ANNEX2003 あやぼーが今年作ったモノ

 

 

ここ数年、あやぼーはコンスタントに手芸作品を作り続けているのをご存知の方も多いと思いますが、このページでは2002年に引き続いて2003年 1年間に作ったものを集めてお見せしたいと思います。殆どはAYAPOO DIARYでご覧に入れているものですけど、あちらでは出来上がるごとにひとつずつ別々に出してますので、それが寄り集まると結構迫力だったりします。たいていの作品はシリーズのキットで作ってますし、ここではそのシリーズごとに固めてご覧頂けるように致しました。あやぼーとしても、このひとつひとつを作るのにあれこれ苦労と工夫の積み重ねがあって、自己満足かもしれませんが並べると楽しい...、というワケで、皆さま、ヨロシクおつきあい下さいませ。 

 

★パッチワークの歳時記リース・シリーズ★

2002年から作り始めて2003年でやっと1年分のキットを作り終えたという大作シリーズです。季節ごとのアイテムをリース仕立てにした凝った作品の数々。これはもうマンスリー・クラブのカタログで見本を見た時からデザインが気に入り、せっせせっせと一年間作り続けて、このよーに全て完成させました。このキットは最近のカタログでもリバイバルしていたので、人気シリーズのようですね。

なんと言ってもこのシリーズの面白さは毎月違ったアイテムをいろいろ作れるという点で、型紙さえあればこのリースに使うだけでなく、布の色や柄を変えてバッグなどの実用品に付けたり、ストラップを付けてマスコットにしたりと、様々な応用が効くのも楽しいところです。それに毎月架け替えることによって季節感を呼び込んでくれますよね。10月〜12月の分はCraftwork Annex 2002でご紹介してますので、ここでは残りの1月〜9月の分をお見せ致しましょう。

まずは1月、これは言わずと知れたお正月のアイテムで、門松、羽子板、コマを作りました。素朴な仕上がりですが、お色は紅白でおめでたい雰囲気がよく出てます。 オーソドックスな飾りつけもいいですが、こういうのがひとつあってもほのぼのとした感じが増すのではないでしょうか。

 

さて、2月〜4月はカワユイアイテムがいっぱい。昨今、フェイクファーで作るテディベアが大人気のようですが、2月のリースにはフェルト製のクマちゃんが付きます。テーマはもちろん"ヴァレンタインデイ"。クマちゃんの他にハートのクッキー、ビスケット、キャンディと、もーお、食べちゃいたーい!! くらいカワユイです。このアイテムを全部付けたパッチワークのバッグなんてのもいずれ作りたいと思ってます。ヴァレンタインに愛するヒトをゲットしたいお嬢さま方には、チョコと一緒にこんな手作りアイテムを添えるのもポイント高いかもしれませんよ。

3月、4月は春たけなわということでピンク、ピンクのリースとなりました。3月のテーマは「おひなまつり」で、ミニなお雛サマとお内裏サマを作っちゃいました。この人形作りで一番めんどくさいのは髪の毛を付けるところなんですけど、2002年にカントリードールのアンちゃんを作った時は、もーダメかと思うくらい苦労したものです。でも今回はドールヘアではなく太い刺繍糸で作ってあるので、あの時よりはまだぐっと作りやすかった。アイテムは他にモモの花やぼんぼりなどで、リースとして壁に掛ける他、写真のように置いて飾るのも宜しいかと思います。4月は「お花見」をテーマにサクラの花、サクラの木、お団子、ちょうちょなどを作りましたが、この大きいサクラの花の足元にはひらひら花びらがモビール状に付いてまして、リースとして飾るとユラユラ揺れるという趣向。どちらも春を呼びこんでくれるような明るい色使いが気に入っています。

 

続けて5月、6月、7月は「子供の日」、「梅雨」、「七夕」をテーマにした作品です。やはりこの季節はブルー系が初夏の爽やかな雰囲気を醸し出していますね。特に気に入っているアイテムは鯉のぼりやカタツムリ、てるてるぼーずなどで、うっとおしい梅雨も、こんなのをお部屋に飾っておくと楽しく乗り切れそうです。7月の七夕リースは、先ほどの4月のサクラと同じく、星の足元にモビール状に小さい星を散りばめてあって、これもユラユラ揺れて天の川を表現しているのでしょうか?

 

最後の二つは8月の「なつやすみ」、9月の「お月見」です。お月見といえば10月のような気もしますが、10月はハロウィーンをテーマのリースになっていたので、ちょっとズレてるんでしょうね。この夏休みリースに使ってあるヒマワリやヨットもパッチワークのバッグに付ければカワユイんじゃないかな? MILK とか PINK HOUSEのお洋服にピッタシのバッグになるかも。幼稚園のお子さんをお持ちのお母様だったら、こんなのちょっと手作りのバッグに付けてあげるというのも喜ばれるかもしれませんね。

  

以上、2002年から2003年にかけてやっとこさシリーズの全てが完成致しました。AYAPOOでも書いてましたが、始めのうちはこのベースになってるリースを作るのが大変でねえ...。なにしろ細長い布でキルト芯を巻き込んで3本の棒を作り、それをミツアミにするという凝りかたなんで、慣れるまでずいぶん時間がかかりました。毎月その調子だったんで最後の方ではスイスイやってましたけど、ま、何事も慣れですかね。私、ここ数年でこういうモノをキレイに作るコツというのは、慣れと丁寧さと悟りました。時間かかっても丁寧に作ってると、どんどん慣れてうまくなってくもののようです。それにこういうアイテムものというのは、基本的には布を縫い合わせて綿を入れるということの繰り返しですから難しい技術はいりません。いろいろな形が出来て応用も効くし、初心者の方はこんなのから始められるのをオススメしたいと思います。

 

★コットン・コラージュのショップシリーズ★

おお、アップリケ!! これ、これはもう私、始め投げ捨てたくなるくらい苦労しまくって作ったのを覚えてます。特にこの一番始めに作ったベジタブル・ショップはシリーズの中でも最も細かかったこともあって大苦戦。しかもアップリケそのものが初めてだったんで、何をどうしていいか分からず、今見てもかなり苦心の跡の伺える作品になってしまいました。写真ではそうでもないように写ってますが、めちゃヘタ!! 殆どボロボロ。まあ、誰でも始めた時というのは、こんなものかもしれませんが、ほんと何回挫折しかかったことか。アップリケがこんなに難しいものだとは予想だにしてませんでしたが、何事も自分でやってみるまではバカにしてはならないとの教訓を改めて得ました。

でもその苦労のかいあってか、その後の作品はいくらかコツを掴み、最近ではキレイに形にするのが難しいハート型アップリケの方法論も確立して、まかせなさいってとこまで来ましたね。ご覧になっても分かるかと思いますが、アップリケを使うと「布で絵を描く」ということが出来るわけで、複雑な図案でもこの通り、絵のように仕上げることが出来ます。コットンコラージュというのは、布をコラージュして描く絵というところから来てるんでしょう。このキットでは作品を額装して飾ってますが、バッグやクッション仕立てにしても面白いかと思います。また、こういう作品を額装して飾る場合は、上からラップやセロファンなどをかけておくとホコリよけになっていいですよ。

本来これは6キットのシリーズなんですけど、他のを先にやってるので現在まだ4つしか出来てません。先ほどのベジタブル・ショップの他、「花屋さん」、「手芸店」、「ベア・ショップ」と続いてて、自分でも特に成功したなと思うのは「花屋さん」と「手芸店」ですね。これはわりと苦労せずに出来上がりました。なにはともあれアップリケ、習得してみると今後のオリジナルにおおいに活用したい技法でもあります。

 

 

★カントリーなポーチ・シリーズ★

2002年の作品集で2つほどご紹介してた残りの4つがこちら。↑のタイトル写真で6つ全てが写ってるヤツですね。

これはSNOW DROPさんというお店が出しているキットのシリーズで、タイトル写真をご覧頂けると雰囲気分かると思いますけど、布の色や柄の組み合わせ方が独特です。パッチワークで自分のオリジナルを考えてて、あやぼー的に一番難しいのはこの布の色や柄をバッチシ合わせることで、そのへんやはりプロの方の感覚というのはすごいなあと感心してしまうシリーズでもあります。

私、自慢じゃありませんが色を組み合わせるのはけっこう得意な方なんですけど、それに柄が入ってくるとコーディネートするのはなかなか難しい。でも見てていいなあと思うパッチワーク作品の多くは、やはりその色柄の組み合わせが絶妙なんです。このシリーズなんかは特にそれがよく分かると思いますが、でもそれだけにそれぞれ多種類の布を組み合わせてありますから、パッチそのものがもお細かい、細かい。苦心惨憺した作品もありますが、ともあれこのように6つ全てを仕上げることが出来ました。

 

 

中でも一番苦労したのは「糸巻きのペンケース」で、パッチのパターンが糸巻き型になってるの分かります? まあこのパターンはそれでもそれほどテマ取りませんでしたが、何が細かいと言ってフチの三角。これ正方形の小さい布をひとつひとつ折って三角にして繋いであるんです。これと、この時初めて付けたチャックのおかげでめちゃ時間がかかり、そのせいで印象深い作品となりました。どうかするとそのへんで500円くらいで売ってそうな小学生向けペンケースって感じですけど、実際に作った私としてはその苦労の分、とても粗末に扱えません。

それから真中の「リンゴのポーチ」、実は見本写真でこれが一番気に入ってたのね。作り方はさほど難しくありませんでしたが、色使いがキレイでしょ? 持ち手が付いているので、ポーチというよりミニバッグな感じなんですが、コレを「あやぼー人形」やカントリー・ドールのアンちゃんに持たせると、サイズ的に丁度「お人形用バッグ」って雰囲気になります。全部出来上がった今でも、このシリーズではコレが一番好きですね。

もうひとつは丸底のポーチ。半円部分はアップリケだったと思います。これも一番苦労したのがチャックで、これは未だにネックだな。付け方によっては楽に付く場合もあるんですが、袋状にした本体に縫い付ける時はズレを修正するのがなかなか大変です。うまく付けるコツは現在模索中。でもそれはそれとして、こうしてポーチを手作り出来ると実用にも使えるので有難いです。けっこうポーチって、買うとお値段高いしねー。

ところでこちらはこれまで作ったポーチやバッグの型紙を利用したオリジナルなんですが、赤系でまとめてみました。けっこうすごい色ですね、こーして見ると。色柄合わせが難しいというのが、こういうの見るとお分かり頂けるんじゃないですか? ポーチは完成してるんですが、バッグはまだフチと持ち手をどうするか考えてるとこです。うーん、真赤じゃなくって、もう少し他の色も加えるべきだよなあ...。

でもまあ、初めてのオリジナル作品でもあり、いちおー本人はこれでも満足してるんですけど、やはり精進努力しなければなりませんね、このへん。

ということで、2003年の作品、布を使ったものは、こんなところでありました。このあとも続けてパッチワークやってますが、2004年はトールペイントにも挑戦してまして、ドールハウスなどにもレパートリーを広げつつあります。そしていつかは!! あっと驚くオリジナル作品を発表したい!! 何年かかるか分かりませんが、どうぞお楽しみに(合掌)。

 

★天然石アクセサリー★

さて、ちょいとオマケになりますが、2002年に引き続いて3回シリーズで作ってた天然石のアクセサリー、これも残り2点をお見せしておきましょう。ねっねっねっ? ちょーおっと手作りしたとは思えない出来ばえでしょ? これは浅井翠子さんの作品をキットにしたものなんですけど、天然のターコイズや淡水パールをふんだんに使ってあるので、よくあるビーズ・アクセサリーに比べて格段に高級感があります。プラスチックのビーズっていうのは仕上がりがどうしても安っぽくなってしまって、実際に身に付けるというわけにいかない場合が多いんですけど、これはもう自信を持って付けたい。天然石とメタルパーツという組み合わせもいいし、素朴てありながら自然のパワーを感じさせる作品ですよね。

 

以上、こちらで紹介している作品の殆どはベルメゾンのマンスリー・クラブ・カタログで選んで購入したキットを元にして、あやぼーが製作致しました。手作り大好き、とか、作ってみたいなと思っておられる方には、超・オススメなカタログです。このカタログのおかげですっかり手芸にハマりこんでる私ですが、さあ、これからも頑張って作りまくるぞー!!

 

2004.7.8.+2004.10.22.

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