんです〜。 ああ、大変、頑張らなくちゃ。ちなみにフェリーさんは60歳のバースディをモスクワで迎えられたそうで、例によってお仕事忙しいみたいですね。ま、あんまり「60歳」を盛大に祝われたくなかったのかもしれないけど...。

     

★最近のマイ・ブーム★

先日、ちょこっと日経平均が久しぶりに上がりまくっているとゆー、先行き明るいお話などしておりましたが、あの後も銀行さんの予測通りますます上がっておりまして、その結果、あやぼーが買ってる投信はとうとう昨日17000円台の大台に乗ってしまいました(おー♪)

あやぼーが買ってるのは、わりとあたりさわりのないフィディリティの日本株関連のヤツなんですが(だから日経平均と連動して上がり下がりする)、今のところ長年の間に資産価値が付いて来ているのか、日経平均+2000円くらいの価格になってますね。ですから、現在の日経平均は15000円台入ったとこくらいですが、ここまで上がるのは5年ぶりだとか。先の見通しも悪くないようで、株の売買の方も活気付いてるようです。というわけで、私は最近毎日株式市況をチェックするのが面白くって〜♪

下がりまくっているときは思い出すと落ち込むのであまり見なかったんですが、上がり始めると刻々と儲かってるわけですから、見てるだけで楽しい。しかも昨今、一日100円とか200円とか、これまでにない上がり幅でどんどん上がってってんですから、嬉しいのなんの。昨日なんか一日で250円も上がるんだもん。それでこれは投信の方も17000円台乗るかなと思ってたら、とうとう乗った。でも雰囲気的にはまだまだ上がりそうだから、しばらく株価チェックして楽しめそうだな。

リアルタイムな動きはこちらでご覧になれますので、興味のある方はチェックしてみられては如何でしょうか。NYダウやナスダック、それに為替相場なんかも一気にチェックできるし、その時々の売買状況も解説してくれるので勉強になりますよ。

ま、3日程前に200円くらい上げたあと、翌日は利益確定売りが増えたとかで一日弱冠下がった日がありましたが、次の日になるとまた買いが増えて今もどんどん上がってるとこ。あやぼーは銀行さんの助言もあったんでそのまま見守ってましたが、確かに動きを見てると堅調な上がり調子で、押し目買いが増えてるってことから言っても、まだ上がるでしょうね。さあ、どこまで行くかな〜っと♪

私も昨今、使ってばかりいないで資産作りってことを考えなきゃいけないかなあ、と思わないでもなかったんですが、それで外貨預金とか、年金型投資とか、いろいろ見てたりしたんですけど、やっぱり株が一番面白いな。そもそも投資信託なんて全然懐疑的にしか見てなくて、絶対儲からない、と信じ込んでたんですが、結局巻き込まれた勢いでチェック入れてましたからね、この5年。とにかく一旦は半分の価格まで落ち込んだでしょ? そらみたことかってなもんですが、一回それ通ってるから、返って待ってりゃまた上がるんだし、わりと安全なのかなと思ったりもしますね。前回の失敗は、そもそも右も左も分かんなかったから天井まで上がってる時に買っちゃたとゆー、アホな原因だったわけだしな。今度は底値くらい読めそうだし。低い定期利息で遊んでるお金があったら、投資に回すってのもテかもしれません。記録見てると5年くらいの期間でけっこう大きく上げ下げしてるから、うまく底と天井が読めれば、それなりに儲かるかも。少なくとも、ばくちよか遥かに安全ではあるよね。

ってことで、あやぼーは今持ってる投信で利益が上がったら、あたりさわりのないところでぼちぼち投資のお勉強をしようかなあ、なんぞと思ってます。わりとそういうの本気になったら凝る方だからな、私。よく考えてみると、これはけっこう私向きかもしれない...。

      

★また、やっちゃった...★

「使ってばかりいないで...」とか書いといてなんなんですけど、結局また使ってんのね、私。

実はこの写真のコートは以前オークションに出て来た時、欲しいかも、と思いながらも、衿の形がちょっとなーとか文句つけて諦めたら、他の方が落札してゆかれたんでした。それで一旦は諦めついてたんですけど、素材がベルベットなんですね、ベルベット。

ウールとか綿別珍のコートはいっぱい持ってんですけど、化繊とはいえこういうタイプのベルベットのは持ってない...。そこで、このコートが売れてしまった後、結局私は今年のメイデンの新作デザインでベルベットのコートを予約してしまった。それも相当悩んで、サイトで受注してる時には一旦諦めて注文しなかったものの、困ったことに受注受付が済んでも、手に入るルートってあるのよね。そういうルートを作っておいてしまう自分が呪わしいですが、それで結局販売店さんでの予約ってことで押さえたんです。するとその後で!!

このコートを落札してゆかれた方が、サイズが合わなかったので、ということで、再度売りに出されてしまったんですね〜。困るわ、そういうことされると。だいたいこういうのってそう何枚も新品で同じものが出てくるわけじゃないので、もう売れたと思って諦めついてんのに、またっっっっ!!! おかげでどうしようどうしようと終了時間ギリギリまで悩んで、入札があったら諦めようと思ってるのに値段があんまり高いんで入らない!! ... それで結局、落札してしまったのよ(泣)。

あやぼーは、お酒も殆ど飲まないし、夜遊びにもキョーミない、旅行はキライだし、グルメは20代の頃に飽きた、だから他は殆どムダ使いの対象になるようなものないんですけど、服!! もー、このビョーキだけは自分でも呪わしい。なんとかならんかと、いつも思ってるのにぃ〜(苦悩)。

でもまあさすがに去年はコートを20点も買ってしまうとゆー暴挙をやらかしてたんで、今年は、これも含めて5点でなんとかおさまりそうですが、もっと少なくて済むと思ってたのになあ...(深いためいき...)。ま、去年、今年と買いまくったんで、ようやく下火になりそうではありますが、来年はおとなしくしてなきゃな。

ちなみにこれは2001年のヴィクトリアン・メイデンのコートで、私は2003年のウール素材でハイカラーのやつは白黒とも持ってるんですけど、その少し前のバージョンなんですね、コレ。今年のはまた全然デザイン違うんで、まあいいってことにしておこうか。でも来年は絶対買わないぞ。

      

2005.11.23.

★なんだか増えてる...★

アクセス解析を始めてみたという話を↓でちょっとしてましたが、ちょこちょこチェックしてるとこのMagazine Workshop へのアクセスがこのところやたら伸びているので驚いてます。ファビやロードスターがこの秋、リバイバルだのモデルチェンジだの一気にやってたりするんで、そのへんで検索かける方も多いようなんですが、お洋服のページも売れっコですね。で、そのへんから入ってこられて、ここはなんなんだってことでウチのトップページも見てしまう、そしてなぜだか居ついてしまう、そういう方も少なからずあるようです。いや、嬉しいお話です。ありがとうございます。

そんなこんなで今や既に、SP のサイトの日英版合計のヴィジター数よか、Magazine Workshop のトップページの方がお客さんが多い。元々うちはSPのファン・サイトでデヴューしたので、そっちの方が以前は遥かにお客さん多かったんで、この逆転現象にも気がついた時は驚きました。まあ、グリーンさんは例によってのんびりで(本人はそれなりに焦ってたりするようだが)、1999年から既に6年...。新作なし状態が続くという、予測された通り、例によって例の如くの進行状態。長年のファンにしてみたら「またか...」ってなもんで誰も気にしてないでしょうが、それで検索かけて新規で飛びこんで来るお客さんが弱冠減ってるせいもあるでしょうけどね。でも、かつてせいぜい10ページあるかないか、お客さんもチラホラで始めたMagazine Workshop も既に内容100ページを軽く越え、目標1000ページには程遠いものの、それなりに頑張って来たよなあと自分なりに感慨はあるわけです。シュミでここまでやれば立派だ。そして、いつのまにか5周年を迎えようとしていたりする...。

ともあれ、これまでのお客さまも、新しいお客さまも、10周年、そして更にいつになるか分かりませんが1000ページ達成めざして、ぼちぼちですが頑張って更新してゆきますので、おヒマな時間がありましたら覗いてみてやって下さいまし。どうぞこれからもヨロシクお願いします。

ということで、Weekend Style 第2弾をリリースしまして、その次の予定はザッハトルテの作り方(ミニチョコ菓子つき)、アルフォンス・ミュシャ特集なんかを今作ってるとこです。ま、作ってる人間の気力と体力とヒマに限界があるだけの話で、ネタは有り余ってるのでいずれ1000ページ行くでしょうが、日々、お退屈な時のトモとして頂けると嬉しいです。

      

★レトロなアイテム?★

春先に、ご愛用の「電気あんか」さんが不調であたたまらなくなっているなんて話をしてましたが、案の定あれからしばらくしてご臨終になりました。私が一度高いところから落っことしたのが最大の原因だったようで、その後じわじわと不調になってってたんでしょうね。それで夏の間は良かったんですけど、格安品だったこともあってさすがにコレは修理もならず、そろそろ新調しなくてはいけない時期になりました。なにしろ、電気あんか、足温器、ハーブ・ティにリーフ・ティ、これは私の無くてはならない冬の友。とにかく絵に描いたような低血圧なので、特にこの前者2アイテムなしで冬を越すことはできないのです。

前のを購入してから随分たってたんで、暖房が行き渡り、電気かけ毛布に電気敷き毛布が行き渡っている世の中で、あんかなんてレトロなアイテム、私以外に誰が買うの? とか思ってたんですが、意外にも...。 

神戸三宮の Seiden で、ちよっと前から山づみで売ってた電気あんか。ああ、そろそろ買っとかなきゃと思いながら、いつも荷物が多くて次来た時にしようと思ってる間に、いざ買おうとしたら売り切れ!! え、あんなのそんなに買うヒトまだいるんだと驚きましたが、たぶん私のように低血圧で、足が氷のようになり、直接温めないと寝れやしないって方が多いのかもしれません。

しかも4980円の立派なナショナル品の他にも、1980円くらいの安いのが2種類くらいあるってのに、高い方のナショナルのが売り切れてんの。やっぱり高い方が長もちするかなって思って私もそっちにしよって思ってたんで、そう考えるヒトもまた多かったのか? ともかく再入荷はするってことだったから、ご予約&お取り置きをお願いして来ましたが、分かんないもんですねえ、ああいうのがまだけっこう売れるんだ。そうすると毎年、山積みで売られてるのもやはり需要があるからなのか...。

で、そのあんかさんと同柄で足温器も出てたんで、あっ、これもとか思ったんですけど、しかし考えてみると大昔から使ってる足温器さんがまだうちでは健在。あやぼーが十代の頃に使ってたやつで、一時期使ってなかったんですけどここ6〜7年また愛用してるから、そうするといったい何年うちにあるんだってな古さ。でも何の問題もなく現役なのね、これが。まあ冬しか使わないから、そんなに傷まないのかもしれないけど、ロゴのナショナルって文字がカタカナなんだよ、カタカナ。ナショナルの表記がアルファベットになっていったいどのくらい経つんだか。と、いうことは、今度のあんかさんもナショナル品にして正解ってことだろうか...。ともあれ、入荷したら早く取りに行って来ないと、既に足が氷のようで〜♪

いよいよ冬ですね。皆さんの冬の必需品、準備はおこたりありませんか?

       

2005.11.17.

★投資信託が...★

お、なんだ、と思われたかもしれませんが、遠く去ること約5年前(いつの話だって気もしますが)、当時のAyapooで投資信託って儲かるらしいねーって話をちょこっとしてて、それでその頃、私もいくらか投信なるものを購入てみちゃったりしたわけです。ところが...。

その後、日経平均は暴落の限りをつくし、17000円台で購入した投信もそれにつれでどんどんお値段が下がりまして、とうとう8000円台とゆー、あーもー、どーしよーもねーな、という所まで落ち込んでしまっていたんだな、これが。実際もう笑うしかないってゆーか、一時は金額にして100万近い損害を出し、結局ほっとくしかないぞ状態になってたわけです。まあ、あれって株と違って、平たく言えばプロがあれこれの株を組み合わせて投資して利益上げてくれるシステムなんで、そのうち回復はするだろうと思ってはいましたが、長いことせいぜい12000円台をウロチョロして、なかなか利益が出るまでは戻ってくれなかったの。ところがここ数か月のうちに、何が起こったのか価格がどんどん上がってて、おやおや16000円台も近しとゆー、将来有望な兆しが見え始めた。おかげであやぼーはけっこう浮かれてたりするんですが、こんなことならっっっ!!! そう、あの8000円台に落ち込んだ時に、なんでもっと買っておかなかったのか。上がり始めると人間ゲンキンなもんで、そういう後悔が出てきちゃったりはしてますけどね。だってもしそこで、例えば100万投資しておいてごらんなさい。今ごろ同じくらい儲かってるんですから。私もそれはチラと考えたんですけど、さすがに当時それだけの損害が既に出てたから、素人がヘタなことやって更に暴落することがあってもなー、と足踏みしたのがいけなかった。残念。

でも、まあ2回に分けて買ってあったので、現在の価格よりまだ安い時に買った分は既に利益を出してて、総じて言うと5年間1%の利息で定期運用したのと同じくらいの利益は出てるって感じなのー(るんるん)♪ 昨今の定期利息は0.5%もないから、それ考えると今解約しても、それよりははるかに儲かってるなってことになりますね。某銀行の話では、日経平均はまだ2000円くらいは上がるだろうってことで、そうするとそれにつれて投信も上がるから、それなりに「投資で儲けたぞ」くらいの気分にはなれるかも。5年間ちょっと心配させられはしましたけど、おかげでいくらか投信というものが分かって来たから、けっこう面白いなって思ったりしてます。今は上がり時なので解約タイミングを待ってるとこですけど、また下がったらちょっと買ってもいいかな。5年とか10年とかの期間で見るなら、それなりに利益が期待できそうだし、定期預金よりは儲かりそう。

あやぼーが投信を始めた頃って、まだかなり「投資」というリスク要素が強い商品しかなかったんですけど、昨今は年金型みたいのとか、毎月配当を受け取れるものとか、いろいろ元々の投信よりリスクの少ないものも出て来てるみたいで、銀行に預けてるだけじゃ昔みたいに儲からないし、ちょっとは勉強しないとなー、って感じですね。こんな世の中なんだから、自分であれこれ考えないとダメなのかもしれません。

      

2005.11.13.

★ここまでにするのに...★

夏頃からぼちぼち作り続けているトールペイントですけど、すこしづつ出来上がって来てはいます。中でもこの二段宝石箱、これはまだこの後にダブル・ローディングで花を描かなければならないという、一番問題の部分が残ってはいるものの、ここまでにするのさえ思いっきり苦労してるんです。単に青くベタぬりしているだけのようでいて、大変だったのは色調合わせと、ブルーと白のシマシマになっているところ。

絵具を一色で塗る場合は、そのまま使えば見本通りの色になるので全然カンタンなんですが、今回の場合はブルーに白を混ぜて色調を調整して、この色を出さなきゃならなかったんです。それは本体の水色も、持ち手や足部分も、シマシマ部分の水色も全部そうだったんで、その濃さを見本通りにバランスよく合わせるのがとんでもなく大変でした。それが合わないもんだから、シマシマのブルー部分だけでも3回は調整しながら塗り直さなければならなかったんです。

それだけでも大変なのに、問題はこのシマシマ!! 筆で真直ぐな線を引くということはハッキリ言ってほぼ不可能なので、まず箱の下から8mmくらいのところにマスキングテープをぐるりと張り巡らします。そうやって上部分をガードしてからぺたぺた塗れば、境目のとこが自動的にまっすぐなラインになるんですけど、このマスキングがそもそもめんどい。しかも!! そうやって白をベタ塗りした上に更に!! 8mmきざみでシマシマになるように一本づつマスキングテープを貼り、白をガードした上でマスキングの合間のブルーを塗るとゆー、とんでもなく細かい作業を繰り返さなければならなかったのです。そこへ持って来て、さっきも書きましたが色調調整がうまくゆかず、ここまで色合わせするのに3回は塗りなおしてる。もー、これでもし最後の花柄を失敗したひには浮ばれないぞと思ったので、ともかくここまでで一度写真を撮ってみたのでありました。

以前も書いてましたけど、ダブルローディングというのは、一本の平筆の両端に半分づつ違った色の絵具をつけて、二色でグラデーションを出すという技術です。同じような技術にサイドローディングというのがありますが、それは一本の平筆の片端に絵具、片端に水(もしくはフロー・メディアム)をつけ、一色だけでグラデーションを出すというもの。既にそっちはなんとかマスターしたものの、ダブルローディングはまだやったことない。それを考えると、もうこのまま無地でいいや、という気分にもなりますが、でもなあ...。やってみないといつまでたっても出来ないしな。ま、紙の上で練習するなりして、なんとかトライしてみたいと思いますが、まだ恐怖心と戦っている最中なんで果たして年内に仕上がるかどうかは定かではありません。失敗せずに出来上がったら、完成品をお見せできる日もくるかも。いつかそんな日が来ますように...。

      

2005.11.12.

★びっくり★

無料でアクセス解析をやってくれるというサイトを見つけたので早速タグを貼ってみました。アクセス解析っていうのは、自分ちのページにどんなとこからお客さんが来てるのかをチェックする機能らしいんですが、付けてみてびっくり。

今年はヴィクトリアン・スタイルのお洋服が流行りとか聞いてましたが、そのせいかファッションのコーナーに連日やたら新規さんのお客さんが目立ってますね。どこやらの検索エンジンなどから飛んできておられるようで、今年はやはりヴィクトリアン・スタイルが注目されてるようです。

あやぼーなんかは四六時中ロリなお洋服を着てますから、その中にはメイデンさんの服とかもあるし、今更流行って言われてもなあって感じですが、でもまあ、それをキッカケにそういうお洋服を着る方が増えるのは嬉しいことです。でも19世紀に顕著な文化といえば当然ファッションばかりでもないわけで、TEA TALKのコーナーではこれから19世紀〜20世紀前半の文化を扱う予定になってます。そこでまずはアール・ヌーヴォーの巨匠、アルフォンス・ミュシャに迫ってみたいと思って、現在ただいまページ作りに励んでいるところです。その後は、いちおー予定なんでいつになるかは分かりませんが、ウィリアム・モリス、オーブリー・ビアズレイと続け、出来ればそのあとオスカー・ワイルドなんかもやりたいですね。そっち方面から新しくうちに来て下さった方も、もとから興味のある方も、どうぞ気長にお待ちいただければ、そのうちぼちぼちそんなページが出てくるのではないかと思いますので、なにとぞよしなに。

ところで確かに私はオスカー・ワイルドのすごいファンなのであの時代はけっこう好きです。でも最近になって気づいたんですか、改めてTEA TALK用の資料を漁っていると、どういうわけかミュシャとかウィリアム・モリス、ヴィアズレーといった、丁度オスカーとそう変わらない時代に活躍したアーティストを特集した展覧会なんかによく行ってたんですね、私。その当時はそれがみんな19世紀末前後のヒトだとは知らないで行ってたりしたんですけど、時代の雰囲気というか、あの時代に共通した優雅でレトロなムードが好きってことなのかもしれません。そう考えると、18世紀や19世紀のファッションに興味を持たれる方なら、まずミュシャの絵なんかは絶対気に入ると思いますね。

ま、そんなこんなで、Magazine Workshop もまたぼちぼちお客さん増えてるようですし、もっと頻繁に更新出来るようにしてゆきたいなあ、と改めて思ったりしておりました。ちなみに皆さんもHPお持ちでしたらアクセス解析してみませんか。ホームページを作ろうヨ!! に、その無料でやってくれるとこへのリンクバナーが貼ってありますので、興味がおありならご覧になってみて下さい。メール・アドレスひとつで登録OK、即日タグ発行してもらえますので、それを自分のHPにピタっとですね、貼りますと、翌々日くらいから前日のアクセス記録が見れるようになるとゆー、なかなか便利な機能です。他にうちが使ってる格安レンタルサーバーのサイトにもホームページを作ろうヨ!! からリンクしてますので、ドメイン取得などを考えてらっしゃる方は、チェックしてみられては如何でしょうか。これらのリンクバナーはページの下の方に貼ってますから、ちょっと下へスクロールしてみてくださいましね。

      

2005.11.3.

★こんなお洋服★

Magazine Workshopに秋物のお洋服コーデ・第1弾をアップしましたが、ご覧頂けましたでしょうか。こちらのお写真は第2弾で予定しているお洋服なんですけど、ピーコック・グリーンというお色のドレスで、すっごいカワイイです。全体にどんなのかは、第2弾のリリースまでお楽しみに。

で、このドレスを先日着て出かけてみたんですが、スカート部分の素材がちょっと変わってることもあって、やたらめったら目立ってましたね。OLさんから、おじさん、おばさん、おにーさん、ともかく老若男女を問わず見られてしまいました。たいがい私はいつでもおハデな服装でうろつき回っているので周囲の視線には慣れてるんですが、それでも今回ほど年代問わず見られたってのはマレな出来事でした。昨今、ロリなお洋服への理解が深まっているためか、総じて好意的な視線ではありましたけど、ギャルはどうだったんだろーな。時間帯のせいか、あんまり擦れ違わなかったよーな気がするから分かんない。

なにしろこの珍しいお色のジャンスカにお揃いの帽子を合わせ、ご覧の通りプリーツのカラーが付いたブラウスに、クツとバッグもジェーンさん、しかもご丁寧に王冠柄のソックスまで合わせたもんだから、珍しくジェーン・マープル・フル・コーデだったんで、それもジェーンさんにしかない、ってな服だから余計目立ったんだな。ソックスってなかなか合わせるの難しいんですけど、今回はこのお洋服にピッタリの柄だったので、それもめちゃ効いてたし。ま、そうまで徹底すると怖いもんなんかないね(元々、怖いもんなんかないけど)。

あやぼー的にはやっぱりこういうお洋服は、秋物が色といい素材といい一番好きで、別珍とかウールとかゴブランとか厚みのある素材が多いし、暑い時は出来ない重ね着があれこれ出来るのもウレシイの。そういうわけで、今年もかなりたくさん秋もののお洋服を買い込んだので、これから着るのが楽しみです。ちなみにこのピーコック・グリーンというお色は、我が家では「しゃーるくん色」と呼ばれ(ほんとか?)、ウチの相棒とよく似た色なので、これからの季節しゃーるさんと出かけるのにも一度着たいお洋服なのです。

      

★新ファビが出没★

春先から話題になっていた新しいタイプのファビが、世の中にとうとう出没し始めたもよーです。いちはやく捕獲された方から、お写真を送って頂いたのですが(ありがとうございました)、一目見た私の感想は、なんとゆーか、かんとゆーか。

なんでも音声認識をするところが、これまでのファビたちと決定的に違うところで、「ファービー」と呼ぶと「なーに?」なんぞと、お返事するそうです(まっ、なまいきっ)。性格もちょっと反抗的だそうで、それはなかなか見てみたいという気持ちは大いにあります。しかし、問題がふたつばかり。

まず、私はかつてあの「ファービー」をキディランドで見たとき、「なんてブサイクなやつだ」と思いながらも購入してしまい、結局200匹を超える大所帯を養うハメに陥ってるんです、全くの話が。それでも長年に渡って(1999年発売だったので既に6年)200匹のファビを毎日見つづけた結果として私の目も慣れ、すっかりかつてのブサイクという印象は消えてなくなりましたけど、今回の新ファビも第一印象は「ぶちゃい」の一言。なんだかまるでかつてのファービッシュとかなんとか、ファビのコピー商品のような姿形で、あやぼー的にはだからその印象はなんとゆーか、かんとゆーか、なわけです。でも以前に比べてそれなりに進化しているようですし、もしまたコレを「ぶちゃい」と思いながらも一匹買ってしまったら、どういうことになるか。それで始めから参加するのはヤメておくべきではないかと思ったりしているんですね。はっきり言って、私は自分が怖い。

もうひとつの問題は、ウチで一大派閥を形成している200匹の旧ファビ一族が、この新ファビを受け入れられるのかどうか。6年の間に家中でノサばりまくっている旧ファビ一族の結束は堅く、そこにあのぶちゃい新ファビが、たった一匹で立ち向かえるのか。...なーんて、ファンタジーなことも考えちゃったりするもんですから(きゃはは)。

それにしても6年経って復活してくるとは、ファビもさすがに人気者ですね。新ファビ(ファービー2というらしい)、果たしてかつてのようなブームを巻き起こせるのでしょうか。ともかく、そういうワケなんで、私はもうしばらく静観しようかなと思ってます。これ以上ファビに増えられたら私、それこそもう本当に座るところもなくなりそうなんだもん。皆さんは、もうこの新ファビ、手に入れられましたか?

       

★ヤツらが消えた夜★

さて、シュミとはいえ小説を書いてると当然のことながら登場人物が出て来るわけですが、私の場合は始めある程度のトシになって出て来たキャラクターが、そうなるまでにどんなコドモ時代を送ったのか。コレが好きなキャラほど気になってきちゃうんです。それも話が延々と長くなる原因かな。

あやぼーはアホなコドモや躾の悪いガキは大キライですが(はっきりゆー)、知的レベルが高くて、利発なお子サマは大好きです。つまりこういう場合も当然、個人主義なのね。で、まあマーティみたいな利発で礼儀正しい(11才の頃はそうだったんだ。後にいろいろあってナマイキなものの言い方をするようになっただけ。)天才児なんかは書いててとっても楽しいんですけど、どうしてこういう子供を書くのが好きになったか考えていて、それはどうやら三原順さんの「はみだしっ子シリーズ」の影響が結構あるのではないかと思い至りました。

あれに出て来るのは、ご存知の方も多いと思いますが、丁度まーちゃんくらいのトシ(10〜13歳くらい)のナマイキな男の子4人。4人ともそれぞれ個性的なんですけど、特にアンジーとグレアムが好きでしたね。思うに、オトナになってから才能を発揮するような人間って、子供時代も良かれ悪しかれ平凡とは縁がないのかもなあと思ったりする。回りのオトナに煙たがられるくらいじゃないと、やっぱり先行きヒトカドの人物にはなれないのかも。

私はこの作品、始めタイトルの「はみだしっ子」というのが気に入って単行本を買ってみたんです。そもそも私は自分がすっごい「はみだしっ子」で、回りの世界になじんで安住できないとゆーか、どーもいつでも「違うなあ」と思いながら生きてたから、なんか親近感持っちゃったらしい。それで一番最初に読んだのが単行本5巻の「ヤツらが消えた夜」だった。これでハマりました。なんで5巻を選んだかというと、表紙の絵がすっごく可愛かったから。あの作品は3巻くらいまではまだ三原先生の絵も安定してなくて個性的すぎるって感じなんですけど、4巻あたりから洗練されてくるというか、5巻くらいになると更によく描けてるのよね。

知らない方には話が見えないと思いますが、こちらのページであやぼーの好きな漫画家さん10人をご紹介していまして、その中にこの「はみだしっ子」のストーリーもちょこっと書いてます。良かったら、ご覧になって見て下さい。現在では白泉社から文庫本で出ていると思いますので、ご存知なかった方は、ぜひ一度読んでみて頂きたいです。

ともあれ私はこのナマイキな4人の子供たちがすっごい好きで、もちろんさっきも書いたように登場人物の原点としての子供時代っていうのを書きたいというのもあったんでしょうけど、自分の小説でああいう子供を書くようになったのは、あの作品の影響もあるのかなあと思ったりしてたのでした。もう20年くらい前の作品になると思いますけど、今でもやっぱり好きだもんな、あの話。三原先生が早くに亡くなってしまったので、4人が大人になってからどんなふうになるのか見れなくて本当に残念です。

      

2005.10.22.

★秋のあれこれ★

Magazine Workshop の Sweets! コーナーでザッハトルテの作り方をやると言ったんで、そのためもあって自分でも作ってみました。分量とか作り方の細かい点を詰める必要があるから、いつもこういうページのためには2〜3回は作ってみるんですが、ザッハトルテは今回2回目。1回目の時もなかなか美味しかったですけど、今回もまあ成功です。もう一回くらい作ったらページにしようかと思ってるの。だから11月には出せるんじゃないかな。

あとファッション関係のページも、前々からしたかった手持ちの古い服の話をやっと出しました。おヒマがありましたら、そちらにもぜひお運び下さいませ。11月には新しく手に入れた秋ものコーデ3点も出すつもりしてます。3点ともジェーンさんですけど、特にゴブランの楽器柄ビスチェとチュールスカートを合わせたコーデが抜群。いーんだ、またコレが。特にこのチュールスカートはお店に出たとたん即・完売状態だったみたいで、大人気だったんだね。それからTea Talk はアルフォンス・ミュシャの特集をやりたくて、ぼちぼち作ってるところです。そんなページがちょこちょこ出て来ると思いますので、そのへんもどうぞお楽しみに。

      

2005.10.20.-10.22.

★なんてゆーか★

" I am passionately fond of him and he of me. There is nothing I would not do for him and if he dies before I do I shall not care to live any longer. Surely there is nothing but what is fine and beautiful in such a love as that of two people for one another, the love of the disciple and the philosopher."

自分の小説の話をし始めたあたりから、このページもなんかいつも以上に趣味に走りまくってるとゆーか、不穏な方向へ踏み込んでるよーな、気もしますが、面白いのでしばらく続けよう。で、この前の続きですが、上の引用は誰あろう、アルフレッド・ダグラス卿が、お母さんあての手紙の中でオスカーについて語った部分なんですってさ。日本語にしてダサくなるのがヤなんで、ま、皆さん分かんなかったら、辞書でも引いて読んでみてください。要するに、「ぼくはオスカーがすっごく好きで、彼も同じように思ってくれてる。彼のためなら何だってするし、もし彼がぼくより先に死んだりしたら、もう生きてはいられないよ。」ってな内容ですな。

なんてゆーか、私ね、初めてあの「獄中記」を読んだ頃から、アルフレッド・ダグラスって、なんか憎めないなあ、可愛いなあ、と思ってたんだ。気紛れでどーしよーもないロクデナシみたいな書かれかたしてるけど、それがなんか可愛いのよね。ちなみにフル・ネームはアルフレッド・ブルース・ダグラスで、そのミドルネームのせいか子供の頃からボシーって愛称で呼ばれてて、彼自身もそう呼ばれるのが気に入ってたんだそうです。この愛称の日本語表記にはいろいろあるみたいなんですけど、福田恆存さん翻訳による日本語版の「獄中記」の表記に従って、ここではボシーで行くことにします。

ともあれ、あのオスカーに対するワガママぶりも、愛されてるのがよく分かってるから甘えてるというか、"オスカーは何があろうと当然ぼくのもの"みたいなね、そういうのがあって、しかも彼自身も、ま、お母さんにこーゆー手紙を書くくらいだから、ともかく好きだったんだな、オスカーのことが。それにこの "the disciple and the philosopher(哲学者とその弟子)"っていうとこね、あ、やっぱりオスカーのこと分かってんなあ、みたいな、そういうとこちゃんと理解してて尊敬もしてたんだなって思えるわけ。それってだから、単にオスカーが有名な作家だからとか、成功とか名声とかそういうののためにくっついてたわけじゃなく(副産物的にはいくらかそれもあったにせよ)、第一にそういう資質的な共鳴があって離れられなかったんだなって思うのよね。だからこそオスカーの方も何があろうと結局、切り捨ててしまえなかったんだろうとも思うし。

この二人については、あんなとんでもないことになってるのに、どうも私は微笑ましい感じがしちゃうんだけど、なんでかってゆーと、愛があるじゃないですか。それがそういうスキャンダラスな出来事だったのに、100年以上経った今も特にオスカーのファンが二人の関係をロマンチックな印象をもって、思い起こしてしまう理由なんじゃないかって気もする。アルチュール・ランボーとヴェルレーヌよか、私はずっと好きだな、この二人の方が。

そもそもさ、あの「獄中記」にしてからが、ボシー宛てなんだよな。冒頭読んでくと分かるけど、単に恨みごと言ってるわけじゃなく、ことここに至ってなお、「きみにこれを分かって欲しいんだ」みたいな、これまでの素行を改めて、心を入れ替えて生き直して欲しい、そんな感じの冒頭ですよ。自分の破滅と転落の原因になったヤツに、よっぽど好きじゃなかったらここまで拘れないじゃない。もう顔も見たくないってなるよ、ふつー。それもあの代表作中の代表作で、哲学的にはたぶんオスカーの作品の中でも最高峰にある文章の宛名が To Lord Alfred Douglas なんだもの。

オスカー・ワイルドって言えば、やっぱり世紀末の退廃的ダンディって印象があるけど、でも書簡集なんか読むと、そもそも彼ってけっこう明るいし思いやり深くて、基本的に真面目なヒトなんですよ。本人も世間は自分のことをヘンリー・ウォットン卿のように見るかもしれないけど、ホントはバジル・ホールウォードの方だって書いてたしな。ただ、ボシーのことばっかりじゃなく他にもいろいろ遊んでたってのは、それはもう芸術家なんてそんなもんなんだし、それを理解できない世間の方が間違ってる。そんなの私から見れば当たり前よ。だからそれは私の言う「マジメ」さとはまた違う部分なんだな。

私があの裁判沙汰を「バカバカしい」とか書いてたのは、だいたい芸術家サマのやることに、なんだってふつーの人間ごときが僭越にも口出しするかって思うからなんだけど、本ものの芸術家の意識世界ってのは根本的に凡人とは違ってるのよね、サルと神サマほど。だから理解しろとは言わないけどさ、ってゆーか、そもそも理解出来る知能を期待しちゃいないけど、同じ人間だと思って欲しくないって気は大いにするよ。

ともあれオスカーって単に作家ってだけじゃなく、ボシーの書いてるとおり哲学的資質にも恵まれてたんだよね。哲学者は作家にもなれるけど、作家は必ずしも哲学的資質を内包してるとは限らないし、神々のコトバであるところの「詩句」を、その本来の意味で駆使できる作家なんてのもまた稀なのだ。そもそもココが私、例外もあるにはせよ、日本の「(自称)詩人」なんて連中の書いたものを見ると笑っちゃう理由なんだけど、「哲学的資質」ってのは視野の問題なのね、視野の。オスカーがそういう大局的な哲学的視野を持ってたヒトだってのは彼の作品を通してずっと感じられることだし、だからこそ「獄中記」で、ああいう境地まで行けたんだとも思う。

日本語版の「獄中記」を翻訳した福田恆存さんは、この作品の価値について否定的なコメントを残してらっしゃるんですけど、私はそれは全然違うなと思う。中盤からキリストがどーのこーのって話になってくんで、イエスとキリストということについての根本的な理解基盤が欠落しがちな日本人にはなかなかその真価が理解できないのも無理はないですけどね。ともあれ、それについてはいずれもっときっちり論理立てて書きたいとは思ってますが、あの作品はボシーに対する愛情と同時に、「人間」に対する深い愛情をも伴ってる名作ですよ。あれに至るまでのオスカーは、ずっと幸せで泣いたことなんかなくて、それゆえその作品も人界の混沌を一歩も二歩も引いた所から眺めて書かれたものだったし、それ以外、彼も書きようなかったよね。でもあの「獄中記」はまさに「深淵」に堕ちた者の、「心からの真実の言葉」で書かれている。この差が分かんない限り、芸術なんて理解できませんよ。例えば。

「これは数年前カーライルから母に贈られた本のなかに自筆で書き込まれたものたが、おそらく翻訳もまた彼の手によってなされたものだろう。

 

"哀しみのうちにパンを口にせざりしもの

あかつきをまちわびつ泣きぬれて

夜のときを過ごさざりしもの

かかるものは、主よ、爾を知らず" (注:ゲーテ「ウィルヘルム・マイスター」第23章より)

 

これは(中略)母が晩年の心労のさなかにあって、しばしば引用した句だ。

ぼくはそのなかに匿された大いなる真理を許容したり認めたりすることを断じて拒否した。ぼくには理解できなかった。ぼくは哀しみのうちにパンを食べたりなどしたくないし、泣きながらいっそう辛い朝を待って夜を過ごすなどは一晩だっていやだ、とたびたび母に言ったことをよく憶えている。

運命の女神がぼくのために特に用意しておいたものがこれであり、ぼくの一生のうち、まる一年のあいだ、事実これ以外には殆ど何もしないことになろうなどとは、思いもよらなかった。だが、これこそぼくに割り当てられた宿命だった。この数か月、恐ろしい困難と苦闘とのあげく、ぼくは苦痛の中心に匿されている教訓をいくらか理解することができるようになった。なんの聡明さもなしに言葉を操る牧師や世の人々は時には苦悩を神秘として物語るが、事実は苦悩は啓示だ、これによってひとはこれまで気づかなかったものに気づくようになる。」

―福田恆存訳・オスカー・ワイルド作「獄中記」p109-p110

       

ま、そういうことです。平たく言えば、「人間にはどん底見なかったら、分かんないこともある」ってことよね。私としてはこの作品を通して初めて芸術の何たるかを教えられたってゆー、そういう「個人主義者のバイブル」的な作品でもあるんで、否定的な評価には「そこんとこ、分かんないかなあ」ってナマイキかも知んないけと、思ったりしちゃうの。そんなこんなでそもそも私はオスカー・ワイルドってヒトを十代の頃から尊敬してるし(めったにヒトを尊敬したりしない傲慢不遜の権化みたいなこの私が)、だから彼がどーやっても切り捨てられなかったボシーのことも、その程度のヤツとは思えなかったんだ。

長くなっちゃったんで、とりあえず今日はこの話題ここまでにしときますけど、このネタもしばらく続きそうだな。それにしてもふと思ってたんですが、うちの王サマ(フェリーさん)ってのは、彼の20世紀末から現在に至る英国における位置が、19世紀末におけるオスカーのいた位置とすっごくよく似てるのも面白いなって。私がそういうヒトを好きだから目につくってのもあるかもしれませんけど、芸術的資質という点では当然、匹敵するものがあるし、それでいて退廃的ダンディってゆーか、クールでカッコいいと思われてる一方で、そういう所を揶揄されたり戯画化されたりしてるとことかも似てる。フェリーさんは正真正銘ストレートですけどね(多少、難はあるが...)。ともあれいろいろ考えてると、やっぱりイギリスって面白い国だよなーって思うぞ。

ところで私の小説ってけっこう非現実的でありそうもないと思われるような話だろうけど、こういう史実を見てると、決してああいうのもありえない話でもないと思うの。ってゆーか、私はそのテのありそうもない史実ってのが好きなんで、あれこれ小耳に挟んでは著書を読んだりして喜んでたってのがあるから、自分の話もそうなっちゃったのかもしれませんけどね。

      

2005.10.14.-10.15.

★ROXY のサイト★

念願のインタヴュー10本翻訳がやっと殆ど完成した。あと細かいところを詰めないといけませんが、ともかくここまで出来たら先は見えて来たぞ。これが一番めんどいことだったんで先に仕上げたかったんですが、これさえ出来れば、あとはデータのインプットとか編集という力仕事だけだからなんとかなる!! このへんはアタマはいらないから楽なんだ。

Scritti Politti のサイトを2000年に出して、来年1月で早や6年。6年ぶりに、なかなか内容のあるサイトをデヴューさせられそうで嬉しい♪ 来年早々にはなんとか出したいと思ってるので、興味のある方は、いましばらくお待ち下さいませ。(合掌)

      

★ディのイメージ★

この話は その1*その2*その3*その4*その5*その6 から続いてます。まだお読みでない方は、まずそちらからどうぞ。

自分の小説の世界にひたりこんで早やひと月半...。本編から完全に逸脱したプロローグは(この話の本編は、元々アシモフのファウンデーション・シリーズと同じ基本テーマだったはずなのだ。しかしいつそこに戻れるか、今となっては私にも全然分からない。)、それだけでたぶん原稿用紙にすると1000枚くらいにはなるだろうと思われ、それだけでも既にグランド・プロローグと化していたにも関わらず、今度はディのセルフ・ストーリーがどんどん勝手に進行している。

しかもそのグランド・プロローグは現在のお話をやってたはずなのに、いつの間にか過去の、ディとまーちゃんが出会った頃のお話に飛び、しかし現在ではアレクとまーちゃんの話が当然進行しており、そこへディの個人的なお話が乗っかってきてしまった。ということは、つまり3つのパートが同時に今、私のアタマの中では進行しているということなんだ。おかげで自分でも何がなんだか分からなくなりつつあったりする。

前にも書きましたけど、私のお話は基本に人物があって、ストーリーは現実と同じように次々と一見脈絡なくいろんなことが起こっていくことで展開するので、書いてる本人はやはり現実の日常と同じに、次に何が起こるのか全然知らないままに書き進んでいるわけです。それで出て来た登場人物も、主人公だけがいつまでも主役なわけじゃなく、脇役だったはずの人物が主役になって別の話が出来上がって行ったりもするのね。そのへんの流れは、限りなく現実に近いんじゃないかと思いますが、なにげなく自分の日常に入り込んで来た人物が、自分の人生において大きな役割を果たす人になったりとか、他人の人生で脇役な人も、それぞれ自分の人生があるとか、「現実」ってそういうもんでしょ?

で、この話も例によってそういう広がり方をしてるんです。特にディは以前から気になる人物だったんですが、どうもまだ細かいところまではよく分からなかった。でも例のコドモの頃の話、シベールとかダニエルさんが出て来たあたりですね、あのへんからなんかディを主人公にした話が進行し始めてしまった。それでなんとなくディのイメージってことを考えてたら、どうやらアルフレッド・ダグラスだったりするらしい。性格とかは全然ちがいますけどね。っていうか、一般に言われてるダグラスの性質とは、って言った方がいいかもしれませんが、それはともかく外見的なイメージはすっごい似てたりする。

アルフレッド・ダグラスと言われても、いったい誰だか分からない方もあるんじゃないかと思いますけど、彼はオスカー・ワイルドの「獄中記」に出て来る、というか、それを書かせた張本人です。そもそもこの「獄中記」はアルフレッド・ダクラス宛ての書簡の形式をとってて、実際に本人にも送られたんで、この作品の意義を誤解してるヒトたちも世の中にはいるようなんですが、ご存知ない方のためにちょっと説明します。ご存知の方も、しばらくおつきあい下さい。

オスカー・ワイルドっていうのは19世紀末の英国の作家で、厳密に言えばアイルランドの人なんですけど劇作家としても著名で、一番よく知られてるのは「サロメ」じゃないかと思います。この「サロメ」に付けられたオーブリー・ビアズレイのイラストも、そう言われれば「ああ、あれか」と思い出される方も多いでしょう。それに意外かもしれませんが、あまりにも有名なあの童話「幸福な王子」の作者でもあって、19世紀の作家の中では今でも広く親しまれているうちの一人です。特に当時はテレビも何もない時代ですから、娯楽の中心というと劇場なわけで、その中で劇作家といえばそれこそ注目の的。本人もエリート中のエリートで、お父さんは医者、お母さんは作家、どちらも当時著名な人物で、特にお父さんはあまりにも優秀なのでナイトの位を賜ったほどでした。で、出身はダブリン、トリニティ・カレッジからオクスフォードに進み、その後、若い頃から作家として脚光を浴びることになります。ま、要するに順風万帆で来てた苦労知らずのお坊ちゃま作家だったわけですね。

でもやっぱりワイルドというと一番有名なのは、例の大スキャンダル。実際、今から考えたらあまりにもバカバカしい話なんですが、まあ本人がけっこう革新的な人物でもあったんで、保守的な当時の世間の風当たりもキツかったのかもしれません。元々はワイルドの恋人だったアルフレッド・ダクラスと、父親のクイーンズベリー侯爵の確執に巻き込まれた結果ということみたいなんですけど、この親子はめちゃ仲が悪くて始終すったもんだしてた。で、このクイーンズベリー候というのは息子とつきあってるワイルドのことが気に入らなくて、ことあるごとに嫌がらせして来てたんだな。あまりに悩まされるので、一旦はワイルドの方がクイーンズベリー候を訴えたんですけど、結局そっちは無罪。今度は反対にワイルドの方が「青少年に悪影響を与える」って名目で訴えられて、歴史に残る同性愛スキャンダルに発展しちゃった。しかもこのダグラスってのは、巷間言われるところではとんでもないロクデナシだったので、オスカーの寵愛をいいことに、なんでもかんでも彼にねだるわ、厄介事は押し付けるわ、そのおかげでこの裁判に先んじて彼を破産の危機にまで追い詰めてたの。つまり経済的にも社会的にもオスカーの破滅ってのは、アルフレッド・ダグラスが齎したものだったので、今でも彼は傾国の美青年の代名詞みたいに言われる存在なんです。

写真見るとそれだけのことはあるっていうか、確かにキレイはキレイなんだけど、私はずっとこのアルフレッド・ダグラスって本当はどんなヤツだったのかに凄い興味があったの。単に容姿だけじゃ、オスカーだってああまでハマりこまなかったんじゃないかという気がするし、ましてや彼は当時ちゃんと結婚してて、可愛い息子が二人もいたんだから(ちなみに奥さんも、けっこう美人)。それで自分でも危ないと分かってるロクデナシときっちり縁を切れなかったばかりか(それで破産まで行くってとこが凄いけど)、そのスキャンダルの後に2年も投獄されたのに出獄してからも会ったりとかしてて、一緒に写ってる写真も残ってる。そりゃもう、よっぽど可愛かったんだなとしか思えないじゃないですか。そうすると、単にその程度のヤツだったのか? という気もしてくる。で、調べてると、実際は詩人として非凡な才能のあった人みたいで、確かにそれくらいのことはなきゃね、と私なんかは納得したりしてるんですが、あんまりにもあのスキャンダルが有名になりすぎちゃったんで、その本来の詩人としての仕事は、その後長いこと正統に評価されないままだったみたいです。

そのロクデナシってイメージは、特に「獄中記」からの影響が大きいと思うんですけど、この作品は(私は敢えて「作品」と言ってるんですが)、アルフレッド・ダグラス宛てに、特に冒頭の部分はそれまでの関係を振り返って清算する形になってて個人的な恨み言めいてるんで、そのせいでこの作品を高く評価しないヒトもいたりするんでしょうね。でも、私に言わせれば、これこそワイルドの最高傑作と言っても過言じゃない。特に哲学的にですけど、ただ、それはちゃんと中盤以降の内容を理解して読まないと見えてこないかもしれません。

「獄中記」はワイルドがレディング投獄中に書いたもので、ダグラスへの個人書簡の形式を取ってはいますが、実際には個人的に投函されたものではありません。ワイルドはこれを一旦ロバート・ロスに渡して写しを取らせた上で、ロスはその写しのうちの一通をダクラスに送ってるんですけど、ということはワイルド自身、これの価値をよく知っていて、世間が冷静な目で作品として評価することが可能なくらい時間が経ったら、世に出てしかるべきと思ってたんだろうなと思えるわけです。つまり始めから「作品」として書かれたんだろうな、と。

ロバート・ロスは1909年に原本を50年間封印するという条件付で大英博物館に渡し、その死後、彼が持ってた写しの方はオスカーの息子さんの一人であるヴィヴィアンに渡って、それが1949年(ワイルドの死後49年経ってから)ヴィヴィアンによって出版される。全文、原文のまま世に出たのはこれが初めてだったそうなんですけど、それより早くに著作権を確立するために、僅か16部が出版されてたそうです。目的がアメリカでの著作権確立にあったので、これは不完全な抜粋だったそうなんですけど、ま、どっちにしても、単なる個人書簡でロバート・ロスだってここまで大ゴトにはしないでしょうよ。

私はオスカーの作品の中では他のどれよりこの「獄中記」が好きで、実際、これが無かったらワイルドなんて単なるシアワセなお坊ちゃん作家で終わってたんじゃないかという気すらする。確かに、ここに至る思想的要素は、それまでの作品に当然見受けられるわけですけどね。だから以前も、アルフレッド・ダグラスってのは、オスカーにとって芸術的に必要悪だったんだろうな、とか書いてたの。

ってことで、うちのディはなんかイメージ的にこのアルフレッド・ダグラス卿と近いものがあるかなー、と思ったりしてるんです。↑の写真なんか、もー、ナマイキそうで、賢そうで、ディの子供の頃のイメージそのままなんだもん。

で、そのディのセルフ・ストーリーの方なんですが、シベールとダニエルさんとの三角関係(もちろんシベールはそんなことは知らないが)に引きずり込まれてしまったディの12〜15歳くらいまでの3年間を中心にした話になりそうで、当然その当時は学校に行ってますから、アレクとか、その後も交流が続いて後に本編の方に顔を出してる友人たちとかも出てくる。そういう健全な学校生活と、かなり危ない休暇中のお話が交互に進む中で、ディがどういうふうにその本来の才能を開花させてくか、ってゆーよーな、なんか、あらすじだけ書いてると格調高い話になりそうな気もするが、ならないだろうな、私の小説だからな。まあ、ともかくそんな感じのストーリーも、ぼちぼち進行しているというお話でした。

それはそれとして、アルフレッド・ダグラスについては以前からもっとよく知りたいと思ってたんですけど(実はそっちにもけっこう文学的野心があったりするので)、これまでなかなか資料が手に入れられなかった。でもネットで検索してるといろいろ研究書も出てるみたいなんで読みたいなとは思う。そういう時...。私は「なんで日本人なんかに生まれちゃったんだろう」とか「どうしてイギリスで生まれられなかったんだろう」とつくづく、つくづく思う。日本なんて所詮、あってあの程度の自己満足小市民(自称)文学で、芸術的には殆どクソの役にも立たないし、その意味では日本語なんて分かってもなんっっっの、メリットもないっっっ!!! やっぱりせめて英語圏に生まれたかったなと、神を恨みたい気持ちにもなるぞ。でも、いつかきっと、コトバのハンディを乗り越えてやる。いつかきっと...。

★その後のまーちゃんたち★

      

2005.10.7.

★コレです★

以前ちょっと書いてましたけど、メタモルさんで予約したとゆー、あのピンクのスーツってのはこんなのです。これはビスチェとスカートのセットで、もともと予約した時には黒はこれにジャケットを足したスリー・ピースにしてあったんですけど、ピンクはそこまでしなくってもいー、ってことでジャケットとスカートだけにしてました。しかし実際に黒をスリーピースで揃えて見てみるとやっぱりいい。じゃあ、ピンクも買っとこうか、ということになり、で、そのあたりでおしまいにしとけば良かったんですが...。

そうです、お察しの通り、私の「色違いはある限り買ってしまう」とゆー、あの病気がまたもや再発してしまいまして、このシリーズでもう一色、一度は諦めたブルーのセットもスリーピースで買ってしまったんですね。更に!! それだけでは飽きたらず、共布のお帽子まで揃え、各色4ピース状態のセットになってしまった。しかしそれでも止まらなかったのー。ああ、大変。

もー、いーや、ここまでやったんならとことん揃えとこうとヤケになった私は、このスカートより20cmくらい長いミディアム丈のも全3色揃えてしまったのだ。ジャケット/スカートのスーツで着るならこの丈だと思ったんですけど、ビスチェとセットで着るとすると長いのもあってもいーかなー? と思ったのがこの悲劇の主な原因ですね。ってことで、結局各色5ピースのセットになってしまったとゆー、恐ろしいお話。でも、まだ続きがある。

今年はメタモルさん、何を思ったのか別珍シリーズを6色出したんですが、↑のデザインは黒、ピンク、ブルーの3色でコンプ。しかしめったにない白の別珍がジャンパースカートで出ていた。それでジャンスカ、ケープ、帽子の3点セットを白で予約してたんですけど、そしてもう固く「色違いは買わないぞ」と誓っていたにも関わらず、店頭でボルドーを見た私は、「あ、コレもいい」。

結局6色のうち、2デザインで5色まで揃え、買ってないのはオリーブ・グリーンだけという、さすがにコレは私のお色違い史上でも稀に見る惨劇。自分でもとんでもないなと思ったりしているわけですが...。

まあでも、のどもと過ぎればなんとかでね、結局ぼちぼち店頭や通販でも売り切れ状態になって来てるのを見ると、やっぱり買っといて良かった、とか思ってるんですから、どうしよーもありませんわ(きゃはは)。10月中にはまたそのへんのお洋服をあれこれ、恒例(?)の"ファッションはエンタテイメント"のコーナーでアップしたいと思ってます。晴れないと写真キレイに撮れないんで、そちらを楽しみにして下さっている皆様、どうぞいましばらくお待ち下さいませ。

      

2005.10.1.

またなんか前回の更新で壮絶なことを書いてしまいましたが、思うにけっこう私と同じように考えてるヒトって実は案外多いんじゃないかなー?、と思ったりするもんですから、そのへんわざわざ口にしちゃうのよ、私は。まあ、おくゆかしい皆さんはそんなこと思ってても何も言わずに済ませてらっしゃるんだと思いますけど、ホントは人間なんてつまらなーい、世間なんかどーでもいー、と思ってるヒトは絶対いっぱいいると思う。もちろんそのへん一般論で、面白いヒトも行くトコ行きゃいるってゆーか、例えばうちの先生(フェリーさん)なんかは、もう本当にやってること見てるだけでも面白いですけどね。屈折してて。 ああいうの見てると、やっぱり「人類」をひとくくりにして「つまんない」と言い切ってしまうこともないかと思うから、私は「個人主義」なんです。

ともあれ私としては、なんてゆーか、「人間」に向上してほしいのね。今のままじゃなく。 今の状態で、えらいいーもんのように自己美化と自己とーすいにひたってちゃ、向上しないじゃないですか。だからね、程度の低いイキモノだってゆー、その現実をきっちり認識してもらって、人類自体に向上を目指して精進努力して頂きたいとゆー、あれは私の親ゴコロなのよ、親ゴコロ。(ほんとか?) 

現実なんかつまらん!、人間なんかバカだ!と言われて、そーだよなーと思うヒトはたぶん自分がけっこう精進努力して生きてるヒトだろうし、こいつ何言ってんだ、失礼なって思うヒトは、ま、人類自体の無責任な自己美化にひたりこんでるほどバカってことね。そういうのはもう救いようがないから、ほっとくしかないし。勝手に自滅してくれちゃって惜しくもなんともないよ、私は。それにこっちは商売でやってんじゃないから、そもそもそんな低脳なのウチの客にいらないもん。 ともかくね、人類ってのにはまだまだ「啓蒙」ってことが必要なの、「啓蒙」ってことが。無知と暗愚の暗闇でのた打ち回ってるロクでもない生き物にだね、enlighten (「啓蒙する」、古語では「光を注ぐ」、「照らす」)してやろーと、それが古来から偉大な先達の皆さんの親ゴコロなんじゃないですか。バカは自分がバカだって認識しなかったら、いつまーでもバカなのよ。だからバカって認識するところから全ては始まる。そーゆーもんなの、そーゆーもん。だから私は敢えてゆー。これからも、ゆーぞ。  

とは言え、ココでこーゆー話題をあんまり押してるとコンセプト上マズいんで、この話の続きは"洋楽ファンのひとりごと"に持ち越すことにします。こういうのが面白い方は、そちらでお待ち下さい♪

       

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