Vol.5.「ブレックファスト・グルメのすすめ」

 

今回のDaily Life Workshopは朝食について考えてみたいと思います。

日頃、忙しさに追われて、いい加減に済ませてしまいがちな朝ごはんですが、ホントは一日の食事の中で一番しっかり取らなくてはいけないものかも知れません。なにしろ一日の元気のモトですからね。でも、そうは言っても朝は時間もないし、ついついモーニング・サービスとか、良くてトースト一枚かじって出かけるのがやっととか、ま、現実はキビシイです。そこでせめて休日の朝くらい、しっかりした朝ごはんを作ってみては如何でしょうか。せっかくですから、ちょっと豪華版にするのも休日の楽しみになりますよ。いつものお休みより爽やかに早起きできるようになるかもね。

あやぼーは朝のんびり起きて陽射しのあふれる窓辺で朝食がいただける時に、とてもシアワセを感じます。小さなことかもしれませんが、こういうコトの積み重ねが案外大事なものなんじゃないかと思ったり...。今回のタイトル写真、コレはあまりまじまじと見て欲しくはないんですが、まー、目玉焼きがヘタとか、盛り付けがマズいとか、そーゆーのはこの際置いといて、よーするに「朝だなあ...」という私の定番メニューをご覧頂ければ、と思って載せました。

さて、あやぼーの朝食メニューにまず絶対欠かせないのがリーフ・ティです。この写真を撮った日は、特にハロッズのブレンドNo.14.というのを使いましたが、普段はTea!のコーナーでも書いたようにトワイニングのアール・グレーやイングリッシュ・ブレックファストを使います。熱い紅茶をのんびり飲む、コレが幸せへの第一歩なんですね。お茶というのは毎日飲んでいると不思議なもので、ブレンドごとに違う風味が感じられるようになって来ます。やはり、お値段の高いものはそれなりにコクや味わいもよくて、ハマりこむとけっこう奥が深いもののようですよ。ちょっと今日は特別に...、なんて時のために、とっておきの紅茶をひとつ用意しておくのも楽しいかもしれません。

お茶が入ったら今度は食事のメニューです。「よもやまばなし」でも書きましたが、昔よくホテルで朝ごはんを食べるという贅沢なことをやっていたので、その頃の名残りかサラダ、卵、ソーセージという洋風メニューが定番です。でもご飯にお味噌汁、というのもなかなか捨て難いかも...。パリっとした海苔にお漬物、目玉焼きにお醤油をたらしてホカホカごはんと一緒に頂く...、コレもやってみたいですが、とりあえず今回は洋風朝食ということで、お話を進めてゆきましょう。

まずサラダから。今回の写真ではサーモンのマリネを使いましたが、生ハムなんてのも良いですよ。以前、某スーパーマーケットの御惣菜で生ハムのサラダというのがあったんですが、ドレッシングにカルパッチョってゆーんですか? あれをかけていただくやつで、ものすごく美味しかったのを覚えています。他にはエビやタコ、ホタテなどのシーフードをいっぱい入れたサラダもオススメです。何と言ってもやはりお野菜こそ美容と健康のみなもと。忙しい毎日の中ではついつい忘れがちなので、休日のブランチくらいたっぷりのサラダを是非摂りましょうね。それからソーセージはハーブ入りのにして、目玉焼き(ベーコン・エッグ)かスクランブル・エッグなども作りましょう。あやぼーの目玉焼きはベーコンの代わりにブタさんのバラ肉を使って作るんですが、適度に脂が出るのと添加物がないコトが気に入ってる理由です。手順としては、お湯を沸かしながら目玉焼きを作り、サラダなどを盛り付けて、目玉焼きが焼けたらソーセージを炒める。そうするうちに、お湯が沸いてきますから、お茶の入る頃には全部のメニューが出来上がっているという次第です。この間、約10分くらいですが、やはり熱い料理は熱いうちに食べるのが最も美味しいので、タイミングをうまく合わせて、全部一気に出来上がるようにするのがコツです。

これにパンですけど、たまにはクロワッサンなんていいかもしれません。トーストっていうのはなんか日常的すぎますからね。フランスパンやミッシュブロート、クルミ入りとか玄米パンなど、ちょっといつもと目先を変えると気分も変わるのが不思議なところです。でも、美味しいトーストの食べ方もお教えしておきましょうか。トーストにはマーガリンではなくバターがいいんです。焼いてからマーガリンつけて食べるのが普通だと思いますが、オーブントースターに放り込む時に小さく切ったバターを幾つか乗せて焼きます。世の中でマーガリンが一般的になっているのは、パンにぬる時に伸ばしやすいからなんじゃないかと思ったりしてますが、味を言うとマーガリンよか絶対バター。脂肪分もマーガリンより少ないような気がします。伸ばしにくいのでトースターで一緒に焼いちゃうと溶けてパンに染み込むのね。じゅわー、って。で、それにですね。ココがポイント。これに美味しいジャムを上乗せしてバターとの味のハーモニーをお楽しみ下さい!!

バターだけでもジャムだけでも出ない味わいがあって、ついついもう一枚、とかなりますよ。特に決め手はジャムなんですが、あやぼーがもう大のお気に入りってヤツもお教えしちゃいましょう。長年ジャムと言えばコレ、と決めているのがスイスのヒーロ社のもので、これは添加物、着色料など一切使わず、果肉がたっぷり入ったプリザーブタイプ。最近はヒーロの他にも国産品で美味しいジャムをみかけますが、とにかくココのは絶対オススメ。あやぼーは特にブラックカラントのが大好きで、他にもアプリコット、レッド・チェリーなど種類も豊富。もちろんママレードやイチゴジャムもあります。写真はビン入りのものですが、この他に使いきりタイプの小さなパッケージのものも。トーストに限らず、もちろんクロワッサンなどにつけても美味しいと思います。もしお近くで売っているのを見かけたら、一度お試しになってみて下さい。ヒーロに限らず輸入モノのジャムには無添加で味の良いものが多いようなので、いつものジャムとは一味違うのが分かりますよ。

そして、これからの季節、熱い紅茶ではなく冷たい飲み物が欲しくなることもありますよね。その場合はやはり100パーセント果汁のジュースでしょう。濃縮還元ではなくストレートのもの、出来れば絞りたてのフレッシュ・ジュースとゆきたい所ですが、それがめんどくさい場合はウエルチなどいかがでしょうか。

昔まだ100パーセント果汁というのが一般的ではなかった頃は、輸入食品店くらいにしかなかったものですが、最近はウエルチと契約してカルピスから安く売り出されています。味の方も決して悪くはなっていませんよ。特に昔からこのグレープとホワイトグレープは大好きで、手ごろな価格で買えるようになってホントに嬉しいです。昔の話ですが、ウエルチと言えば一本600円はしましたからね。それが今では半分くらいのお値段になってます。

絞りたてのジュースでもそうなんですが、100パーセント果汁の場合、味を殺したくなければグラスに氷を入れるのではなく、氷を入れたボールにジュースの入ったグラスを入れて冷やすというのが正しいやりかたです。氷の上にジュースを注ぐと、氷がとけて水っぽくなってしまいますから。まあ、ご家庭の場合は冷蔵庫から出してそのまま飲めば氷はいりませんけど、ホテルのルームサービスなどでは、そうやって出してくれるところもあります。

あとは、お気に入りのBGMでもかけて、今日は何をしようかなあ...と考えながらお茶の香りに浸る。けっこうこれで、人生変わるってこともあるかも。小さな日常の積み重ねが一生なら、毎日の繰り返しを大切にしなきゃ、もったいない気もしますよね。和食でも洋食でも、お好みで選んで、朝ごはんも楽しんであげて下さい。

さて、次回は「ホームエステのすすめ」をお届けしようと思っています。夏も近いし、肌を見せるファッションの多いこの季節、やっぱりポディもしっかりケアしておきたいところですよね。昨年の夏、「バス・タイムの考察」をお届けした時に、あやぼーのお気に入りバス・グッズのページも作りましたが、今年はもう一歩進めて女のコにオススメのコスメなどを取り上げるつもりです。怠慢は美貌の敵。女のコのキレイは努力して作られるものなのです。お楽しみに!!

 

BGM : Early AM Attitude

2002.4.4-4.16.

 

VOL3.「テーブルウエアの研究」 <<

こちらでは、あやぼーお気に入りのティ・セット・コレクションがご覧になれます。

 

VOL4.「My窓辺のカフェ」 <<

>> VOL6.「ホームエステのすすめ」

 

>> TOP PAGE