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SPECIAL CAKE VOL2. 洋酒のフルーツケーキ

 

 

洋酒のたっぷり効いたケーキって好物なんですが、巷のケーキ屋さんではそれほどキツい洋酒風味のケーキというのはあまりない...。そこで作ってみることにしたのが、この「あやぼー特製*洋酒のフルーツケーキ」です。ナッツ類やドレンチェリー、レーズンなどのドライフルーツを、ラム酒やコアントロー、キルシュなどで漬けておいて生地に混ぜて焼くわけですが、この生地になる基本のバターケーキはとてもカンタンなので、1時間くらいでカフェ風スイーツ・洋酒のフルーツケーキが出来上がります。お酒が入ってますし、ベースがバターケーキなので日持ちしますよ。焼き上がり後、出来れば48時間以上してからの方が、洋酒風味が全体に回って、しっとりした味わいになるので美味しいです。お酒が好きではない方は、フルーツ類を漬け込まずに使うか、焼く直前にラム酒やキルシュを軽く振り掛けるくらいにしておくと、それほどキツい風味は出ないと思います。

このバターケーキは本当に基本の基本なので、覚えておくと何も入れずにプレーンなままのカステラ風や、ナッツ類だけを入れたナッツケーキなど、バリエーション豊かに楽しむことが出来ます。

ではまず、フルーツ類の漬け込みから始めてみましょう。

 

用意するもの :

密閉容器

★ドレンチェリー(赤、緑)、オレンジール、レモンール、レーズン、クルミなど適量

(18cmケーキ型1個分では250グラム使用しますが、大きな密閉容器があれば大量に漬け込んでおくと便利です。)

1.オレンジール類やドレンチェリーなど、大きなものを適当な大きさに切る。チェリーは丸ごとでも良いが、丸ごと使うと焼く時に底に沈んで片寄るので、全体に細かく行き渡らせたい場合は、刻んでおくと良い。

2.密閉容器にチェリー→ール類→ナッツ類→レーズンと繰り返し、交互に詰める

3.お好みの洋酒を容器の半分くらいまで入れ、そのまま1週間くらい放置する。

 *ラム酒を使った場合は辛口に、コアントローを使った場合は甘口に漬け上がる。その他、使う洋酒によって出来上がり風味が変わってくるので、いろいろ試してみると面白い。オーソドックスなのは、やはりラム酒。

 

 

作り方 18cmケーキ型1個分

材料 : 砂糖 140g、 薄力粉 120g、無塩バター 80g、卵3個、

フルーツ類 250g、バニラエッセンス

*薄力粉は粉ふるいで 2〜3回ふるっておく。

*型の内側に、まんべんなくバターを塗っておく。

 

 

作り方 : 

 

1.卵黄と卵白を分離する。

 

 

2.卵白を堅く泡立てる。泡立て器でつついてピンと角が立つくらいにまでなると良い。

 

 

3.2.の卵白に砂糖を 2〜3回に分けて入れ、ムラのないように泡だて器でよく混ぜる。固まっている砂糖は、あらかじめつぶしておくこと。

 

 

4.卵黄にバニラエッセンスを振りかけ、よく混ぜてから 3.に加え、泡立て器でよく混ぜ込む。

 

 

5.ふるっておいた薄力粉を 2〜3回に分けて加え、ゴムベラ(なければ、しゃもじでも良い)で底から、すくい上げるようにしてよく混ぜる。ここから先は、泡だて器ではなくゴムベラを使う。

 

 

6.バターを鍋に入れ、弱火で煮溶かす。完全に溶けたら火から降ろし、あら熱を取ってから 5.に加える。この時、一ヵ所にバターが片寄らないように、鍋を回しながら渦巻き状に注ぎ込むと良い。

 

 

7.フルーツ類を混ぜ込む。

 

 

8.バターをまんべんなく塗った型に流し込み、180度のオーブン下段で15分間焼く。オーブンによって焼き時間が変わるので、初めての時は10分くらい焼いてから金串を刺してみて、様子をみると良い。金串を刺して、何もついてこなければ焼きあがっている。

焼き上がったら型からはずして冷ます。

 

 

 

以上で洋酒風味のフルーツケーキ出来上がりです。焼きたては多少硬くて風味も劣るので、出来れば48時間くらい寝かせておいてからお召し上がり下さい。カフェ風に大雑把に切り分けて、生クリームなどを添えるとオシャレですよ。紅茶にもコーヒーにも良く合いますので、お好みでどうぞ。

 

2005.5.8.rayout +7.17. text

photo:2004.11.22.+2005.4.29.+2005.5.11.

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