第7回 長持ちあれこれのおはなし

 

 

久しぶりのヨモですが、このページはずいぶん前から作ろうと思って写真だけは撮ってたんです。でもなかなか内容を書いてるヒマがなく今日になってしまいました。その間およそ2年...。如何に私がノロいかということでしょう。もう諦めてますが...。

さて今回は、「長持ちあれこれ」についてお話します。環境問題が取り沙汰される中、今やもう「使い捨て」はトレンディでもなんでもない、タダの時代遅れです。これからは如何にゴミを出さないで生活するか。そこに我々の生活環境が改善されるか否かが大きくかかっているわけですが、それは我々一人一人が日常の中で元来日本の美徳であったはずの「モノを大事にするココロ」、コレを取り戻せるかどうかというところにもかかってくるわけです。(お、たまにはなかなか立派なことを言う。)

思えば高度成長期以来...、(そんなコトゆーと、ばーさんになった気分になるが)消費を促進するためにマスコミが無責任かつバカみたいに煽ってきた「使い捨て」という習慣、これはもう社会的に許される意識ではないと今や言い切ってもいい。ムダをすることが贅沢だった時代は、既に百万光年の彼方に潰え去った過去の世界なのです。これからはやはり教養のある日本人であってみれば、モノを大切にする。誰も彼もがムダをするのを当然と思ってる世の中でこそ、そういう態度がカッコいいのではないかと、あやぼーなどは思ったりいたします。

ところでこんな話をするくらいですから、あやぼーは異常なくらいモノもちがいい。私の場合は環境問題がどーのこーの言うより先に、人間なんかどーでもいいけどモノには執着する性質なんで、昔から何でも大事にする方です。例えばしゃーるくんのページを見て下さっている皆さんはご存知かと思いますけど、うちのお坊ちゃまロードスター・しゃーるさんは齢すでに13歳、それでもノートラブル絶好調の毎日を送っています。大事に大事にお守りして「クルマは家族」、そういう扱いを当然のこととしている私には、車検ごとに乗り換えるなどとゆーのはとんでもない極悪非道、悪魔の仕業。例えお金持ちでも、今やそんなことは許されてはいけない大犯罪だとしか思えません。それは人類と環境に対する犯罪です!!(なーんちゃって)

いや、まあね、そういうのもヒトそれぞれの考え方に基づいているわけですから、他人の私がとやかく言うようなこっちゃありませんが、世の中、慢性的不況でもあることですし、20年前の感覚をいつまでも引きずりつづけるのはどーか、と、思っちゃうわけです。「マイカー」ってのも、今の世の中、本当に必要なものなのかなという気もしますしね。そりゃ、私みたいにクルマというアイテムに異常な執着を感じているとか、それがなきゃ生活立ち行かない僻地に暮らしているとかゆー、何らかの事情があってクルマが必須という方はそれでいいんですが、日常特に乗ることもなく、休日に出かけるといっても大渋滞に巻き込まれ、持ってても大していいことなんかないって場合は、クルマを所有することから考え直してみるのも良いかもしれませんね。レンタカーという制度もあるんだし、親しいご近所と共有してもいいんだし、クルマの維持費ってただでさえけっこうかかりますもん。その分もっと有用なところに回す方が賢いかもしれません。ネコもシャクシも「マイカー」なんてのは、これまたやはり30年前のハヤリなんですから。時代は変化するものですし、新しい時代には新しい考え方というものが必要ではないでしょうか。

ともあれクルマの話は今回単に一例で、うちではしゃーるくんたちの他にも軽く十年選手なんてモノがいっぱいあります。

 

 

例えばこちら、ガス・ファンヒーター、時計、掃除機、どれもみな現役選手ですが、購入して15年は軽く行ってます。掃除機は後にコードレスのものを買いましたけど、ソイツが最新のものなのに信じられないよーな役立たず。使い勝手も悪いしどーしよーもねーな、というシロモノだったんで、コードリールがダメになってたこの黒いやつを修理に出していまだに使っています(コレについては「よもやまばなし第1回・掃除機のお話」で詳しくお話しています。ご参照下さい)。

元々この日立Pocoという掃除機は使い勝手が良くて気に入ってたんですけど、87年後期製造とゆー、ものすごい旧式のはずなのに、こいつに勝る掃除機を私はいまだに見つけることが出来ない。うちに来てから既に18年間、コードリールをとっかえただけで他には何の故障も生じず、もくもくと我が家をキレイにし続けてくれて早や18年...。いまだに壊れる気配さえ見せていません。

ファン・ヒーターの方は現在たまにしか使用しないんですけど、まだ充分動きます。時計に至っては、87年から現在まで、間に合わせで買った確か1000円くらいのお品だったのに、一秒の遅れも生じることなく18年間、時を刻み続けているというスグレモノ。私は置時計が好きなので、家中確か他に7コは時計がありますけど、これが一番長くウチにいるヤツですね。

ま、ことほど作用に、大事に使えばモノは長持ちするという見本でしょう。更にウチで、も少し若いコたちといいますと(それでも十年以上はウチにいる)、下のドライヤー、冷蔵庫、オーブントースター、ミニ掃除機、炊飯器など。もちろんこの他にも、長生き選手はいっぱいいます。

 

 

 

この中で修理に出したことがあるのはミニ掃除機だけですね。このコは充電式なので充電池と充電器が古くなり、充電出来なくなってしまったので両方取りかえてあげました。それからもう2〜3年は経つんじゃないかと思いますけど、まったく故障もなく、以前と同じに働いてくれています。でもオーブントースターは現在ちょっとタイマーがいかれかかってるので、そのうち修理に出さなくてはならないかもしれません。炊飯器がレトロな形なのは私のシュミで、これを購入した時すでに新しい形のものもいっぱい出てたんですけど、「炊飯器」というのはこの形でなければならない、という拘りがあったのでわざわざデジタルタイマーなんか付いてないこのコを選んだのでした。そう言えば、オーブントースターも白が欲しかったので、コレにしたんですよね。あまりあれこれ機能は付いてないんですけど、この場合、お色が決め手でした。

そして、この中で語り草なのがGEの大型冷蔵庫。これを買った時の話は「よもやまばなし第3回・冷蔵庫のお話」で詳しく書いてますので、おヒマな方はそちらも読んでみて下さいまし。この冷蔵庫にしてもそうなんですけど、私は何でも欲しいと思ったものは万難を排して手に入れる方です。でも一旦手に入れたら、ものすごく大事にするんです。長年つきあう運命にあるものは特に、ホントに欲しいと思わなきゃ買いませんし。

ってコトで、モノを長持ちさせるあやぼー流のコツは、別に難しいことじゃないんですけど、

1.取扱説明書をあらかじめよく読み、無理な使い方をしない

2.推奨されている手入れを定期的に行う

3.乱暴な使い方をしたり、衝撃を与えたりしない

4.保管する場合は湿気を避ける

少なくともこれだけ守っていれば、使用頻度にもよりますが、かなり長持ちして働いてくれると思いますよ。あと、あやぼーのように絶対気に入ったものを買う、これはおのずと大事に扱うことにもつながるので、これもコツと言えばコツかもしれません。気に入らないものを安いからとかの理由で買い換えてばかりいると、結局はムダな出費を繰り返しているってコトにもなりますもんね。

修理用の部品もけっこうメーカーさんには表向きの取り決めより長くあるものなようで、ダメかなと思っても電器店に聞いてみると案外に修理出来る場合が多いです。ただ、やはりコストの問題があって、せっかく修理できるものでも修理費用が高いからという理由で買い換えられる方も多いでしょうね。この点はメーカーさんにも深く考えて頂きたいです。そりゃ、新しいモノを次々売った方が儲かるのかもしれませんし、だからこそマスコミを通して「使い捨て」意識を定着させて来られたのかもしれないですが、今のこの時代に企業としてそれで果たしていいのか?! メンテナンス・サービスで儲けて、基本的なムダを省くというよーな、何かそういう構造改革を模索しても良い時期だと思っちゃうんですけどね、どんなもんでしょーか。

ま、ともあれ私はそのそこそこ高い修理費用にもめげず、これからも修理できる限りムダな買い替えは致しません。下の写真は私の愛車ですが、齢13歳ながら、立派な旧車への道を驀進しているウチのしゃーるさんの姿に、長年大事に使い込まれたモノの持つ美しさを見出して頂ければ、日々、献身的にお世話しているオーナーとして嬉しいです。もちろん私には、しゃーるさんは「モノ」じゃなく「イキモノ」ですけどね。

 

うちの長持ち大将となるはずの、しゃーるさん。現在13歳。↑↑ 

2005.9.1.

photo : 2003.4.6.+2005.4.7.

 

よもやまばなし 第6回 ポイントシステムのお話 <<

>> よもやまばなし 第8回 遊びゴコロのお話

>> TOP PAGE