基礎篇★発行先の確保から作成、アップロードまで

VOL2. 「HP作成ソフト」って何?! ...ページ作りの下準備

 

さて、ホームページを置く場所が決まったら、今度はページを作成するためのソフトを手に入れなくてはなりません。もう皆さんご存知のように、サーバー上に置かれるホームページは全て「HTML(HyperText Markup Language)」によってその内容を指定する決まりになっています。エディタでそのHTMLを直接書くこともできますが、これは初心者にはちょっとウザい。そこでその面倒なHTMLを自動で書いてくれるソフトが「HP作成ソフト」と言われるものです。有名なのはホームページビルダーやマイクロソフト・フロントページ、ドリームウィーバーなどがありますが、どの場合も操作は基本的にワードなどのワープロソフトと大差ありません。いくらかでもワードを打てる方なら、すぐに使いこなせると思います。

いずれにせよ作成ソフトを手に入れてからの手順は以下の通りです。

 

T. HPのテーマとタイトルを決める

まず何についてのホームページにするかを決めます。何か特に好きなものがあれば、それをテーマにしてもいいですし、自分のお気に入りばかりを集めたり日記みたいな感じにしたりしても良いでしょう。ブログに比べてレイアウトの自由が利くので、独自性が出せるのも本格的なHP作りの面白いところですね。

テーマが決まりましたら、それに見合ったタイトルも決めなければなりません。これはアイ・キャッチの役割を果たすものなので、何についてのHPかがヴィジターにはっきりわかるようなタイトルが望ましいでしょう。Google のような検索エンジンでは、上位に乗せるためとかクリック率を高めるためにもこのページ・タイトルが大変重要になります。


U. テーマとなるカラーやHP全体の雰囲気を決める

良く出来たホームページは全体に統一感のあるイメージを持っているものだと思います。

作ろうとする内容に相応しい統一感ということで、「可愛い」とか「シャープ」とか「シック」とか全体の雰囲気をまず決め、次に主に使う色傾倒を決めます。可愛いイメージに仕上げたいならパステルカラーを用いるとかシャープな印象にしたいならモノクロームで作るとかするわけですね。フォントも可能なら工夫してみたいところですが、ヴィジターのブラウザ環境によっては、ちょっと凝ったフォントで指定しても無味乾燥なゴシックで表示してしまうという欠点があるので注意したいところです。

タイトルなどの文字で凝ったフォントを使いたい場合は、タイトル文字を画像化してしまう以外に方法はありません(画像加工ツールを使って文字を書き、それをGIFファイル形式で保存して1枚の画像として扱うというやり方です)。しかしページ全体であまりにも画像化されたものが多くなるとダウンロードに時間がかかるという欠点を晒すことになりますので、これはポイントを利かせたいリンクやタイトルなどに限った方が良いでしょう。ちなみにこのページトップのというタイトルは、富士ポップというフォントを使って画像化していますので、どのブラウザでもこの書体で表示されているはずです。


V. ページに使う写真、絵、などの素材や原稿を用意してレイアウトを考える。

テーマやタイトルが決まったら、今度はHP上に置く画像やテキストを用意します。テキストはHP作成ソフト上に直接書き込んでゆけば、後でコピーしたり打ち直したりする手間が省けますね。普通のワープロソフトと同じですので、特に難しいことはないと思います。また画像などは後からどこにでも挿入できますので、テキストを書きながらどのへんに入れるかレイアウトをイメージしておくと良いでしょう。

 


 

これで準備は完了です。次の章からは、ページにタイトルをつけて保存したり、背景や文字色の指定、画像やテキストの挿入、ハイパーリンクの設定など、HP作成ソフトの初歩的な基本操作について説明してゆきましょう。ご覧になると、操作はワープロソフトと大差ないということがお分かりになると思います。どのソフトを使って作る時でも、大体この操作はそれほど変わらないでしょう。


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2001.8.18-9.10.

2006.5.8.-5.9改稿