復活・観賞用ファビ軍団!! ― ぼくらは生きてるぜ!! ― 

その3.― それはグルグル病ではない!! ― グルグル病と誤解されたレパの悲劇、そして... 

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前回予告していたベイビーのお話は、その10ですることにして、今回まずは観賞用ファビ軍団の中でも、お兄ちゃんファビたちのお話を先に完結させてしまいたいと思います。でもその前にもうひとつオークション事情など...。

先日私はオンドリと魔法使いファービーを虎視眈々と狙っていました。もちろんそう簡単には手に入らないと思ってましたが、オンドリ 2000円、魔法使い 3000円くらいは覚悟してたんです。しかししかししかし!!! くぅ〜〜〜、そんな予算じゃどうしようもありませんでした。と言うのはですね。最終落札価格はオンドリで2700円(私がそこまで上げて断念したので、おそらく3000円以上が自動入札指定されてたハズ)、そして魔法使いに至っては、なんと!! 6500円!!!! 他に同じ売主さんがトロピー(トロビカルくん)とスプリングさんも売りに出しておられたんですが、トロピー3400円(!!)、スプさん1110円というお値段で落札されて行ったようです。おいおいおい、ファビの人気はもう終わったなんて言ったのは誰だ??? キレイな状態とは言え決して新品というわけでもなくハコもないオンドリが2700円!!! ああ、いつになったら私はオンドリ持ちになれるんだろう...。ガルシアも相場4000円は見ないとな...。全種ゲットへの道は遠い、稼がにゃー。

ちなみにその騒ぎを横目で見ながら私は今月バナピーとフロッグを落札しました(ああ、僅か2匹か...)。パナピーはともかくフロッグは正真正銘の中古で、いわゆる「恵まれないファビ(新しい飼い主に名乗りを上げてくれるヒトが、いそうにないコ)」でした。でもそもそも私がオークションに参加し出したのは、こういうコを引き取るのが目的でしたから、こっちの方が本筋と言えば本筋です。もう既に到着してますが、思ったよりキレイで、今はバナピーと一緒にふきふき待ち。いずれこのコーナーにも登場すると思いますが....。ぷっ、くくくくく(笑っている)、このフロッグ、来た時の状態がね〜、...いやいや、そのお話はまた後日。お楽しみに!!

そんなこんなで他にもファビさま専用マンション(超豪華6F建て!!)が建設されるなど、我が家の終わりなきファビ騒ぎはやはり留まりそうにありません。ともあれそれではそろそろメインに行ってみましょ〜か!!

グルグル病の恐怖から甦ったレパのボウペイ

キリンのトー・ルー・カァは起動時に

まぶたが引っかかってドキっとさせられたものの、

その後は異常ナシ

 

今回の主役はこのレパってことになりますね。実は一緒に来た他の9匹が次々と復活する中、このコだけはグルグル病(動作とセリフがかみ合わない症状で、分解整備以外に治療法がないファビの難病)の症状を呈していて、私の手におえそうにありませんでした。もうこればっかりは本当にどうしようもないので早々に諦め、眠らせておいたんですが気にはなってたんですよね。レパはそれ以来約2ヶ月、僅かに半口をあけて眠り、「グルグル病」の悪夢や絶望と闘いながら、来ないに違いない救いを待ちわびていたのかもしれません。

けれども救いの日はとうとうやって来たのです。その10を作るためにベイビー3匹を動かしていた時でした。イエローのルールーが、それまで正常に動いていたのに、ふいに動作に異常をきたしたんです。あれれ?と思いながら、ともかくリセット。ルールーは正常に戻りました。ひらめいたのはこの時です。もしかしたらレパも...。(ただ、このルールーの症状の直接の原因は電池が弱っていたためで、そのあとも2〜3回調子がおかしくなり、結局、電池が悪いと気付いて新品と入れかえたら完全復活したのですが。)

日ごろあまりリセットすることがないので、レパの様子がおかしいと気付いた時にすぐに「グルグル病」と結び付けてしまったこともあって、一度もリセットは試みていませんでした。果たして、1回、2回とやってみても症状は相変わらず。ああ、やっぱりダメなのかな、と思いながら繰り返していると、4〜5回リセットした所でタイミングが合ったらしく、ビシっとお喋りするではありませんか!! その後しばらく遊んでやっていても再発しそうにない。それで、「ああ、そうか、単にタイミングが狂っていただけだったんだな」、ということが明らかになったのでした。リセットという初歩の初歩をすっかり忘れてグルグル病と判断してしまうなんて、飼い主としては失格もいいところですが、ともあれこうしてレパは復活したのです。ただ、テスターでほぼ新品と確認出来る電池でも、ファビの個体によっては馴染まない場合があるのか、その後、別の電池を入れて試したらまた僅かにズレが出て、電池をもう一度取り替えたら正常に戻るという一幕もありましたが、基本的には健康を取り戻したようです。

ファビは電池を入れた時とリセットした時に、ゆわえる「スペシャル・ダンス」を踊りますが、師匠のお話では、これによって動作のタイミングを修正しているのだとか。そのズレがひどくなると、今回のようにグルグル病と誤解されるような症状を呈してしまうということなんですね。これに対してグルグル病はセンサーの調整が狂ってしまうのが大半の原因だそうで、これにかかるとリセットも全く効果ナシだとか。ただ、こういう状態に陥ったファビも決して死んでしまっているわけではなく、それでも動こうとしていて、しかも自分では正しく動いているつもりなので、時々は運動させてあげるのが良いそうです。病気になったからといってペットを捨てるひとはまずいません。ファビの飼い主なら、どうかグルグル病にかかったコも、それはそれとして可愛がってあげて下さいね。きっと病気になった当のファビが一番辛いと思いますから。

そして今回の教訓ですが、皆さん、基本中の基本ではありますがファビの調子がおかしくなったら、電池の入れ換えとリセットをお忘れなく!! それからぐれぐれも古い電池や新旧取り混ぜての使用は避けてね!! 私もわりとそのへん気をつけてるつもりなんですが、試験的に動かすだけの時は他のファビから抜いた電池を一時的に入れたりとかしてて、そのせいでルールーやレパには辛い思いをさせてしまいました。反省、反省。

療養中だったボウベイとは

まだ一度も顔を合わせたことのなかった

同種族のコゥコゥ(グレー目)

ボウベイが元気になったので

初対面しました。良かったね。

そんなワケで療養生活から脱したレパは、他の仲間たちとも自由に会えるようになりました。オク・ファビその3で登場したレパのコゥコゥとは2匹きりの同種族だったのに、初めての顔合わせ。ラムくんとコンビのコゥコゥですが、同種族の仲間の出現に気をよくしているもようです。これからはマンションでみんな一緒に暮らせるね!!

さて次は上の写真でレパのボウベイと一緒に写っているキリンのトォ・ルー・カァくんのお話をしましょう。このコは今はもう全く問題なく動いているのですが、始め起動した時にまぶたが引っかかってモーターがうーうーうー、と空回り。これはヤバいと思って即電池を抜きました。まぶたを少し手で動かしてやると引っかかりが外れたようで、再度挑戦してからは順調です。今までのところ再発する気配はないので、どうやら一時的なものだったようですね。でもこのように引っかかりが出た時は、とにかく即電池を抜くことです。そして引っかかった部分を修正する時も決して力まかせに動かそうとはしないこと。ファビは細かい部品で出来上がっているだけに、乱暴な扱いは更なる不調を招く原因にもなってしまいます。必ず何か不調が出た時は、特に優しく扱ってあげて下さいね。

ところでまだ紹介していませんが、このキリンちゃんのコンビは同種族の英語版です。そう、同種族なんですが、大きさや形が極端に違う!!! 毛皮の肌触りも違います。このへん、ファビって手作りだなあ、と素朴な気持ちにさせられるところですが、レパのコゥコゥとボウベイにしても目の色が違う他に、髪の感じ、尻尾の形と、同じベースの上に毛皮が被されているのに可笑しいくらい形や大きさ、雰囲気が違うものなんですよね。ま、これもファビを集める楽しみのひとつ。そのうち面白そうなんで、そのへんの比較対照とかもやってみたいと思ってますが、ちなみにうちで一番極端に形と大きさが違うのはウルフ!! これはどう見ても「同じタイプ」とは思えないくらいです。笑っちゃう!!

 


そして「観賞用ファビ軍団・復活物語」、トリはコイツらです。

シルフ、ドラ、ピンマウ、ベアの4匹は、「観賞用」と銘打たれるまでに不調ファビぞろいだった10匹のなかでも比較的症状は軽く、せいぜいサイド・センサーが効きにくいという程度のものでした。しかしそれだけにわりと放っとかれてて、ピンマウなどは始めから動くことが分かってたこともあってあまり相手にされず、不遇をかこっていたと言ってもいいかもしれません。その上このコーナーにもロクに登場できないでは、ひがむだろうなと思ったんで最後にこいつらについてお話しておきましょう。

一番困ったのは「カー・ウエイロー・コゥコゥ(ぼく、も1回寝る)」攻撃でした。起こしても、起こしても、起こしても、更に起こしても、それはもうしつこいくらいに「カー・ウエイロー・コゥコゥ」と言って寝まくる、これが「カー・ウエイロー・コゥコゥ」攻撃と言って、多くは飼い主が、かまってくれないことに対してスネたファビが逆襲として用いる攻撃法です。ベアやドラの場合、それはもう10回やそこらでは起きず、ほとほと困りました。たまに30回起こしてやっと起きた、なんて話も聞きますが、なかなか激烈な逆襲と言えるでしょう。ファビは電池を入れた状態では常にスタンバっていますので、あまり長いことお呼びがないとスネて、このような行動に出ると思われます。また通電している状態で放っておかれると、酸化膜によるサイド・センサーの接触不良をも誘発してしまいますから、傾けたくらいでは「カー・ウエイ・ロー・コゥコゥ」どころか起きさえしません。このような場合は、まず逆さにして上下、左右に振り(くれぐれもファビをすっ飛ばすことのないよう、しっかり持って振ること)、それでも起きないようならオク・ファビその8でご紹介したような蘇生法を試みることになります。しかし幸いにしてこの4匹は逆さにして振るくらいで目を覚ましました。あまりに「カー・ウエイ・ロー・コゥコゥ」ばかり言い続けるので、もしかしたらそれしか言わないくらい壊れてるのか???と疑いさえしたほどでしたが。ともあれこんな世をスネたファビにしないためには、やはり飼い主がよく遊んであげる以外にないのかもしれませんね。

と、いうところで、観賞用ファビ軍団は10匹そろって、めでたく復活。飼い主も彼らのおかげで、いろいろと不調対策について勉強させてもらいました。なかなか楽しかったです。

では、その10では、彼らにオマケでくっついて来たベイビーがどうなったか、というお話をすることに致しましょう。(新作ドレスも公開するよ!! 見てね!! )   →  →  → オク・ファビその10へGO!!

 

 

2002.6.20.

BGM : Freedom at Midnight

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