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基礎確認篇★その12.代名詞

4.不定代名詞 B)each、every、either、neither

 

each と every

every には代名詞用法はありませんが、each とeveryは関連して対比的なニュアンスがあるのでセットにして覚えておきましょう。どちらも形容詞用法でよく使われます。eachは「めいめい」(個々に話の重点を置く)、every は「ことごとくみんな」(全体が同じ属性を持つ)というニュアンスですが、このような意味なので原則として両方とも単数扱いになり、従って名詞が続く場合も単数形になります。「みんな」と言う時にはall を使うことも出来ますが、この場合のall には複数形の可算名詞が続くことに注意して下さい。

 

@) 代名詞用法

ex) Each hated the other. (彼らは互いに憎みあっていた。)

  Each of the girls held a bouquet. (どの少女も花束を持っていた。)

  比較) Each girl held a bouquet. ・・・ 形容詞用法

※ 形容詞用法のeachは、単数可算名詞にしか付きません。代名詞用法の「each of the girls」は、「任意の少女たちの集団(the girls)の中でどの子も(each)」という意味で使われています。それぞれ形に注意して使いましょう。

 

A) 形容詞用法

every は一般論を言うのに使われますが、eachは任意の集団が限定された場合にしか使われません。

ex) Every girl likes beautiful dresses. (女の子というものは、きれいなドレスが好きなものだ。)

 = All girls like beautiful dresses.

このような場合に、Each girl とするのは間違い。但し、限定された集団を言う時は使っても構いません。

ex) Each girl in the class like beautiful dresses. (クラスの女の子はみんな、きれいなドレスが好きだ。)

 

B) 注意するべき語順

改まった言い方で、everyは所有格の名詞、代名詞の後ろに来ますが、each、all は前に来ます。

ex1) We believed his every word. (我々は彼の言葉をことごとく信じた。)

= We believed all his words.

※総括的に「彼の言い分」というニュアンスを持っているので、この場合はeachを使うのは不適当です。

 

ex2) Her every pupil was very polite. (彼女の生徒はみんな礼儀正しかった。)

= All her pupils were very polite.

= Each of her pupils was very polite.

    

C) 否定形の意味

every はall と同様に否定的に用いられると部分否定となります。

ex) Every student couldn't answer the question. (生徒がみんなその問題を解けたわけではない。) ・・・ 部分否定

= All the students couldn't answer the question.

No student could answer the question. (その問題を解けた生徒はなかった。) ・・・ 全否定

= None of the students could answer the question.

 

D) bothとeach

both は二者を総括的に言い、eachは二者に個別の重点を置くニュアンスを持っています。従って、以下のような場合はeach を使います。

ex) Each (of them) blamed the other. (彼らは互いに非難し合った。)

× Both (of them) blamed the other.

また形容詞用法で「両方の〜」と言う時は、both には複数形、eachには単数形の名詞が続くことに注意して下さい。

ex) There are cherry trees on both sides of the river. (両岸にサクラの木がある。)

= There are cherry trees on each side of the river.

 

eitherとneither

either は「(二者のうちどちらか一方、どちらでも 」と、「 (二者ともに)どちらにも)」という意味があります。意味は文脈によって判断しましょう。neither は「どちらも〜ない」= not 〜 either の意味になります。これらはどちらも原則として単数扱いですが、口語では複数扱いの動詞で受けることもあります。また、それぞれ代名詞用法と形容詞用法の他に、接続詞や副詞としても使われます。

@) 代名詞用法

ex1) Either of them will do. (ふたつのうちどちらでもよい。) 

= Either of the two will do.

  比較) Any of them will do.([三者以上のうち] どれでもよい。)

  Neither of them will do. (どちらも宜しくない。)

ex2) There are trees on either side of the river. (どちらの川岸にも気が生えている。)

ex3) Either of his sisters was at home. (彼の姉妹のうち、どちらかが在宅していた。)

  口語) Either of his sisters were at home.

  Neither of her brothers is tall. (彼女の兄弟はどちらも長身ではない。)

  口語) Neither of his brothers are tall. 

 

A) 形容詞用法

ex) He can write with either hand. (彼はどちらの手でも書ける。) 

  比較) He can write with either of his hands. ・・・ 代名詞用法

※所有格の名詞、代名詞はeitherに直接続くことは出来ません。従って、このような場合は代名詞用法を使います。

 

B) 接続詞用法

「either A or B (AかBのどちらか)」、「neither A nor B (AもBも〜ない)」の形で、接続詞としてもよく使われます。これが主語になった場合の動詞の扱いは、Bによって決まります。

ex) He wanted to be either a doctor or a lawyer. (彼は医者か弁護士になりたかった。)

  Neither Jane nor Tom is at home. (ジェーンもトムも在宅していない。)

  Neither Jane nor her parents are at home. (ジェーンも彼女の両親も在宅していない。)

 

C) Neither + V + S 

「同様に〜でない」と言う場合よく使われる表現です。意味はnot 〜either と同じですが、主語と述語が倒置になる点に注意して下さい。

ex) I don't like his paintings. - Neither do I. (= I don't like his paintings either.)

(私は彼の絵が好きではない。 - 私もだ。)

    

では、以上のような点に注意して、以下の日本語を英語に直してみて下さい。極力、日本語で考えず、イメージを自動的に英語にする努力をしましょう。もちろん、発音やイントネーションにも注意して下さい。すぐに言えなかった場合は正解例を見て記憶し、少し時間を置いてから言えるかどうか試してみます。これを何回か繰り返すうちに、日本語に対応した英語が難なく出てくるようになると思いますよ。

1. 彼女は、めいめいにリンゴを2個ずつ配った。

1. She gave two apples to each.

2. 彼は、どの学科もそれぞれ楽しんでいる。

2. He enjoys each of his classes (lessons).

3. 男の子というのは外で遊びたがるものだ。

3. Every boy wants to play outside.

4. このクラスの男の子はみんな、外で遊ぶのが好きだ。

4. Each boy in this class likes to play outside.

= Every boy in this class likes to play outside.

= All the boys in this class like to play outside.

5. クラスの女の子がみんな、その少年に夢中というわけではない。 5. Every girl in this class isn't crazy about the boy.

= All the girls in this class aren't crazy about the boy.

6. その本のどちらかが手に入りますか? 6. Is either of the books available?
7. どちらの提案も宜しくない。 7. Neither of the suggestions will do.
8. どちらの本でも持って行っていいよ。 8. You can take either book.
9. 彼女はどちらの手にも花束を持っていた。 9. She had flowers in either hand. 
10. 彼は医者にも弁護士にもなりたがらない。 10. He wants to be neither a doctor nor a lawyer.

正解例では、下線を付けた部分の用法に注意して覚えて下さい。 

 

2007.11.28.

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