VOL6.布引ハーブ園

所在地 : 兵庫県神戸市葺合町字山郡

交通 : 

★地下鉄「新神戸」駅もしくは新幹線「新神戸」駅より徒歩5分ほどの所に

新神戸ロープウエイ「北野一丁目」駅があり、ロープウエイ約10分で「布引ハーブ園」駅に着きます。

 

★または阪急三宮駅より新神戸オリエンタルホテル方向へ10分ほど歩き、地下へ入ると

ロープウエイ「北野一丁目」駅はすぐわかるようになっています。

(ロープウエイ : 大人片道・550円、往復・1000円 / ハーブ園入園料 : 大人200円 *小中学生 100円)

詳しくは神戸市立・布引ハーブ園ホームページをご参照下さい。詳しい地図もありますよ。

 

 


ロープウエイで遊覧しながらハーブ園へ

神戸の街が一望に見渡せます

 

今回のSECRET GARDENは、植物園探訪シリーズ第2回として神戸にある「布引ハーブ園」を訪問してみました。阪急三宮から歩いても10分かからないところに地下鉄の新神戸駅がありますが、その近くからハーブ園へのロープウエイが発着しています。「約10分の空中遊覧」と謳われているだけあって、ロープウエイから一望に出来る神戸の街はなかなかの眺め。あやぼーはロープウエイなんて子供の頃に乗ったっきりだったので、なんかすごく珍しくて遊園地みたいなのが楽しかったです。

さて到着してみるとレストランとお土産物屋さん併設の可愛いレストハウスの他に、イベントなどが行われる「森のホール」などもありました。こちらではコンサートなどの行われるホールの他に、香料の歴史を辿った「香りの資料館」もあります。「ハーブ園」と銘打たれていることから、ハーブばかりの公園かなというイメージがあったんですが、そうではなくて150種・75000株という様々なハーブの他に、バラや他の花々も沢山植えられています。やはりハーブというのは、どちらかというと「草」ですから、花のない時期には淋しいからかもしれません。事実、あやぼーの行った9月の半ばには、まだハーブはあまり花が咲いていなくて、ハーブ園の方も「今はちょっと花がない時期ですから...」と仰っていました。むしろハーブの花頃というのは秋は10月〜11月なのだそうで、まさにこれからの季節が見頃になるということなんですね。あやぼーも、その頃にもう一回行きたいと思っています。また展示やイベント、講習会も豊富に行われているようで、そのせいか行ったのは平日だったにも関わらず、朝早くからお客さんも多くて盛況な印象を受けました。布引ハーブ園のホームページでは、随時こうしたイベントなどの募集状況や、ハーブの開花状況なども知ることが出来ます。開園時間は通常10時から17時までですが、休日や夏季などには大幅に延長されるようですので、詳しくはHPでご確認下さいね。

ロープウエイの中から海側を眺める

 

ところでそんな時期だったため花は少なかったんですが、なんと言ってもハーブは葉が命。あやぼーもここを訪れて初めて知ったんですけど、ハーブの場合、花よりも葉の香りが凄いんですね。ほんのちょっと指で触れるだけで、ずいぶん強い匂いが移ります。レストハウスには、葉に触れて香りを試すコーナーもありましたが、ハーブ園そのものの方でも指で触れて香りを楽しむのを勧めています。ですから、花頃でなくても十分楽しめますよ。

そしてレストハウスのある辺りから階段を降りてゆくと、いよいよハーブ園の北ゲートに辿り付きます。有料区域はここからなので、この入り口で200円の入園料を払うんですが、平日だったこともあるのかもしれませんけど、なんと驚いたことに切符切りしてるヒトなんてのがいない!! 誰か通りかかると自動音声が「ここで入園料を投函して下さい」とか言うだけなの。もちろんあやぼーはちゃんとハコに200円入れて通りましたが、なんかのんびりしてるなあと思いましたね。まあ200円踏み倒すヒトもないかもしれませんけど...。で、ここからは全体に「公園」というよりも「庭園」といった雰囲気で、布引ハーブ園のホームページでは「HERB PARK」と表現しておられますが、このページのFlashムービーの始めで「HERB GARDEN」としたのは、そういった印象が強かったからです。さすがに山の中ですから天然の大木が生い茂って周りを取り囲み、ハーブの他にも様々な植物を取り混ぜて造園された中をレンガ舗装された広い道が続いているといった光景は、その規模から言ってもやはり「庭園」と言うのが相応しいでしょう。どこかヨーロッパの城に付随した庭園という感じさえしましたが、そういえばレストハウスのデザインもヨーロッパの田舎にありそうな城の雰囲気でした。

スパイスのサンプルを試せる工房

スパイスの歴史を記した展示などもあります

 

北ゲートを通って中に入るとまず見本園と言って様々なハーブが植えられた花壇がずっと続いています。シーズンになるとここでは無料のガイドツアーも行われており、時間を合わせることが出来ればハーブにまつわるいろいろなお話も聞くことができますよ。また、ハーブの収穫期には、春はラベンダー、これからの10月〜11月にはセージをお客さんに摘み取らせてくれるイベントなどもあるそうです。ここから続く見本園、ラベンダー園、青い花を集めたブルー・ガーデン、香りの芝生などを楽しみながらロープウエイの中間点である「風の丘」駅までが本筋のルートということになりますが、もうひとつ横道にそれた所にグラスハウスというのもあります。これは文字通り温室なんですけど、中には泉や小川も流れていてなかなか大きなものでした。こちらにはカフェもあるので一休みも出来ます。また上のFlashムービーでも見て頂けますが、ヨーロッパの人たちが日常ハーブをどのように用いて来たかを展示したコーナーや、スパイスの歴史を学ぶことが出来るコーナーなどもこちらにあり、細かく見てゆくと一日遊べそうなくらいいろいろな工夫が凝らされていますね。庭園の中には小休止出来るところもいくつかあり、またレストハウスのレストランでは、ハーブを効かせた料理も楽しめるとのことでした。

ハーブの花壇を見てゆくと分かるんですが、これにはそれぞれの名称や原産地の他にも、植物のどの部分を主に利用するかとか、どのような効用があるかなども記されています。大部分は葉が最も利用価値が高いようですが、ターメリック(ウコン)などのように根を用いるもの、スイート・フェンネルのように葉の他に種子も用いられるもの、ヘリオトロープのように花を用いるものやセルフ・ヒール、カラミントのように茎を用いるものなどもあり、ご存知のようにお茶やスパイスとなる他、風邪薬、傷薬、ウガイ薬などの効用があるものもあります。こうして見ていてふと思ったんですが、薬用に用いられるハーブというのはヨーロッパ版漢方薬といった感じがしますね。そういうことも含めて、ハーブは古来からヨーロッパの生活の中で育まれて来た知恵の集大成と言えるのかなと思ったりしました。

ところで最近では最もよく知られるようになったハーブ・ティの中にカモミールがありますが、ハーブ園の方に伺うと、これは市販されているような乾燥させたものより、生の状態のままの方が香りが高くて美味しいのだそうです。自家製でカモミールを栽培した場合、花をちぎってそのままハーブティとして煎れるのが一番なんですね。またこれは裏ワザだそうなんですが、花は咲いたままにしておくと枯れて行ってしまいますので、新鮮な状態で保存するには冷凍しておくのが効果的だそうです。こういうお話を聞いていると「おお、なるほど」と思いますよね。そこで私もこれからカモミールを栽培して、来年の花頃にはひとつ自家製ハーブティなどを楽しんでみようかなと思ったりしています。そう言えば、カモちゃんは今の時期が確か撒きどきだったんじゃないかな...。


ではここで上のFlashムービーに使った写真について、少し補足説明をさせて下さい。

レストハウス横の時計塔

この向こうに森のホールがあります

 

まずトップに使った洗面器に浮かんでるハーブの写真、これポストカードみたいにうまく撮れた写真で凄くキレイなのでトップに使ったんですが、香りのよいハーブを水に浸してあるだけのものながら、そこはかとなく良い香りが漂ってこれに手をつけてみるだけですっきりした気分になるというものなんですね。アロマテラピーの一種ということかもしれません。夏場なんかガラスの器にハーブを入れてテーブルに飾るなどというのも、素敵なテーブル・デコレーションになりそうです。

一般にどうしても植物は花に見るべき部分を見出してしまいがちですが、ハーブの場合は葉の形状が多様で、よく見てゆくとなかなか面白いものです。そこでFlashにはハーブ園内のグラスハウスや展示をご覧頂く合間に数種類ずつのハーブの写真を挿入してみました。これらについて詳しい説明はHERB LISTの方でしていますので、是非ご覧になってみて下さい。Flashに取り入れたものの他、全部で24種類のハーブを紹介しています。そして最後の画像はローブウエイ駅を出た所の、レストハウス前の光景。あやぼーが行った日は気持ちのいい快晴に恵まれて写真も百枚以上撮って来ましたが、ご覧のように天気が良いと写真の状態も大変良いので、どれもこれも使いたくて今回のFlashは大容量になってしまいました。ダウンロードに時間はかかりますけど、布引ハーブ園に行ったつもりでお楽しみ頂けると嬉しいです。ブラウザの更新ボタンを押すか、ムービーの部分を右クリックしてメニューから再生すれば何度でもご覧になれますよ。IEでご覧の場合は、今回BGMとムービーの時間が偶然バッチリ合っちゃったので、更新ボタンを押して音楽と一緒にご覧頂く方をオススメしちゃいます。

静かな園内を秋の陽光と緑の中で散策していると、ホントに幸せだなあ...、という気分に浸れますよね。頭上に音もなく行き交うロープウエイものんびりした雰囲気を増していました。花も葉も楽しめる実用性と可愛らしさが魅力のハーブたち。皆さんもぜひ一度、自然の中でハーブに触れて一日を過ごしてみませんか? 

 

BGM : Anything

2002.10.9.-10.10.

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