初級篇★ページ作りの基礎知識1. HTMLを書いてみよう

VOL3.知っておきたい色指定の基礎知識

 

ホームページで使用する色は、色名で指定することも出来ますが、主に#RRGGBB方式で指定されることが一般的です。色名による指定はブラウザによっては表示に対する反映が確実でないため、HP作成ソフトで自動的にスクリプトを書いた場合も #RRGGBB方式が用いられているはずです。

#RRGGBB方式とは、色の三原色である赤、緑、青の値を0〜255の256段階に分けて設定し、それぞれの値を2桁の16進法で表わしたものを並べたもので、これにより細かな色調整が可能になっています。ただし、見る側のディスプレイによって色のニュアンスが変化することもありますし、使用する色によっては全体の印象がかなり違ってしまう場合もあります。これを避けるためには、色名で指定しても表示が大きく変化しない基本の16色、もしくはWeb Safe Colour (ウエブ・セイフ・カラー)と呼ばれる、Windows や Mac といった異なるOSであっても、表示に著しく変化が出ない216色を使うことが確実とされています。これらの詳細については、以下のチャートをご参照下さい。

Chart1 ... 色名指定で使える基本の16色

Chart2 ... Web Safe Colour 216色

Chart3 ... 色名指定が可能な147色

 

なお、HP作成ソフトで#RRGGBBの値は、背景や文字色を設定する時に出した色パレットで確認出来ます。例えば、Front Page ですと、色パレットは以下のような画面になりますが、ご覧のように、「値」のところに#RRGGBB方式で表わした16進法による数値が出ており、この6ケタに#をつけたものがその色の番号になります。

 

更に、各色の赤、緑、青の値を16進法に直す前の256段階で表わした元の数値は、上の画面で「ユーザー設定」をクリックし、出て来る「色」の画面に赤、緑、青の値として記入されています。

 

HP作成ソフトで作っていると、色番号などは殆ど意識する必要がありませんが、別のページで同じ色を使いたいとか、画像加工ソフトでリンクボタンを作成したり、絵などの加工をしたりした場合、それを使うページと背景色などを合わせたいとかいうことが起こってきます。そういう時もこの赤、緑、青の配合値を入力することによって、同じ色を作ることが出来ますので、どこを見れば分かるかを覚えておくと便利です。

 

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2006.7.5.-7.10.