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基礎篇★その17.接続詞

3,従位接続詞 @) 基本の使い方

 

代表的な従位接続詞はthat, as, if, because, weather, while, how などですが、他にも前置詞としてよく使われる after, before, since なども従位接続詞として用いられます。原則として等位接続詞 and, but, or, for, so 以外の接続詞は従位接続詞と考えられるようです。

一般に、「主節に対して従属関係にある節を導く」という解説からは副詞節として用いられる場合を連想しがちかと思いますが、実際には導かれた節の文中での役割は副詞節の他に名詞節である場合もあります。その違いは・・・

● 副詞節は一般に時、理由、原因、結果、条件、譲歩などを表現するものですが、従位接続詞が副詞節を導く場合、主節に対して文法的に独立した要素として主節を修飾するのに対し、

● 名詞節は「主語+述語」を含む節でありながら、文法的に主節(文)の一部を構成する要素(主語、補語、目的語)になることを覚えておきましょう。また、名詞節は主語になる時、他の名詞と併用されて「同格の扱いになる」こともあります。

では、以下で代表的なものの具体例を挙げて、実際にどのように使われているか見てみましょう。

 

1. 副詞節を導く

While (she was) in the country, she enjoyed playing tennis (田舎で過ごしている間、彼女はテニスを楽しんだ) ・・・ 「時」の副詞節

You should stay there till I come back. (私が戻るまで、そこにいて下さい)・・・ 「時(継続)」の副詞節

We took a little rest because we were tired. (我々は疲れていたので、少し休んだ)・・・ 「原因・理由」の副詞節

If you run all the way, you'll get there in time. (ずっと走れば、間に合いますよ)・・・ 「条件」の副詞節

Once you hesitate, you are lost. (いったんためらったら、それでもうだめだ)・・・ 「条件」の副詞節

Unless you work harder, you won't be able to support your family. ・・・ 「条件」の副詞節

  (もっと一生懸命働かないなら、あなたは家族を養うことが出来ないでしょう)

As I was sick, so I couldn't attend the meeting. 

  (具合が悪かったので、私は会議に出席することが出来なかった) ・・ 「原因・理由」の副詞節

Rich as he is, he's not contented. (彼は金持ちだが、それでも満足していない)・・・ 「譲歩」の副詞節

  ※これは文語表現で 「形容詞 (もしくは副詞、無冠詞の名詞)+ as (もしくはthough) + 主語 + 述語, 〜」で「 ・・・ だけれども、〜である」の意味になります。

 

中でも、as には様々な意味があり、「時、原因、理由、譲歩」の他に、「状態、比例、限定」などを表現することもあります。

Just leave it as it is. (そのままにしておきなさい)・・・ 「状態」

As one grows older, one becomes more silent. (人は年を取るにつれて、口数が少なくなるものだ)・・・ 「比例」

As I remember, he didn't say such a thing. (私の知る限りでは、彼はそんなことは言わなかった)・・・ 「限定」

  

2. 名詞節を導く

@) 主語となる

That he will come is certain. = It is certain that he will come. (彼が来ることは確実だ)

 ・・・ この場合は実際には形式主語 it を前に出して that節で受ける後者の形が一般的。名詞節を前に出すと強調のニュアンスが加わる。

 

A) 補語となる

The result was that he was hated by his friends. (結果として、彼は友人たちから嫌われた)

The question is whether we should go there or not. (問題は我々が行くべきか行かざるべきかなのだ)

 

B) 目的語となる

I think that he'll pass the examination. (私は彼が、試験に合格すると思う)

  ⇔ I think that he'll fail (in) the examination. (私は彼が、試験に失敗すると思う)

You know how she got the dress. (彼女があのドレスをどうやって手に入れたか、知っているでしょう?)

 

C) 他の名詞と併用されて主語と同格になる

The fact that he is a painter is well known. (彼が画家であるという事実はよく知られている)

The rumour that he died seems to be true. (彼が亡くなったというウワサは本当のようだ)

 

では、以上のような点に注意して、以下の日本語を英語に直してみて下さい。極力、日本語で考えず、イメージを自動的に英語にする努力をしましょう。もちろん、発音やイントネーションにも注意して下さい。すぐに言えなかった場合は正解例を見て記憶し、少し時間を置いてから言えるかどうか試してみます。これを何回か繰り返すうちに、日本語に対応した英語が難なく出てくるようになると思いますよ。

1. 貴方がいない間、彼女が私を手伝ってくれました。

1. She helped me while you were away. ・・・ 「時」の副詞節

2. 私たちが話していると、トムがやって来た。

2. Tom came up as we were talking. ・・・ 「時」の副詞節

3. ドアが開いていたので、私は中に入った。

3. As the door was open, I walked in. ・・・ 「原因・理由」の副詞節

4. 彼女には欠点があるので、私は返って好きなんだ。

4. I love her all the more because she has faults.

・・・ 「原因・理由」の副詞節

5. 時間があれば、彼は明日のパーティに出席するだろう。

 

5. If he has time, he will attend the party tomorrow. 

・・・ 「条件」の副詞節 / 仮定法現在 (未来のことを仮定する)

6. 時間があったら、彼は今パーティに来ているだろうに。

 

6. If he had time, he would attend the party now.

 ・・・ 「条件」の副詞節 / 仮定法過去 (現在の事実と反対の事柄を仮定する)

7. 時間があったら、彼は昨日パーティに来ただろうに。

 

7. If he had had time, he would have attended the party yesterday.

・・・ 「条件」の副詞節 / 仮定法過去完了 (過去の事実と反対の事柄を仮定する)

8. 彼が故郷の町を離れてから、ずいぶん経っている。

 

8. It is a long time since he left his hometown. ・・・ since は接続詞

= It's been a long time since he left his hometown. (主に米語)

9. 彼は父が死んでから(死んだ後で)、故郷の町を離れた。 9. He left his hometown after his father died. ・・・ after は接続詞

= He left his hometown after his father's death. ・・・ after は前置詞

10. 彼は父が死ぬ前に、故郷の町を離れた。

 

10. He left his hometown before his father died. ・・・ before は接続詞

= He left his hometown before his father's death. ・・・ before は前置詞

11. 本当は、私は時計を失くしたんです。

 

11. The fact is (that) I have lost my watch

・・・ 補語となっている名詞節

12. 私はどうやって彼がそこに辿り着いたのか分からない。

12. I don't know how he got there. ・・・ 目的語となっている名詞節

解答例5.〜7.どれも条件を表す副詞節ですが、それぞれ仮定法現在、過去、過去完了になっています。よく使われるものなので、ニュアンスを掴んでおくようにしましょう。

解答例8.〜10.since / after / before の接続詞用法。特に、「〜してから」の意味で用いる時は、継続的なニュアンスを持つ場合は「since」、過去の事実を言う場合は「after」を用いることに注意。なお、since の場合、主節は現在形、完了形、どちらでも使うことができます。

 

2008.9.3.

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