2011/10月〜12月

     

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 更新の準備状況とか、その日ちょっと考えたこととか書いてるページです。

ちなみにこのページでは、新しい記事から上に載せて行ってます。

      

 

   

      

    

2011.12.30.

WELCOME 2012!!

皆さま、よいお年をお迎え下さいませ♪

★よいお年を★

申し訳ございません。言い訳になってしまいますが、例によって年末の大掃除がどーやってもこーやっても終わらず、やることが山積してまして小説が書けてないんです。(泣) この時期、最後の最後まであがくのは毎年のこととはいえ、自分でも"もーイヤ、こんな生活!"なんですけど、しかし、とにかくお正月の声を聞くまでは全力でやれる限りやらないと仕方ないので、本格的な更新は新年までお待ち下さいませ。宜しく、お願い致します。(合掌)

ということで、ジタバタやってるわけですが、昨日、しゃーるさんのお掃除をしていたら、なんと! 以前、駐車場でエレベータからしゃーるさんに辿りつくまでの僅かな距離の間で失くしたと言っていたクレジットカード! あれが、出てきてしまったんです。アホな私は、他の荷物と一緒にしゃーるさんに乗せたはいいけど、カードをバラで持っていたために、それだけが座席後ろの窪んだところに入り込んでしまい、荷物をどけて探しても目に止まらなかったらしい。失くした当時、警察とクレジット会社にあわてて届け出て再発行もしてもらったので、お騒がせしてすいません、すいません、すいません、状態です。とにかく、目の前にあっても見えてないことがあるとゆー、オマヌケ度100%の私ですからこういうことはよくあるんですが、実は以前、このクレジットカードがあったのと同じところにコミック本が入り込んでしまい、それも見つかるまでしばらく"どこに行ったんだ〜"と探し回っていたことがあります。ほんっとーに、アホ! ですね。

でもまあ、いつまでも"あれ、どこ行ったんだろうなあ"と思うよりは、見つかっただけでもめでたい! ということで本年をシメたいと思います。なにはともあれ、皆さま、よいお年をお迎え下さいませ♪

     

2011.12.23.

Merry Christmas!!

皆さま、楽しいクリスマスを過ごされますように♪

★追加更新★

クリスマスとゆーことで、ちょこっと先日の追加で更新させて頂きます。申し訳ありませんが、小説は出来次第アップしますので、いましばらくお待ちくださいませ。

          

2011.12.21.

★手芸復活・その3★

前回の続き、今回はカントリードールのニーナちゃんです。こちらは、ホビーラ・ホビーレさんの人気シリーズで、ニーナの他にアンナ、エマ、それから男の子でルイくんというキャラがあって、本体はそんなに変わりませんけど、髪の毛の色やスタイル、顔立ちがそれぞれ違っています。

ニーナちゃんの設定は9才のパリジェンヌだそうで、そのイメージに合わせていろいろな着せ替えキットが出ているんですが、今回作ったのはちょうどクリスマスということでタイムリーなサンタ服。

赤いフエルトの帽子とお洋服、黒いフエルトのブーツ、白いフエルトのプレゼント袋、それに、なぜか細いモールを曲げて作るクマさんが付いています。ふつー、サンタ服とプレゼント袋まででセットとしては完結してるように思うので、どうもこのクマさんだけが妙な取り合わせという感じがしますけど、ニーナちゃんに持たせておくとアクセサリ的にそれなり可愛いから、まあいいでしょう。↓の写真の茶色いのがそれで、本当はこれに黒モールの目鼻を貼り付けて完成。でも、どーもそれ付けると可愛くなくなりそうで、それならいっそ何も付けない方がいいかなという気もして、まだ付けていません。

あと、プレゼント袋には、チェックのリボンが付いてますが、これ本当はブーツの方に付けるリボンで、ブーツに付けてるリボンがこっちに使う方だったらしい。つまり、逆に使っちゃったんです。ブーツに付けたのはもっと濃い赤と黒のチェックリボンなんですけど、私としては間違って付けた方が色バランスは良かったような気がする。だって、黒のブーツなんだから、黒赤チェックの方がマッチするような気がしませんか? それで私、疑いもせずに使って、後から間違ったと気づいたくらいなんです。まあ、自分が気に入ってるなら、それはそれでいいかと。

ところで、このキットでは黒のタイツもセットになってまして、実は一番苦労したのがそれだったんです。全身の写真を見て頂くと分かるように、足に黒いのはいてるでしょう? お人形の靴下だしスカートの下に入っちゃうんだから、筒状の長い靴下を2本作って両足それぞれにはかせとけば簡単なのに、これは人間がはくのと全く同じ造りの"タイツ"なんです。素材も本格的で、40デニールくらいの厚みかな?

なんで苦労したかというと、問題はヒップ部分の構造。型紙通りに布を切ったのはいいけど、図解を見てもどこをどう縫い合わせたらあの"タイツ"の形になるのかがなかなか理解できなかったのよ。結局、別の紙を型紙に合わせて切って、それでこーやって、あーやって、ここがこーなって、どーなってと延々シュミレーションしてやっとなんとか理解できた。一回作れば次からはスイスイだと思いますが、図解が理解できなくて悩むことってたまにあるんですよね。

で、↓の写真は制作途中のお洋服と後ろ姿です。お洋服の方はフエルトの本体にふわふわのファーと波型テープを縫い付けて、ウエスト部分には黒いフエルトのベルトが付きます(ベルトには、金のバックルまで付いている)。ミシンで縫ってもいいけど、なにしろ私は前にも書いたようにただひたすら、ちくちくちくちく細かく縫うのが好きという習性があるので全て手縫いしました。それもバックステッチの要領できっちり"返し縫い"したので、針目はまるでミシンで縫ったよーにキレイな状態。これは前回お見せしたウサギもそうで、ホビーラ・ホビーレさんのキットでは"ミシン推奨、手縫いなら細かい返し縫い"と指定してあるので、よーし、やったろーじゃんと思って頑張ったんです。こうなると殆ど人間ミシン状態ですから、細かい作業がキライな方がやったら気が狂うかもしれません♪ でも、私は"手作り"と言う限り、できるだけミシン使わずに作りたいヒトなのよね。

     

さて、このニーナちゃんの本体、買ったのは確か2年ほど前のことでした。キットではドールの身体だけは完成品が付いてるんですが、あとは髪の毛用の毛糸と下着になるキャミソール用の布地、それと顔用の刺繍糸がセットになってるので、顔とか髪とか服は作らなければなりません。それで、なかなか手をつけられなくて、完成が今になっちゃったんですね。

以前作ったカントリードールのアンちゃんの髪の毛は、人形によく使われている化繊のドールヘアというものだったので、まとまりにくくて非常に苦労しましたけど、こちらみたいに毛糸だとけっこうまとまりやすい。それで、今回はわりと楽に作り上げることができました。↓の写真、なかなかキレイに出来てるでしょ? 特に、後ろから見ると毛糸を縫い付けたラインがキレイに通っていて、櫛で両側に分けた感じが出ていると思います。

目は苦手なサテン・ステッチなんで、実は左右の大きさがビミョーに違っているものの、まあ、お顔全体としては見本に限りなく近い状態になったので満足してます。前髪の長さは絶妙というか、ちょうどいいラインで揃ってるしね。あと、キャミソールはパンツとお揃いのセットになってまして、こちらも先ほどのタイツ同様、人間が着るのと同じ構造になってます。パンツのスソには、レースも付いてるんですよ♪

とゆーことで、長いこと、顔なしのキットのままほったらかされてたから、見るたび"早く作ってあげなくちゃ〜"と思ってたんですが、とにかく完成できて良かったです。しかも、タイムリーなサンタ服のキットも手に入ったし。これ、あるかなあと思ってお店に見に行ったら、最初はキットを置いてあるとこになかったので諦めて他のものだけ買って帰ろうとしたんです。でも、ふと見るとレジの上の棚のところに見本が飾ってあった。それで、取り寄せきくかなと思って尋ねてみると、別の場所にまだあったようでめでたくゲット♪でも、しばらくして次に行った時は見本も見当たらなくなってたから、どうやら売り切れちゃったらしい。クリスマスものって季節モノだから数作らないのか、さっさと手に入れておかないと人気あるのはすぐ無くなっちゃうみたいですね。前回お見せしたウサギやオーナメント、それに三角ツリーのキットとかも、11月中に無くなってたもんなあ...。

ニーナちゃんは、ご覧の通り、着せ替え人形なので、そのうちまた別の衣装で登場すると思います。シリーズのアンナちゃんとかエマちゃんも、そのうち作るつもりです。

   

★最近買った雑貨・その19★

今回は、目覚まし時計。2005年に"よもやまばなし・第7回"の中で、うちに18年ほどいる目覚ましくんが登場していたと思いますが、このコは今もって健在で遅れもせずに時間を刻んでいます。本年8月で齢24才。驚異的長もちですよね。プチプライスの量産品でもこのモチとは、SEIKOって凄いなあ♪

ただ、ここんとこ目覚まし機能がうまく働かなくなってきたようで、目覚ましをセットしようとすると秒針が動かなくなっちゃう。それで、別のアラーム付きのやつを使ってたんですけど、それはアラーム付きとはいえ、どちらかというと目覚ましと言うより置時計だからけっこう大きい。そこで、それなりの大きさの目覚まし時計をひとつ欲しいと思ってたんです。でも、あちこち見てもなかなか好みのものが見つからない。1年くらい探した結果、やっとありました。私のイメージにぴったりなのが♪ 

↓の写真をご覧頂けば分かるように、よーするに私は今まで使ってるやつと似たのが欲しかったらしいのよね。お! これは! と思ったのが向かって左に写ってるヤツで、右がこれまで使ってたやつです。色はちょっと違うけど、アンティーク系で昔ながらの目ざましのデザイン。これこれ♪ こーゆーのを探して彷徨っていたのだよ。

でも、見た目は似てるものの、前のと比べると一回りほど小さくて、秒針の動き方も全然違うんです。前のは一秒ごとに動くタイプで、新しいのは秒ごとに区切って動くんじゃなく、スムースにぐるーっと回る感じ。その結果、秒針の音がしない! 最近の時計はこういうの多いのかもしれませんけど、うちではけっこういろいろ置時計あるのに初めてです。動かしてみて、ますます気に入りました。とは言え、これまで使ってたコも、もちろん今まで通り動かしておきます。目覚まし機能を使わない限り、遅れもせずに正常に動いてるし、やっぱり長年側に置いてるものですからね。

新しいやつは近場の"ダブルディ"というお店で見つけたんですが、これの他にベル部分が1個てっぺんに乗っかってるタイプで白とブルーのがあって、それもけっこう気に入ったので、そのうち買っちゃうかもしれません。ああ、でも極力モノを増やさないと誓ったんだった。どうしよう、どうしよう...。

     

★ミニ画像★

ページトップのコメントの横に付けてるミニ画像。これまで使ってたのはグレアム(前のパソ)にオマケで付いてたホームページビルダーの体験版みたいのに入ってたやつでしたが、この11月以降に使ってるのは、更に古くてウィリアム(グレの前のパソ)に付いてた"らくらく写真館"というソフトに入ってたものなんです。

ビルダーのを使い始めて長いので、さすがに目新しいのが無くなってきて、何か素材探さなきゃなーと思ってた矢先、"マイコンピュータ"内のフォルダをあれこれ見てたら、なんとなく見つかった画像がなかなかカワイイ。そこで、コピーしてきて使うことにしました。今、トップページを賑やかに飾ってるのも、その中の画像で、けっこう数あるので、これからぼちぼち出て来ると思います。

では、皆さま、楽しいクリスマスをお過ごしくださいませ。

 

     

2011.12.15.

クリスマスまで、あと少し。

うちにも、サンタクロースは来るだろうか???

★手芸復活・その2★

クリスマス近しということで、最近作った手芸作品でムードを盛り上げてみたいと思います。まずは、のーくんウザキシリーズから。

ウサギの"のーくん"は、ベルメゾンのマンスリークラブで数年に渡ってタペストリー、ウォールポケット、ポーチなど5シリーズが展開されたほどの人気者だったんですが、こちらはそのうちのひとつで"きめこみ歳時記"。どのシリーズも12カ月それぞれ季節のテーマが描かれているので、12作品揃ってやっと1シリーズ完成します。私は5シリーズ全て買ってあるから合計60キットが手元にあるわけですが、作り上げたのはせいぜい20キットくらいで、まだ40は手をつけていないのがあるんだな。ああ、大変だ〜♪

この"きめこみ"シリーズなんて、前に作ったのは2008年夏のことでテーマは"七夕"でした。以来、作ろう作ろうと思いながらも手をつけられなくて、2年半経って今回やっと作り上げた2キットめが"クリスマス"。全部仕上がるのは、いつになることやら、ですけど、ともあれこちら、にぎやかな絵柄でクリスマスな雰囲気がバッチリ出ててぐーではないでしょうか。描かれているのは定番のサンタと、のーくん、ミニ雪だるまの他に、リースやツリー、靴下にプレゼント、のーくんにツキモノのリンゴなど。リースやツリーに付いてる小さな星型のアイテムはビーズです。ランプの近くなどに飾っておくと、このビーズがキラキラしてキレイなんですよ。

↓下の写真は制作途中の状態で、このような平たいウレタン板に布を張りこんで作ってゆくんですね。ぷっくり膨らんでる部分には、下にスポンジやキルト芯が入っています。けっこう作業が細かいので仕上がるまでにはかなりテマがかかるものの、それだけに出来上がった時の達成感は大きいです。("きめこみ"の作り方については2008年に"七夕"を紹介した時に詳しく書いてますので、そちらをご参照下さい。)

では続いて、先日の三角ツリーのシリーズです。前に書いたように、コレ→→が、ホビーラホビーレさんで最初に目を止めたウサギなのでした。ベルベット素材にビーズが沢山付いていたりして、上質で高級感のある仕上がりです。キットは3000円ほどですが、完成品には1万円というプライスが付いてました。手芸店に置いてあったら"キット見本"と思われちゃうけど、それなりの店に商品として置いてあれば1万円でも買ってく人がけっこういそうかなとは思いますね。

抱えているのは白のフエルトに金糸で刺繍したハートで、ウサギ本体のシックな色味に対して、キラキラしてるハートがいいバランスです。このハートに使ってる金糸が"扱いにくい!!"と言ってたヤツ。目の部分も芸が細かくて、写真では分かりませんが、ここは黒と銀糸を合わせて刺繍してあるので、マツゲに銀が混じっててキラキラキラ。この銀糸は、なぜかわりと金糸より扱いやすかった気がします。

目というのは出来上がりの表情にとても影響するので、うまく刺繍できるかどうか心配でしたけど、まあまあ見本通りに出来たかなって感じ。鼻や口の部分も同じく刺繍で、ただ、鼻の下が見本よか少し長くなっちゃったようなので、そのぶん"おしゃまウサギ"な表情になったかもしれません。でも、それはそれでなかなかカワイイ。実際、どんな顔に仕上がるかは、完成してみなければ分からないのも手作りの楽しい(恐い?)ところでしょう。

そして、このシリーズ、もうひとつは、ウサギが抱えているハートと同じ色味、っつーことは、あの恐怖の金糸を大量に使ったオーナメントです。キットは3つまとめて買っちゃったので金糸がそんなに扱いにくいとは知らず、ウサギ作ってる時に、まさかオーナメントって全部この糸使ってるのか? と絶望的な気分にもなりましたが、なんとかこのように見事に仕上がりました。キレイでしょ〜♪ 金糸の他に金のコードやピンク系のスパンコール、ビーズもいっぱい付いてて、それと明るい紫のリボンがいいバランスですよね。

最終的には↑のように金のリボンに縫い付けて、縦に飾るのが完成品です。写真には写ってませんが、一番下には大きめの金のベルが付きます。ただ、コレってバラで大量に作って、ヒモ付けてツリーに吊ってもいい感じですよね? フエルトの色も赤や緑とかもあっていいかも。

ホビーラ・ホビーレさんは、大阪では現在のエントに移動するまでヒルトンプラザにずっとあって、他に梅田の阪急百貨店内にもあります。ヒルトン(現在はエント)の方がゆったりしていたので私はそちらの方が好きだったんですが、残念ながらこちらは1月で閉店なんですって。まあ、梅田のそう離れていない位置に2軒も支店必要ないってことなのかもしれないですけど、阪急百貨店の手芸コーナー自体も昔の半分以下に縮小されてるし、十年ほど前に比べると手芸ブームがすっかり下火になっちゃってるってことなのかな? ベルメゾンも今は一時期ほど手作りキットに力入れてなくて、手芸用品の専門店ユザワヤの神戸店も大幅に規模縮小しちゃってますもんね。

ところで、今トップページに出ているサンタ服のカントリー・ドールもホビーラ・ホビーレさんの人気シリーズ"ニーナちゃん"です。でも、長くなっちゃったので、ニーナちゃんが完成するまでのお話は次回ということでヨロシク♪ 

     

2011.12.13.

★Lisa & Gaspard★

この冬の年末商戦、阪急百貨店は"リサ&ガスパール"で顧客アピールを狙っているようです。梅田店では床に大きなイラストが描かれていたり、ショーウィンドウもそれをテーマに飾られていたり。

もともと私もけっこう好きで、le sucreうさたちに出会う前は、こちらの巨大ぬいをペアで欲しいなあと思ったりしてたんです。ところが、そうこうするうちにウサたちに出会い、大量の侵略軍に占拠されてしまった今となっては非常に難しい状況となってしまいました。しかし、改めて目の前に出て来るとやっぱりいいなあと思う。

"le sucre"うさたちにはフレンチ・テイストが漂っていることにお気づきの方もあると思いますが、リサとガスパールのこの楕円形のお鼻。これってウサたちとそっくりなんですね。それで、うさたちの作者である戸崎尚美さんも大きく影響を受けてらっしゃるのではないかという気がするものの、だからと言って"まねっこ"みたいなレベルで終わっているわけではないので、フレンチっぽい中にも和のテイストを感じさせるデザインは既に独自の境地を確立しているとも思います。

ところで、リサとガスパールは犬のわりに、どー考えても耳がちょい縦に長くありませんか? 私は昔、これはウサギだと疑いもなく信じ込んでいたことがあるくらいで、今見ても、う〜ん、やっぱり犬なんだよなあ、でもウサギでも通りそうだよなあ、と思うことしきり。初期の頃の絵は、もっとはっきり犬と分かる感じだったみたいなのに、後に全体がふっくらしてきたこともあり、"ウサギ"な雰囲気が増して来たのかもしれません。ちなみに"le sucre"ウサとの最大の違いは足で、リサたちはまっすぐなのに対し、ウサたちはウサギ特有の"O脚"なんですよ(※ただし、"ぬい"は比較的まっすぐな足のコと原作に忠実にO脚のコがいて、どちらかと言えば真っ直ぐな足のコの方が多い)。最初私は、ウサたちの足の形がなんでこうなのか分かってなかったんですが、ウサギを抱っこした時、足が下にだらんと垂れると腰から下の部分がちょうど"O脚"的曲線を描くことになる。生きたウサギは胴が足首あたりまであるので目立たないですけど(ピーターラビット参照)、le sucreウサたちは人型なので足の輪郭だけが残って"O脚"になってるんだね。そうと気がついた時には、おお! と感動しました。実際、あれは"ウサギ"というものをよく観察して描かれているようで、全くよく出来たデザインだと思います。どっちにしても可愛いことに変わりはありませんが、そういうわけで足がまっすぐなリサとガスパールは、やっぱり犬ということなんでしょう。

で、阪急梅田店では原画展も開かれていて、偶然、会期中に側を通りかかったもんですから入ってみました。そこで驚いたのは、原画が油彩だったことです。これは私、もう全く知らなくて、こういう絵だし、ポピュラーな雰囲気だから、まさか油彩だったとは思ってもみていませんでした。印刷されたものにも独特のタッチが感じられるけど、やはり原画、しかもそれが油彩となると深みとか厚みが違って、う〜ん、いいなあ、とつくづく見入ってしまった。なにしろ、会場では5点ほどのみですがプライス付いてて、私は思わず買いそうになっちゃったくらいです。しかし! そのプライスとゆーのがですね、40〜50万とゆー、ヒトケタまからんか、みたいな? 0ひとつとってくれたら〜っっっ、な、お値段だったので、断念せざるをえなかったのっ! 実際、私は絵を買いたいなどと思ったのは、殆ど初めてだったんじゃないかな。特に"マジカル・シアター"というタイトルの絵が気に入って、しばらくその前を離れられないほどだったんです。ほんっとーに、欲しかったっ!

まあ、絵としては絶対に買えないほどの値段じゃないんですけどねえ...。しかし、即断できるお値段でもなくて、もっといろいろ研究して、そのうちいつかは1枚買うぞ、と誓って帰って来たのでした。で、その"マジカル・シアター"という絵、構図は少し違うんですが、似た色味の作品をジグソーパズルにしたものを会場で販売していたので、せめてもの慰めに買ってきたんです。それが↑の写真、向かって左に写ってるやつ。暗めのオレンジの背景に、リサとガスパールが舞台に立ってる様子です。300ピースのパズルだから、これから作らなきゃなりませんけど、まあ、それはそれで楽しいかも。あと、右の方のは「 Gaspard et Lisa au Japon (ガスパールとリサ、日本にて)」って絵本で、こちら日本語版も出ていますけど、オシャレなのでフランス語版の方を買ってきました。この二つの真ん中に写ってる小さいのはピン・バッジ。これは梅田の原画展会場では売り切れちゃったのか見当たらなくて、後に近場の阪急で僅かに残ってるのを見つけてゲットしたものです。

そして、こちら→の写真はポストカード。会場では何種類も販売されてましたが、特に油彩の雰囲気がよく出た3枚を選んでみました。そのうち、フォトフレームに入れて飾ろうと思ってます。

原画展会場には絵本が沢山置いてあって、自由に見れるテーブルもありました。それでいろいろと見て来たんですけど、笑っちゃったのはガスパールが犬を飼うってお話があるんだよね。おいおいおい! 犬が犬飼っていーのか?!?!?! しかもこれは"犬どうし"じゃなくて、まるで人間が犬を飼うというシチュエーションで描かれてるんですもん。しかし、それを言うなら、リサとガスパールは二人して(二匹して?)、人間の学校に通ってる〜っっっ!!! なぜだ、なぜなんだっ?!?!?!

ファンの方には周知の事実かもしれないけど、私は知らなかったんです。すると、よーするにコイツら擬人化された"犬"なのか??? そこにもしかして何か哲学的な意図が? ...いやまあ、ないと思いますが、ってゆーか、これが英国モノだったら勘ぐったかもしれないけど、フレンチだしなあ、まさかそこまでは...。何はともあれ、私にはそのへんが思い切りウケたって話です。他に、二人(なのか?)が一生懸命に風船を膨らませようとしてるとこなんて、その表情がめちゃくちゃ可愛かったりとか、ガスパールのちょっとナマイキそうな表情とか見て、これまで以上にファンになっちゃいましたね。

とゆーわけで、デカいのは無理だけど、そのうち小さめのぬい、買っちゃうかもしれません。原画も買うぞ! ("いつかは"だけどね...)

     

★値下がり待ち★

液晶テレビを買おうと思ってて、大きさどうするか悩んでるというような話を以前してましたが、あれから後、この9月にSHARPから"フリースタイル"というタイプのが出ていることを知りました。なんでも、チューナーが分離してるので20型くらいのだったら壁に掛けることができるくらい軽くて薄いとか、どこにでも置けるとか。私はDVDやブルーレイ見るのに欲しいだけだから、そもそもチューナーいらないし、軽いに越したことないよなとも思うので、今はコレを狙ってるんです。

そこで、ご存知の方も多いと思いますけど、お役立ちなのが"価格.com"。目的の商品をネット通販で扱っている店、どこが一番安いかを随時比較、速報してくれるサイトです。私は今、"フリースタイル32型(白)"ってのを狙ってるんでチェック入れてて、見てるとホント、毎日のように価格動いてますね。なにしろ、この9月に出たばかりのものだから、まだまだ高い。高いということは底値が遠いということで、従って安値合戦もしやすいらしく、下がること下がること。見始めた頃は62000円くらいだったものが、ひと月ほどの間に55000円台ですもん。今、SONYの従来品(2011年春頃発売のもの)の32型が最安39000円になってるので、SHARPの新型も最終的な底値は4万前後まで行くかもしれないなあと思いつつ、この際、せめて45000円前後まで落ちるの待ってみようかなと。言う間にも7000円も落ちてるんだから、今から1万円くらい落ちるのに、そんなに時間はかからないような気もするし。

面白いのは、このくらいの値段だとAmazon.まで安値合戦に参加してることで、だいたい何でもAmazon.って高い! という印象があるんですが、こちらの場合は最安値突っ走ってて、57000円台から55000円台に一気に下がった時もAmazon.がほぼ最安出してました。さすがにそれはすぐに売り切れちゃったみたいで、早々にリストから姿を消してましたけどね。

まあ、何買うにしても今や情報を集めて最安値を確かめてからにしなきゃ、という時代だから、販売店さんも大変だよね。ちなみに、フリースタイル20型の場合、近所のJuscoでは84800円なのに、ネット通販の最安値は現在39000円ほどだったりするのであった。ここまで違うと、やっぱりなあ...。

    

★The ultimate kingdom * supplementary episode 2 -告白- 後編・第24回★

Prologueへはこちらから/各章へはこちらから

・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。メインストーリーの小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

-26-

内容はAyapoo連載後、独立したページに移動しました。第26章はこちらです。なお、独立バージョン各章へはトップページこちらにリンクがあります。小説のみ続けて読みたい方は、そちらをご利用下さい。

            

2011.12.3.

いよいよ12月。

巷は、クリスマスムード全開だ♪

★ブログ★

ふと気づけば、既に12月。もっと早く更新しなければ〜っ、というプレッシャーだけはかかってるんですが、なにしろこの時期、年末進行に入ってまして思うにまかせません。"年末進行"ったってギョーカイのヒトではないんで別に締切りがどーのこーのというのじゃないんですけど、11月からこっち、私には家の中の細かいところをあっちこっち大掃除しなきゃという仕事がある。ふだんしてないところを徹底的にやるので、とても大晦日一日じゃ済まないんだもん。それに加えて、ときならぬ手芸熱に取りつかれ、せっせせっせとたまりにたまっていたキットを作り上げることに時間取られてるもんだから、なかなかサイトの方に手がゆかないんです。申し訳ありませんが、そのうち調子が戻ると思いますので、ぼちぼちつきあってやって下さいませ。

んで、以前から"英文ブログをやりたい"と思ってはいたんですけど、ブログなんてものが世の中に現れる遥か以前からHPやってたから、自分的にはブログを作る必然性が全くなくて、結果としてそっち方面には全然疎かったんだな。HPと同じで、どっかの無料サービスに登録してアカウントもらえば作れるんだ、くらいにしか知らなかったのだ。それで、ま〜そのうちね〜、みたいなまんま何年もきてた。しかし、ここで一念発起して来年はとにかくいろいろと頑張ろう! という気持ちになってるもんで、英文ブログを作る! というのにも本気で取り組む気になったわけです。

ただ、目的が"英文"なんで、できるだけ日本のじゃなくて、英語圏のブログサービスを使った方が何かと便利かも、と思い、探すんだけどなかなか適当なとこがない。そのうち、ブログも自分ちのドメイン内に設置できるということを思い出し、調べてたらうちのサーバーがWordPressに対応してるということが分かった。WorsPressそのものはCGIだかPHPだかのパッケージをダウンロードしてサーバーに設置すりゃ動くはずなんだが、何MBもの大きなデータをアップロードするのはめんどくさいので、サーバーにさせようと思ったら、最初、"やります"とか言ってたくせに、"最新のサーバーでないとWordPressの最新バージョンを設置できないから、サーバーそのものを変えさせてくれ"ときた。つまり、私のこの巨大なサイトをだな、まるごと引っ越しさせるから、全データをアップロードし直してくれとゆーんだな。そこで、私は怒った。以前、メールのフィルタリングサービスを申し込んだ時も同じこと言われてめんどくさいので断念してたから、今度こそ、"おまえ、いーかげんにしろよ"状態だったのよ。"できます!"と自信を持って宣伝して客集めてるんだから、そのくらいどのサーバーでも出来るよーにしとけよって思うよね? 思うよね? しかも、うちのサーバーは先日、古いのから新しいのに変えるとかなんとか言ってメンテナンスしたばっかりで、その時もサイト閲覧止まって、挙句の果てにデータ飛んで、大騒ぎだったのよ。ココのサーバーっておおむね問題なく動くという点では信頼置けるんだけど、何か新しいことをやろうとすると、技術的に全くアテにならないとゆー、まあ、どこでもそんなもんなんでしょうけど、全く使えないサポートだぜ。

ともあれ、そんなこんなで怒った私は、例によって、もーいーわよ、自分でなんとかするわっ! と思い、WordPress以外でサーバーにアップロードできるCGIを探した。確かに他にもあったが、そもそもブログのCGIってのは容量がデカいのでダウンロードとアップロードがいちいちめんどくさいんだな。何が悲しくて、20MBものデータをダイヤルアップでアップロードしなきゃならんのだ! と、ぶつぶつ言いながらあちこち探してたら、な〜んと、世の中にはCGI使わないでブログ作れるシステムがちゃんとあるんじゃないか〜っっっ!! 

うちはアクセス解析にCGI使ってるから、それアップロードした時にちょこっと勉強したんですが、とにかくめんどいのよ、CGIは。perlパスがどーとか、そのバージョンがどーとか、アスキーがどーとか。その時は解析プログラムがシェアウエアだったので、配布元が懇切丁寧にアップロードの仕方を解説してくれてたから難なくできたけど、それなかったら素人には何がなんだかな世界だったよね。で、もーそんなめんどくさいもんは使いたくないと思ったんで、CGIの代わりにJavaを使って、しかも、HP同様にローカルで作成できるThingamablogというヤツをダウンロードすることに決めた。これも11MBという、ダイヤルアップだとダウンロードに40分もかかるもんだったが、めげずに落とした。こうなったら、こっちも意地だ。

これをインストールしてみるとなかなかうまく動作して、最初のうちはどこをどーやったら何が動くのか分かんなくて悩んで夜明かししてしまったが、翌日には大体把握してカスタマイズまでできるようになったのだった。根本的にHTMLとCSSが読めればカスタマイズできるよーなもんだったので、一旦そのへんが分かれば自由自在だぞ♪しかも、Javaの方がperlよりまだいくらかでも理解できるだけましというものだ。ま、そんなわけで、とりあえずコレを使ってテストしてみよーというところまで持ってきたので、サーバー上でもうまく動くようだったら、近々、英文ブログが登場するかと思います。ついでに、Ayapooのミニ更新みたいなものも作ろうかと思ってるので、出来たらまたご報告しましょう。Ayapooそのものをブログに変えるってのは、テキストの多さから言って問題あるし(それって、どんなブログだよ?)、やっぱりココは昔ながらのHPスタイルにしておきたいですからね。ただ、どうしてもテキストが多くなるので書くのに時間かかって、"ちょい更新"みたいのが出来ないんで、ブログだと写真とコメントとか、そういうのできるし。

とゆーことで、そのうちブログ版が登場する...、かもしれません。(問題は、サーバーにうまく乗るかどうかなのだが...)

 

★手芸復活★

クリスマスも近づき、巷ではツリーのディプレイなんかもあちこちに登場している今日このごろ。

私は時々、ハービスにあるホビーラホビーレという手芸専門店を覗くんですが、こちらには時々すっごく素敵な作品のキットがあったりするんですね。で、クリスマスも近しということで、10月頃からオーナメントのキットが沢山出ていた。その中に、この時期には珍しく紫系の布を使った上品でオシャレなシリーズがあったんです。

最初、例によってそのシリーズのウサギに目を止め、お、これは作りたいぞ、と思ってキット置いてあるとこを見たら、他にもいいのがいろいろある。その時は、"クリスマスまでに作れるかなあ"と思いながらも、どれもあまりに色味がキレイなのでついつい3キットも買ってしまった。これが、手芸熱再燃のきっかけになっちゃったんですね。

私は刺繍などの平面的なものより、画像の作品のような立体感のあるアイテムものが非常に好きで、しかも、とにかく、ちくちくちくちく縫い続けることに異常な情熱を燃やすらしいんだな。つまり、例えばパッチワークなどで最初に布をつなげる時、細かく切ってあるやつを、ただひたすら縫い合わせるという作業が必要になるわけなんですけど、この部分が異常に好きなわけ。1mmくらいの針目で、ただ縫い合わせるというだけのことなんで、思いっきり単純作業だから、ふつー、一番くじけるとこじゃないかと思うのに、なぜか私はこれが一番好き。細かく細かく、喜々として芸術的なまでに正確な1mmほどの針目をミシンのよーに縫い続けるとゆーのは、自分でもどーゆー習性だよ? と思ったりしますが、好きなもんは好きなんで仕方ない。しかし、細かく縫うっていうとクロスステッチとかもそうなのに、これはあまり好きくない。たぶん、出来上がるものが平面的で、最終的な仕上がりが先に見えてしまうからじゃないかと思う。それでクロスステッチに限ってはあまり興味持てないんでしょうね。刺繍でも、他のステッチをいろいろ使ってあるとやってみようという気になるんですけど。

ともあれ、写真のような作品は、例えば大量の△を作るのにちくちくちくちく縫い続けることができるから非常に好きなタイプで、しかも、出来上がりの立体感も私の好みに合う。で、情熱に任せて縫いまくってたら、出来上がってしまった。ただ、問題だったのはツリーの鉢部分になってるとこで、ここには"Joueux Noel" と刺繍で入ってるんですが、これ紫と金の刺繍糸を会わせて縫わなきゃならなくて、この金の刺繍糸が扱いにくいのなんの。出来上がりは紫だけより遥かにキレイなんですけど、もー二度とこの糸だけは使いたくないぞと思うほど、切れるわ割れるわで、しかも針穴に通らないのよね。私、いつもは糸通しなんて使わなくても難なく通してしまえるのに、この糸だけは糸通し無かったら全滅だったなとゆーくらい扱いにくかった。

しかしまあ、そのような困難を超えつつも、このようにクリスマスまでに出来上がったのでありました。これを皮切りに、一緒に買ってきたキットを次々と作り上げ、挙句に、確か昨年買ってながら手をつけてなかった春っぽい色味のウサギ2匹を作り、更にもう二年くらい前に買ってたのにほったらかされてたカントリードールのキットも作り上げ、それに着せるサンタ服のキットまで新しく買ってきて作って、クリスマス仕様にしてしまったのよ。この間、僅か1カ月。つまり、一カ月で6キットも作ってしまったのだ。ノリって恐いよね。おまけにその間にも、キルティングまで済んでながら仕上げることができずに放置されていたタペストリーを、作り始めてから実に3年ぶりに完成させたりもしていたのよ。

そして、そのノリは多少下火になりつつもまだ続いてて、今度は何年も山積みになったままだったベルメゾンのキットの山を片づけるのに突入し、既に2キットを作り上げつつあるのであった。まあ、ここ何年もこういうの作るの止まってたから、一旦再開すると私の習性から言ってしばらくは続くでしょうね。丸4年ぶりくらいにノリにノってるから。写真のシリーズは、この後、最初に見つけて作ろうと思ったウサギ、白のフエルトに金で刺繍した壁掛けオーナメントと続けて作ったので、おいおいにお見せしたいと思ってます。さすがに金糸を扱うのに慣れてきてたのか、壁掛けオーナメント作った時は最初より少しましになってましたけど、それにしても扱いにくい糸だ。

   

★The Grand Cafe★

以前、ここでご紹介した梅田のヒルトンプラザにある"The Grand Cafe"。前に行った時は昼時を過ぎていたので気づかなかったんですけど、こちらには午後2時までのランチ・メニューがあったのよね。先日行った時、ちょうどランチ時だったので寄ってみたら看板が出ていて、私の気に入ってるパストラミビーフ・サンドもメニューの中にあったから喜んで入ったみた。

ランチは3種類あって、どれにも飲み物とミニ・デザートがつくようですが、Aがお好みのサンド(6〜7種類から選べる)+サラダで確か950円。Bがサンド+サラダ+スープで1050円。Cがサンド+スペシャルサラダ(3種類から選べる)で1200円。どれも立地のわりに良心的なお値段だと思います。これに、+250円でクリームブリュレ、+500円でケーキを付けることもできるし(2011/11月現在)、飲み物に紅茶を選べば、たっぷりポットサービスしてくれるのも嬉しい♪

AとBに付くサラダは"本日のデリ"とか言って選べませんけど、Cに付くスペシャルの方は量も多めで、しかも選べる。それで、エビとカボチャのサラダってのを頼んだら、これがとても美味しかったのだな。前に、ランチ時以外でサンド頼んだ時はシーフードサラダが付いてて、それも美味しかったけど、こっちも良かった。とにかく"海老好き"なんで、いろいろ並んでても"エビ"と書いてあるだけでそれ選んでしまうんだが、ズワイガニ使ってあるやつとかもあって、そのうちそれも頼んでみたいと思う。で、この3種類のサラダをメインにして大量に食べさせてくれるランチセットもあって、それも1000円〜1200円くらいでしたね。そっちも美味しそ〜♪

で、2度めにランチしに行った時はBセット+クリームブリュレを頼んだのでスープ付いて来て、これもきっちりいいお味が出ていた。ふつー、ランチセットのスープなんて"付いてるだけ"みたいのが多いから改めて思ったんですけど、こちらはとにかく味がしっかりしてるなあと。それでふと気付いたのは、もしかしてこちら、ホテル系の営業では? ということで、そう思って見てるとマネージャークラスの対応が、カフェにしてはかなり一流ホテル系っぽい。なにしろ私、80年代からホテル・フリークで(ヘンな意味ではないぞ)、当時はヒルトンばかりか神戸のオークラもよく行ってたし、その他にもあちこち見てるから、一般のサービスとホテル系のサービスが違うことくらいは知ってる。昨今はホテルでも80年代ほどきっちりしたサービスのできてるとこってあんまりないけど、ヒルトンプラザには、現在のイーストに以前ホテル系のカフェがあって、今なくなってるから、それがこっちに越してきてるのかなと思ったりしたのよね。これはあくまで想像ですけれどもさ。ともかく、それくらいこちらは対応もお味もしっかりしてるという印象を受けたってことです。おまけに、ここの店名"The Grand Cafe"には "The Hilton Plaza Hall"とくっついてるだけあって、コンサートホールくらい天井が高い上、景色も最高。ランチにはまさしくもってこい! すっかり気に入っちゃって、10月以来、既に3回も行ってるもんね。

梅田って、お店は多いのに気持ちよく過ごせるカフェってわりと希少価値なんで、皆さまもお近くに行かれたら一度試してご覧になってみて下さい。場所はヒルトンプラザ・ウエストの方で、ケーキやパフェも美味しそーなの、ありますよ♪ 午後のお茶どきは混むようなので、むしろ午前中〜二時頃までのランチ時の方が今のとこ狙い目かもしれません。

          

★The ultimate kingdom * supplementary episode 2 -告白- 後編・第23回★

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・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。メインストーリーの小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

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内容はAyapoo連載後、独立したページに移動しました。第25章はこちらです。なお、独立バージョン各章へはトップページこちらにリンクがあります。小説のみ続けて読みたい方は、そちらをご利用下さい。

                   

  

 

    

2011.11.13.

いよいよ深まりゆく秋。

そろそろコートも準備しなきゃ、ですね♪

★最近買った雑貨・その18★

久しぶりの雑貨ネタは、その17に引き続きティ・ポット。前のはJuscoワゴンセール"信じられない特価品!"のカントリー系でしたが、今回のはFranc Francオリジナル秋の新作、こんなにオシャレなのにお値段はなんと! 1800円(税込)なんですよ〜♪で、マグカップは800円だったのでした。

お色はブルーの他にグリーン、ピンク、アイボリーの全4色ありまして、ポットとマグだけじゃなく、ティ・カップ&ソーサーやジャグ、お皿などもシリーズ展開されています。特徴はちょっと意外な配色で、こちらブルーは持ち手がくすんだ感じのイエロー、グリーンにはベージュ、ピンクにはパープル、アイボリーにはワインと、どれも秋らしい雰囲気の色味がインパクト強くて目に留まっちゃったんです。とりあえずブルーとグリーンを買いましたが、ピンクも欲しいなと悩み中。

普通、そのくらいのお値段だと薄手の陶器になる場合が多くて、実用にしてるとヒビが目立ってくることもあるので、買った時はインテリア用というか、飾っておくだけと思ったんですけど、持って帰ってみてよく見ると、わりと厚手でしっかりしてて、案外に実用品としてもいけそうな感じ。耐久性は使ってみなければ分かりませんが、飾る用と別に買って試してみようかなとも思ってるところです。

私はこういう感じのぽってりした丸みのあるティ・ポットが特に好きなんですけど、それに加えてこれは縦長という珍しい形が凄く気に入ってます。あんまりないですよね、こういうの。

とゆーことで、あったかいお茶が恋しい季節になりました。

★お菓子の国★

9月頃の話になるんですが、Prettyさんのオリジナル・プリント"お菓子の国"シリーズが復刻で再販されました。これは私がPrettyのお洋服にハマる前の年くらいに出たもので、それこそ"伝説の"ってヤツです。これの白のワンピがオークションに出た時なんて10万とかまで競り上がっちゃって、とても手が出る状態じゃなかった。それは出品写真のコーデが凄く良かったこともあったんですけど、とにかく人気で、でもオークションにもめったに出ない、出ても取り合い。おかげで例によって私は、しつこく"欲しいよ〜"と。

実際、本当に欲しかったので、このシリーズのバッグがオークションに出た時には、"いつかお洋服が手に入った時のために"と赤、黒、ピンクの3色を一気落札して大事に保管してたくらいなんです。そこへ再販なったもんだから、当然、狙ってた白とピンクのワンピ&カチューシャを即座にお取り置きしてもらってゲット♪ これでやっと、バッグとフルセットでコレクションできました。う〜、満足だ♪今年はこれと、冬にチェックのコートも再販になったので、あったら欲しいと思ってた赤も手に入れることが出来て嬉しいのであった。

さすがに最近は、お洋服も飽和状態になって、今年は去年の三分の一くらいしか散財しなくて済んでるんですけど、まあ、この先は欲しかったのの再販があったら買う、くらいに落ち着くんじゃないかな。しかし、大量のコレクションの整理が、まだ全くついていない上に、うさ侵略隊が総勢200体で家の中を占拠してるもんだから、もう狭くて狭くて。なんとかしないと、本当に文字通り足の踏み場もないのだ! だから、来年の目標は新しいものは極力買わずに、コレクションをちゃんと収納できる状態にして、すっきりした家の中を目指したいってのが第1ですね。しかし、そんなこと言いつつ、ティ・ポット2つも買ってちゃダメだよね。ダメだ、ダメだよと分かってはいるんだが〜っ♪

    

★Glamorous Gossip再開★

Workshop Review "あやぼー ご推薦・読むべき11人"の中でご紹介していた華不魅さんの"Glamorous Gossip"、私がこのレヴューを書いた2003年当時、既に連載中断されてて、いい作品なのに終わりまで行ってないのが非常に残念で、再開待ってるぞ! と熱望してたんですね。

しかし、そう書きつつも、なにしろ98年頃には中断されてしまい、そこから5年も経った2003年頃と言えば作者が活動そのものを停止してるような状態でしたから、もー絶対ムリだよな、読めないよな、と思いつつも、これまたしつこく時々単行本を出してきては4巻の終わりまで読んで、面白いじゃないか、やっぱり面白いじゃないか〜、なんで続きがないんだよぉ〜っと一人で絶叫していたわけです。ほんと、好きなものについてはしつこいんですね、私。

ところが、とうとう! 2010年の秋頃から再開されているようで、現在、新書館のWebウィングスで続きが読める上! 単行本も絶版になってた4巻までが新装で登場、しかも、第5巻も既に出ている! とゆー、めちゃくちゃ嬉しい状態!!!

いやー、もうまさかの再開ですよ。実際、この作品は密かに完結を待ち焦がれてたファンって私だけじゃなかったと思うので、喜んでるヒト多いみたいです。ただねえ...。

もちろん、これの再開自体は非常に嬉しいんですが、5巻の内容は中断前の1998年に雑誌の方で出ていたもの。つまり、この作品は今から13年以上も前のものだってことです。それが今読んでも面白いのは凄いことなんですけど、問題は、13年前の中断作品を今更引っ張って来なければならない現在の漫画界の状態!! "タブロウ・ゲート"にしてもそうですが、よーするに、こういうことが起こるのは、どーやってもこーやっても、このレベルの新人が出て来ないという現状が、なんとしても実力のある作家さんや人気のあった作品を復刻だろうが再開だろうが、しなきゃ仕方ないという切実な実情を物語ってるよーに、私には思えるわけです。

実は最近私、ほんとーに久しぶりに漫画雑誌(プリンセス)を買ったんですが、それって雑誌そのものじゃなくて、別冊付録の"タブロウ・ゲート設定資料集"っつーの欲しさだったのだな。つまり、私はその別冊付録のためだけに500円払ったわけだ。だから突き詰めて言えば、本の方がオマケだったのよ、私にとっては。で、なんでこーゆー付録が付いたかというと、これまで別誌で連載されていたタブロウ・ゲートを今回プリンセスに移籍して掲載という経緯があったからのようです。なんで、わざわざ移籍させたのか。それはプリンセス本誌を見れば、古来からの漫画ファンには一目瞭然でしょうね。よーするに、言っちゃなんだがもー、移籍させた作品だけが"ハキダメにツル"状態なのだよ。

80年代までの漫画雑誌と言えばだね。例えばLaLa。成田美名子さんの横に森川久美さん、坂田靖子さん、どーかすると和田慎二さんに山岸涼子さん、大島弓子さん、時々竹宮恵子さん、とゆー、今も名実共に実力派の大先生の作品が1冊の中にずらっと並んでいたのだ。これがアタリマエだったの! LaLaだけではない。全ての漫画雑誌が、間違いなくこのレベルだったのだっ!!! つまり、10本載ってたら、ファンであろーとなかろーと、面白く読める作品が8〜9割で、そこに1作くらい新人さんの編集部オススメ作品がくっついてた、くらいの感じなんだな。これが、所謂コミック・ジェネレーションの漫画雑誌!! これでこそ、"漫画ブーム"も成立しえたってことなんだ。

それが今はどーだ! "これって9割方が投稿作品なんじゃないでしょーね?"って言いたくなるような状態で、とにかく絵がプロのレベルに達しているのは"タブロウ・ゲート"だけなんだよお。もお、なんとかしてよ。本の方がオマケって割り切ったってあんまりだよ、これじゃ。"Glamorous Gossip"掲載時の90年代のWINGSで既にこういう傾向はあったが、しかしそれでもCLAMPの"東京バビロン"と件の"Glamorous Gossip"、2本はあったぞ、プロの作品が! それに、他の作品もそれなりのレベルではあったなあ...。

今の"プリンセス"にしても、"これ、もーちょっと絵がなんとかなってたら面白いかもしれないのに"という作品もなくはないんだが、とにかく絵がダメ。プロの作品とゆーものは、名前言われなくても見るだけで、あ、○○先生だ〜と、誰にでも分かる個性があるもんなの。以前も言ったけど、デジタル作画、大いに結構ですよ。新しい表現、どんどん追求して頂きたいです。しかしね、『視覚的オリジナリティ』、これなくしてプロの作品は成立しないのよ。漫画家を目指す皆さん! そこんとこ、どーぞヨロシクね。ね? ね? お願いよ、お願いよ、お願いなのよ〜っっっ(絶叫)!!!

ま、そんなわけで、漫画界も大変だよね、ってことなんですが、つまりはダブロウ・ゲートを持って来なかったら、プリンセスとゆーさすがの老舗雑誌も、存続が危うかったんでは? と、少なくとも私は思ったりしてしまったのであった。

長くなってしまいましたが、そんなわけで待望の再開なった"Glamorous Gossip"、活動停止の原因は作者の体調がすぐれなかったというのも大きいらしくて、今もベストの状態ではないようですが、切実に頑張って頂きたいと思います。もうひとつ、中断されていた"鉄錆廃園"という作品も愛蔵版で復刻されてるそうで、私はこちらは存在そのものを知らなかったんですが、すぐに手に入れて読みたいと思ってます。

で、最近知ったんですけど、作者の華不魅さん、最も影響を受けた漫画家として三原順さんを挙げてらっしゃるんですね。私、ああ、なるほどやっぱりね、とこれには本当に心から納得しました。そう聞くと、この独特の世界観も頷けるというもので、"Glamorous Gossip"のみならず、これからまた新作ビシバシ描いてって頂きたい。ほんともー、今やこのレベルの作家さんは既に希少価値。陰ながら、ご活躍をお祈りしております♪

             

★The ultimate kingdom * supplementary episode 2 -告白- 後編・第22回★

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・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。メインストーリーの小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

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内容はAyapoo連載後、独立したページに移動しました。第24章はこちらです。なお、独立バージョン各章へはトップページこちらにリンクがあります。小説のみ続けて読みたい方は、そちらをご利用下さい。

               

 

   

 

         

2011.10.27.

あったかい食べ物が恋しい季節。

今年の中華は一味違う♪

★いきなり冬?★

今日はわりとまた暖かくなったようなんですが、昨日は、もう冬か? とゆー感じの気候で気温は13℃。思わずコタツをつけてしまいましたけど、こうやって徐々に冬になってゆくんでしょうね。今も、コタツでぬくまりつつ書いてます。

ところで、連載小説、あれ書けるの待ってたらAyapooの更新がなかなかできない状態になっちゃってて、一方ぷーねたの方はどんどんたまってってるんです。仕方がないので、とりあえず今回は小説1回お休みさせてもらって、日常ネタの方を先に出したいと思います。小説は書ければ次回の更新に加えますので、なにとぞよしなに。

さて、そんな気候なので、ここんとこ暖かい食べ物が多くなりつつありまして、今年は粕汁&ミニうどんが我が家のニューメニューとして登場してます。粕汁ってこれまでうちで作ったことなくて、でも先日、秋鮭というのを買ったら、塩してないので焼いて食べてもあんまり美味しくなかった。塩すればいいようなもんですが、しかし、これは粕汁に入れたらいいんじゃないだろうかと思いついて、酒粕を買ってきて大根や人参の千切りなんぞと一緒に煮たら、これがめっぽうウマい。とても気に入ったし、野菜も沢山食べれるしするから、今年の定番にしようかなと思ってるんです。あと、ミニうどんの方は、実はこれまた先日、西友で中華そばを買うつもりでいくつかカゴに放り込んでレジに持ってったら、その中にひとつだけ、きしめんが混じってしまっていた。レジで気がついたものの、今更ヤメますというのもなと思ってそのまま買ってきて食べたら、これまた美味しかったのだな。そこで今度はきしめんに加え、ネギやカマボコも買ってきて、しかも大きな鉢じゃなくてお茶碗くらいの小鉢に入れてみたら、なんかどっかのランチセットに付いてそうなミニうどん状態に。この見た目が凄く可愛いのでこちらも気に入って、その後、何回も作っているのであった。そのうち具にももっと工夫を凝らしてみようと思ってます。

他に暖かい食べ物と言えばラーメンだよね。これまではインスタントに野菜を炒めたのをいっぱい乗っけて食べるというのが定番でしたが、ふと、味覇(ウェイパァー)で作ったスープに中華そばを入れて食べたらもっと美味しいんじゃなかろうかと思ってやってみた。すると、これも美味しかった♪ ので、今年はインスタントは非常食に置いといて、中華そばで作ることにしました。ちなみにウェイパァーとは、ご存じの方も多いとは思いますけど、神戸の廣記商工が作ってる中華スープの元で、スーパーとかでも定番で置いてます。

で、そのきしめんと中華そば、実は私はここ数年、シマダヤというところの中華めんが非常に気に入っており、これまでJuscoで買っていたのに置かなくなったので悲しかった。が、西友にあるのを見つけて、それからはずっとそっちで買ってるんです。スーパーで売ってる何の変哲もない麺のわりに(一袋2人前で100円くらい)、これがなんでか知らんが他のと比べ物にならないくらい美味しいのよ。だけど、このシマダヤさんて中華そばだけじゃなくて、先日たまたま買ってしまったきしめんの方も、めちゃウマ。こういうのもひとそれぞれ好みってあるでしょうけど、少なくとも、私の味覚にはばっちぐーで、もう手放せなくなっている。

ま、そんなこんなで、新しいメニューがちょこちょこ増えそうだというお話なんですが、今年の冬はキッシュにもトライしてみようと思ってるので、うまくできたらまたお料理コーナーに加えましょう。そういえば、カキも出回り始めているから、そろそろグラタンも作りたいですね。

    

★ミニとまと・完成!!★

春先から育てて来たミニトマト、苦節半年でとうとうこのように見事に赤くなったのでありました。まだ1個ですけどね。実は沢山ついているので、次々と赤くなってゆくのではと思われます。ラディッシュは茎が伸び過ぎてちゃんと根が丸くならず、結局、失敗してしまいましたけど、どうやらこちらの方は成功したと言って良いでしょう。

赤くなってるのは、9月頃、丸い実らしきものが小さく出て来ているのを最初に発見したやつだったと思うから、赤くなるまで2カ月くらいかかったんですね。気候とか、個体差とかもあるとはいえ、食べられるようになるまで時間のかかるもんなんだなあ...。やっぱり、農業は偉大だ。

ともあれ、今年は夏の間、暑すぎるかなと思って外に出さず、窓辺においてたから食べられるの今になっちゃいましたが、来年はもっと早くから赤い実が収穫できるように夏も陽に当てて育てたいと思います。写真の実は、このあとイタリアン・サラダに加えて食べる予定なのだ♪

↓の写真は、緑の実がどのようにして赤くなってくかの過程。なかなかキレイでしょう? 緑の期間が長いわりには、黄色からオレンジ、更に赤になるまでは3〜5日くらいで、みるみるうちに赤くなったって感じでした。

    

2011.10.22.

★液晶テレビ★

うちはテレビ置いてないので、これまでDVDとか見るにはパソコンとかポータブル・プレイヤーを使ってたわけですが、ハリポタ全作も手に入ることだし、ここはひとつ大きな画面で見たいなとゆーことで再生用ディスプレイとして液晶テレビを買おうかなと思ってます。以前から考えないでもなかったんですが、購入が現実的になってくると、まず問題は画面の大きさ。1階のリヴィングなら40型以上でも置けると思うんだけど、私が主によくいる2階の部屋は6畳くらいの広さなので、大きくて32型が限度みたいなのだな。でも、これまでもっと小さいプレイヤーで見ててそれほど不満なかったから、そこまで大きくしなくっていいかなー? とかも思って、そうすると19型とか22型で十分じゃないかと思ったり...。

ところで、ここんとこテレビもどんどん安くなっているようで、先日もイオンのお客様感謝デーでSHARPの32型33000円ほどで売ってるのを見た。さすがにそれはすっごい特価だと思いますけど、三宮のヤマダ電機とかでも今週の特別価格とか言って期間限定で22型32000円くらいとか、19型25800円とか、おや? と思うような値段のものが増えてるように見受けられます。あと、あやぼー的にサイズ以外の条件としては、ボディに白のがあるやつというのも絶対ハズせないので、その辺りも含めてネットでもいろいろ検索してみると、SONYのブラビアで32型(白)41700円が今のとこ最安値と出ました。ところが、22型でも最安値は32000円ほどでしょう? 1万円の違いでこんなに大きさ違うんだものなあ、と思うと、やっぱり32型買う方がオトクかなとか、しかし、テレビ見るわけじゃなし、DVDだってたまにしか見ないんだから大きいと普段が場所取りだよなあとか、そのへんの葛藤で只今悩み中なのです。

ま、それにしても、このぶんでゆくと32型画面とブルーレイプレイヤー(レコーダーはいらない)の両方で、SONYで揃えても6万弱で買えそうな雰囲気ですから、一時期に比べて安くなったなあと思います。ちなみに、2年ほど前に私が購入したSONYのポータブルDVDプレイヤー、当時25000円くらいで最安値だったんですが、2年経った今、18800円で出てるのを見ました。う〜ん、これも時とともにますますお安くなっているな。ポータブルについては現在のターゲットはブルーレイも見れるやつなんですが、それももっとどんどん安くなるといいな〜♪

そんなこんなで、先日ハービスにあるSONYのショップを覗いて来たんですが、そこでハリポタのデモを流してまして、立ち止まって思わず見てしまいました。そちらのみならず、いよいよ11/16完結編発売ということで、あっちでもこっちでも盛り上がってデモ流したりしてますね。で、ちょっと見たところでは、おお! やっぱりいいぞって感じで、第1作のテンションのまま最後まで持ってったらしいのが非常に嬉しい。それにメイン・キャラの三人が三人とも途中でキャスト変わらなかったってのも素晴らしいんじゃないでしょうか。そのへんもローリングさんの拘りみたいですが、十年もやってりゃ、主人公はともかく、他の二人は変わっても不思議はないのが世の常なのに、よくそこまで頑張って作り上げたものだなと思います。それに、画面が繊細でキレイですよね。CGとかもいっぱい使っているのに、さすがにベースが英国というか、例えば"タイタニック"とかの純正アメリカ産映画とは全く違う重みみたいなものがあるじゃないですか。ああいう色彩と繊細な画面は、アメリカでは作るの難しいだろうなあと思う。なにはともあれ、発売が楽しみです。

       

★タイタニック・その3★

さて、海底に今も眠る悲劇の豪華客船"タイタニック"ですが、世に沈没した船は無数にあるのに、なぜかこのタイタニックだけは百年経っても人々のロマンを誘うようです。"美麗かつ豪華、そして不沈を謳いながら処女航海で沈没した"とか、"1500人を道連れにした"とか、イメージ的な悲壮感が大きいためにドラマ性が強くて、何度となく様々な形態の物語に仕立てられてきたことも、その大きい理由のひとつでしょう。前に書きましたが、私も子供の頃に柴田昌弘さんの作品で知って以来、折に触れて"今どうなってるんだろうなあ"とは思ったりしてました。最初のうちに"レイズ・ザ・タイタニック"なんて映画を見たせいか、"いつの日か引き揚げられたら見たいものだ"とも思ってたし。

ただ、本モノのタイタニックは現在、あまりにも深いところに沈んでて、しかもバクテリアに浸食されてボロボロになってきてるみたいで、2100年までには完全に崩壊してしまうだろうと言われてるそうですね。水圧の関係もあるし、百年も海水に沈んでりゃ、技術的に可能だったとしても、水上に引き揚げた時点で崩壊しそうだし。でも、"レイズ・ザ・タイタニック"では実際に引き揚げるところまでやってて、巨体が浮上してくるシーンがけっこう感動的でした。これが作られた頃は所在そのものもまだ確認されてなかったようなので、実際には真っ二つに千切れてることも知られてなかったと見えて丸ごと浮上してくるんだけど、これが凄く荘厳な光景。ストーリーも面白かったから、今となっては不可能な話とはいえDVD化を望む声も多いようです。私もDVDあったら、また見たい。

しかし、そういう架空のお話ならともかく、"沈んだ船そのものの現状を見てみたい"なんてのは、よく考えれば"悪趣味"なわけで、私も、お墓を暴くようなマネはせずに静かに眠らせておいてあげるのが情けってもんだろうとは思うんですよね。これが他の沈没船だったら、まずそちらに賛成してわざわざ見ようとは思わないだろうと言い切れるんだけど、どうも"タイタニック"だけは長年の好奇心の方が勝っちゃって、悪趣味と思いつつも見ちゃったわけです。それにしても深さ三千メーター以上の海底なんて、自分では絶対に行こうと思わないから、映像にして見せてくれるヒトがいるってのは有り難い。大変な根性と勇気だと思います。

映画でも海底の映像が出ていたので知ってる方も多いでしょうが、あれを撮った後、2001年にも新しい装備で再度撮影が行われていて、それもDVDになってます。私は今回、映画と一緒にそれも見てみたわけですが、もうほんと見た目ボロボロのドロドロなのは当然としても、それが本当に深海3300mにおける実物の映像かと思うと、なんかすごく荘厳で感動的だったのは確か。百年という時間の経過も印象に大きく影響してるでしょう。そんな深度なのに当時使われてたお皿やガラス瓶、一部の窓ガラス、シャンデリアなどがそのまま残ってたりとか、彫刻や刻まれた文字、家具なども見る影もない様子とはいえ判別できる状態で残ってるんですね。

こういう映像から何を受け取るかって人それぞれだと思いますけど、私は常々"全ては土に還る"という事実を前向きに受け止めてるというか、悲惨な事故とか災害とかは当然これひとつではないわけだし、更に言えば、今生きてる我々もいずれは"土に還る"わけで、長い長い歴史の中ではむしろ世の常と言える。自然は無情に大きく、人間は取るに足らないほど小さい。これこそ現実。しかし逆に、だからこそ、こういうのを見ると「生きていられるということが何よりも大切。限りある時間なんだから毎日を大事に生きるべきだ」と改めて思うんだろうな。どんな悲惨も悲劇も、結局は"自分もいつかは死ねる。それも、それほど遠くなく"と思うと乗り越えやすくなるような気がする。だから、"全て土に還る"ということを、私はむしろ福音として受け止めてるんですけどね。これは、自分の作品で言えば、ディとかの世界観、人生観にすごく影響してます。

今のとこ、そんな感想を持ったりしてるんですが、ご立派っぽい一節の余韻を引きつつもここでひとつ言っておきたいと思うのは、私は臆病で卑怯なので、実際に沈没なんて事態に直面したらまずまちがいなく必ず最初にちゃっかり救命ボートに乗せてもらって逃げるだろうってことです。いや、それよりも、救命ボートの数が足りないようなそんな危ないものに乗ることは絶対にあり得ないと言い切れます。なにしろ、石橋どころか、鉄橋を叩いても渡らないってヒトなんで。でも、万一何かの間違いで巻き込まれても、絶対真っ先に逃げてやる!! やっぱり"生きてナンボ"なんだから、人間なんてたいていそんなもんだと思うわ♪だから逆に、稀にそうでないヒトがいると"英雄"になるんでしょうけどね。私は絶対にならないぞ! なるもんか!

とゆーことで、これで私の長年の"タイタニックって今どうなってるんだろう"という疑問と好奇心にとりあえずの終止符が打たれたようです。

("Titanic 3"text : 2011.9.25.)

      

2011.10.19.

時は10月、オバケかぼちゃの季節です。

秋ですねえ...♪

★秋晴れ★

どーもー♪ ここんとこずっと更新が滞っちゃって申し訳ない限りです。Ayapooとしては書きたいこといっぱいあるのに小説がなかなか進まないというのが原因で、いっそのことAyapooだけでも更新しようかとは思うんですが、今、実はちょっと困った問題に巻き込まれてましてそれもままならない状態。でも、そっちの方は強硬策で叩き潰してでも解消する方向に持ってってるから、遠からず月2〜3回の更新に戻すことができるのではないか思います。頑張りますので、皆さまどうぞお見捨てなく。(合掌)

さて、秋晴れの毎日が続いてますが、先日、梅田に出た時もすごく晴れていて気持ちがよかったので、この青空を眺めながらお茶したいぞと思いました。そこで、どこだと一番キレイに空が見えるかなあと考えた結果、新しく出来た方のヒルトンプラザ(ホテルの向かいに出来たやつ。イーストなんだかウエストなんだか、方向音痴の私は未だにどっちがどっちかハッキリしない)に、吹き抜けを利用したものすごーく広い空間に、窓からは写真のような景色が広がるカフェがあるのを思い出しました。"The Grand Cafe"というそうで、以前から入ってみたいなと思いつつ機会のないまま来てたんだな。で、今回トライ。

めちゃ広々してて、吹き抜けの上から下まで写真のような窓が広がってまして景観サイコー。リッチな気分で、お茶できます。ただ、こういう景色のいいとこって食べ物はイマイチってゆーか、それなりなことが多くないですか? 私も、そちらはあんまり期待してなかったんですが、これが案に相違して! 

メニューはパフェとかサンドウィッチとかの軽いものが殆どながら、写真は私の頼んだパストラミ・ビーフサンドで、ボリュームあってけっこう美味しそーでしょ? 付いてるサラダも野菜だけじゃなくてホタテとか海老とかの魚介類たっぷり。これにポットサービスのお茶つけて1600円くらいかな。サンドウィッチは5種類くらいあって、ローストビーフってのもあった。でも、私はこのパストラミが気に入ったんで、たぶんしばらく行くたびコレを繰り返すであろう。そのくらい、美味しかったのだ〜♪

で、景色もいいし、食べ物も美味しいし、すっごく満足してたんですが、どーも、このところこういうオシャレなカフェに入ると、ひとつウンザリすることがある。その元凶は、コドモ連れのアホなヤンママが必ずと言っていいほど出没することなのだ。いや、躾の行き届いた可愛いコを連れた美しいお母さんなら私は全く大歓迎です、見てて、楽しいから。しかし、昨今、自分自身がせいぜいファミレス育ちの、言っちゃなんだが団地妻まるだし、目も当てられんブス! な上にマナーも悪い。そもそもコドモどころか、そいつ自身が親に躾し直してもらって来いよ、みたいな? そーゆー、どーしよーもないバカ母が増えてませんか? で、マトモなつもりで雰囲気のいいとこに出没しては、親子でいいムードをブチ壊しにしている。やかましいアホなガキなんて公害なのよ。恥ずかしいから、表に出すなって! こんなのが子供育ててんだから、十代の犯罪が激増して当然だよな。私、かねてから思ってるんですが、今の世の中、こーゆー母親と、学校以外のところを知らない世間知らずの教師、こんな絶対に子供の教育を任せてはならないボケ人種にそれをやらせてるんだから、育ってくるコドモがアホになっても仕方ないよなって。

ともあれその時も、コドモが席立ってウロウロしてんのに注意もしない、挙句にバカガキ調子に乗ってイスを引きずってはギーギー神経に触る音立ててんのもほったらかし。そいつらが入って来たとき、私はもうそろそろ帰ろうかなと思ってたとこだったので被害はそれほどでもありませんでしたが、それでも思い切り、"この、どブス!"と、通り魔発言を顔面に叩きつけて去ってやろうかと思うくらい腹立ちました。全く、このテのド畜生に子供なんか産ませるな! 日本はこれで滅亡するぞ。私なんか子供のころ、外で行儀の悪いマネなんぞしようものなら、家帰ってから親に張り飛ばされました。昔の話だからじゃなくて(昔ったって、そんなに昔じゃないぞ)、それは今でもちゃんとした親はやってることなのよ。張り飛ばすとまではいかなくても、いかんもんはいかんと教えるくらいはしてるはずだぞ。まあ、こういうのは自業自得で、将来的にどこまで行っても、未来永劫に渡って、孫子の代まで、下層階級の下民! で終わるに決まってるけどね。それが因果律とゆーものだ。躾の悪いアホガキが成長すればブタ娘になるのに決まっているが、そんなのがヨメに行けるとこなんてせいぜい母親と同レベルよ。これは男の子でも同じで、いい家からヨメなんぞ来っこないわ!(←腹立ってるからキツいのは、ご容赦下さい)。お願いだから、こーゆーのはファミレスにでも隔離して外に出さないようにしてくれんか? 同レベルの人間ばっかだったら迷惑にはなんないだろうから、無理して外に出て来なくってもいーんじゃない? 文化レベルが合ってないんだからね。

とゆーことで、世間の良識ある皆さんを代表して思い切り怒ってしまいましたが、それはとりあえず置いといて、下の写真、真ん中あたりに写ってるのが新しく出来たJR大阪駅の正面になります。このThe Grand Cafeは、ちょうどその斜め前にある感じなんですね。ヘンな客さえいなかったら、なかなかいい雰囲気なので、秋晴れの午後を楽しむには宜しいかと思いますよ。

 

★ミニとまと・その後★

スズナリ〜♪ つやつやしたトマトが、いよいよスズナリ状態となってまいりました。肥料をふんだんにやり、秋晴れの太陽を思いきり当ててやっているので実はどんどん増えていて、今や大小とりまぜて60個くらいになってるんです。るんるんるん♪

ただ、赤くなるまでにはまだ少しかかりそうなので、気温がどこまでもつかなあと。昨今では、11月いっぱいくらいは日中の気温が高めだし、その間にきっちり熟して収穫してしまえるといいんですけどね。

で、3鉢あるんですが、最初のは発芽するかどうか分かんなかったので8個くらいタネを撒いたため、それがそのまま大きくなってます。次のは2週間くらい後に撒いたやつで、タネ2個にしたから現在の茎も2本、更に2週間くらい後に撒いた最後のもタネ2個だったから茎は2本。さて、このうち、今一番早く実が大きくなってるのは最後に撒いた鉢なんです。9月に入るまで暑すぎるかなと思って窓辺に置いておいたら、茎が伸びるばかりで実がならなかったという話は前に書きましたが、9月に入ってからは外に出すようにしてたので実がつきはじめた。しかし、既に茎が伸びすぎてしまっていた最初のと2番目の鉢は、実がなっても育つのが遅いんですね。茎が長いせいじゃないかなあと思うんですが、そこいくと3番目のは外に出した時にまだそんなに伸びてなかったから、そこへ付いた実には栄養が行き渡りやすいのか、ずんずん実が大きくなってきてる。これらの経験を生かして、来年はたぶん、夏のうちにもっとたくさん赤い実を収穫できるんじゃないかな。

それにしても、実際にこうやって育ててみると農業って偉大だなあと思いますね。ミニトマトひとつ作るんでも、こんなにテマと時間がかかるんですから。何ごとも、やってみなければ本当に分からないものです。

     

★タイタニック・その2★

前回の更新で"タイタニック"のDVDを注文したと言いましたが、すぐに届いたので早速見てみました。一見してとりあえずの印象は、"悪くはないが、アメリカ映画だからまあこんなもんか?"とゆー感じです。どーも、アメリカの映画ってああいうカタストロフィックな描写があまりうまくないというか、スケールでかいわりにどこか"つくりもの"から脱却できてないとこがあって、あんまり恐くないんだもん。そういうのは返って日本人の監督にやらせた方がぐっと悲壮感出て迫ってくるかもという気がする。あれだと、言っちゃなんだがゴジラやモスラに襲われて逃げまどう東京都民とか、"日本沈没"とかの描写の方が遥かに恐かったとゆーか、本気でカタストロフィックだったと思う(あったなあ、"日本沈没"。"列島ごと沈没"と、いくら大きいとはいえ"船一隻沈没"では、そこでそもそもスケール違うかもしれないけど)。ただ、日本人の監督はおおむね"ビューティフル"とか、"ロマンティック"がキーワードになるとまるっきりダメで使いモノにも何もならない傾向があるから、そういう種類のエンタテイメントには向かないのだが...。

で、以下は、とりあえず1回見ただけの第一印象なんで、後から考え変わるかもしれませんけど、一応書いてみましょう。

監督が"事実を忠実に伝えたかった"と語るにも関わらず、仕上がった映画は"悲壮感"という点で今ひとつ、いや、今五つくらい出し切れてなかったなあという気がする。ただ、特典映像で、本編には入れられなかった部分を見ると、ちゃんとやることはやってたんだなというか、撮るべきものは撮ってあるのに、作品に重みを加えるような肝心の部分ばっかり最終的にカットしちゃったんだなあと思えるのだな。それって、標準の"アメリカン・エンタテイメント"を超える部分になっちゃうから、カットせざるを得なかったのかも、と思ったりもするが、つまり、作品の出来が良くなりすぎちゃって、一般大衆向けにはどうなのよ? みたいな? そのへんのバランスはヨーロッパ系の映画の方に、ずっとうまいものがあるように思える。

ともあれ、すっごい残念と思うのは、ヒロインの"これは熱演だなあ"とぐっとくる場面がことごとく削除されちゃったようで、そのせいでせっかくのキャラが十分に描き出されてないとこね。特に、見たヒトは分かるかもしれませんが、優雅にディナーやってる直後に、なんでヒロインがいきなりヒステリックに甲板走ってって自殺未遂になだれ込むよ? 本当はあの間に自室でヒステリー起こして暴れてるシーンがあったらしいんだけどカットされてる。ほんの1〜2分なのに、なんであれを入れないか! 何考えとるんだ、監督は! あの間の繋ぎがないばっかりに、ほんっとーに、とーとつに甲板走ってってるんで、見てる方は"何が起こったんだ?"と、殆ど取り残され状態じゃないか。あのくらい入れたって、上映時間にはそんなに違いなかったはずだぞ!! それに、主人公の二人が親しくなる過程も、双方のキャラ、特にヒロインのキャラを描き出す上で重要なシーンがカットされちゃってて、そのせいで魅力がかな〜りさっ引かれちゃってる。 結果として、どーしてもヒロインが"キレイなカゴの鳥"で終わってて、それがめちゃくちゃ残念だ! 本来あるべき"運命に逆らって、自分の力で強運と幸福を勝ち取る芯の強い女、しかも才媛"というキャラがもっとはっきり出ていれば、そのぶん観客に訴えるものは大きかったはずだ!! なぜならば、登場人物が魅力的であればあるほど、それに好感や共感が持てれば持てるほど、後の悲劇における悲壮性が強調されるからっ!! それもある意味、"伏線"だよね。

まあ、いろいろ事情はあったんでしょうけど、ただのエンタテイメントではなく"事実を忠実に伝えたかった"というテーマ性の重みから考えれば、どこか"気が抜けたビール"みたいに仕上がっちゃってるように思えるのは、監督がヘタだからと言うより、カットせざるを得なかったシーンのせいじゃないかという気もしますね。キャスティングもストーリーもカメラワークもいいのに、まとめがなってなかったとゆーか。アメリカ映画じゃよくあることだが、これだとむしろ、主人公二人の悲恋モノに"沈没船"という背景がくっついてるだけ、のような? 2012年に、決定版みたいのが公開されるらしいけど、お蔵入りになってるシーンがまだまだありそうだし、そのへん繋いでもう二、三段、悲壮感溢れながらもビューティフルなお話になってるなら、私は見たいかもしれないぞ。とにかく、公開された作品は、非常に残念だが不満の残る出来だった。...と思ってるのは私ばかりではなく、やり直しを作って公開する根性見せてるとこ見れば、監督自身の感想でもあるんじゃないかという気はする。やり直すならぜひとも今度こそ、カンペキな出来にしてほしいものだ。

で、ラストシーンも公開されたものとは別にもうひとつあって、私は公開されなかった方が全体の流れやテーマ性から見て、より正しいという印象を受けました。公開されたやつでは、生き残って現在は101歳になってるヒロイン(当然、ばーちゃん)が、船と一緒に沈没したと思われてた宝石を実は偶然とはいえ隠し持ってて、それを誤って海に落っことしちゃう。公開されなかった方は、「生きているということが何よりも大切なのよ。毎日を大事に生きなさい」とゆーよーなセリフと共に宝石を海に投げ込んじゃう。テーマ性から言っても、ヒロインのキャラから考えても、絶対、後の方が正しいと思いませんか? 誤って落っことすってのは、あんまりにもアホ!じゃないですか。ただ、欲を言えば、この未公開のラストシーンは登場人物とセリフが多すぎてくどくなる印象がないでもないんで、公開されたもののように、ばーちゃん一人で、ただし、宝石は意図的に海に放り込む。あとは、ばーちゃんに表情で語ってもらえば良かったんじゃないかなーというのが私の感想です。

ところで公開当時、この作品で巷間何より話題だったのは女優さんよか、相手役のレオナルド・デカプリオの方だったと記憶してるんですけど、"絶世の美男俳優"というウリがキツかったわりには、私の印象では"愛嬌のあるにーちゃん"という方が正しいような...。まあそれも、この作品での役を忠実にこなしてたってことなのかもしれませんけど、女優さんともども、どちらも演技力はかなりある人たちのようなんでなかなか良かったと思います。ただ、私の基準では"絶世の"を付けてよいのは映画史上ただひとり、ジェラール・フィリップだけなんで、ファンの方には申し訳ないですが、そこまでゆー? ほどではないかと。...いや、好みは人それぞれなんで、それはそれということで。

長くなっちゃったんで、海底に今も眠るホンモノのタイタニックについての感想は、次回ということにいたしましょう。

("Titanic 2"text : 2011.9.25.)

      

★The ultimate kingdom * supplementary episode 2 -告白- 後編・第21回★

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・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。メインストーリーの小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

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内容はAyapoo連載後、独立したページに移動しました。第23章はこちらです。なお、独立バージョン各章へはトップページこちらにリンクがあります。小説のみ続けて読みたい方は、そちらをご利用下さい。

       

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