My Favorite Albums ★★★

by OBQ

スクリッティ以外のものから選びました。アルバムをただ羅列するのもつまらないかと思い、僕の音楽遍歴に沿って好きなアルバムを挙げてみます。でもそっちのほうがつまらないかもしれませんが。

僕が最初に好きになったバンドはYMOです。そしてその中でも細野晴臣が一番好きでした。グリーン・ガートサイドは僕にとってはアイドル的存在であるのに対し、細野は僕にとって先生のような存在です。

 

*サントラ「銀河鉄道の夜」/細野晴臣

この2枚は細野のアルバムの中でも特に気に入っているもので、もう15年くらい聴きつづけています。「HOSONO HOUSE」はスクリッティのアルバムと並んで、最初から最後まで通して頭の中で鳴らす事のできる数少ないアルバムの一つです。あやぼーさんは日本語の歌詞はあまりお好きではないようですが、このアルバムの歌詞を僕は大好きです。

銀河鉄道の夜」はな〜んとなく好きで、ずっと聴きつづけています。細野の音楽は暖かみのあるユーモアが感じられるのが大きな魅力です。

細野の影響で、細野が影響を受けた音楽を色々聴きました。特にニュー・オーリーンズのR&Bやカントリーや60'Sなどは今でも好きでよく聴きます。その中でも最近よく聴くものがこの2枚。

 

* 「MUSIC FUH YA'」/タジ・マハル

* 「NEW ORLEANS JAZZ AND HERITAGE FESTIVAL1976」/VA

タジ・マハルは、ブルースをルーツとしながらも、カリプソなど様々な要素を盛り込んで独自の音楽を作った人です。とにかく聴いていて気持ちいい。ソプラノ・サックスやスティール・ドラムの金属的な高音がとても心地よい。歌詞や歌もホノボノしていて大好きです。後者はニュー・オーリーンズR&Bのオムニバス。アラン・トゥーサンやプロフェッサー・ロングヘアのニュー・オーリーンズ・ピアノが大好きです。僕は全く楽器を弾けないのですが、あんなピアノを弾けるようになりたいなぁとおもうことしきり。

大学を卒業するころ、それまではポップスばかりを聴いていたのが、テクノばかり聴くようになり、ポップスを全く聴かなくなりました。ポップスは凄く制度的な音楽で、AA'BAやABAB'のような型がきっちり決まったものが多く、極端に言えば1番だけ聴けば全体が見えてしまい、それでもなお感動することがほとんど無くなってしまったからです。それに比べてテクノは決まりごとがかなり少なく、あらゆる音楽の中でもっとも自由なものの一つだと思います。またテクノは聞き手が自由にイマジネーションを駆使して聴く事ができ、それが僕がテクノを好きな一番の理由です。最近ではまたポップスも聴くようになりましたが、基本的には今でもテクノやアンビエントが中心です。その中でも特に好きなのがこの2枚です。

 

* 「HOW ABOUT SOME ETHER」/SOLID DOCTER

* 「GALAXY TO GALAXY」/UNDERGROUND RESISTANCE(12inch×2)

SOLID DOCTERは僕にとって最高のアンビエントです。僕はアンビエントを「心を空っぽにして、心に波風一つ立たない状態で聴く音楽」と定義してます。心に波風がある状態、心が乱れている状態というのが僕は大嫌いなのですが、巷でかかっている音楽は人の心にずけずけ入ってくるものが多く、イライラします。特に「俺の魂の叫びを聴いてくれ!」的なものは聴いていて辟易します。URはソウルフルなテクノ。これを聴くと勇気が出ます。

最後にもう2枚。

 

* 「WORLD STANDARD2」/WORLD STANDARD

このアルバムは、50's60'sポップスのもつユーモアや愛らしさなどをテクノ的手法で表現したものです。テクノとポップスの融合したものとしては、僕的にはとても理想的なものです。

 

* 「SONGS FROM NORTHERN BRITAIN」/TEENAGE FANCLUB

スコットランドにはエドウィン・コリンズやアズテック・カメラなどお気に入りのミュージシャンが多いのですが、中でもこのバンドのこのアルバムは大好きです。バーズみたいなフォーク・ロック、カントリー・ロックをやってます。このアルバムは「HOSONO HOUSE」や「MUSIC FUH YA'」同様、気取らない等身大な感じがありまして、僕はどうやらそういうのに弱いようです。

ぼくのFAVORITEは以上です。めちゃめちゃ長くなってしまいました。迷惑じゃなければいいのですが。

 

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