うちのミニバラ、5月はみんな花ざかり

ミシンはやっぱり私のせいで壊れたということが判明しました。

長年の疑問にやっと出たこの結論、なるほどそうだったのか!!

落合信彦氏の新刊小説は、笑えます

 

うちのミニバラ、5月はみんな花ざかり

前回このページでお話したミニバラたちの話題ですが、5月にはどのコも思いっきりお花を咲かせました。まずはその艶姿をご覧下さい。

姫ちゃん

 

唯ちゃん

 

舞ちゃん

姫ちゃんはミニバラの王道、まっ赤なお花が咲きます。花の大きさもミニバラらしい小ささで、かれんなんですよね。

唯ちゃんは黄色のお花で、ミニバラにしては、ちょっと大きめのお花が咲きます。前回、ハチを割ってしまったと言ってましたが、ごらん下さい、すっかり新しいハチに変わりました。....そう、確かに変えたんです、わたし。まっさらっぴんのピカピカの素焼き鉢に変えたのに、変えたのに(しくしくしく)。しかしそれも束の間、実はこの写真を撮った直後、またっ、また割ってしまったんですぅぅぅぅ。もう悲しくて、悲しくて。どうしてこう不注意なんでしょう。自分で自分がイヤになります。

まあ、それはともかく気を取り直して舞ちゃんですが、葉も増えて元気に咲いたでしょう? このコは今のところオレンジがかった白をしていますが、秋ごろになるとピンクがかって来て、まるでデコレーション・ケーキにのっかってるバラの花みたいに美味しそうな色になるんですよ。

ところでこの春、お花やさんでショッキングピンクのミニバラを見かけました。200円という大特価だったので、思わず買おうかと思いましたが、あとの世話が大変なことがわかっているので「これ以上増やしちゃ...」と、その場はあきらめたのです。でも次にお店の前を通りかかったときには、もうなかったから、売れちゃったんだね。買っとけば良かったなあ、とちょっと後悔。

さて、みなさんもミニバラを育ててみませんか? 、というわけで、今回から園芸コーナーとしてSECRET GARDENのページを作りました。第1回はミニバラの春から秋にかけてのお世話について書いたので、良かったら参考にして下さい。このコーナーではミニバラのみならず、あやぼーが育ててる植物を中心にして、育てかたのコツなどをお話してゆきたいと思っています。どうぞヨロシク!!

 

ミシンはやっぱり私のせいで壊れたということが判明しました。

これまた前回お話していたミシンなんですが、無事、修理を終えて帰ってまいりました。そして、そのあとになって気づいたことなんですが、なんと!!私は根本的に上糸のかけ方を理解していなかったらしい。帰って来たあとも糸がはずれたりして何か調子がオカシイのでよくよく説明書を見直すと、あれれれれ??? 2ヶ所ほど、糸をひっかけないといけない所をとばしていたんです!! そりゃ、あかんわ。

どうやら前回の故障の原因も糸のかけ方が悪かったことから針の上下動が不規則になり、その結果、布をかみこんだらしいですねえ...。で、ごちゃごちゃ触っている間にバネがいかれた、と。

糸をちゃんとかけるようになってからは、調子よく動いていますが、そういうわけでメーカーさんには多大なご迷惑をおかけしてしまいました。スミマセン。でも今回それでよくわかったんですが、通販で購入してもメーカーさんって丁寧に対応して下さるってことですね。ミシンそのものも、ちゃんとした使い方をすれば安くてもしっかり働いてくれるということもわかりました。皆さんも安心してご購入下さい。あやぼーも、これからは何でも説明書をキチンと読んでから使うようにしたいと思っております。おさわがせ致しました。(合掌)

 

長年の疑問にやっと出たこの結論、なるほどそうだったのか!!

いったい何だ、と思われるかもしれませんが、あやぼーのことですので大したことじゃありません、ラーメンです。インスタント・ラーメン。

前々から折りにふれて、何故インスタント・ラーメンの作り方には「火を止めてからスープを入れて下さい」と書いてあるのか不思議で仕方なかったんですよね。皆さんもギモンに思われたことはありませんか?

しかし長年ギモンだったこの「火を止めてから」というのは、どうやら火をつけたままスープを入れると、その入れている間にもメンの煮えが進んでしまうからではないか、とやっと思いあたったんです。今ごろ気付くなんてアホかも知れませんが、そう言えばラーメンって煮えすぎてもマズいし、火の通りというのは既に熱くなっているものの場合けっこう早く進みますよね。たかだかインスタント・ラーメンと思っていましたが、やはりメーカーさんはほんの数秒のことにもコダワリがあるんだなあ、と改めて感心しました。まあ、美味しく食べてもらえなきゃ、次に買ってもらえないんだから当然かもしれませんケド。でも、これってホントに正解かな? 皆さんはどう思われます?

正しいかどうかはともかく、あやぼーとしては、ちょっとしたヒラメキだったんですよね、これって。あまり料理とかしない、と言うより包丁を何年も持っていないということは、全くしないと言っても過言ではないあやぼーなんで、火の通りの微妙な差でモノの味って変わってくるんだなあ、と今更ながらに納得しました。お肉なんかも焼き加減で味がまるっきり違うし、長いことスクランブルエッグを失敗しまくっていた原因も火加減だったしな...。

これを機会に料理もちょっとはしようかなあ、とか思っております。なんか、変な動機かも。

 


落合信彦氏の新刊小説は、笑えます  ***笑ってていいのか、という気もしますが...

どういうわけか最近読書づいてまして、1週間ほどの間に落合先生の本3冊とシェルダンを3冊、ぶっ通しで読みまくってしまいました。その中の一冊が今回クリップボードでもご紹介した「騙し人」です。

もともと先生の作品は国際情勢を扱うという性質上、内容が硬いと思っておられる方もあるかもしれませんが、彼の文章は読み始めると止まらなくなる、ものすごいパワーがあるのです。政治上の重要人物を描かれるにしても、新聞のように決まりきった型で語るのではなく、生きた人間として描写されるので迫力が違います。しかもユーモアにも恵まれている方なので、今回のような作品も生まれてくるのでしょう。

2005年、日本を核ミサイルが直撃する。この危機に当然、政府や政治家がアテになるわけもなく、そこで3人の天才サギ師たちのご登場となるわけです。ココでサギ師が出てくる所が落合先生らしいというか、何か世界観がシェルダンの作品と似てるところでもあるんですよね。

サギ師と言ってもナミの犯罪者を連想してはいけません。天才級のIQに恵まれ、数ヶ国語を自在にあやつり、世界を股にかけて大金持ちから莫大な金額を騙り取る、これはもう、ひとつの芸術の域に達しているがために、英語ではサギのことをコン・アート、サギ師のことをコン・アーティストとも言うほどなのです。

さて、彼らはその抜群の知能にモノを言わせて、如何なる方法で日本を救うのか。当然それは本を読んで下さらなくては困りますが、今回この核ミサイルを日本にぶちこむ、という計画をウラで立てたのはアメリカという設定。なんでっ?!と思われるかもしれませんが、理由を聞くとありそ〜、と頷かざるを得ないから恐ろしいんです。ソ連崩壊以来、核ミサイルだのプルトニウムだのいう危ないもんが出回ってて、しかも危ない人たちの手に渡っているというのが現実。プルトニウムは核ミサイルには欠かせない放射性物質ですが、これが旧ソ連の地下の製造施設からアラブあたりの危ない独裁者の手に回ってるってな話もあるし。フィクションじゃなくて、そのへん現実なわけですから、本当に何が起こっても不思議がないんですよね。

さて、今回の作品、何が笑えるかと言うと、常日頃から落合先生が批判しておられる政治家、左翼主義者、そしてお茶の間向けのバカげたアフタヌーン・ショー、言ってみれば日本の脳天気さを如実に語るこれらの存在を容赦なく切り捨てる、その姿勢が日本の現状にウンザリしている者にとっては痛快だってことでしょうか。いわく、萩原愚作、これが日本の総理大臣の名前ですが、まんまじゃないですか、ねえ? 今クスって笑ったでしょ?

そして、その総理に、IQが180以上あるサギ師の一人が言うわけです。「はっきり言おう。あんたがたは考えるということをしてはいけない人種なんだ。理由は三つある。ひとつ、あんたがたには思考するための最低限の物理的要素がない。二つ、そういう欠陥状態でなまじ考えたら頭のヒューズが飛んでしまう。三つ、あんたがたが考えとやらを披露するたびに私とゴンチャレンコ氏の時間をムダにしてしまう。だからこの危機を救いたかったらあんたがたは決して考えちゃいけないんだ。」...うんうんうん。その通りだよねえ。言ってやって、言ってやって。

いわく、「ブタたちへのアフタヌーンショー」。かつて「ブタは死ね」と言い切った落合先生だけに、このフレーズだけでも笑っちゃうんですよね、私。

でも、こういった瑣末な揶揄はホンのおまけで、この作品のすばらしいところはやはり登場する人々の人間ドラマの方でしょう。日本に核ミサイルをぶちこむ、この計略のために操られるチェチェン屈指の愛国者には家族を皆殺しにされた悲しい過去があったり、マフィアながら国の将来のために学校を設立したいと願う若者がいたり、そしてまた、サギ師たちがそのユメもかなえてあげり、と、殺伐とした中にも人間の心のドラマが繰り広げられるのです。ヘタな左翼主義の作家には決して書けない小説、つまりしっかりと現実を見据えながらも、ちょっと泣かせるロマンが伏せられている、それが落合先生ならではの作品であり、彼自身なのかもしれません。

この作品の最後で彼は「どんな立派なコトバよりも人は心なんじゃ。心を捨ててどこへいくんじゃ」と田舎もんの総理の弟に言わせるんですが、これは取りも直さず、作者の最もソフトな部分から出た一言なんじゃないかなあ、と私などは思ったりします。

本物のロマンティストは同時にリアリストでもある。たしか先生は以前そんなことを言っておられたと記憶していますが、私もそうだと思います。人間には多くの悪い部分があるが良い部分もある。この現実も理解せず、ただ人間は良いものと決めてかかる人たちには、本当のユメも見られないのかもしれません。

そんな先生の書かれた3人のサギ師たちは、抜群にカッコいい男たちです。

では今回は、このへんで。

 

 

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