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SPECIAL CAKE VOL1. ブッシュ・ド・ノエルに挑戦!!

 

 

やって来ました、クリスマス!! 今年はケーキを自作するぞ!!と張り切って、とうとう作り上げました、ブッシュ・ド・ノエル!!

トップのタイトル写真では、なかなかそれらしい雰囲気に仕上がったデコレーションをお目にかけることが出来ましたが、ココまでするのに紆余曲折は当然ございました。ホントはもっと早くにこのページをリリースして、皆さんにも準備期間をたっぷりと差し上げたかったんですが、いかんせん、あやぼーもスポンジ・ケーキを焼くのはコレが初めてとあって、ましてやデコレーションだってやったことがない。当然の結果として、第一試作品は見事失敗!! あー、もう今年はこのページ出せないや、と落ち込みましたが、再度挑戦して、このような成功作を完成させたというワケなんです。

ホントはブッシュ・ド・ノエルはバター・クリームを使って作るのが普通なんですが、実はそのバター・クリームを大失敗してしまい、これはもっと研究しないと皆さんにお教えするまでには至らないというわけで、今年は生クリームを使ってのデコレーションとなりました。

もともと、あやぼーのイメージでは白いクリームにアラザンを撒いたもの、というのがありまして、パター・クリームではこういう白さが出ないため、生クリームの方がイメージに合うとは思っていたんですけど、なかなかキレイに出来たので、それはそれで満足してます。このようにブッシュ・ド・ノエルというのはデコレーションにコレといった決まりはなく、スポンジを形にしてしまえば、飾り付けや色合いは皆さんのイメージ次第。最近では、クリスマスともなるとデコレーション材料も豊富に売り出されていますから、自由な発想で飾り付けてみるのも面白いかと思います。では、作り方など、ご紹介して参りましょう。

 

★ スポンジ゙・ケーキ ★

材料 : 薄力粉 60g、バター 25g、卵 3個、グラニュー糖(または砂糖) 70g

*1 : スポンジ・ケーキの場合、薄力粉はお菓子用のものを使う時でも必ず2〜3回は、ふるいにかけておくこと

*2 : グラニュー糖でなく普通の砂糖を使う場合は、固まりを指でつぶしておくようにする。

 

作り方 : 

 

1.ボールに卵と砂糖を入れ、木じゃくしなどで、すりまぜておく。

 

 

2.1.のボールを湯せんにかけ、もったりとするまで泡立てる。写真のように、タネが白くなり、上から落とすと、たらりと落ちるくらいまで泡立てておく。

※湯せんの温度はタネが40℃くらいになるのが理想なので、湯は50〜60℃くらいのものを使うと良い。温度が低いと、うまく泡立たないので湯温には注意すること。

 

 

3.十分に泡立ったら湯せんからおろし、更に泡立てる。タネが冷め、上から落とすとゆっくり落ちて、写真のようにリボン状になるくらいまで泡立てておくのが、ふっくらしたスポンジにするコツ。

 

 

4.あらかじめ、ふるいにかけておいた小麦粉を2〜3回に分けて加え、木じゃくしなどで切り混ぜるようにして馴染ませる。

 

 

5.バターは湯せんにかけて溶かし、生地全体にまんべんなく行き渡るように加えて、4.と同様に切り混ぜながら馴染ませる。

 

 

6.標準サイズの天板(25cmx30cm)にオーブンシートを敷きこんで、タネを流し込み、150〜160度に予熱したオーブン中段で20分焼く。焼き上がったら、火を止めてそのまま5分置き、取り出してさます。

※表面が焦げすぎるのが心配なら、上にもオーブンシートをかけて焼くと、火の通りを調節出来ます。

 

 

7.これが焼き上がりの生地。午前中に焼いて、午後に飾りつけるくらいのタイミングにしておくと扱いやすくなります。

 

★ブッシュ・ド・ノエルの飾り付け★

 

材料 :  

生クリーム 200ml、砂糖 甘さのお好みに合わせて 10〜30g、アラザン、

その他、お好みのクリスマス・デコレーション・グッズ

 

 

 

作り方 : 

 

1.ボールに生クリームと砂糖を入れ、手早く泡立てる。生クリームも器具も冷たい方が泡立ちやすい。

※暑い時期には氷を入れたボールの上で泡立てますが、冬は特に必要ありません。

※余った生クリームは、ココアやシナモン・スティックを入れて抽出したロイヤル・ミルク・ティなどに、たっぷりいれると美味しいです。

 

 

2.焼きあがったスポンジの四方のヘタを切り落としておく。

 

 

3.スポンジの表面に、生クリームをまんべんなく塗る。

 

 

 

4.巻き寿司の要領で、くるくる巻いてロール・ケーキを作る。

 

 

5.端から7〜8センチのところを、ななめに切り落としておく。これは後で枝として、くっつける部分です。

 

 

6.ロール・ケーキの表面に、製菓用パレット(なければ、刃が鋭くないデザートナイフなどでも良い)で、クリームをねまんべんなく塗る。

※後でケーキを移動させなくても良いように、この時点で食卓に出す皿に乗せてから、飾り付けるようにすると安心です。

 

 

7.切り落としておいた部分を、ロール・ケーキの上に乗せる。

 

 

8.枝部分にも、まんべんなくクリームを塗る。

 

 

9.星口金でクリームを絞り、木の表面らしくなるように飾り付ける。枝の回りも同様にクリームを絞り、最後に切り口にも渦巻き状に絞って年輪の感じを出す。ケーキの両端にも、渦巻き状にクリームを絞っておくとよい。

 

 

10.デコレーション用のチョコやヒイラギを飾り、最後にアラザンを散らす。白いクリームの表面にキラキラしたアラザンが散るので、写真で見るより実物は、もっとキレイに仕上がっていると思いますよ。

 

 

と、こんな感じで出来上がるわけですが、美味しいバタークリームの作り方は来年の課題ということにしたいと思います。いろいろ調べてると、このバタークリームの作り方もいくつかあって、どれが一番美味しいか試してみなくちゃと思ったんですよね。そういうワケで来年は、また違ったデコレーションで、お目にかかれると思います。スポンジの作り方は丸型ケーキでも基本的に同じですから、21cm丸型の場合、材料を卵4個 / 小麦粉120g / 砂糖120g / バター60gにして焼き、サンタさんやログハウスなどを飾って、デコレーションしても楽しいですね。

スポンジと飾り付け、それぞれ2時間ずつで計4時間、どう間違ってもそれ以上はかからないと思いますから、今年のクリスマスは皆さんも手作りケーキに挑戦してみませんか?

BGM : Rudolph

2002.12.20.

photo:2002.12.10.+12.19.

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